Powered By Blogger

2012年8月31日金曜日

コールドケース 6 #119

1989年、ロシア(当時はソ連)からの亡命者親子3人(父親、娘、息子)の受付をする、スマートでイケメンの若い巡査、ロシア系みたいで、彼らの言葉もちょっとわかるようだ。亡命者親子の下の男の子に何かあったら電話しろよと、名詞を渡したりと、なかなかの好青年。まさかこの青年が・・・

そして21年後の2010年、その男の子から、亡命後4ヵ月後に殺された姉のナディアのバックを見つけたと連絡が入る。・・・ニック・ヴェラのもとに。
時間の流れは残酷だな。21年だからな。

今回も家族間の殺人かとちょっと思ってたけど、違ってて良かった。
死ぬ間際に発した謎のロシア語とか、いかにもロシア人が犯人かと思わせられたけど、あれは、最後に父親と分かり合えたゆえの、言葉だったんだろう。
元有名オペラ歌手のナディアがアメリカに来てポップスに目覚めていくのは、彼女をずっと指導してきた父親にとっては我慢ならなかったんだろう、彼女に亡き妻のイメージを重ねてもいたんだろう。しかし、彼女の歌を実際に聞き、しかも歌詞の中にオペラのロシア語の歌詞を父親に向けたメッセージとして混ぜて、彼に向かって語りかけるように歌う彼女を見て、やっと彼女のことを理解したんだろうな。
ちなみに、このときの歌は"Tom Petty"の"Free Falling"(早速amazonでぽちってしまった。)

結局、犯人は彼女の才能に嫉妬した先生だったんだけど、自分の自殺用に毒紅茶を用意していたところへ、彼女が先の"Free Falling"のデモテープを持ってきたため、才能に嫉妬して、その毒紅茶を彼女に飲ませてしまうという、なんともタイミングの悪い出来事だった。
もうちょっと時間がずれていたら、すばらしいポップス歌手が誕生していたんだろうな。

問題ありありの演劇教官が言っていた、
”逃げるのと、解き放つのは違う”
彼女は自分自身を解き放ったのに残念だ。

最後、ポール・クーパーにストーカーするリリィのシーンが。
リリィ、いったい何をやってるんだ?

0 件のコメント:

コメントを投稿