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2012年8月21日火曜日

クリミナルマインド 4 #8

人間はみなイカレてると考えてみよう、
そうすれば互いを理解しやすくなり、数々の謎が解ける。
byマーク・トウェイン
FBI新人勧誘のため大学に来ていたロッシとリード。
リードは高度すぎて理解不能なジョークで、学生たちの笑いを取ろうとするが、当然みんな、口ぽかーん。ロッシ曰く、フロイトにしかわからないジョークだとか。

IQは高いがイカレてそうなのがリードに話しかけてきた。
7人殺して5人は10時間後に死ぬと告げるこのイカレ野郎(ロスチャイルド)。
この時点では誰の目にもリードがターゲットだ。

原題:masterpiece(傑作)
というのも、リードでも解けない謎を突きつけたと、犯人の自負を示すタイトルだと思ってた。
そして、リードは犯人が固執している黄金比やフィボナッチ数列を見抜き(キーワードは美しさと完璧)、監禁場所を特定した。しかしロッシの勘はまだ何かあると告げる。

そしてロッシの読みどおり、犯人の真意は別のところに。
こいつの目的はリードに挑むことじゃなくてロッシに対する復讐だった。
エピソードとしてあったか覚えてないが、殺人で死刑になった兄(ウィリアム・グレイス)を逮捕したのがロッシらしい。
でロッシは自分の本にもそのことを書いていて、やつのことを純粋な悪と呼んでいた。そして同じ遺伝子をもつ弟の自分もそうなのだと。ロスチャイルドがしつこく殺人遺伝子を私は持っていると言ってたのはこのことだったのか。
それで、やつはこの遺伝子をそのままにしておくにはもったいないと自分も殺人者になった。

兄が逮捕されたことでロスチャイルドの人生は崩壊。周りからは兄と同じ目で見られ、婚約者にも振られた。つまり、いろいろ言っていたが、ロッシへの復讐が目的だったのだ。兄のためというより自分のための復讐だ。
この復讐が美しく完璧なものを求めるロスチャイルドの殺人作品に欠けていた最後のピースだったらしい。そしてこの最後のピースこそがマスターピースということだろう。

ロッシの行動はことごとくロスチャイルドの予想どうりだったようだ。最後を除いて。
チームがヘリで移動中にロッシから指示が届いていたようだが、ロッシはいつこれが罠だと気が付いたのか?
尋問中は指示を出してないと思ったので、その前か。尋問の録音準備とかもあったろうから。
結果的にロッシが一枚上手だったけど、結構あぶなかったな。

JJの代役のトッドとモーガン。
うまくやれそう。うまく行き過ぎると別の問題が発生しそうだが。
暴力を防ぐためにさらなる暴力を用いるのは理不尽だが、
私が死刑を支持するのは犯罪防止のためではない。
社会から抹消するしかないほど暴力的で邪悪な人間が存在するからなのだ。
・・・
人間社会ではときに復讐と言うものが必要になるときがある。
たとえそれが、ほかの人間が正気を保つためというだけの理由だとしても。
byデビッド・ロッシ
人はあらゆる衝突に対して復讐や攻撃を伴わないような解決策を導き出さねばならない。
その土台となるのは愛である。
byマーティン・ルーサー・キング・ジュニア
果たして死刑はその解決策なのか?
そこに愛はないな。

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