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2012年12月31日月曜日

CSI ベガス 10 #11

Sin City Blue

砂漠で何かを不法投棄しようとしていた男が拘束された。
そして、こいつのトラックの荷台から出てきたものは、人体の一部、そして少年の遺体だった。
またジキル博士の仕業?
そんな臭いがプンプンだが、そのトラックの男は違うだろう、教授。


被害者少年の名前はエドワルド。
ラングストンとロビンスの検死によると、彼はのう胞の手術の最中に血が止まらなくなり出血死したようだ。
少年は最初から血が止まらなくなる病気(血小板がない)だったようで、手術した人間はそれを知らなかったらしく、血小板を壊す働きがある脾臓を摘出したが、そのまま少年は死亡。
ということらしい。
ちょっとジキルっぽく無いような感じだが、どうだろうか。


遺体と一緒にあった伝票から辿っていった、ヒスパニック系の貧しい人が集まっている地域にあるハーブ店。ここの店主ヒューズ、ちょっと怪しい感じだ。この男がジキルなんだろうか?

”人間は到底、神には及ばないんだ。努力はする”
そう言うヒューズは、まるでラングストンを挑発するかのようだ。

そしてヒューズは現場の指紋と一致して逮捕。
確かに奥の部屋で何かが行われていたようで、教授は血痕の混じった目地を採取する。
そして、その血のDNAはエドワルドのものと一致した。
しかし、このとき教授は奇妙な行動にでる。
採取した血に触ってしまったラングストンのDNAを区別するために、自分のDNAの提出を求められたとき、教授は何故かこれを拒否。
これはよくわからないが、暴力的な人間だった父親の性格が自分にも遺伝しているのではと心配していることと関係するんだろうか。

ヒューズをジキルと思って尋問するラングストンだったが、結局、彼はジキルじゃなかった。
彼は、貧しい不法移民の患者を助けるために、薬を密輸したり、違法手術を行っていたのだった。
”保険制度が改革されても、私の患者が、それの対象になることはない”
ラングストン教授には返す言葉が見つからなかった。

ヒューズは行政に見捨てられた人々の希望だったのだ。
ジキルとは真逆の善なる者ということだ。それをジキルと間違えるとは、教授もあせっているのか。

一方、今回は別の事件も並行して捜査。
殺されたのは娼婦と見られる女。
最初は、料金でもめたか何かの単純な殺人かと思われたが、もう1人娼婦の遺体が発見されて、ちょっと複雑になっていった。
結局、この2人は娼婦の振りをした窃盗詐欺コンビで、カモに反撃を食らった形で殺されてしまったのだった。
そうと分かってすぐに逮捕された犯人の男が、やたらと数字を並べ立てる変な男だった。
数学が得意なんだろうけど、その割には被害者のスパンコールのドレスをトイレに流したり(詰まるだろ)、ハイヒールを流そうとしたり(無理だろ)。
”殺人容疑者が逮捕される確率は62パーセント、妻に浮気がばれて離婚される確率は100パーセントだ。”
とか、”娼婦の被害者なら、警察も本気で捜査しないだろうと思ってた”
とか、面白いことも言っていたな。

結局、5万ドルの現金を被害者から要求され、それを拒否して終身刑。
計算が得意なのか、何なのか良くわからない男だったな。


最後に教授は無料クリニックのチラシのスペイン語訳を作る。
”ヒューズは愚かだが、その思想は正しい”
違法だが、住民のためになっていたヒューズを逮捕してしまったことへの、教授なりの回答といったところか。

2012年12月30日日曜日

ミディアム 6 #3

Pain Killer

心肺蘇生処置を受ける自分自身という、嫌な夢で起こされたアリソン。

どうやら、入院していたときに実際起きたに出来事のようだ。ジョーから聞かされて衝撃を受けるアリソン。
そして”偶然”入院時代の友人、ローズマリーから電話をもらい、彼女の病室にお見舞いに行く。バックに流れるのは"Train"の"Hey, Soul Sister"だ。
その彼女はガンに体を蝕まれていて、もはや手術は不可能な段階まで来てしまっていた。
”私の夢を見て。希望を持てるような素敵な夢を”

ところが、真逆の不気味な夢を見て、慌てて病院に駆けつけるアリソン。
そして、病室のベッドに腰を下ろしているローズマリーを発見。
”あの看護師、これで気分が良くなる。楽にしてやると言っていたのに・・・”
さらに、何かを訴えたいような彼女から話を聞こうとした、そのとき、看護師の女性がやってくる。
”どうかしましたか?”
”いえ、特には。ただ友達のお見舞いに。”
しかし、アリソンはローズマリーが今朝亡くなった事を知らされる・・・
振り返るとローズマリーの姿は、そこにはなかった。

これは”死の天使”事件なのか?
デボラスにローズマリーの捜査を頼むが、もちろんだめ。
そこで、心肺停止時に世話になった、文字通り、命の恩人のスタットラー医師に彼女の検死を頼むアリソン。
しかし、その結果は、アリソンが予想に反して不審な点は見られなかった。

再びローズマリーの夢を見るアリソン。
どうやら看護師の件はローズマリーの勘違いだったみたいだ。問題は、彼女が眠ったあと・・・
医師らしい男がすっと現れて、注射器の針を点滴のチューブに刺す。そして何かを注入する。
”安心して。君の番だ”
とスタットラーは彼女に告げる。

スタットラーを問い詰めるアリソンだったが、
”残念ながら、今は延命措置が出来る。しかし生きることとは違う。”
スタットラーは確信を持って犯行に及んでいた。彼に言わせると、これは”慈悲”

そして、病院の事務局長カーライルに掛け合うも無駄。
それもそのはず、スタットラーとカーライルは半ば共犯。
カーライルは、自分の妻をスタットラーに殺してもらってから、ずっと奴の行為を黙認してきたのだ。

しかし、検事局の目がカーライルに向けられてことを知ったスタットラーはカーライルを切り捨てる。
このことを夢で知ったアリソンが駆けつけたときには、すでにカーライルは心臓発作で死んだ後だった。

スタットラーの犯行を証明する唯一の手段が失われた今、アリソンには、もうどうすることも出来ない。

”今回のことはともかく、君を助けられて良かった”
そう言って、スタットラーはフェニックスから去っていった。


一方今回、ブリジットも能力が覚醒し始めている。
アリエルのように、死んだ人の魂が乗り移るとかじゃなくて、ジョーの就職面接のライバルの情報を夢に見るというもの。それをブリジットは、テレビのリアリティ番組の、自分で考えた台本として受け取っているのが、ブリジットらしくて面白い。
結局ジョーの役には立たなかったけど・・・

そう言えばマリーの能力はどんなだったかな?
以前にジョーの考えが読めるってのがあったような気がするけど、あれはどうなったんだろうか?

しかし、霊能力者に囲まれるジョーは大変だな。結局振り回されるだけで、特にいいことは無いみたいだし・・・


キャッスル 3 #8

Murder Most Fowl

被害者は鉄道職員のレナード・デビッド
そして遺体には何故か鳥の羽根が。
その他、被害者の自宅にある、奇妙な機材とか、時間の書かれた地図とか、キャッスルが好きそうな謎が満載の事件。
キャッスルは妄想の羽を広げまくるが、ベケットはいたって現実的。

しかし、謎に見えたものは全て納得のいく説明が付き、キャッスルはがっくり。
と言っても、キャッスルがカメラの存在に気づかなかったら、怪しげな謎を追って時間を浪費していたに違いない。後で分かることだが、その時間が貴重なものだったのだから、キャッスルの手柄は大きい。

その時間が貴重になるものとは、誘拐だ。
レナードが殺された原因は、少年が誘拐される現場を見てしまったためだったのだ。
そして、その誘拐は、まだ進行中だ。

この誘拐も、父親が連れ去ったのか?とか、母親の新しい恋人が関わっているんじゃ?とか色々と妄想を掻き立てられたが、結局はそれほど複雑でもなかったな。

犯人の目的は、つまるところ、只の窃盗。誘拐は、清掃員の父親を脅して、ビルのセキュリティーを突破するため。

という感じで、事件自体の印象はものすごーく薄い。
いつもいつも、推理小説みたいに複雑な謎が絡み合った事件ばかりじゃないってことだ。
この話自体がTVドラマってことは置いといても・・・

2012年12月29日土曜日

PERSON of INTEREST #16

今回POIは、アダム・ソウンダース。
ベイラー・ジムという投資会社のプロップ・トレーダーを勤める、ウォール街の金融マンだ。
フィンチによると、この人物、違法すれすれの危ないことをやっているやつらしい。
ということで今回のリースはウォール街に潜入だ。

金融のことを全く分からないリースにフィンチが渡したのは、
”ウォール街の歩き方”って旅行ガイドかよ。って思ったけど、投資入門書のベストセラー本だった。
”心配ない。金融業で必要なのは、はったりと上等なスーツだ”

ここでマシンが聞いていたと思われる、怪しげな会話がソウダースの写真、”インサイダー取引の可能性”というコメントと共に流れる。
”どうやら、やつは知りすぎたようだ”
”では、片付けよう。手段は選ばん”
バックにあった"TRITAK"ってなんだろう?

早速、顧客の代理人を装い、アダムに接触するリース。
フィンチのコーディネイトのおかげで、十分さまになってるな。

現在、バターネン製薬のロバート・ケラーという人物の裁判が進行中。
どうやらアダムはこいつの有罪に掛けてバターネン製薬の株の空売りを仕掛けているようだな。そうは思っていない同僚のヴィクターや、会社の共同経営者のシドニー・ベイラーは逆に株価が下がっている今が買いだと思っているようだ。
そして、でた判決は有罪。
瞬時にしてレンジ外へと消える、バターネン製薬の株価のリアルタイムグラフ。
アダムの読みは正しかった。
さて、これは、彼の直感や優秀な判断力の成せる技なのか、それとも・・・

おや? アダムの携帯とペアリングができないぞ。
フィンチによると、他の人間がすでにペアリングしているんだろうと。
先にあった怪しい会話の連中だろうな。

”ソウンダースは人の金を使ってポーカーを楽しんでいる”
と言うリースだったが、アダムは勝ったことを喜ぶでもなく、屋上で1人うつむく。
勝負師には違いないと思うが、何か問題を抱えているようだな。

深夜、リースを隣に乗せて、黒いポルシェを走らせるアダム。
かなりのスピードだ。ここでも勝負師だな。でも掛けるのは自分(とリース)の命だが。
”ロシアン・ルーレットだよ。勝負をしたけりゃ撃つしかない”

アダムが祝杯をあげている隙に彼の部屋に忍び込んだフィンチが発見したものは、現金の山。犯罪がらみの金か?
いや、フィンチによると、”さすがプロだな。銀行を信用してない”とのこと。
・・・なるほど。

おっと、顧客に大損害を出させたヴィクターがアダムに突っかかってきたぞ。
と思ったら殴り合いに発展。
スーツでぱりっと決めてても、所詮は山師だな。

それから、アダムにきつい事を言っていた上司のシドニー。
実は裏では、かなり親密のようだ。
金に車に女か・・・
なんか生き急いでるな。

フィンチの調査で、これまでにわかったことは、
ベイラー・ジムへ引っ張ってきたのは、シドニー自身。
アダムは幼い頃母親を亡くして、叔父のソウンダースという男が後見人となったが、父親は不明。
半年前に、証券取引委員会(SEC)によるアダムの調査が行われたようだが、理由は不明。
と言ったところ。

SECの調査理由を調べるためにカーターを使うリース。
連絡方法は、”スーツ”のクリーニング伝票だ。
で、その伝票の指示通りにタクシーに乗ると、”ドライバー”フィンチが待っていた。
・・・ちょっと回りくどすぎるな。面白いけど。

しかし、SECの分室へアダムの機密書類を盗みに入れとは・・・
刑事に無茶言うな・・・

アダムへSECの調査員ダグ・ラスマスンが接触してきた。こいつがペアリングの相手か?
こいつは、あまり友好的じゃないな。
どうやったのか、分からないが、カーターがさくっと手に入れたSECの機密資料によるとベイラー・ジムの経営者2人を対象とした調査が昨年行われ、アダムはそのときの証人だったらしい。そして、その結果、経営者2人は不起訴になった。
このことで、ラスマスンに目を付けられてるんだろう。

アダムの後見人のソウンダース、彼はニューヨークで屋台を経営している。
そして、アダムが彼の資産管理をやってるみたいだ。
ソウンダースは、”トライタク・エネルギー”という会社の株に資産を集中させすぎていると心配しているが、アダムは大丈夫だと彼をなだめる。
・・・やっと出てきたな、TRITAK。
あの怪しい会話のバックに表示されていたのは会社名だったのか。
おそらく、アダムはトライタクのインサイダー情報を掴んでいるんだろうな。
そして、トライタクの方は、そのアダムが知りすぎたと思っていると・・・

しかし、アダムがトライタクに資産を集中させているわけじゃなかった。
会社がやってるみたいだな。
そして、アダムがソウンダースの資産を管理することこそ、違法行為なんだな。
これがSECの調査を受けていた理由だな。

偽の交通規制をかけられて、巨大トラック(正面にブルドーザーのブレード付き)に襲われるアダム。同乗していたリースのおかげで間一髪、難を逃れる。
・・・ついに、始まったな。

フィンチによるとトライタクの株価は操作されている疑いが強い。
そのことをアダムが知ってしまったために命を狙われるはめになったんだろうか?

SECの調査員に化けて、ソウンダースに話を聞きに行くフィンチ。
アダムは父親からの仕送りを全額、靴箱の中にためていて、それを資金に今の職に付いたということだ。”結局、アダムにとっての父親はその金だったんだ”とソウンダースは寂しそうに語る。

再びSECのラスマスンがアダムに接触。しかも今度はトライタクの名前まで出してきたぞ。
そしてアダムは、社内で誰かが何かをやっているという疑念を話す。
”データが入っているノートパソコンを取って来い。”
うーん。こいつは信用できないと思うが・・・

そしてパソコンを取りに会社に戻ったアダムの携帯にシドニーからのメッセージが入る。
”屋上に来て”
・・・怪しいな。タイミングが良過ぎる。
リースはどこだ?

アダムが屋上へのエレベーターに乗るのと同時にリースはオフィスに到着。入れ違いだ。
まずいぞ。
しかし、アダムの携帯を傍受していたフィンチのおかげでアダムの危機を知ったリースは屋上へと急行。危ないところだったな。
アダムを突き落とそうとしていた殺し屋は、いつものようにサクっと捻って。ビルからの脱出を開始するリース。

アダムは、トライタク絡みの怪しい動きに気づいて会社の上層部に報告しようとしていたが、ちょうどSECの調査が入ったため、実際には報告はしていないらしい。しかし、シドニーには、そのことを話したと・・・やっぱりな。

だが、彼女が黒幕だと思ったのは、俺の勘違いだった。
リースとアダムが、シドニーの部屋に着いたときには、すでに彼女は殺された後だった。
しかも、アダムの犯行に見せかけてある。

そして、早くも警察が来た。
完全に嵌められたな。


一方で、トライタクの株価は急降下し始める。
シェールガスの採掘権を認める法律が予想に反して通ったためだ。
これで、トライタクの株を持っていた人は大損、しかし、この事件の背後にいるやつらは、このインサイダー情報を使って株を空売りしているので、後はゴミみたいな値段になったトライタクの株を買い戻せば大儲けだ。


路上生活者のたまり場に身を潜めるリースとアダム。
リースは以前にもここに隠れていたことがあるようだな。
ここの住人の1人、ジョアンとは顔なじみだ。

しかし、ここも安全じゃなかった。
トライタク株の大暴落を知ったアダムが叔父に電話したため、携帯GPSを追跡されてしまったのだ。そして襲撃を受ける。

敵は完全武装のプロの集団だ。
トレースする緑や赤のレーザー照準器の光が不気味だ。
撃ちまくる殺し屋軍団。
これは容赦ないな。巻き添えで何人死のうがお構いなしか?
”早く逃げよう!”
しかし、リースは逃げない。正確な射撃で1人づつ敵を片付けていく。
世話になったジョアンを置いて逃げるのはリースの選択肢にはないのだ。

何とか襲撃者たちを追い払ったリースだが、これからどうする?
このまま防戦一方なのか?

ここで動いたのは、フィンチだった。
彼はウォール街流の反撃に出る。
”アダムはまだスーツを着ているか?”
”ネクタイを締めさせろ。仕事をしてもらう”

フィンチの作戦は、敵よりも早く、トライタクの株を買い占めること。
これで売る株がなくなり、敵の儲けは全て、文字通り無かったことに。
契約不履行のおまけ付きで。

逮捕連行される、アダムの同僚のポールとSECのラスマスン。
しかし、この2人じゃ、今回の騒動の黒幕には小物すぎる。ポールなんてほとんど記憶にないぞ。

そしてアダムは叔父との家族の絆を取り戻し、ジョアンたちには暖かい食べ物のお礼を送る。

そして何故か逮捕されたはずのラスマスンが自宅で自殺したことになっている??
不審に思ったカーターは連行時の監視カメラの映像をチェックする。
すると、そこには、カメラ目線で携帯をゴミ箱にすてる警官の姿が映っている・・・
こいつは確か、ファスコが潜入したHRのメンバーの1人じゃなかったかな?

そして、この携帯の繋がる先こそが、今回の事件の黒幕・・・
”やあジョン。久しぶりだな”
電話に出たのは、温厚そうなハゲの小男・・・イライアスだった。

2012年12月28日金曜日

コールドケース 6 #22

The Long Blue Line
(これの意味が調べてもよくわからない。想像だが、士官候補生の新入りの服の色が青なので、彼らが整列しているところがイメージできなくもない・・・かな。)

ペンシルバニア軍事大学pennsylvania military institute(PMI)の初の女子学生だったケイト・バトラーの遺体が発見された。軍支給のトランクに詰められて墓地で見つかったのだ。
彼女は3年前から行方不明で、訓練に耐えられずに逃げ出したものと思われていたが、実は殺されていたということだ。おそらく、犯人は同じ学生か、教官か、どっちにしろ軍関係者だろうな。

軍人一家に生まれたケイトは父親のハンクに認めてもらいたくて、その父親の反対を押し切ってPMIに入学していたのだった。
”たとえダメでも帰ってくるな”
この父親の言葉で娘は戻ってこないんだと思っていた両親。
”私より先に犯人を見つけてくれ”
そしてハンクはPMIの卒業リングを置いて立ち去る。

女性の進出がずいぶんと広まっていたにもかかわらずPMIは4年前にやっと解禁したらしい。
”そのうち女刑事が現れるぞ”
リリィを目の前にしてこんなセリフを吐くニック・・・

そして捜査開始。
まずは、怪しそうな人物から話を聞いていくリリィたち。

鬼教官のジェームズ・アディソン曹長(現中尉)。ただし顔は鬼じゃないな。
”自分の仕事は脱落者を出すことです”
”弱いものいじめじゃない。自然淘汰です”

ケイトに負けて”リアナ”というあだ名が付いたライアン(現最上級生)。
しかし、ライアンはその後奮起、卒業間近まできた。
ケイトのおかげでここまでこれたと、思っているらしく。彼女に恨みはないようだ。

脅迫状を送っていた1人のジェブ・ビュフォード。
ライアンによると、こいつは直接ケイトを脅迫するようなこともやっていたようだ。
自分の息子が落ちて彼女が合格したことで逆恨みしているようだな。
ケイトが見つかった墓地の近くに住んでいることもあり、こいつが第一容疑者か?
しかし、怪しいだけで証拠はない。

ケイトと親しくしていた黒人の同級生キース。
ジェブには彼氏に見えたらしいが、そんな感じには見えないぞ。
と思っていたら、やっぱりそんな関係じゃなかったな。
しかし、そのキースのサインがケイトが消えた夜の外出記録に・・・
本人は覚えがないと言っているが、果たして・・・
当時キースは女子のシャワー室に侵入した容疑で罰を受けているが、それは誤解で、真実は何者かに襲われたケイトを助けるための行動だった。
しかし、ケイトは犯人の名前を言おうとしない。

”士官候補生は嘘、欺き、盗みを行わず、行う者を許さない”
そこで、キースはこの倫理規定により、命令系統を無視してムリロ校長に報告。
つまりムリロはケイトが何かトラブルを抱えていることを知っていたわけだな。

そして、ムリロ大佐から話を聞く、リリィとスティルマン。
大佐は女性士官にまだ偏見を持っているようだな。
言葉の端々にそれが現れてる。
リリィも
”女性刑事は怖いですか?”
”校長の職務を果たしてない”
とか煽るし、ちょっと険悪な聴取だ。

結局、ケイトはムリロにも何もなかったと言ったようだ。
そしてムリロは自分が直接ケイトを庇うよりはと、上級生に彼女の監視を命じたという。
その上級生とは、鬼曹長のジェームズ・アディソン。

むむ、また名前が上がったこの男・・・
毎週、備品磨きに彼女を呼んで、話を聞いていたらしい。
そして、シャワー室で襲われたときに負った傷を見つけたアディソンは、ケイトを問い詰めるが、ケイトはやはり犯人の名前を言わない。
”自分の戦いです”
”じゃあ、自分で片を付けろ。でなきゃ出て行け”
そして彼女は消えた。
”守ってやるべきでした・・・”
と後悔の表情を浮かべながらアディソンは語る。

アディソンによると、ケイトの傷はサーベルによるもの、そして、そのサーベルを持っているのは、上級生の儀仗兵だけ。
・・・これで、かなり絞られて来たな。

喫茶店で生徒の外出記録を照らし合わせるリリィ。
キーワードは儀仗兵だ。脅迫状の内容と消印もチェックしてる。
そして浮かび上がったのは、
ローレンス・ガードナー。
”神は8日目にPMIを作った”とか、天地創造に1日追加して自慢してたやつだ。
そういえば、倫理規定を1つでも破ったら退学だとかも言っていたな。
その辺が動機だろうか?

そして深夜1人、PMIへと車を飛ばすリリィ。
スコッティは電話に出ない・・・
そして、ここで予想もしていなかった衝撃の事件が・・・
後ろから急接近してきた謎の車に追突され、コントロールを失ったリリィの車は橋の欄干を越え、川へとダイブしてしまう。
川底へと沈んでいく車。途切れる音楽・・・

だれが?
何のために?
リリィの命を狙ったのか?

ムリロ大佐? ガードナー?
それとも?

これでシーズン6エンドだったら、暴動ものだな。

2012年12月23日日曜日

スカパーHD移行

ここ数ヶ月、スーパードラマTV(CH360)が不調で、受信できませんのメッセージが頻繁に出ていた。
今までは、リピート放送のどこかでなんとか録画できるなど、騙しだまし使って来た。しかし、それも終了。ついに本当に受信できなくなった。

原因はアンテナかチューナーかは不明。
最初は衛星A側のアンテナ受信部の不調かと思ったが、同じ衛星Aの放送局でも受信できるものもあるので、チューナー側かも・・・

しょうがないので、これを機会にシステムを一新、ついでにHD移行することにした。
スカパーに問い合わせたところ、アンテナ、チューナーの設置料金を含めて、すべて無料で移行できるとのこと、ドラマセットHDもいままでのドラマセットと料金も同じ。
ついでに、未解約だった、パーフェクトTV時代のチューナーもスカパーHDに移行した。これも無料だ。

これに伴い、視聴部屋も変更したので、まだ、いろいろとバタバタしているけど、海外ドラマ三昧の生活に戻れる日も近い・・・ハズ。

この騒ぎで、録画出来なかったのが、クリミナル・マインドとRIVERだ。
クリミナル・マインドは年末に集中キャッチアップ放送があるので大丈夫だが、今のところRIVERの再放送がよくわからん。たぶん最終回後だろうな。

残りのドラマは、たぶんエピソードの切れ目なく録画できているはずだが、まだ全然見れてないので、確証はない。

なんてたって、昨日、やっとコールド・ケース6の22話を2日がかりで見たばかりだ。
衝撃の終わり方で、早く感想書いて次を見たいところだが、もうしばらく掛かりそうだ。

2012年12月17日月曜日

ザ・ウォーキング・デッド 3 #6

総督はミショーンに追っ手を差し向けていた。
ミショーンは彼らに”帰れ”とメッセージを残すが、効果ないようだ。
リーダーはメルルだからな。
そしてミショーンは追撃部隊を急襲、メルルと手下のニール以外の追っ手を仕留めるも、銃で反撃され足に傷を負ってしまった。


リックが受けた謎の電話、出たのは女性の声。
”誰か出るとは思わなかった”と言う彼女は安全な場所にいるらしい。
ローリを失い正気を失いかけているリックは、仲間に入れてくれと懇願する。
”限界なんだ・・・”
果たして、その願いは叶えられるのか・・・
2時間後にまた・・・と言って電話は切れた。


ウッドベリーに残ったアンドレアは、総督に町の警備隊に志願する。
しかし、指導係とは早くも対立ぎみ。


再びかかって来た電話、今度は男の声だ。
そして、リックに”人を殺したことはあるか?”とか”何人殺した?”とか聞いてくる。
これには正直に答えるリックだったが、ローリの死因については答えを拒否。
すると、電話は突然切れた・・・
これは、現実なのか? それともリックの妄想か?
リックの様子を見に来たハーシェルに電話のことを話すリックだったが、ハーシェルは果たして信じたのか・・・


ミショーンは再びメルルを急襲する。
しかし、今度はウォーカーも襲ってきて引き分け。


リックの代わりに刑務所内の偵察に出かけるダリルと新入りの1人、それにカール。
ダリルは自分が母親を失ったときのことを話してカールを慰めようとするが、その必要はなかった。なんせ、ウォーカーになる前の彼女の頭を自分で撃ったのだから。


ミショーンを追っていたメルルは、
”彼女は危険地帯に入った。死んだも同然だ”
”総督には女は死んだと言えばいい”
と言って引き返そうとするが、ニールは総督に嘘は付けないと言って追跡続行を主張。
へたれだと思っていたニールのこの変化はなんだ?と思っていた矢先、予想どおりに、メルルは、彼にとって一番楽な問題解決の方法をとる。
そして、ニールをあっさりと撃ち殺したメルルはミショーン追跡を切り上げる。
それにしても、ミショーンが入り込んだという危険地帯とは?

一方の傷ついたミショーンはウォーカーの集団に遭遇する。
これはピンチ。
しかし、奴らはそのまま素通り。
さっきの襲撃時にウォーカーのはらわたを全身に浴びたのが幸いしたようだ。

そして、リック。また電話だ。
今度はまた女性の声だ。そして執拗にローリの死因について聞いてくる。
”話すのよ、リック”
名前は言ってないはずだな。やっぱり妄想か・・・


ミショーンがたどり着いた廃墟になった町。
そこにやってきたのは、マギー?
グレンも。

しかし最悪なのは、メルルも現れたことだ。
こいつ帰ったと思っていたのに。
しかも、油断したグレンはマギーを人質に取られて、車を運転してどこかへと向かわされる。
物陰から、これをうかがっていたミショーンは、3人がいなくなり、ほっとする。
ミショーンにとってはグレンもマギーも見知らぬ人間だからしょうがないけど。
それにしてもリックたちは、意外とウッドベリーの近くにいるんだな。


ダリルは襲ってきたウォーカーの首にキャロルのナイフが刺さっているのを見つける。
・・・彼女は最後まで戦ったんだな・・・


電話はやはりリックの妄想だった。
今度の相手はローリだ。
そして彼女は言う、
”赤ん坊がいる。カールも。仲間たちも。お願い、頼んだわよ”
涙ながらに受話器を置くリック・・・


メルルが向かった先はウッドベリーだった。
どうやら、帰る途中でグレンとマギーは見つかってしまったようだ。
そして、メルルは総督に、予定通り、ミショーンは殺したと嘘の報告を入れる。

総督は、捕虜の2人が、このときすでに深い関係になっていたアンドレアの知り合いだとメルルから聞かされても、それをアンドレアに話すつもりはないようだな。
”彼らを見つけられる”
メルルは総督に、そう話す。


キャロルのナイフを見つけて、やっとキャロルが死んだことを実感したのだろうか、ダリルはかなりイラついている・・・
そして、ドアを向こう側からバタバタと動かす、目障りなウォーカーを始末しようとして、扉を開けたダリルが見たものは・・・
キャロル。
生きている・・・

ローリの声により正気を取り戻したリックは、やっとローリの忘れ形見の赤ん坊を抱きに戻ってきた。
顔きに生気があるな。前は狂気が見えたからな。

そして、フェンスに群がるウォーカーどもに混じって、ふらついているが、明らかに生きている人間の姿を発見したリック。
これは偶然か運命か、ミショーンがリックの下に辿り着いたのだ。


果たしてミショーンはリックの側に付くのか?
総督の捕虜になったグレンとマギーの運命は?
総督と深い仲になったアンドレアは誰につくのか?
ダリルとメルルの兄弟対決はあるのか?

次回以降の展開から目が離せないな。


ヤング・スーパーマン 9 #5

ルーレット

カジノでボロボロのオリバーに近づく謎のドラゴンタトゥーの女。
”ゲームしない?”
そして、彼女が取り出したピンクのカプセルを飲んで気を失ってしまったオリバー。
気がつくと暗闇の中狭い場所に閉じ込められている。
ライトを発見したオリバーが見たものは、
”GAME ON”ゲーム開始だった・・・

棺の中からなんとか脱出したオリバー。
そこには、もう1つ棺があった。
中からうめき声が聞こえるその棺には”アレクサンダー・ルーサー”の名前が・・・
だが、蓋をこじ開けたオリバーの耳にはスピーカーから響く笑い声が。
”何者だ!”
その謎の声は
”ヒントをやろう。お前が今までに破滅させたのは?”
しかし、オリバーが答える暇もなく、犬がけしかけられる。

外に脱出するオリバー。廃車置場かなにかみたいだ。
車の中に逃げ込んだオリバーを次に暴走トラックが襲う

暴走トラックに突っ込まれたはずなのに、無傷で車外にいるオリバー。
トラックが走り去った跡だけは生々しく残っている
何かがおかしいな。

そして、最初にいたカジノに戻ったオリバーは、あのドラゴンタトゥーの女に詰め寄る。
ところが、この女、黒幕ではなく脅されて誘拐の手助けをしただけらしい。
戻ってきたオリバーを見て、”ゲームを続けないと殺される”と・・・
そして、襲ってきた刺客をオリバーがなんとか倒したあと、彼女はオリバーを助けて外にでる。彼女のことを信用できないと言ったばかりだが・・・

彼女ヴィクトリアは、このケームの仕掛け人や目的は知らないようだ。
”そんなに恨まれるほど誰かを傷つけたことはないの?”
という問いに、
”大勢いる・・・”
と答えるオリバー。

そして今度はスナイパーに狙われ、逃げる2人。
しかしヴィクトリアは銃弾に倒れる。
そこへ追い討ちを掛けるように、警察が現れ、オリバーはスタンガンに倒れる。

一方、オリバーを探していたロイスはオリバーの自宅で、前回の爆弾事件のときの映像を見て、オリバーが自殺するつもりだったことを知る。さらに、このことをクラークが黙っていたことも・・・

”オリバーは大丈夫だと思うって言ってたわね”
ロイスはクラークに詰め寄る。

逮捕されたオリバーを待っていたのはFBIを名乗る男、こいつによると、このゲームの仕掛け人の目的はオリバーの金だとか。ちょっと安心するオリバー。
そして、パソコンを持ってきて、念のために口座の確認をと促され、無造作にパスワードを打ち込むオリバー。
あーあ、やっちゃった。
案の定、残高を確認して安心した直後、残高はみるみる減っていきゼロに。

さらに部屋にガスが充満していく・・・

このとき、クラーク登場。
オリバーの部屋にあった”ルーレット”というカジノの招待状を見て駆けつけたらしい。
”何があった?”
”ゲームオーバーだ。まんまとやられた・・・”

ここからはクロエの出番だ。
彼女の調査によると、ドラゴンタトゥーの女は、ヴィクトリア・シンクレア、別名”ルーレット”。ということは・・・
彼女こそが黒幕だったってわけだな。
自分で片をつけるといって出て行ったオリバーだが、果たして大丈夫か?

さらに衝撃の事実も発覚。
前回の爆弾事件の映像に、ロイスを追って未来からやってきて死んだ、殺し屋の女が映っていたのだ。
クラークはまだ、彼女がゾッドの部下だということは知らない。
”ジョー・エルに聞こう”

ロイスはオリバーのランボルギーニを発見。
しかし、そこにはオリバーではなくて、ヴィクトリアがいた。
冷静に話し合うなんて、そんなことロイスにできるはずもなく、即格闘に入る2人。
ところがヴィクトリアは銃を取り出し、ロイス大ピンチ。

そして、ここから急展開。
再びルーレットに戻ったオリバーは向こうを向いて座っているヴィクトリアらしき女を見つけ銃を向けるが、撃てない。
しかし、それは幸い、ロイスだったのだ。
そして現れるヴィクトリア。
まだゲームは続いていたわけだ。

撃ちまくるヴィクトリア。なんとか身を隠すオリバー。
そしてヴィクトリアはロイスを人質に取り、ライターを見せて、”ガソリンよ”とオリバーを脅す。
しかしなぜか”勝つのは私よ”と言って逃げたわりに、爆発に巻き込まれてしまう。
この辺から、何か違和感というか、変な感じになってきた。
挙句に”助けて!誰か来て!”
とか・・・

そしてオリバーは助けに行くわけだが・・・
”なぜ助けるの? 置いて逃げても誰も責めないのに”というヴィクトリアに対するオリバーの答えは、
”僕が責める”
すると、突然ガスの元栓を閉められたように引いていく炎。
あれ? 何が起こってるんだ? これもゲームなのか?

今まで悲痛な表情を浮かべていたヴィクトリアだったが、急に真顔になり、オリバーに向かってこう言う。
”ゲームの仕掛け人が誰か知りたい?”
”あなたが破滅させたのは誰? それが答えよ”
すると、スポットライトが灯り、さらに壁が反転して鏡が現れ、そこにはオリバーの姿が・・・

かなり芝居がかっているな・・・
”あなたの中のヒーローはまだ生きているの”
”復活させてあげなさい”

ここで、やっと今回の、よくわからない出来事の真相が明らかになる。
すべて、オリバーを立ち直らせるための芝居だったのだ。

黒幕はクロエ。
実行はダイナー、バート、ヴィクターというヒーロー仲間
しかし、ちょっと、いや、かなりやりすぎだな。
でも、前回自殺未遂みたいなこともあったし、これくらいやらないとダメだったのかも。
それと、この舞台へのロイスの乱入は全くの想定外だったみたいだな。
そしてクラークには、もちろん秘密だ。
”あいつは僕たちとは違う宿命だしな。君ほどには僕を理解しない・・・”
クロエに話す、オリバーのこの言葉、クリプトン人であるクラークと地球人のクロエやオリバー、彼らの間にある、この微妙な感覚。ちょっと気になるな。

それにしても、最初から、何か違和感のようなものがあったけど、まさか、こんなオチとは思いもしなかった。

一方、ジョー・エルの情報によると、例のロイスを追ってクラークを殺しに未来から来た女、彼女の名前はアリーヤ、クリプトンと共に滅びたはずのカンドール人の生き残りらしい。

カンドール人というのが何かはよくわからないが、クリプトンの親戚みたいなものか?
そして、彼女の仲間が世界各地に現れたことを、クラークとクロエは知る・・・

そして、夜のメトロポリスを見据えるガーゴイル像の傍らには、クラークと共に立つグリーンのフードをかぶったオリバーの姿が。
グリーン・アローが復活したのだ。


2012年12月14日金曜日

CSI ベガス 10 #10

Better Off Dead
(死よりもいい・・・みたいな意味だが、映画のタイトルにもあったみたい)
邦題は”死ねないロボット”

不思議な事件だった。
最初は、2人が死んだ銃砲店で起きた大銃撃戦。その真っ只中に平然といた、赤いシャツを着たターミネーターのような不死身の男・・・みたいな始まりだった。
しかし、赤シャツの男は1発の弾丸も撃っていないことが判明。あの銃撃戦の中に平然といて、なおかつ銃を撃っていない? なにか不気味な感じ。

そして別の事件も発生。
こっちは走る車から投げ捨てられたと見られる女性キャリー・ウォーレンの遺体。
しかし、頭部に弾がかすった様な傷はあるものの、死因は車から転げ落ちたときに負った傷。
しかも、遺体には、そっと布団が掛けられていたりと、愛が感じられる。
と正に謎だらけ。

そして、銃砲店事件の赤いシャツの男が持っていたと見られる銃の製造番号から出てきた持ち主の住所が、なんとキャリーの家の裏だったことが判明して、2つの事件は繋がった。

しかし、その銃の所有者、ラコウは赤シャツの男じゃなかった。
銃は、護身用にキャリーにあげたとか・・・
普通だったらうそ臭いところだが、彼の言葉には真実味が感じられる。やっぱり、復員軍人で、キャリーを死んだ娘の代わりに気に掛けていた、という気持ちが伝わってくるからだろう。
キャリーが死んだことに心底ショックを受けていたようだし・・・

そして、ラコウの話にあったキャリーに付きまとっていた男というのが、赤いシャツの男だろう。

キャリーの遺品を調べていたキャサリンとグレッグによると、誰かから貰ったプレゼントが山のように出てきた。
そして、そのプレゼントの中にあった本には素敵なメッセージ(グレッグ曰く、愛を語るのに死という言葉は使わない)が・・・しかし、そのメッセージを剥がすと裏から図書館のマークが・・・好きな女へのプレゼントくらい買えよ。

そして、そこからキャリーに付きまとっていたという男の正体が判明。
赤いシャツの男こと、サム・トレントンの自宅に捜索に入るCSIだが、その前にサムの自宅から走り去る赤シャツの男、そしてそれを追いかけるように発進した車の運転席にはラコウの姿が・・・?

図書館の本が返却されていない容疑で家宅捜索に入るCSI
めちゃくちゃに荒らされた自宅。父親は何も言わないが、サムがやったのだろうか?
そこには、アイボリータワーのスカイデッキで仲よさそうに抱き合って写る写真があった。
どうやら、本当に付き合っていたようだ。

そしてサラは、キャリーがサムに送っていた手紙を見つける。いまどきの若者にしてはメールじゃなくて紙の手紙とは・・・
しかし、その内容が・・・よくわからん。
キャリーは1日おきに、彼のことを好きになったり、別れましょうと言ってみたりと、支離滅裂。
そしてさらに、教授がサムからキャリーに宛てた手紙の下書きを発見。
それは、心中を匂わす内容だった。

段々と状況がはっきりしてきたな。

今回は後半に入ってきて、サムの人物像が大きく変わってきたな。
最初は銃撃戦の最中にも平然としていられる、人の心を持たないようなイメージだったのが、キャリーのストーカー男を経て、最後はキャリーとの純愛を全うしようとした、一途な若者へと変わっていくところは、面白かったし、驚いた。

そして、心中事件かと思ったが、のちにサムの告白で明らかになったように、結局、心中じゃなかったようだ。

毒入り牛乳で自殺して、君のためなら、どんなことでも出来ることを証明したかったんだろう。しかし、サムが気づかない間に、キャリーはラコウから貰った銃で自殺を図るが失敗。
自殺の理由が、キャリーの愛犬が毒入り牛乳を飲んで死んでしまったことなのか、サムが死んだと思ったためなのか・・・サムは最後まで気にしていたな。
サムは、躁鬱病だったキャリーが通っていた病院に彼女を連れて行こうとするが、ドアがちゃんと閉まっていなかったため、キャリーは車から投げ出されて、本当に死んでしまう。
そして、悲嘆にくれたサムは、例の銃砲店で自殺のために弾を買おうとするが、なぜか話がこじれて、大銃撃戦になり2人死亡。サムははなから死ぬ気だったので、その中で弾が当たるのを待っていたんだろう。しかし、神さまはサムが死ぬことを許さなかった。
というわけだ。

そして、話のクライマックスは2人の思い出の場所、アイボリータワーのスカイデッキ。
手摺の上に立つサム。
急行するCSIだが、着いたのはラコウが先だった。
ラコウはまだ、サムがキャリーを殺したと思っており、自宅から尾行してきたのだ。
サムを引きずり降ろして銃を突き付けるラコウ。

”彼女は双極性障害だった”
”キャリーは守ってやる必要があった。でもそれはサムからじゃなくて、彼女自身から”
ラングストンとサラはラコウを説得するが、死ぬつもりのサムは、ラコウに”僕が彼女を殺した”と・・・

そして、やっとのこと真相を理解したラコウ。
しかし、そのラコウを警官が取り押さえている隙にサムは再び手摺の上へと飛び乗ってしまった。

説得するラングストンとサラ。
ここで、初めてサムの口から事件の真相が語られる。
キャリーが自殺した理由が、自分なのか犬なのか・・・
”あなたよ。あなたに決まっているわ!”
”そう言ってくれてありがとう”
そう言うとサムは力を抜き、空中に倒れこんで消えた・・・

落ちていきながらキャリーのことを思うサム・・・
うん、ショッキングな終わり方だが、サムの希望は満たされた。
こんな終わり方もありかな・・・

・・・だがサムの希望と、俺の感傷は、下に広がる巨大な救助用マットに打ち砕かれた。
果たしてこれで、よかったのか・・・
警察としては、これが正解なんだろうが・・・
いやいや、警察だけじゃなくて、サムの親父さんや、ラコウ、そして死んだキャリー、彼らのことを考えると、サムには生きていてもらわないといかんな。
サムも最初は死なせてくれなかったことに怒るかもしれないが、きっといつか、感謝する日がくるに違いない。

2012年12月13日木曜日

ミディアム 6 #2

Who's That Girl

全身血だらけで銃(?)を持つアリエルの夢で始まった。

次の白昼夢は、踊るストリッパー。
失踪したエレーナ・アグロノフのようだ。

学校から帰ったアリエルの様子がおかしいな。アリエルじゃないみたいだ。
誰かの霊が乗り移ったか?

次の夢は、エレーナが付き合っていた不倫相手の男に別れを切り出されて、奥さんに話すとか言ってごねたため、銃で撃たれるシーン。

アリエルはやっぱりおかしい。
夜中勝手に外出するとか、年頃なので多少はめをはずすことはあるかもしれないが、彼女らしくない。
そのわけは、次のアリソンの夢で明らかになる。

エレーナが踊っていたストリップバーにいるアリエル。そして、そこの支配人トレントンから銃を買う。トレントンとは昔からの知り合いみたいな話かただ。そして去り際にアリソンは名前を名乗る。
”エレーナ”と・・・
やっぱりか・・・

しかし、普通に同級生の家で勉強してたりと、また様子が元に戻ってるような・・・
よくわからん。

そして次の夢、ついにエレーナを殺した男が登場。名前もわかったケビンだ。
そして奴は自宅の花壇に凶器の銃を隠す。
さらに家族の姿も・・・それは、つい昨日、アリエルが訪れていた同級生の一家だった。

これで、アリエル(エレーナ)の目的とターゲットがはっきりとわかった。
しかし、どうやって阻止する?

そしてアリソンはエレーナに復讐を諦めさせるために取った手段とは、証拠でっち上げによる、我が子アリエルに殺人の罪をなすりつけることだった。
ありえないし、意味がよくわからんが、エレーナに復讐は無理だと諦めさせて、アリエルから出て行ってもらうためだろうけど、ここまでやるか・・・
しかし、逆にエレーナにアリエルを刑務所にぶち込んでやると脅される始末。
そして、本当に逮捕されてスキャンロンに連れて行かれる前の、最後の親子の涙の抱擁。

ここで、エレーナにどんな心境の変化があったのか、彼女はアリエルから、ふっといなくなった。
その前にアリソンがエレーナの母親の話をしてしたのが、じわっと効いてきたのかな。
自分の母親だけじゃなくて、このままじゃアリエルは言うに及ばずアリソンまで、悲しい思いをさせてしまうということが、やっと理解できたんだろう。

結局、アリエル逮捕の話はアリソンたちが仕組んだ芝居だったわけだが(霊だけど人の嘘は分からないものなんだな)、このおかげで、彼女は殺人者ではなくて殺人の被害者として、無事に天国へと旅立って行けたに違いない・・・

2012年12月11日火曜日

キャッスル 3 #7

Almost Famous(見たことないけど、映画のタイトルだろう)

今回殺されたのは、警官・・・の格好をした男性ストリッパーのデレク。
彼は役者を目指す傍ら、金のためにストリッパーをしていた。

最初の容疑者は元恋人で、偶然デレクを呼んだパーティにいた、カミーユ・ロバーツ。
でも違うな。

今回の謎は、
1.デレクが持っていたジェシー・マンダレーという名詞。
2.死体についていた、金髪ロン毛の男の髪の毛。
3.ムーチョメンのロイドが言っていた、デレクがやっていた命に関わる別の仕事とは?

デレクの職場、ストリッパー斡旋サービスのムーチョメンに聞き込みに行くライアンとエスポジート。
社長(?)のロイドにスカウトされ、どぎまぎするライアン・・・
エスポジートは、君はいらないとか言われてむかついてた。

そして、ベケットはキャッスルを伴ってデレクのもう1つの職場、ストリップクラブへ聞き込みに。
若い女性でごった返す店内。
キャッスルもお客にもてもて。
でもベケットを恋人だと紹介すると、蜘蛛の子を散らすように誰もいなくなった。

デレクと揉めていたという男、ハンス・フォン・マンシャフト。
奴は金髪ロン毛だ。
キャッスルによると、マンシャフトとは”ナニ”のことらしい・・・
これ以外にも、今回は下ネタ全開のキャッスル。
こいつもアリバイ(ステージで踊っていた)があり、違う見たいだ。

次の容疑者は、
大金持ちの未亡人、レベッカ・ダルトン。
ハンスによると、デレクが金目当てに付き合っていた金持ちの女。
しかし、2万5千ドル無心されて別れたとか。

レベッカの弁護士のマイケル。
こいつは、思いっきり怪しいが、今はまだ、なにもわからない。

そして、また謎が1つ増える。
レベッカが探偵を雇ってわかったという、デレクが関わっていたいかがわしい集団とは?

その正体は、
ビリー・グリム。
モーターサイクル・ギャングのリーダー。今は”バイカー”って言い方はしないのか?
デレクが演じた犯罪の再現ビデオの犯人の本物。
しかし、奴の話によると、デレクとは2万5千ドルで和解したとか。
アリバイもあるみたいだ。

次に浮かんだのは、
デレクに2万5千ドルもの大金を貸したと思われる、ジェシー・マンダレーという人物。
しかし、実はデレクの変装だったことが判明。
金は、サンファイア有限会社というところの口座から引き出されていたが、ここは実体のない幽霊会社。

キャッスルの推理ではデレクは顧客を安心させるための”さくら”の年配投資家役。

その騙された顧客の1人から辿っていった、開発業者のクレイマーによると、デレクは不動産詐欺を働いていたらしい。

キャッスルの推理はこうだ。
デレクはただのさくら。実際に詐欺で儲けているのは共犯者の方。
ところが、グリムの件で金が必要になったデレクは金を勝手に引き出す。
共犯者に問い詰められた彼は、”もうやめる”と言い出す。
そして、知りすぎたデレクを生かしておくわけにはいかない。

サンファイアの本当の持ち主が判明した。それはレベッカ・ダルトン。
彼女の尋問に挑むベケットとキャッスル。
しかし、ターゲットはレベッカじゃなくて弁護士のマイケルの方だった。
”弁護士を”と言う、弁護士のマイケル。
”役者の弁護士じゃだめ?”とはキャッスル。

そして、マイケルの自宅から凶器の銃が発見され、やつは自白。
キャッスルの読み通りだったようだ。
最後はあっけなかったな。


今回、アレクシスは学校の舞台の主役のオーディションを受けることに。
でも結局、落選して、代わりに舞台監督をやることに。
こっちの方が向いているのは本人にもわかってたみたいだ。
”マーサの孫”じゃなくて、”キャッスルの娘”だったってことだな。

それにして、結局、今回のテーマは、役者業は楽じゃないってことだったのだろうか?

2012年12月10日月曜日

PERSON of INTEREST #15

Blue Code
(Blue Code of Silence=Blue Wall of Silence
他の警官を保護するために、嘘をつくまたは見てみぬふりをする警官の秘密
Weblioより)

警察の掟

今回のPOIはマイケル・ケイヒル。まあ悪党だ。
たぶん、こいつが誰かを殺そうとするんだろうな。
そして、バーガスってのが一味のボス。

”危険であればあるほど懐深く入り込むのさ”
と言うリースはすでに一味に運転手として潜入済みだ。

しかし、ただの悪党だと思っていたケイヒルは実は麻薬組織に潜入捜査中の警官ダニエル・タリーであることが判明。

タリーの目的はバーガスじゃなくて、そのさらに大物のL.O.S.と呼ばれる奴だ。
そして彼の情報によると警察内部のにバーガスの内通者がいるとも。
確かにパトカーに止められたときも、
”H.R.に保険を払っている”
とか言って安心していたしな。
リースの読みでは、カーター殺害を指示した汚職警官たちと同じ連中だ。


スノウがカーターにまた接触してきた。
脅しだ。カーターがリースに協力しているとふんでの行動だろう。
カーラの最後は悲惨だったとかなんとか言って・・・


そして次の取引。
その前にバーガスに謎の電話、おそらく内通者からの潜入捜査を報せる電話だろう。
取引現場は、どこかのレストランの厨房だ。
しかし相手がごねて、一触即発。
そして、この均衡をやぶったのは、バーガスの一発。
取引相手の眉間に穴を開けると、あとは双方の手下同士による大銃撃戦。

リースも仕方なく応戦。そして負傷者はでたものの、ここは脱出。
今回の取引相手は例のLOSだったはずだが、バーガスによると、今のはただの寄り道だとか。
そして、いよいよLOSとの取引に向かうかと思いきや、バーガスはここで、裏切り者をはっきりさせることにしたらしい。
全員の携帯と武器を取り上げて、
”1,2時間もすればはっきりわかる。生き残ったやつで取引に行く”
と仲間に告げる。


一方ファスコにはリースから元の悪徳警官に戻るよう指令が下る。
”最近、品行方正だ”と、自分から言うぐらいだから、やっぱり今の境遇を気に入っているな。

そして、ファスコは昔の悪徳警官仲間(シモンズ?)と会う。
しかし、最早、悪のオーラが出てないのか、いまいち信用してもらえてないな。
そしてHRってのは、この悪徳警官グループのボスのようだな。
その後、フィンチからの指令で保管庫に侵入し、タリーのファイルを処分することに成功するファスコだったが、脱出直前、見つかり、まさかの逮捕。
これは、最悪・・・
だがしかし、逮捕したやつこそ、バーガスの内通者だったのだ。


タリーは負傷した奴の携帯がまだ残っていることに気付き、これで現在位置をメールで送信。
直後、ファスコをノックアウトした内通者からバーガスに連絡が入る。
”そこから携帯で位置を報せるメールが来た”と・・・

タリーの身が危ない!
咄嗟に判断したリースは、タリーが持っていた携帯をスリ取り、結果タリーの代わりに裏切り者としてバーガスに捕らえられてしまう。

リースを味方かどうか判断しかねるタリーだったが、結局信頼して、奥さんへのメッセージを託してリースを逃がそうとする。

まず、銃で撃って殺したふり。
これは、まあいいだろう。
しかし、その後バーガスは、もう1人の死体と一緒に車ごと灰にしようとする・・・
これは、どう脱出するのか?
何かリースの服に滑り込ませていたが、あれは一体何?ライトか。あとは自力でなんとかしてくれということだろう。

そして、なんとか脱出したリースだが、LOS逮捕に執念を燃やすタリーを救いに行くか、捕まったファスコを救出に行くか、選択を迫られる。
そしてリースが出した結論は・・・
タリー救出だった。
ファスコ哀れ・・・


スクラップ置き場でのバーガスとLOSとの取引に同行するタリー。警察の援軍は来ない。
そして、取引終了間際にLOSを人質取るという無謀にも程がある作戦に出るタリーだったが、勝ち目はこれっぽっちもなさそう・・・
銃を向けるバーガスを”ぶっぱなせよ”と煽るが、これも策があるとは思えない・・・

そして、このグッドタイミングでリースとカーターが到着。
敵を1人づつ確実に仕留めていった。
やはり、バーガスやLOSの手下じゃレベルが低すぎたようだ・・・
しかし、カーターの射撃の腕もなかなかのものだな。

これで、念願のLOS逮捕だ。
だが、そう単純には行かなかった。
ここでリースの口から衝撃の事実が。
LOSの正体はCIAだと?
まさか、そんなことが・・・
麻薬戦争に勝てない政府がテロ対策用の資金集めに利用しているとか、信じられない事実だ。
リースは、奴は起訴はされないと警告するが、タリーはかまわず連行する。ここまで来て諦めるなんて、それは不可能だ。
しかし、LOSの正体をリースは何時知ったんだろう?
フラッシュバックになにかヒントがあったかな? ちょっとわからなかった。


ついに、ファスコに最後の時が迫る・・・
深い森の中に連れて来られたファスコは死を覚悟する。
助けは来ない・・・
このまま善玉のまま死ぬのもいいかな・・・
”人は正義のために落ちることもある。あんたの様なワルにはわからんさ・・・”
”跪け!”
”カチャ”撃鉄が上げられる、小さく冷たい音。
しかし、神さま(リース様)は善人に生まれ変わりつつあるファスコを見捨てなかった。
まさに危機一髪だったな。

だが、ファスコの試練はまだこれからだった。
リースはファスコにHRの組織への潜入を命じる。
”せっかく善玉役が楽しくなってきてたのに・・・”
善人への道は厳しいな。
”俺の手はずっと汚れたままか・・・”
考えてみれば、リースとファスコの境遇って似てるかもな。
リースも、過去の行為のみそぎのために今の境遇を選んだと思うし、ファスコもがんばれ!


LOSの復讐を警戒してタリーを見守るリースとフィンチだが、その心配は無用のようだ。
作戦に失敗したLOSはスノウに始末された(たぶん)のだ。
偉そうな態度のやつだったが、かなりの小物だったということだな。代わりは幾らでもいると・・・
結局LOSが何の略かはわからなかった。
調べても、意味が通じるものはなかった。

そして、ファスコはバーガスの内通者の死体の隠蔽工作をシモンズに頼み、HRへと潜入した。
”借りはたっぷりと返してもらうぞ。おまえはHRのものだ”



今回のフラッシュバックはリース、2008年だった。
リースと連絡係のカーラ、そしてスノウ。
誘拐任務のようだが、場所は中東のどこかってところか・・・
と思ったら、ニューヨーク?
しかし、アメリカのことを”この国”と言ったり”敵地”と言ったり、彼らは本当にCIAなのか?
今思いついたけど、ひょっとしたら、あの頭から黒い袋を被せられてバスタブに押し込まれている荷物・・・
あれがLOSっだったりして・・・
LOSを警察から釈放した後、奴にした仕打ちとか、そのときの言葉とか、なんとなく被るな。
リースがLOSの正体を知っていた理由にもなるし。

リースの任務はやはりアメリカ、ニューヨークだったようだ。
しかも、たまたま入ったバーで、昔の恋人の夫と偶然隣り合わせになるリース。
当然、偶然なんてないんだけど。

まだ自分の過去に未練がありそうなリース。
一体どんな任務をこなしてきたのか、
”俺たちは暗闇を歩いている”と言うリースにカーラは答える。
”私達は暗闇を歩いているんじゃない。私達が暗闇・・・”

2012年12月8日土曜日

コールドケース 6 #21

NOVEMBER 22ND
ハスラー

1963年11月
気の弱そうな男をカモにしたつもりだった凄腕ハスラーのデューク。
しかし、カモだと思ったこの男”ライフル”パトリック・レノックスはさらに上をいく凄腕ハスラーだった。
カモにするつもりがカモられたという恥ずかしい話だ。

そしてケネディ大統領が暗殺されたのと同じ日、レノックスの射殺死体が発見される。
背中に一発だ。

それにしても、スティルマン、ビリヤードに詳しいな。

伝説のプール・バー、ホワイティーズを復活させたトム・パケット、彼の話しによると、

殺された日、レノックスは”ボルティモア・レッド”と勝負するはずだったが、2人とも来なかったらしい。
”ボルティモア・レッド”とは、伝説のハスラーらしいが謎に包まれている。

そして、このバーから銃が出てきて、レノックスの事件も復活だ。

高級住宅街のチェスナットヒルで死体は発見されたらしいが、警察の捜査は、ほとんどなにも行なわれていなかった。ハスラーと警察は当時仲が悪かったとか・・・

レノックスは11月3日にノミ行為で捕まっていて、そのとき保釈金を払ったのが、”ドクター”ジョン・ノーウッド。
ホワイティーズで若手の指導をしていた男だ。
しかし、レノックスは聞く耳持たなかったらしい。

”モンキー”マック
レノックスの元相棒だが、やばい奴をカモってしまったとき、レノックスは1人で逃げてしまって、残った”モンキー”マックは腕を折られたとか・・・それ以来、レノックスはマックから逃げ回っていたとか。
そのマックは、かなりの悪だったようで、凶器の銃と同じ32口径の銃を持っていたようだ。
そして、今彼は当然のように刑務所にいた。

こいつの話によると、レノックスとは仲直りしたとか。
2万ドルの借金があったとも。
レノックスは、フィラデルフィアのことを悪運の街と呼んでいたとも。
そして現れた、”ヒル”ヒラリー・ローズという女の子。
レノックス自身も知らなかった、彼の娘らしい。

その彼女(現在は女ハスラーだ)によると、レノックスとは殺された前の晩まで一緒だったとか。
探しに出た彼女を待っていたのは、ケネディ暗殺に大騒ぎする人々。

そして彼女によると、レノックスを恨んでいた女がいたとか。
その女とは、最初出てきたカモのデュークと一緒にいた女だ。2人はぐるだったのか・・・
この女シャロン・ラトーラ、所謂、切れやすいタイプだ。
しかし、この女によると、ハスラーの未来に不安を感じたとかで、殺される前にコンビは解消したんだとか。

その不安の原因は、レノックスと揉めていた男、ベン・スカボ。
彼は、もうすでに亡くなっているが、ボクサーだった彼のカットマン(セコンドで止血する人)が”モンキー”マックだと判明。

再び刑務所の”モンキー”マックに会いに行くリリィとスコッティ。
やはり、こいつが、スカボを使って、腕を折られた恨みを晴らしたようだな。
しかし、その後、本当に和解したみたい。

そして、”モンキー”マックの証言から、レノックスが”ドクター”ジョン・ノーウッドの技を使うようになっていたことが判明。それと、ヒラリーと本当に仲が良さそうだったことも。

そして再び”ドクター”ジョン・ノーウッドのところへ。
今度はスティルマンだ。
レノックスは格下の相手に負けて、教えを請いにきたんだとか。
そして試合当日(殺される前の晩)も練習に励むレノックスがヒラリーを冷たくあしらうのを目撃。
”親子ごっこも、もううんざりなんだよ!”
泣きそうな顔で走り去るヒラリーだった。

そして、本当は、ヒラリーはレノックスの娘じゃないことがわかった。
今度はヒラリーだ。話しを聞くのはリリィ。
彼女によると、レノックスを騙したのは、ただ父親がほしかっただけ・・・と。
この告白を聞くリリィだが、自分の父親のことを思い、かなり同情的だ。
おかげで、仲が良さそうな感じになっていた父親と大喧嘩・・・
”お前の母親のことなど思い出したくもない!”
これはきついな。

ヒラリーの証言で、その夜、突然レノックスに電話があり、その後ロールスロイスで出かけたようだ。そして、レノックスに会ったのは、それが最後だとか。

そして、そのロールスロイスの持ち主は、レノックスの遺体が発見されたチェスナットヒルに住んでいた。
その人物の名はショッデンハイム。またの名は”ボルティモア・レッド”だった。

勝負は流れてはいなかったのだ、ホワイティーズじゃなくて”ボルティモア・レッド”の自宅で試合は行なわれた。
そして”ボルティモア・レッド”に勝利したレノックスだったが、
レッドに”4万ドル勝っているのに、そんなに怖い顔をしてプレイする奴は初めてだ”
と言われてしまった。”勝っているときも怖い顔”・・・ヒラリーに言われた言葉だ。しかも彼女に指摘された癖も、同じようにしていることにも気付く。

”こんな生き方じゃだめだ”
勝負をここで打ち切り、飛び出していくレノックスだった。キューをそのまま残して。
レッドは、このキューをまだ持っていた。唯一勝てなかったキューだと・・・
レノックスはヒラリーとやり直すことを決意したんだろう。

そして、この試合をセッティングしたのは、元相棒のあの女、シャロン・ラトーラだった。
・・・やっと辿りついたな。

尋問するのはリリィとスコッティ
交代しながら、彼女の心に切り込んでいく。

そして彼女は真実を話始める。
愛していた相棒のレノックスがヒラリーのためにハスラーを引退する・・・
”戻って最後までプレイしなさい!”
”ゲームは終わりだ”

当時のハスラーたち、全員が今もハスラーのままなのが、なんか悲しいな。
ハスラーは仕事じゃなくて生き方だ。引退するのは死ぬときだけだ。
ということなんだろう。

最後、”ボルティモア・レッド”のところにあった、レノックスのキューは、唯一の”家族”であるヒラリーの下に返された・・・ここで、ちょっとうるっとくるな。
レノックスが生きていたら、彼女の人生は、今とは違うものになっていただろうか?
映像からは、今の彼女が幸せなのかはわからなかったが、きっと今よりも幸せだっただろう。
少なくとも父親は見つけられたのだから・・・

ところで”ミネソタ・スキニー”スティルマンの腕前はどうだったんだろう・・・



2012年12月7日金曜日

ザ・ウォーキング・デッド 3 #5

平和なウッドベリー。パーティもあるようだ。
浮かれるアンドレアだが、ミショーンは相変わらずだ。

少女の髪を櫛ですく総督・・・
少女じゃないウォーカーだ・・・
これは・・・
ペニーって呼んでるぞ。
これは、昔のハーシェルみたいにウォーカーになった家族を・・・
やっぱりそうか・・・
彼女を元に戻すためにウォーカーの研究をやっているのか?

あっ、ミショーンが見てる・・・
これは、何かが起こる予感・・・


日本刀を取り返しに総督の部屋に忍び込んだミショーンは、総督の家族の写真を見つける。
そして、ノートも。なにかの研究ノートか?
そこには、人の名前のリストが、
”メリッサ”、”ホーリー”、そして”ペニー”
そのあとの行は全て斜線で埋められているという異様なノートだ。
さらに、隣の部屋から聞こえてくる物音。
しかし、総督が戻ってきたため、そこに何がいるのかは確認できなかった。

そのかわり別の場所に飼われているウォーカーを発見したミショーンは、これを全て処分。
総督は、こいつ等がよっぽど必要なんだろう、直ぐに代わりを調達にいってたな。
一体何の目的だ?

そして、ミショーンは1人、ウッドベリーを出て行く。

ウォーカーの使用目的はパーティが始まって解った。
ウッドベリーで開かれるパーティの余興は、言ってみればゾンビ・デスマッチ。
金網の代わりにウォーカーがリングの周りにつながれているのだ。このためにウォーカーが必要だったのだ。
なんと言うか、歯は抜いてあるらしいけど、悪趣味極まりない。
こんなのを考えるのは基地外だな。たぶんメルルだろうけど。
でも喜んで見ている連中も同罪だな。
残ったアンドレアも、この余興は楽しめてないな。
ペニーのこともあるし、このまま、ここにいて大丈夫なのか?



ダリルとマギーはバイクでミルク調達に出る。
リックはローリを失った悲しみの憂さを晴らしにウォーカーどもを切りまくる・・・
これで少しは落ち着くのか・・・

墓を掘るグレンが”1度に3人も・・・”と言っているところを見ると、キャロルもやっぱりダメだったようだな。

ミルク調達にでた2人は保育園を発見。
ミルクも無事に発見、ここで赤ん坊のウォーカーが出るかと思ったが、それは無かった。

それにしてもダリル、赤ん坊の扱いがめちゃくちゃ上手いな。

キャロルの墓に花を供えるダリル。
この2人の間には、他の人とは違う。なにか緩やかな愛情のようなものがあったはずだ。
涙こそ流さないダリルだが、この花に全ての思いが込められいるのかも・・・

リックはまだ、落ち着いていないようだな。
腹の大きい囚人のウォーカーの腹を切り裂いたり、赤ん坊の泣き声の幻聴が聞こえたり・・・
と、突然電話が鳴り響く。
なんだ?

血まみれの手で受話器を取るリック・・・
続く・・・

マッドメン 4 #13

まさか、ドンが結婚するとは思ってなかったな。
しかも、相手はフェイじゃない。
あれほど尽くしたのに報われないとは・・・
秘密も知っているのに・・・

その相手とは、秘書のミーガン・・・

愛のキューピッドはベティだな。
彼女が子守のカーラを首にしてしまったおかげで、代わりの子守としてミーガンにカルフォリニア休暇についてきてもらうこともなかったわけだし。
どこで、そんな気持ちになったのか?
やっぱり、子供達と楽しく過ごす彼女を見ていて、自分の求めていたものは、こういう家族なんだと、ふっと感じたんだろうか?
今回の休暇中、2度ほど、ぼーとただ座っているだけのような様子を見せたドンだったが、このことについて考えていたのかもしれないな。

そして、求婚のとき彼女に渡した指輪は、アンの形見の指輪だ。
これは、本気だな。生半可な気持ちじゃアンの指輪は渡せないだろう。
たぶんだが、一時的な気持ちの高揚感からの行動ではないんじゃないだろうか。

会社の方は、相変わらずやばい状態みたいだが、その中でも、例のドンの新聞投書がじわじわと利き始めているようだった。喫煙反対団体の仕事にあと一歩という感じだ。

ペギーも新しい仕事が取れて大喜びでドンに報告のはずだったが、ドンは結婚・・・
女心は良くわからないが、それにかなりムカついてるみたいだ。この大事な時期に結婚かよ・・・って感じなのかな?

それからジョーン、ベトナムにいる夫への電話の内容からすると、結局中絶しなかったのかも・・・

ベティとヘンリーの2人は・・・長くはもたないだろうな。
そもそも、ベティは結婚には向いてないんじゃ?
最後、ドンから結婚(婚約)のことを聞かされたベティは動揺はしているようだったが、思ったより落ち着いてたな。ただし、ドンがいなくなったあとはわからない・・・

今回の休暇で、ドンは子供たちをアンの家まで連れて行く。なにかドンのサインが必要な書類があったからのようだが。
そこで、”ディックとアン’64”という壁のサインをサリーに見つけられて、
”ディックって?”
と聞かれてしまうが、今までのドンなら、適当に誤魔化すところだが、今回のドンはちょっと違った。
”あれはパパだ”と正直に答えるとは、驚いた。
パパのニックネームとは言っていたが、やはり自分を偽るのはそろそろ限界なんだろう。
少なくとも家族には。

これでシーズン3は終了か・・・
こういう目的があるわけじゃないドラマは人気が衰えるまでエンドレスなので、まだまだ続くな。

2012年12月6日木曜日

シャーロック #2

長いです・・・
たぶん読むだけでもダレそう。
しかし、視聴しながらだと、どうしてもこうなるな。


The Blind Banker
死を呼ぶ暗号

美術館で茶器の説明をするアジア系の美しい女性。
誰もいないはずの深夜の美術館。1人遅くまで仕事をしていた彼女は、布を掛けられた、一見何かの展示物のようなものを見つける。
なんだろう?
恐る恐る、布を取り払って見ると、そこには・・・

スーパーのセルフレジと格闘中のワトソン。
一方のシャーロックは、自宅でターバン姿のアラブ風のサーベル男と格闘中。
なんだ?
しかし、ワトソンが帰ってきたときには何事もなかったように読書中だった。
シャーロックの妄想かとも思ったが、サーベルはあるし、テーブルには格闘中についた傷もある・・・
最初の美術館のシーンも含めて、結局よくわからん。


シャーロックに銀行からメールが来てる。
何かトラブルが発生したようで、調査依頼だ。

そしてやってきた銀行。SHADE SANDERSONって書いてあるな。
なにか良くわからないがシャーロックの観察眼をイメージさせる映像が、ところどころ挿入される。なにを観察してるんだろうか?

学生時代の友人・・・じゃないな、同級生がここで働いているようだが、この男セバスチャンがメールの差出人だろうか?
また、色々と推理して、ずけずけと物を言うシャーロックだが、最後には秘書から聞いたとか・・・そうだったっけ? そんなシーンはなかったぞ。

そして、調査依頼とは、
昨夜ここであったばかりの侵入事件についてのようだ。

盗まれたものは何もなかったが、元会長の部屋に、黄色のペンキで謎のメッセージが残されていた。メッセージといっても文字なのかどうかも良くわからん。
それと元会長の肖像に目線も入れられてる・・・
監視映像は60秒ごとにしか取られていないようで、それには何も写っていず、突然出現していた。つまり60秒以内に犯行を終えたということだろう。
さらに、犯人の侵入経路が謎、ドアの開閉は全て記録されることになっているが、その痕跡が残っていないのだ。

会長室の窓からテラスに出るシャーロック。
ここから侵入したのか?
うーん。どうだろう。
さらに、仕事中の社員たちの間を縫って移動しながら、あのメッセージが見える、何か視界のようなものを調べてるな。
そして元会長の目線の先には、香港担当のエドワード・ヴァン・クーンの名札が。
まだ、よくわからない。

シャーロックによると、あのメッセージは銀行あてではなく、このエドワード・ヴァン・クーンにあてたものだとか。

ヴァン・クーンの住所を突き止めた2人は、新入りの住人を騙してバルコニーからヴァン・クーンの部屋に侵入成功。
そしてそこにあったのは、ヴァン・クーンの死体だった。
一見、銃で自殺に見えるが、まあ、違うだろう。
シャーロックは死体の口の中から何かを発見。
なんだこりゃ?

ここでやっとレストレイド登場かと思ったが、ディモックとか言う警部が到着。
こいつとは、あまり上手くいきそうもないな。

速攻自殺の結論に飛びつくディモックだったが、被害者は左利きで、撃たれたのは頭の右側だったことをシャーロックが、例の調子で説明すると、一応納得したような表情だった。
しかし、結局、警察発表は自殺となってしまった。

そして、突然何かから逃げる男の映像。なんでしょう?
さらに、最初のアジア系女性の話に突然移る。
彼女の名前はヤオ・スーリン。
彼女は美術館の仕事を突然やめてしまったようだが・・・
彼女に気がある同僚のアンディが心配して彼女の自宅へ様子を見に行くが誰もいない。
しかたなく、彼はメッセージを書きとめたメモを置いていく。


ワトソンは、どこか(診療所だった)に履歴書をだして面接中。
金が要るらしい。軍人年金みたいなやつはあるだろうに。それだけじゃ足りないんだろうか?

一方のシャーロックは黄色ペンキのメッセージの謎を考え中・・・
そして、新聞によると、さっきの何かから逃げていた男ブライアン・ルークスは、昨夜殺されたらしい。ヴァン・クーンと同じような密室で。フリー・ジャーナリストらしいが、関係あるのか?・・・あるんだろうな。

スコットランドヤードの看板、頭の”NEW”ってついてるな。何がNEWなんだろう?

シャーロックの頼まれて、ルークス殺害現場を見せることにしたディモック。シャーロックとはうまが合わないだろうと思っていたが、意外と話のわかるやつなんだろうか?

そして、シャーロックは銀行、ヴァン・クーン、ルークスと3つの現場への犯人の侵入経路は、壁を登ってきたのだと推理する。しかし、銀行は超高層ビルだけど・・・

そして、殺された2人の共通点は?
ルークスの部屋にあった、”ウェスト・ケンジントン図書館”から借りたと思われる本、これがシャーロックの注意を引いたみたいだ。
早速、図書館に向かうシャーロックとワトソン。
そこで彼らが見つけたものは・・・あの謎のメッセージ・・・
これは、ルークスもあのメッセージを見たということだな。
そして、逃げるように家に帰ったが、そこで殺されたと。

なぜか?
”それを知るには暗号を解くしかない”とシャーロkック。
そして、シャーロックはある人物にアドバイスを求めに行く。
シャーロックがアドバイスを求めるとは、一体何者?

ペンキの専門家だというその人物は・・・
まさか、こいつか・・・
ペンキスプレーの落書き小僧だ、たぶん自称アーティストだな。
しかし、こいつは・・・すばらしいデキだ。
シャーロックはこの男に情報を集めるように依頼する。
そして、ワトソンはペンキスプレーを持って落書きの前にいるところを警官に捕まってしまった・・・
この後どうなった?
”反社会的行動禁止命令”ってのを出されたようだな。ご愁傷様でした。

スーリンの突然の退職を不審に思う同僚のアンディだったが、上司は取り合ってくれない。
・・・この女性も、銀行の事件に関係ありそうだ。そう言えば、ヴァン・クーンは香港担当だったな。

ワトソンに、警察に押収されているルークスの遺品の調査を頼んで、自分はヴァン・クーンの秘書に会いに行くシャーロック。
このときサングラスにマスク姿の謎の女がこっちにカメラを向けているのが一瞬写るが、次の瞬間には、もうすでにいない。
この女・・・アジア系っぽいぞ。

ヴァン・クーンは殺される直前まで”大連”に行っていたことがわかり、ルークスの日記には、その”大連”行きの飛行機の搭乗券が挟まれていた。

そして、シャーロックは領収書の山から、ヴァン・クーンの殺された当日の行動を追いかける。
ヴァン・クーンはピカデリー駅の近くへ何か重い荷物を運んだはずだ。
それはどこだ?
足と頭をフル回転させて、駅周辺を捜索するシャーロック。
そして、そこにルークスの日記を手がかりにワトソンも合流。
ルークスの日記には、場所がちゃんと書いてあったみたいだ。
そこはチャイナタウンのある店。骨董品店?みやげ物屋?
”まねき猫”の店らしいな。

2人はそこで、あのメッセージと同じものを発見する。
それは、古代中国で使われていた数字だった。”1”と”15”を表わすらしい。
今は露天商とか、一部の人しか使っていないらしい。

これで謎の一部は判明したが、2人の後をつけて写真を撮る、さっきの謎のおんなの姿がまた・・・

殺された2人は、どうやら密輸に関わっていたことは確かなようだが、殺された原因は・・・
シャーロックの推理によると、どっちかが、品物をぱくったが、殺し屋はどちらかわからず、2人とも消した・・・というもの。果たしてどうだろうか・・・

そして、たどり着いたヤオ・スーリン。
まねき猫屋の隣が彼女の自宅だったのだ、シャーロックの目は、ドアの前に郵便物が置きっぱなしなことを見逃さなかった。
窓から侵入したシャーロックは、すでに何者かが侵入した後を発見する。
しかも、その何者かは、まだここにいたのだ。襲われて首を絞められるシャーロック。ワトソンはドアの外で、ドアを開けてくれないシャーロックに文句を色々とぶちぶち言っているが、異変には気付かない。これはやばいぞ・・・
結局、殺せたが殺さずに逃走・・・どうやら殺す気はなかった・・・のか?
そして、そいつは逃げるときにシャーロックからなにかを奪っていった。
と思ったら、何かを置いていったのか?
何かは良くわからないな。

スーリンの手がかりを求めて美術館にやってきたシャーロックとワトソンはそこで、例のメッセージを発見する。
彼女が最初に見たのはこのメッセージだったんだな。

彼女は生きているのか?
そして、手がかりは、あのペンキ・アーティストが持ってきた。
そいつに連れられて向かうペンキだらけの鉄道の駅みたいなところ。しかし、例の女はそれをサングラス越しに見つめる。

その場所で、同じペンキで書かれたあの文字に良く似た文字があった。
もっとあるはずだ。
残りのメッセージを探すシャーロックとワトソン。

そして、ついにワトソンが、レンガの壁にデカデカと書き連ねた例の文字を発見。
だがしかし、シャーロックを呼びに行った10分の間にそれは、忽然と姿を消す・・・
例の女が先回りして消したのか?

さてこうなっては、ワトソンの記憶が頼りだ。
”集中しろ!”
しかし、心配なかった。
ちゃんと携帯で写真を撮っていたワトソン。
こういうのは、現代を舞台にしてないと不可能だな。

数字はわかったものの、それの意味するところは何か?
それはまだ不明だ。スーリンにならわかるかも?
ということでスーリンの行方を追うことに。
そして、彼女が大事にしていたという美術館の急須、これが、ごく最近、つまり昨日、手入れされていたことを見抜いたシャーロック。
おっと、これは意外な展開。
彼女はどこにも逃げてなどいなかった。最初からここにいたのか・・・

そして、やっと会えたスーリンの話によると、殺し屋は彼女の知り合いらしい。暗号文字の筆跡に見覚えがあるとか。そして、彼女は足首のタトゥーをシャーロックに見せる。
それは中国の犯罪組織のマーク。
そして、彼女は自分が組織の麻薬の運び屋だったと語る。食べるためには仕方が無かったと。
さらに、組織のボスたちの名称は”黒い蓮”(Black Lotusか・・・)

足を洗いたくて逃げて、ここへ来たものの、組織に見つかってしまったらしい。
そして、組織は何かを探していて、それを見つける手伝いをさせられそうになったとか。
さらに、彼女の口からは、その組織の殺し屋は、彼女の兄だということも・・・

しかし、そうすると、あの女は?
女に見えたが、あれは男なんだろうか?

そして殺し屋のボスの名はシャン、”黒い蓮の将軍”。
黒い蓮?シャーロックが襲われたとき犯人が置いていったもの・・・
あれは紙で折った黒い蓮か!

そして、スーリンの話に重ねるように、この黒い蓮を折る。誰がの映像が挿入される・・・

ところで、肝心の文字の暗号の意味は?
しかし、この瞬間美術館の電源が何者かによって落される。
これは殺し屋が来たな・・・

”来たんだ****が・・・”スーリンが何か言ったがよく聞き取れない・・・おそらく彼の名だろう。
シャーロックは突然何処かへ走りだす。ワトソンは、慌ててスーリンを連れて隠れようとするが・・・

シャーロックは敵を引き付けようとしたのか?
敵はスーリンじゃなくてシャーロックを追っていく。バンバン撃ってきたぞ。
たまらずワトソンもシャーロックの応援に行くが、どうするんだ?

そして、ワトソンがスーリンの側を離れた隙に敵は彼女に近づく・・・そして・・・銃声が・・・
彼女は撃たれて死んだ・・・
予想外の展開・・・

唯一シャーロックに好意を抱いていそうな検死官にゴリ押しして、ヴァン・クーンとルークスの遺体を改めて調べなおすと、足には、運び屋の印のタトゥーがやっぱりあった。
これで、腰の重いスコットランドヤードのディモックも動き出す・・・

シャーロックはヴァン・クーンとルークスの部屋にあった本を全て見せろと要求するが、これは何を調べるつもりなんだろう?

兄がスーリンの助けが要ると言っていたことから、おそらく今回は、古代中国の美術品密輸が絡んでいるだろう。
そして怪しい2つオークション出品を発見。これだな。
1つはヴァン・クーン、もう1つはルークスが持ち込んだ品だな。
出品時期と彼らの渡航時期もぴったり一致し、彼らが運び屋なのが裏付けられた。

そして、シャーロックの部屋に持ち込まれてくる大量の本。
シャーロックによると、あの数字の暗号は本のページと単語の位置を現すんだとか。そして、それを組み合わせると、一つの文章の出来上がりってわけだな。
問題は、どの本を見ればいいかっていうことか・・・
でも手がかりはあるぞ。運び屋2人とも持ってないといけないからな。
あれ?でも図書館って線は・・・

それにしても数が多すぎ・・・同じ本も何冊もある。
おかげでワトソンは次の日の診療中爆睡。
せっかく雇ってもらえたのに・・・
まあ、このおかげで同僚のサラをデートに誘えたので良しだな。

しかし、そのデート、シャーロックの勧めで中国サーカスに来たものの、シャーロックは付いて来るは、ここはシャン将軍の隠れ蓑だとかで、台無しだ。
でも、確かにシャーロックの言うとおり、殺人の侵入経路はビルの壁だ。サーカスは隠れ蓑にはぴったりだな。

そして始まる中国式サーカス。
ごてごてと飾りの付いた機械式の弓のようなものにデカイ矢(のようなもの)をセット。
そしてデモンストレーション。やっぱり矢だな。凄い勢いで的に命中した。
仮面を被せられて鎖でぐるぐる巻きにされた男が的の前に固定される。
砂袋タイマーで矢が発射される前に脱出するという、脱出ショウのようだな。

みんなが、これに気を取られているあいだにシャーロックは1人で舞台裏に潜入・・・
果たして何が見つかるのか?
見つけたのは黄色のペンキスプレー、それに、天井から伸びた布にぶら下がって空中を舞う雲男も。
しかし、見つかってしまったぞ!
さっきの脱出男か?
円月刀でばんばん切りかかってくる敵、シャーロックはかわすのが精一杯かと思いきや、意外とやるな・・・ペンキスプレーで反撃だ。
そして格闘のはずみで舞台に飛び出す2人。
危ないところを救ったのはワトソン・・・ではなくサラだった。
近くにあった棒で脱出男をぶちのめした・・・彼女何者?
でも雲男は逃げてしまったな。おそらくはボスと思われる司会の女も。

しかし、この大騒動にも関わらず、証拠として使えるようなものはなにも出てこなかった。脱出男の足に運び屋のマークはあったけど、ディモックの捜索でも、このサーカス一座からはなにも出なかったようだ。

問題は奴等が何を探しているのかを、こっちが知らないことだな。
再び暗号解読に戻るシャーロック。
サラもまだ一緒だ。ジョンとシャーロックの仕事に結構興味津々って感じだ。
そして、サラの何気ない一言から突破口が・・・
ワトソンが撮影した暗号の写真の一部にスーリンの字で英語訳が書き込まれていたのだ。
暗号解読に使う本はスーリンも持っている。そしてそれは美術館にあるはずだ!

急いで美術館に行こうとするシャーロック。
タクシーを捕まえる時にぶつかったドイツ人旅行者が持って歩いていたのは旅行ガイドブックだろう。
これはヒントか?
そしてやっぱり、シャーロックは気付く・・・
簡単に手に入って、誰が持っていてもおかしくない本とは・・・
美術館に行く必要はなかったというわけだ。

ぶつかられた上にさらに強引にガイドブックをぱくられる旅行者はいい迷惑だったが、これで暗号は解読だ。

その内容とは・・・
まず、運び屋を怖がらせたあれはの意味は・・・死人。
しかし、シャーロックが路上で暗号解読に夢中になっている間に部屋で待つジョンとサラに危険が迫る・・・
黒い蓮の殺し屋がやってきたのだ。
”あの宝はどこだ?”とか言ってる・・・
これはやばいな。どうする?

”900万の翡翠のピン龍の巣(ちょっとちがうかも)は黒い路面電車”
これがシャーロックの解読した暗号の内容だ。

しかし、このときすでにジョンとサラはどこかへと連れ去られた後・・・
そして部屋の窓には、例の暗号数字が・・・

どこかトンネルのような場所で目が覚めたジョン。
例の女がいるぞ。
なんか、シャーロックと間違えて拉致してきたようだ。
そして、この女こそがシャン将軍だった。

シャンはサラを巨大弓矢の的にセットして、宝の在りかを聞き出そうとするが、当然ワトソンはそんなもの知らない。

そしてやっと駆けつけるシャーロック。
しかし、例の雲男に阻まれてサラのところまで行けない。
スーリンの部屋で襲ってきたのもこいつだな。布の使い方が一緒だ。

ジョンも必死で縛られている椅子ごとサラの方に向かおうとするが、上手くいかない・・・

危ないところだった・・・正に間一髪、矢はサラに到達する直前、シャーロックにより彼女の前に押し出された雲男を突き刺した。

しかし、シャン将軍はまたも逃亡。どこかへと消えていった。


これで、終わったのか?
いや、まだ宝が見つかっていない。
それに、組織を裏切ってそれを盗んだのはどっちだ?

しかし、ここまでくれば、この謎はシャーロックにとっては簡単なことだったみたいだな。
盗んだのはヴァン・クーンの方、そして、900万ポンドの翡翠のピンはヴァン・クーンの秘書の髪の毛に刺さっていた。
値段も知らずに盗んで彼女にプレゼントしたらしい。

シャン将軍の行方は気になるが、今回はこれまでのようだな。

しかし最後、パソコンを使って謎の相手と通信するシャン将軍の姿が。
相手は”M”とだけある・・・やつだな。
”(手助け)感謝します”というシャンに対して”M”は、
”感謝など無意味だ”
”見返りを期待して協力しただけだ”
シャーロック・ホームズに邪魔されたことを話すと、
”私にたどりつかれては困る”
シャンは正体をばらしたりしませんというが・・・
彼女の額にはレーザー照準器の赤い光がぴったりと張り付いていた。そして銃声・・・

ふう。おしまい。
しかし、謎のターバン男はなんだったんだ?
おそらくはサーベルとテーブルの傷からシャーロックが推理した出来事なんじゃないかな?たぶん。


小ネタ。

”ロンドン警視庁”=”スコットランドヤード”
”ロンドン市警察”とは管轄が違うらしいな。
詳しくはWIKI参照のこと。
スコットランドヤード:グレーター・ロンドン管轄
ロンドン市警察:シティ・オブ・ロンドン管轄
グレーター・ロンドン(大ロンドン)とはシティ・オブ・ロンドンを含む32の特別行政区域をまとめたもの。

2012年12月5日水曜日

ヤング・スーパーマン 9 #4

心の声
Echo

ウィンズロウ・ショット。オリバーの元部下で爆弾魔。
レックスがオリバーに放った最後の刺客だったかな。
この事件が最後の引き金になって、オリバーはレックスを殺してしまったんだったかな。
そしてテスがやってきたと・・・
その後、色々あって、どん底のオリバーは緑のフードを燃やしてしまった・・・
という感じの、これまでのヤング・スーパーマン。

服飾工場みたいなところで人質事件発生。
犯人は謎の仮面の男か?
そして、駆けつけたクラークはさっと人質を回収し、犯人と対決だ。
しかし、それは爆弾を体に巻かれた人質の一人だった。
さらに、爆弾が起動してしまった。
クラークは爆弾を抱え込み、爆発の衝撃を吸収しようとするが・・・
ちょっと、成功とは言い難かったな。完全に抱え込み切れていなかったのか、爆風はクラークの周辺をなぎ倒してしまった。
そして何かクラークの様子がおかしいな・・・押さえ切れなかったのがショックだったのか?

しかし、その後、明らかな異変が・・・
人の考えが勝手に聞こえてくるようになった・・・・のか?
それとも妄想?
それにしてもロイスの心の声しか聞こえてこないな。
これはクラークが聞きたいと思っているからか?

あの工場はオリバー産業の下請け工場だった。と言うことは、あの事件はオリバーに何か関係あるみたいだな。

そして、この謎の超能力のことをクロエに相談した直後、今までのようにロイスからだけじゃなく、付近にいる大勢の人の心の声がクラークの頭の中に溢れて来た。
ロイスだけならまだしも、これじゃもたない。

それで、クロエの忠告に従い、ジョー・エルに助言を求めるクラーク。
ジョー・エル曰く、
”お前の中にいくつか埋め込んだ試練の種が発動したのだろう”
過ちや判断ミスを犯すと発動するようになっているとか。
”人間の欠点を乗り越え、クリプトン人の洞察力を身に付けねばならん”
人の心が読めるのは一時的らしいが、これが事件解決にどんな影響があるんだろうか?

爆弾犯の手がかりを追うクラークとロイス。
ここでは、クラークの一時的な能力は有効に力を発揮しているようだ。
それと、ロイスを誘うのにも。


安っぽい酒場にふらふらと姿を現すオリバー。メキシコだろうか。
目的は一体?
・・・酒だな。当たり前か。
ところが、寄ってきた女の亭主だという、地元の悪党っぽい男が絡んできたぞ。
オリバー、スペイン語できるんだな。
しかし、言葉が出来るからといって、状況は変わらない。それどころか悪化したな。
かなりやばい状況だ。
このやばい状況に、なんとレザー・タンクトップ姿のテスがサブマシンガンをぶっ放しながら(天井に)登場。
これは、ビックリだ。


一方、クラークとのモンスター・トラック観戦デートの準備に浮かれるロイスだったが、
クロエは、クラークがロイスの心を読んでデート内容を決めたことに、ちょっと眉をひそめる。

そして、爆弾を体に巻かれていた男の心を読んだクラークは、そこから、真犯人がウィンズロウ・ショットで、奴のターゲットがオリバーであることを知る。

そのオリバー。
テスがオリバーを助けにきた(酒樽から頭を引っこ抜きに来た)目的は、会社のためみたいだった。
そう言えば、レックス・コープはオリバー産業の傘下に入ったんだったか。
まあ、それだけが目的じゃないだろうけど。

オリバーはレックス殺し罪をウィンズロウに着せたんだった。すっかり忘れてるな。
それで、復讐か?
でも、”レックスを殺した男”って、なんか悪党にとってはいい響きなんじゃなかろうか?

奴の狙いは解った。そして、そのオリバーは、テスの要請で株主に向けたスピーチを、今夜、エイス・オブ・エイセスで行なう予定だ。
そこでクラークは正装でエイス・オブ・エイセスに向かうが、デートをすっぽかされたロイスは、イブニングドレス姿でモンスター・トラックに乗って登場。

そして、オリバーはスピーチを始める。
たが、原稿のモニターからスピーチが消えの謎の指示が。
”イヤホンを使え”
そして、同時にクラークの一時的な能力が掻き消えた・・・
ジョー・エル・・・こういうことだったのか。

今回、ずっと、人の心を読むことで手がかりを追ってきたクラーク、心を読まずに、どうやって爆弾を探すんだ?

オリバーのイヤホンからは予想通りにウィンズロウの指示が。
”指示に従わないと、ここにいる全員を殺す”
そして爆弾の起爆スイッチはオリバーの足の下だった。つまり動けばドカンってことだ。
さて、この状況、クラークはどうやってこれを見抜く?

しかし馬鹿なウィンズロウはオリバーにめちゃくちゃなスピーチをさせ始める。
これでオリバーが何か脅迫されていることは明白だ。
怪しんだクラークは、透視でオリバーの足下に爆弾発見。
そして、ウォッチタワーでサポートするクロエは、監視カメラを使ってウィンズロウを捜索しつつ、人々の避難させるために、警報システムにハッキングを開始する。。

そして、オリバーに公衆の面前でレックス殺しを告白させようとするウィンズロウ。
”告白しろ!”
クロエは間に合うのか?

間に合いましたとも、鳴り響く警報。粛々と避難を開始する人々。
そして、その人々がいなくなった会場には、1人にやけ顔のウィンズロウが。
興奮のあまり警報に気付かなかったんだろう・・・馬鹿なやつだ。
そして我に返りクラークと目が合うウィンズロウ。

ウィンズロウをそっと締め上げるクラーク。
そして、クラークはウィンズロウが、結局はオリバーを殺すつもりだと見抜く。オリバーが動こうと動きまいとタイマーで爆発するのだ。
奴の性格とこれまでのパターンから、判断したのだ。
しかし、爆発の時間まであとどれくらいだ?

そのとき、クラークはウィンズロウがまだここに平然といるのに気付く。
このまま爆発すればこいつも一緒に吹っ飛ぶぞ?
そしていきなり目から熱線を出してウィンズロウを焼き殺す・・・?
これが、驚いたことに、精巧に作られたロボットだった・・・

ん?ということは何時、爆発してもおかしくないってことか?

しかし、結局、オリバーが演台からどいても爆発しなかった。
良く分からないが、あのロボットが起爆装置だったということだろうか?
いや、たぶん殺すことが目的じゃなかったんだろうな。
オリバーにレックス殺しを認めさせること。それこそが奴の真の目的で、爆弾はそのための脅しだったんだろう。

これで、なんとか、ジョー・エルの試練にパスしたかな。


爆発はしないということ、当然、オリバー自身も知らないこと。
ということは、死ぬつもりだったのか?
ウィンズロウが読ませようとしていたモニターに写る”人殺し”の文字を見るオリバーの表情は、まさに悲痛って感じだったしな。
それだけじゃなくて、読まされた内容すべてが事実だと感じているようだった。

”クインの名前もグリーンアローも仮面だ、その下には何もない”
”いや、本当の君はちゃんといる。目をそむけるな”

これが立ち直る切っ掛けになるのか・・・
しかし、ガラスにレックスの幻が・・・そして持っていたグラスの中身をそれにぶちまけると、そこには自分自身の姿が映っていた・・・

そして逮捕された、本物のウィンズロウには、テスが接触する。
一体なにをするつもりなんだ?
銃で奴の膝を撃ちぬいたときは、これは殺す気なのかと思ったが、そう単純じゃなかった。
テスは、”あなたには新しいオモチャで遊んでもらう”と言って、持っていたケースの中身を奴に見せる。
それは、コーベンの緑の心臓だった・・・


2012年12月4日火曜日

CSI ベガス 10 #9

今回は視聴しながら書いてみた。

Appendicitement
ジキル博士のプレゼント

帰宅しようと駐車場に降りていったヘンリーが何者かに拉致される。
日頃目立たないキャラが急に脚光を浴びると危ないというアレなのか?

ところが、ニック、グレッグ、ホッジスのイタズラだった。今日はヘンリーの誕生日だとか。
それで、なんかよくわからない、バーベキューの旨い店に連れて行くんだとか。
でも、一向にたどり着く気配がないぞ。ホントに道知っているのか?
そうこうするうちに、前方からフラフラと蛇行運転する車がやってきた・・・
これは、何か事件か?
この車を避けようとしてニックは道路外へ。そして大クラッシュ!
幸いにも全員軽傷ですんだが、危ないところだったな。
まさか、事件は事件でも、こんな事件だったとは・・・

携帯は圏外で助けは呼べない。
だが、これにもめげずに、例の店を徒歩で目指すことにした一行。
なんか、見ている分には楽しそうだが、ヘンリーは楽しそうじゃないな。

そして、やっとたどり着いた、その店。
何かピンクのブタのネオンがケバケバしい、怪しい店だが、なんと閉鎖されてた。5ヶ月前に・・・
”B型肝炎の発生源のため、衛生局により閉鎖されました”の張り紙が悲しすぎる。

しょうがないので、なんとか誰かと連絡を取るために、店の回りに電話がないかと探す一行。
そして電話の代わりに見つけたのが・・・死体だった。しかもかなり異様な。
やっと事件発生だ。
今回は、ずっとこの調子かと思ってたよ。
ヘンリー曰く、”人生最高の誕生日”だそうだ。

でやっとオープニングの音楽が流れる。
そう言えばまだだったな。

さて、死体が発見されたが、相変わらず、外部と連絡が取れない一行は、自分たちだけで、現場検証を始める。検視官はいないが、全員プロだからな。
ところでヘンリーの専門ってなんだっけ?

死体の状況は、異様そのもの。
顔にアライグマ(本物だろうか?)が張り付いてる死体にはそうそうお目にかかれるものじゃない。
銃も発見。窓が粉々に割れているのは、誰かが侵入した跡だろうか?


一方で、別の事件も発生していた。
殺されると女性から通報があり、駆けつけた警官がバスタブで女性が死んでいるのを発見。
さらに、酸素マスクをつけ、息も絶え絶え、意識も朦朧の男も発見。教授曰く、”眠れる森のおじさん”だとか・・・

こちらはラングストンとキャサリンが担当だ。
被害者の女性はリリィ、この男の恋人だと言うが・・・嘘だろう?
そして、この男バーナードは無呼吸症だとか。それで酸素マスクだったのか。
それとクローン病とかいう不治の病も持っているらしい。
そして、奴の部屋には実録犯罪もののDVDが大量にあった。
これの意味は?
たまたまなんて無いとは思うが、今はまだ何もわからない。


一方、ニックたちは・・・
店の外を捜査していたグレッグとホッジスは、死体があった部屋の窓の外に筒状のアライグマの罠を発見、さらにマッチと圧縮エチレンガスのボンベも。
これの意味するのは・・・まさかアライグマ砲弾の直撃を食らったのか?
だとしたら・・・面白すぎる。

そして店の中を捜査するニック(ヘンリーは死体の番だ)
固定電話発見!だが通じてないもよう・・・

そして死体と会話を楽しんでいたヘンリーだったが、荒っぽそうな男が何処からか現れ、ヘンリーにショットガンを突き付ける。
この男は、この店の夜間警備員だった。誤解を解いて話を聞いてみると、死んでいたのはゴメスという男。
とそのとき、車がやってくる音が聞こえたと思ったら、何かに激しくぶつかる音が。
警備の男の話しでは、店のオーナー、ハリーの女房のシャーリーの車だとか。
そして車からフラフラしながら女が降りてくる。

なんかまた妙なのが現れたな・・・
一体、この話はどう転がっていくのか?

シャーリーの話で、死んだゴメスはシェフだったことがわかった。
さらに、オーナーのハリーは半年前、閉鎖の1月前、どこかへトンズラしたんだとか。
そして今は夜間警備の男と仲が良さそうだな。この女は。

そして、あの大クラッシュの原因になった蛇行運転の対向車、あれは、どうもシャーリーらしい。
確かあのときは反対方向に向かってたはずだが・・・

そしてニックは警備員と一緒に店の裏にあるという、無線機を見に行く。
他はシャーリーの見張りだ。


ここで、話はまた教授たちの事件の方にスイッチ。
謎の金属片、それと折れた注射針からはケタミンが検出されるも、リリィの遺体からはケタミンは検出されず・・・

バーナードは睡眠障害だとか言って、ブラスの尋問中に突然デスクに突っ伏して寝るとか・・・
ホントなのか?
何回もこれを繰り返した後、ブラスの声に反応しなくなるバーナード。
冷静に脈をとるブラス・・・
”おっと”
なんだ? 死んだのか?


またまたニックたちに話はスイッチ。
警備の男スリックと一緒に無線機を探すニック。
と、そのときニックの目に食肉用の冷凍庫のドアが目に入る。
ドアに近づくニックにスリックは不自然な動揺。
”そこには何もないよ”
何かありますと言っているようなもんだ。
そして、そこには男の死体が吊られていた。
・・・やっぱりな。

・・・と騙されたね。
なんでゴム人形なんかをあんなところに吊ってあるんだ?
ジョークのネタだったようだが、ありえない。

シャーリーの見張りをする羽目になった3人だったが、グレッグが電話を作るとか言って消え、ホッジスもトイレに消え、残されたヘンリー。
彼だけじゃ不安だな。

トイレと言っていたホッジスだが、シャーリーの言うように外に行く様子はない。まさかクロゴケグモの巣になっていると言われた地下のトイレに向かったのか?
そして、そこで密造酒の製造機を発見。まあ、犯罪には違わないけど・・・

無線機を発見したニックは通信を試みるも失敗。
あっさり壊れたのだ。

酒を飲んで、くだをまくシャーリーの相手はヘンリーには、やっぱり難しそうだ。
ハリーから送られてきたと言うフロリダからの絵葉書を見せて、愚痴る愚痴る。
おいおい、口説かれ始めたぞ。

さて、グレッグはどうした?


また話は教授の方へ。
バーナードはやはり死んでしまった。
ブラス警部、もうちょっと慌てろよ・・・人工呼吸するとか・・・って無理だな。

検死を行なうロビンスとラングストン。
そして、現場ではキャサリンが、誰かもう1人いた証拠を見つける。
バーナードは無実ということか。

検死を続けるロビンスが妙なものを発見する。
それは2つの盲腸だった。
1つは正常、もう1つは腐っていた・・・
そして、その腐った盲腸は大腸に縫合された跡が、しかもへそには腹腔鏡手術の跡も・・・
でたな・・・ジキル博士。
タイトルにあったので、どこかで出てくると思っていたが、これか。
”ジキル博士。戻ってきた”と教授。


一夜明けたニックたちは、グレッグの考えで、電話機と電話線を直接繋ぐことを試す。
やっと連絡がとれ、警察と検視官がやってくることになり、このよくわからない事件も終了かと思われたが、ここへ来て、バーベキュー用の炉から灰になった頭蓋骨発見。
やっぱり、こういう展開か。


教授とキャサリンの推理では、ジキルは手術したバーナードが中々死なないので、殺しにいき、そこでリリィと鉢合わせ、彼女は殺したものの、バーナードは殺す時間がなくて逃走したのではと。


アライグマが張り付いたゴメスと、灰になった骨の検死を行なうデイビッドとニック、それにグレッグ。
ゴメスは偽造の罪で逃亡中の身らしい。それと骨の主は店のオーナーのハリーらしいが、何故か肋骨が一本もない。
まさか・・・リブになったとか?
そして、ハリー自身が生前B型肝炎だった事実も判明・・・ということは・・・やっぱり・・・
容疑者2人は揃って相手に罪をなすりつけあっているが、果たして真相は?

その真相はヘンリーが突き止めた。ハリーが送ってきたと言う絵葉書からだ。
この絵葉書はハリーが死んでいることを誤魔化すためで、作ったのはゴメス。出したのは、フロリダにいるゴメスの母親。偽造小切手でハリーの口座を空にしたのもゴメスだ。
ただし、ゴメスがハリーを殺した理由までは、まだわからない。
結局、謎のままだったけど。


バーナードの事件は、ジキルの犯行だと解ったが、前回は、腸を蝶結びにして、蝶ネクタイを持ち去るという行動だったが、今回のバーナードは何も取られていないようだ。

さらに調査を進めるラングストン。そしてロビンスの検死も続く。
ロビンスは盲腸(Appendix)の中から注射針の先端を発見。
教授は”不動産で儲けるコツ”という、バーナードの本を調べる。
そこにあるAppendices(Appendix付録、別表の複数形)のページを調べていた教授は、"List of Great Artists"のある箇所が切り取られているのを発見する。

そしてロビンスは注射針の先端から何かを見つけたようだ。
その小さな紙片には”ミケランジェロ”(Michelangelo)とあった・・・

ミディアム 6 #1

Deja vu all over again
復活

アリソンの昏睡状態はまだ続いていた・・・
そして、ついに諦めたジョーは、彼女の生命維持装置を外すことに同意・・・
って、ジョーの夢かよ・・・
脅かすなよ。

3ヶ月の昏睡の後、目覚めたアリソンは、やはり夢を見なくなっていた。
夢に見たとおりだ。
そして、脳卒中の後遺症で右半身にまだ麻痺が残ったままだ。

車のキーがないと朝から大騒ぎするアリエル。
疑われているのは、もちろんブリジット。
しかし、こっそりキーを持ち出したのは、アリソンだった。
ブリジットは日頃の行いが悪すぎるので、まあしょうがないな。

片手運転で、何とかデバロス検事のオフィスにたどり着くアリソン。
そして、復帰した彼女にを暖かく迎えてくれるスタッフたち。
しかし、ここでアリソンは夢じゃないけど、何か奇妙な体験をする。
ある出来事の繰り返しイメージ? タイトルにもあるデジャヴュ? 
それは、ほんのちょっとだけ未来の出来事のイメージだった。
これは能力復活の兆しなんだろうか?
ただし、ジョーはこのことに、あまり喜んでないみたい。
このことがわかったのも、この能力のおかげって言うのが悲しいけど。
それにしても、あまりにも移行がスムースなので、どこまでが現実なのかわからなくなるな。

今回デボラス検事のところに持ち込まれた事件は、ストーカー被害を受けている人気キャスターのソフィー・カーレンの件。
彼女に盗撮DVDを送りつけてくるという異様なストーカーに悩まされているとか。
そして、TV局のオーナーで彼女の夫でもある、ダン・テーパーがデボラス検事に相談に来たのだ。
彼によると犯人の名前も住所もわかっているとか。

しかし、そのストーカー男ピーター・ワイナントは、彼女と自分は恋人同士だと主張・・・
そして、またもアリソンにはヴィジョンが一瞬見える。
裸のソフィーとワイナントの姿が・・・ちょっとアブノーマルっぽいけど。

そして、アリソンの能力は本格的に復活した。
ただし、ヴィジョンの受け取り方がちょっと変更になったみたいだ。
寝なくてもヴィジョンを受け取れるようになったのだ。一瞬の白昼夢とでも言うように、何気ない瞬間に、突然ヴィジョンが見えるのだ。
このヴァージョンアップは、何気に凄いんじゃないかな。

このとき、アリソンが見たのは大怪我を負ったソフィーが必死に電話までたどり着き911に電話すると言うもの、レイプされて刺され、夫は殺されたと。
そして、その直後にスキャンロンから同じ内容を報せる電話があった。

そして、病院でソフィーから話を聞いたアリソンは、ワイナントと会った時に自分が見たのは、このレイプの場面だったのではないかと思うが、もうどうしようもない。

ところが、今度はワイナント自身がヴィジョンに現れ、”あの女に騙された”とアリソンに告げる。
ワイナントはソフィーの病室に強引に侵入しようとして警護の警官に射殺されてしまったのだ。それで、何かを伝えにアリソンのところに来たんだろう。

寝なくてもヴィジョンを受け取れるようになったアリソンだったが、ついに前みたいに夢も見るようになった。
それにより、やっと、今回の事件の真相が見えてきた。
恋人のように仲が良さそうなソフィーとワイナント。そして、ワイナントが名残惜しそうに帰ったあと、彼女は、すでに刺し殺されている夫ダンの遺体から、ワイナントが触れたナイフに血をべったりと塗りつけた。そして、一瞬躊躇するかに見えたが、そのまま、そのナイフを自分の腹部に突き立てる・

遺産目当ての犯行だったようだが、物的な証拠はない。
しかし、ワイナントが自宅の落書き被害を記録するために設置してあった監視カメラに、深夜訪ねてくるソフィーが、ばっちり写っていた。
これで、終わりだ。

最後、家族の団欒の中、無造作に右手を使うアリソンの姿があった。
これで、心も体も復活だな。

THE RIVER #4

マガス号に残されていた、大量の蔦に囲まれて脱出できないマガス号の映像。
ナタで切っても切ってもまた絡まりついてくる・・・なにか尋常ならざる雰囲気だ。

そして、探検隊の第二カメラマンのジョナスが発見される。
初めてのはっきりとした手がかりになるんだろうか?
木に吊るされた状態で発見されたジョナス。しかも、マラリアに感染しているようで、かなり危なそうだ。
そして、謎の鳥の死骸の大量落下。さらに嵐がやってくる。
なんか立て続けに異変が襲ってくる。

ハエルが言っていた謎の言葉、”コルガト”とは”吊るされた男”
タロットカードか。
盗みを働いたら、永遠に吊るされる・・・らしい。
ハエルはジョナスは追放すべきだと言う。さらにやってくるのは嵐じゃないとも・・・

そのジョナス。瀕死の重体かと思われていたが、マガス号の編集室で、こっそりとビデオを調べている。そこには、さっきの謎の蔦に引きずり込まれそうになる女性船員の姿も映っている。そして、彼女を助けたエメットは、この映像を撮影していたと思われるジョナスに、
”お前のせいだ。警告したぞ!”
と叫ぶ。
ジョナスが撮影しようとして、エメットに禁止させられた、原住民の長老の葬式のことを言っているんだろう。
これのビデオを見ていたジョナスは、何かをメモしていたようだが、なんだろう?
何かを確認するために、このときのビデオをみていたんだな。
そして、ジョナスは立ち去るさいに、このビデオテープを持っていく。
このことに、(今の)マガス号の乗員は誰も気付かない・・・
さらに、リンカーンの、”何があった?”という問いにも、”覚えていない”と答える、ジョナス。
本当だろうか・・・嘘だろうな。

そして、何かがやってきた・・・

大量の虫だ・・・

もの凄い速さで接近してくる雲かと思いきや、あたりを覆いつくす虫の大集団だ。
慌てて船内に避難する一行。
そして、この異変の原因はジョナスにあると思っているハエルに、その理由を尋ねようとした矢先、ジョナスが痙攣を起こし倒れる。
何かの呪いかと思ったが、ただの肺水腫だったようで、ここはリンカーンが冷静に対処。

この状況下でハエルは執拗にリンカーンにタロットカードを引かせるが、結果は全て、”コルガト”、吊るされた男だった。これの意味するものは果たして・・・

一方テスは、ジョナスの携帯に何か手がかりが残されていないかと調べる。
そこには、例の長老の葬式の様子が写されているようだ、そして、死の瞬間、長老から、煙のような、”なにか”が出てきて、携帯カメラの方へ・・・
そして、映像は、そこで終わる。
これを見せられたクラークが、思わず後ずさりしてしまう程の気味悪さだ。

そして何故か、忽然と虫が姿を消す・・・
これは、何かの前兆か?
どうやら、今度は本物の嵐がやってきたようだ。しかもかなり大きい。

ハエルは言う、”ボイウナが、彼を吊るすことを望んでいる”と。
これに合わせるように、付近の蔦が首吊り用の縄のように形を整えていた・・・
さらに、ハエルによると、ジョナスは長老の魂を盗んだとも。

ジョナスが盗んだテープを取り返したクラークは、みんなでこのビデオを確認する。
すると、そこには衝撃の映像が・・・
ジョナスはエメットに置き去りにされていたのだ、しかも、吊るされて発見された、あのままの状態で・・・ということは、数ヶ月間ずっと吊るされていたということか・・・
まさに永遠に吊るされる男だったとは・・・

カートはジョナスを強引に森に戻そうとするが、リンカーンは、何故かジョナスを庇う。
”彼は仕事をしただけ”だと言って。

そして、テスもエメットの唯一の手がかりであるジョナスを失うわけにはいかなかった。
助かるために、エメットの情報を話し始めるエメット。
それによると、エメットの目的は”魔法”を探していたとか・・・
そして、それは、特定のどこかから出ると信じていたんだとか。その場所の名は、
”根源(source)”・・・
カートが衛星電話で謎の相手としゃべっていたときに出てきた単語と同じだな。
そして、ジョナスは地図の一点を指差す。
ここを目指していたと・・・

そして、それを聞き終わったテスは、非情にも、ジョナスを吊るすことに賛成する。
しかしリンカーンは黙っていない、銃を取り出し、これに抗議する。
”彼は殺されるほどの罪は犯しちゃいない”
”みんな恐怖に負けるな”

この騒動を前にして、ジョナスは自分の携帯をひったくり、”俺が悪いんだ”と叫びながら、嵐が吹き荒れる甲板に飛び出す。
そして、携帯を叩き壊して、首吊り蔦に自らの首を突っ込んだ。
すると、蔦は、これを待っていたかのように、ジョナスを空中高く持ち上げていく。

しかし、壊れた携帯から煙のような何かが現れて、どこかへ消えると。蔦は力を失い、ジョナスは甲板へと落下する。

そして嵐は去った。

一夜明けて、平静を取り戻したマガス号。
ジョナスはエメット捜索隊に加わることに同意したようだな。
しかし、あんなことがあったばかりだが、大丈夫なんだろうか?

エメットがジョナスを置き去りにするシーンを見返しては、”信じられない”と感想を洩らすリンカーン。最後に自ら犠牲になろうとしたことからも、そんなに悪いやつじゃなさそうなジョナス。
エメットにそれが解らなかったはずはない・・・
”何故、あんなことをしたんだろう”
この答えは、ビデオの続きにあった。

”この土地に試されている”
”厳しい決断をせねばならないこともある”
”別の解決策もあったろうが、私の決断だ。後悔はしない”
図らずも、テスとリンカーンに宛てた謝罪のメッセージの形を取っていた、このビデオ。これを見て、2人は泣きながら抱き合うしかなかった。

ジョナスが何かメモを取っていたように見えたが、あれは見間違いだったのかな?
特に何もなかったな。

今回ジョナスが発見されて、結局、一行に第二カメラマンとして同行することになったので、いままでのように、何も手がかりがない状態で、闇雲に、ただ探し回るというのは避けられそうだな。
エメットの目的とかも、解ってきたし、これからが本番だろうな。

2012年12月3日月曜日

クリミナルマインド 4 #22

The Big Wheel
闇夜に浮かぶ観覧車

几帳面そう(すぎる)男の朝の風景。
なにか病的なものを感じる、黒いビニールで覆われた洗面台の鏡とか、ドアを開けるときに、必ず2回かちゃかちゃとするとか・・・
潔癖症も入ってるな。
強迫性傷害というやつらしい。

そして・・・やっぱりやってしまった。
オープンハウスで不動産業者の女性ミシェルを突然ナイフで刺した・・・

そしてさっき見ていた異様な映像がそのまま警察に送られてきたのだ。彼女を殺して死んでいくところまでの・・・
鏡を覆っていたのは、このためか。
カメラっぽいのは写っていなかったように思っていたが、どうやら眼鏡に仕込んだ隠しカメラみたいだ。しかし、こんな物が一般に手に入ったら隠し撮りし放題だな。こいつが改造したのか?

そして、この映像には”HELP ME”という文字も。
助けを求める殺人鬼か・・・
漫画のモンスターにもあったような。
光が明るく輝くためには、闇の存在が不可欠である。
フランシス・ベーコン(イギリスの哲学者)
今回は捜査側だけじゃなくて、犯人側からの目線でも話しが進んでいくというパターンだ。

それと、今回はガルシアもみんなに同行するという、初めての展開。
まさか、彼女が事件に巻き込まれる伏線?・・・(全くそんなことは無かった)

犯行現場にあった被害者ミシェルのメモに犯人が書いたと見られる、”29”とい数字を赤で二重丸した落書きを発見したBAUは、犯人にはなにか計画があるとみるが、それが果たして何なのかは、まだわからない。

しかし、その前に、奴は正体がばれそうになったため、訪ねてきた知り合いの女性も殺害。
これは、計画にはなかったことだ。果たしてこれが突破口になるのだろうか?

そしてプロファイルの発表。
犯人の名前もカメラ店からの情報で、ヴィンセントと判明。

しかし、このとき、被害者像にぴったりの女性に近づく、ヴィンセントの姿が・・・

BAUの調査でさらに謎が深まる。
この犯人は、10年以上の長きに渡り、1年に1人づつ殺人を繰り返してきたらしい。
BAUが把握しただけでも11人の被害者がいるみたいだが、今回の11人目の被害者ミシェル以前の犯行はメッタ刺し。しかし彼女は一刺し。
そしてビデオを送ってきたのも初めてだ。確かに何かが変化している。
そして、10人目の被害者には息子がいたことがわかる。
しかも、その子は現場に居合わせて、犯人に顔を見られているらしい。

この子の存在が、ヴィンセントを変化させたに違いない。
しかし、その理由は?


一方、次のターゲットに接近中のヴィンセントは・・・


と思ったが、様子が違うな。この女性の盲目の息子スタンの知り合いみたいだ。
この子の母親がターゲットというわけでもなさそうだし、この子に危害を加える気もないみたいだ・・・
まるで友達みたいな接し方だ・・・
そして、キャップを付けたままの赤ペンで、スタンの手のひらに二重丸を描くヴィンセント。
今日29日はこの子の誕生日。そして今夜、何かを約束しているらしいが、この二重丸で、2人にはわかるらしいな。


もうこの時点では、スタンが10人目の被害者の息子なのはわかっているが、ヴィンセントの目的はなんだろう?
例の計画に関係あるのか?


そしてヴィンセントはまたもや、計画にない殺しをやってしまう。
絡んできたチンピラを刺したのだ。
しかし、ヴィンセントもチンピラが撃った弾丸により負傷。かなり重傷っぽいぞ。
しかし、平然と帰宅して、パンくずとラップというワイルドな応急処置。

そしてやっと、ヴィンセントが繰り返し見ていた謎のドラマ見たいなビデオ映像の正体がわかる。
それは、ヴィンセント自身が撮影した自分の母親が殺されたときの映像だった。ちょうど今のスタンくらいのヴィンセントも写っている。

そしてヴィンセントは最後の計画を実行に移す。



その計画とは、スタンを本物の観覧車に乗せてやること。
傷ついた体を悟られないように、必死で痛みに耐えながら、ヴィンセントはスタンを遊園地に連れて行く。そして観覧車へ。
警察やBAUが包囲する中、観覧車の天辺まで来た2人のゴンドラ。
母親と一緒に殺されればよかったと言うスタンに、ヴィンセントは、
”絶対に死にたいなんて言っちゃだめだ。君は特別なんだ”
”ヴィンセントがパパならよかったのに。”とスタン。
そして、事切れたヴィンセントの手を握り締めたまま、スタンの乗ったゴンドラはゆっくりと地上へと降りてきた。

ヴィンセントは、スタンの目が見えなかったために、彼までは殺さなかったと思われたが、それはちょっと違うようだ。
本当は、スタンの中に自分自身を見たのだろう。
母親が殺される現場に居合わせたという、共通項を持つ2人。
しかし、スタンは目が見えなかったおかげで、それを見なくてもすんだが、自分は違った。
そして自分は病気のせいもあり、耐え切れずにシリアルキラーになってしまった。
ヴィンセントは闇である自分にとっての光をスタンに見ていたのかもしれない・・・


そして、ラストシーン。
”ママを殺したのはヴィンセントなの?”
と聞くスタンに、デレクは何も答えられなかった。


どんな闇の中にも愛と希望は生まれうる。
ジョージ・チャキリス(ウェストサイド物語に出てたダンサー兼俳優のことだろうか?)

2012年12月1日土曜日

キャッスル 3 #6

3XK

4年前に起こった女性連続殺人事件と同一の手口の事件が発生。
”3XK”と呼ばれるシリアルキラーが再び戻ってきたのだ。

まず容疑者に上がったのが、被害者にストーカー行為を働いていた、汗かき男のマッカードル。
しかし、アリバイがあり釈放。

そして、再び事件は起こり2人目の被害者が出てしまう。
こちらの事件の容疑者として上がったゲイツ。こいつは怪しすぎるだろ。

ベケットは服役中のゲイツの元監房仲間のジェリーからゲイツの居場所に関する情報を得ようとするが、ゲイツは刑務所内で幅を利かせていたようで、出所した今も、囚人たちにかなり影響力を持っているみたいだ。そのためジェリーは怯えて、中々話そうとしなかった。
やっと聞き出せたのは、行き付けの飲み屋くらい・・・

だったが、そこであっさりとゲイツを逮捕拘束。
しかし逮捕はしたものの、決定的な証拠はない。

ベケットの尋問にしても堂々としてる。こいつはかなり手強そうだ。

そうこうするうちに、ゲイツは犯行時刻に自宅前の監視カメラに写っていることがわかり、しかたなく釈放。ベケットは奴が3XKだと確信しているみたいだが、このアリバイはどう崩す?

手詰まり状態のベケットは、あのキャッスルに助言を求めたりと、かなり焦っている感じだ。
ジェリーがその後、刑務所内でリンチに遭っていることから、よっほどゲイツにとってまずい情報を持っていると予想したベケットは、なんとジェリーに釈放して保護という取引を提示。
こんなのあり? という感じだ。

そして、ジェリーの彼女のドナも一緒に保護することを条件に、ジェリーも納得して情報を聞き出すことに成功する。
ジェリーの話によると、やはり、ベケットの勘通り、ゲイツが3XKなのは間違いないようだ。

そしてジェリーを隠れ家に連れて行き、ライアンが更に詳しい話を聞きだしているあいだ、エスポジートはダナの保護に向かうが、行方がわからない。
そして、ライアンはゲイツに共犯がいるという、思ってもみなかった情報を聞き出した。
この共犯ってのが、ゲイツのアリバイに関係していそうだな。

そう気付いたキャッスルも、早速ゲイツのアリバイの元になった監視カメラの映像を見直す。今度は、事件当日だけじゃなくて、ほかの日の分もだ。とすると・・・
身長が違う・・・そういうことか。
そして、画面に写るゲイツの身代わりの顔のテカリ具合から、この男は汗かき男のマッカードルだと突き止めたベケットは、奴を指名手配。
そして、釈放されていたゲイツも消えたことがわかり、こいつも指名手配だ。

ここへ来て事件が動いてきた感じだな。
ゲイツとマッカードルの関係も判明。同じ施設で育った、言わば兄弟と言うような間柄だったのだ。
しかし、何故マッカードルはゲイツの殺しの手伝いまでするようになったのか?
兄弟同然といっても、そういう主従関係があったのだろうか?

そして、ゲイツはダナを襲っていたところを現行犯で逮捕。
あぶないところだったな。
わりとあっさり逮捕されたゲイツだが、まだ不敵な笑みを浮かべる。

一方のマッカードルは意外なところで発見された。
病院だ。
持病の心臓病の手術をしたばかりだとか・・・
なんで、こんな時期に? という感じだ。
そして、ゲイツはマッカードルにお見舞いの花まで贈っていた。

絶対吐く気がないゲイツの弱みはこれだった。
ちょっと汚い手だが・・・

結局、マッカードルに免責を与えることで合意、ゲイツは全てを認める供述をし始めた。



と一件落着のはずだったが予想外の展開が待っていた・・・
ダナのことより、ゲイツがどうなったかを心配するジェリーに不審を抱いたキャッスルは、ジェリーこそが本物の”3XK”だと見抜いたのだ。
つまり、今回の”3XK”復活劇は、全てジェリーの計画だったのだ。
マッカードルの手術費用を肩代わりする代わりにゲイツに”3XK”の身代わりになるように取引したのだ。
ゲイツが”3XK”として逮捕されれば、自分の身は安泰になると考えての計画だったのだろう。
釈放までされるとは、ジェリーにとっても予想外だったのかも・・・

ライアンも事情に気付き、咄嗟に銃を抜こうとしたものの、ジェリーにあっさりとノックアウトされてしまった。
ライアン・・・しっかりしろよ。

そして、気絶したライアンから銃を取り上げると、キャッスルを椅子に縛り付ける。
これは、キャッスル大ピンチだ。
今にも発砲しそうなジェリーの気を逸らそうと、ジェリーの生い立ちを推理して聞かせるキャッスルだったが、効果はあったのか、なかったのか・・・
逆に、ジェリーに、”お前は死に魅了されている。どれだけ死に近づきたいんだ?”と返される。

結局、ジェリーはキャッスルもライアンも殺さずに立ち去る。

ベケットたちが異変に気付いて駆けつけたのは、その直後だった。
拘束中にマーサから掛かってきた電話の最後にキャッスルが”愛してる”と言ったことを不審に思ったマーサがベケットに通報したらしい。
しかも、ベケットから、そのことを聞いたキャッスルの反応は・・・
”期待通りだ”・・・相変わらず変な親子だな。

ライアンの銃とバッジを持って消えたジェリー。
ゲイツを身代わりにして”3XK”を葬り去るというやつの計画は阻止できたものの、シリアルキラー”3XK”は世に放たれてしまった。
キャッスルに恨みを抱いていそうな感じだし、近いうちに、また戻ってくるだろうな。

2012年11月30日金曜日

シャーロック #1

あのシャーロック・ホームズのドラマ版だ。
よくは知らないが、今までも映像化はされてるはずだ。
原作の小説は、子供のころ小学校の図書館から借りていくつか読んだ記憶はあるが(俺は怪盗ルパン派だった)、映像作品は、まったく見たことはない。

しかし、この作品は舞台を現代のロンドンに設定し直してある。
コナン・ドイルの原作では時代は、かなり昔のはず、20世紀には入っていたのか?
・・・いや、改めて調べてみると、まだ19世紀の話だ。そう言えば馬車とか出てきてたような。

結構なマニアも大勢いるはずだし、彼らを満足させるような、シャーロック・ホームズのテイストを残しつつ、現代風にアレンジするのは、大変だったろうな。推理物の醍醐味でもある、犯罪トリックにしても、同じってわけにはいかないだろう。
まあ、俺の場合、原作もほとんど知らないので、単純に楽しく見ていられるからいいけど。

主な登場人物は、
まずは、主人公のシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)
すごい頭脳の持ち主だが、性格の方は・・・ぶっ飛んでいる。
高慢で他人を簡単にバカ呼ばわりする。
人の都合はお構いなし。
そして、無鉄砲。
友達なし。ワトソンを紹介した医者は友達かは不明だが。
レストレイド警部補は友達のうちには入るのか?
無報酬でロンドン警察の捜査協力をしているみたいだ。
たぶん、自分がやりたい事件だけだろうけど。
それに署員には嫌われまくっている。言いたい放題だ。いつか人を殺すだろうとか・・・
そして、今風にブログもやってるみたいだ。

ドクター・ジョン・ワトソン(Dr. John Watson)。
ワトソンはアフガン戦争帰りの元軍医となっている。
調べたら、原作でも同じ設定。しかし同じアフガン戦争でも、このアフガンは、9.11テロの後勃発したアメリカによるアフガン戦争、原作でのアフガンは、19世紀末に起こった、イギリスとアフガニスタンとの戦争みたい。
こういう小ネタを知っていると、より楽しめるかも。
そして、住む場所を探していたワトソンは、よくわからないままシャーロックのルームメイトに。

彼は戦争のトラウマで足を引き摺っている。杖が必要なほどだ。
手の振るえも在ったようだ。
しかし、シャーロックと一緒に事件を追っているうちに、体の異常はすべて直ってしまった。
不調の原因は戦争のトラウマじゃなくて、死と隣り合わせの生活から遠ざかったためだったらしい。
ドラッグみたいに危険中毒ってところか。

それから、現代風ということで、ことあるごとに2人のゲイ疑惑ネタがあるのも面白い。

レストレイド警部補(Inspector Lestrade)。
ロンドン警察の警部補。
シャーロックの性格はともかく、彼の事件解決能力を高く評価してる。
それで、困った事件が起こるとシャーロクに協力依頼してるみたい。
一応、シャーロックの理解者の1人だ。

ミセス・ハドソン(Mrs. Hudson)
シャーロックとワトソンの部屋、ベーカー街221Bの大家。
よくわからないが、色々と小言は言っているわりには、シャーロックとは概ね良好な関係みたいだ。


今回のエピソードの元になったものがあるのかは不明だ。あるとしても、携帯とかタクシーとかかなり重要な小道具になっているので、かなり改変の必要があっただろうな。

シャーロック・ホームズの宿敵と言えば、俺でも知っている、モリアーティ教授だが、初っ端からいきなり堂々と登場して、ワトソンを買収か?
と思ったが、実はシャーロックの兄貴、マイクロフトだとか。
これには騙された。
しかも、政府の諜報機関の人間だとか。それじゃ、ワトソンが口説こうとした、あの携帯いじってばっかの謎の女は一体誰? 実は凄腕のボディーガードとか?


ストーリーの方は、
連続自殺かと思われていたものが、実は殺人事件だったというもので、
事件の肝は、被害者が自ら毒薬を飲んでいるという点だ。

シャーロックの推理シーンは、かなり斬新な感じ。
彼の思考が、テロップとして画面の中に表示されるのだ。
なかなか面白いんだが、いつもやられると、ちょっとウザイかも。

逃走したタクシーを追いかけるシーンは、シャーロックの頭の回転の速さを見せ付けるシーンだ。
とっさに行き先を予想して、ワトソンとともに走って追いかける。
シャーロックの頭の中には、ロンドン市内の地図にネットのルート検索みたいにタクシーのルートと交錯しながら、追跡ルートがするするっと現れていく。
これも、なかなか面白い。
その後の実際の追跡も、面白かった。ワトソンが杖をカフェに置き忘れたことにも気付かずに、全力で走るところとか。

そしてダイイング・メッセージの謎。
これも予想外。

最後は犯人との直接対決。
ここで、被害者が何故、自ら毒を飲んだかが明らかになる。
シャーロックは犯人の挑発に乗ってしまうのか?
そんな、バカなことはしないだろう・・・
しかし、ワトソンの介入がなかったら、果たしてどうしていただろうか?

自分の命よりも、自分の力を証明することの方が大事っぽいからな・・・

そして犯人が最後に叫んだのが、”モリアーティ!”
今回の犯人はシャーロックのことを、この”モリアーティ”なる人物から聞いたという。
シャーロックの”ファン”だという、このモリアーティ、やつの正体は、果たして・・・


第一話はこんな感じだ。
全6話だと思ったので、所謂、ミニ・シリーズというやつだろう。
なかなか面白い感じなので、引き続き見てみよう。

2012年11月29日木曜日

PERSON of INTEREST #14

Wolf and Cub(ウルフ:ベテランとカブ:新米・・・くらいの意味かな)

前回ルートの攻撃により、ダメージを受けたフィンチのシステム。
しかしマシーンからは、ちゃんと番号を受け取ったみたい。
マシーンの本体がどこに隠されているにせよ。ルートの攻撃はそこまで及んでないことは確実だ。
リースは相変わらずフィンチ=マシーンと疑っているようだが、それは考えにくいだろ。


親代わりの兄をチンチラどもに殺された少年ダレン、彼が今回のPOIだ。
彼も兄を殺した犯人どもに狙われる展開かと思いきや、復讐の方だった。
コミック好きでトランペットが得意な少年が、全てをなげうって兄の復讐に燃える。
話的には面白いが、こんなのは間違っている。

そしてダレンは仇の1人を発見して、そいつに銃口を向けるが・・・
しかし、危ういところでリース到着、ダレンが殺人者になるのを阻止。そしてカーターもすぐに到着して、仇の1人は拘束できたが、殺しの証拠はないぞ。どうするカーター?

あまり詳しいことを話さないリースになんか不満げな表情を向けるカーターだが、リースの目的がはっきりしている以上、あまり文句も言えないか。

そしてダレンはファスコに預けて、残りの一味を捜索するリース。
しかし、使えないファスコはダレンを逃がしてしまう・・・
ダレンは他人に任せて、自分はフィンチの調査をしていたためだが、フィンチについては、面白い情報があったようだ。偽名をいくつも持ち、本名まで辿れないらしい。大学以前の情報もなんにもなし、だとか。

やっと発見したダレンは仇を探しに行った酒場でチンピラに絡まれているところだった。
軽くチンピラどもを片付けたことで、リースを”ローニン”と呼び、一目置くようになったダレンだが、復讐をやめさせたいリースの説得になかなか応じない。
そして結局、手伝うことに。
ただし、相手は殺さない。自分のやり方でやる、という条件で。
1セント(たぶん・・・でも違うかも。)硬貨1枚で、これを請け負うことに。
それにしても、”ローニン”、ボスのいないサムライか・・・
意外とそうかも。

そして、リース流、悪党の懲らしめ方講座の開始だ。
まずはステップ1、”観察”、敵を知るのだ。
しかし、リースは観察するのは苦手・・・と自分で言いながら、悪党どもの愛車をパクって逃走。
おいおい。でも、これが次のステップ2、”敵を動揺させる”だ。
ステップ3は、”戦いの主導権を握り、隙を作らせる”
ダレンによると、”孫子の兵法”らしい。ってなんで知ってるんだ?
そして、ステップ4、5は”ボスを見つけて、懲らしめる方法を探す”だとか・・・
なんか、その場で考えてるっぽくなってきたな。

そして、その奴等のボスとは、ダレンもよく知る、コミック店の店主ウィルコックスだった。
意外な人物が、悪党のボス。定番だが今回は予想外だ。
”上にいくほど善人か悪人か見分けがつかないものさ”
確かにそうかも。

そして、いよいよステップ6。
リース曰く”楽しいぞー”ってなんだ?
ボスに金運びを命令されて、現場に向かう、仇のチンピラ2人の車。そこに、さっき盗んだ奴等の車を体当たりさせて、
”返しにきた”
もちろん、ただ返すだけじゃなくて、2人を金ごと誘拐。
そして、そのうち1人は、警察にプレゼント。
もう1人は、可哀想に、リースの拷問だ。
こいつにダレンの兄殺しを吐かせるのだ。

ガスバーナーを取り出して火を付けたときには、そこまでやるのか?
と思ったが、焼いたのは、奴等が運んでいた札束だった。あっと、そういうことですか。
確かに楽しくなってきたな。
”この金がないと、ボスはどう思うかな?”
これで、ついに凶器の場所を吐いた。

一方、ボスのウィルコックは、そのまたボスに金が消えたことや、手下の1人が長時間拘束されていることを相談していた。
相手は、ファスコの悪徳刑事仲間のリンチ(?)警部。
なんかニューヨーク警察の闇は深いって感じだ。

ダレンは、当然ウィルコックにも復讐したかったが、リースに諭される。
”あいつは殺してないだろう”
”それじゃウィルコックのボスは? 責任のあるやつ全員に復讐するのか?”
だが、ダレンは納得しなかったようだ・・・

隙を見て逃げ出したダレンはウィルコックのコミック店へ復讐に向かう。兄を殺した銃を持って。

このウィルコックという奴、表の顔としてコミック店をやっているだけあって、少年の扱いにはなれてるみたいだ。巧みにダレンの心を刺激して、釈放された仇の1人を撃たせようとしていたな。
撃ったら、使えない手下が1人減り、優秀な手下が1人増える。撃たなかったら、当然楽勝だ。
だが、ダレンは撃てない。
そして、ウィルコックに銃を奪われて、絶体絶命。

そのとき、リースは暴動鎮圧用のゴム弾ランチャーで突入開始。
フィンチは建物の電源を落してサポート。
カーターとファスコも到着だ・・・この2人、一緒で大丈夫か?

手下はリースがゴム弾で仕留めたが、ウィルコックはダレンを人質に逃走を図る。
しかし、やつが追いすがるカーターに発砲した隙にダレンはなんとか逃げ出すものの、ウィルコックは今度はダレン目掛けて発砲。
このときダレンを救ったのは・・・
あの体型からは想像できない素早さで、ダレンと弾丸の間にジャンプしたファスコだった。
そして、ウィルコックはリースのゴム弾をバンバン食らってノックアウト。

ファスコは? 死んだ?
いやいや、ケツに1っぱつ食らっただけですんだ。
救急車で運ばれるファスコ、実にうれしそうだな。撃たれた直後、カーターに”だいじょうぶ?”と聞かれたときの答えは、”最高だ!”
なんか、かなり良いやつっぽくなってきたな。
こっちが本性なんだろうか?

最後、里親の下に引き取られることになったダレン。
リースを見ながら、”家族ならもういる”と言ったのには、ちょっと泣けてきそうだ。
”自分の身に起こることは選べないんだ。どう乗り越えるかだぞ”
”チャンスを生かせば道は開ける”これは、また孫子らしい。


父親のことを調べていたウィル・イングラムは、父が謎の仕事をしていたときのファイルから、アリシア・コーウィンという名前を探りあてる。ウィルは当然知らないが、マシーン製作当時の政府側の担当者だ、そして、ウィルは彼女から話を聞く。
このこと自体は、これにより、ウィルは心の整理が付き、父親の謎の仕事の調査から手を引いてスーダンに行くことを決意したので、フィンチにとって懸案材料が一つ減ってよかったが、問題はこの、ウィルが会った女性アリシアの方だ。
マシーン製作に当たっては、フィンチは完全に裏方。政府には名前は割れていなかったのだ。
そして、今回ウィルの口から”ハロルド”という名前が漏れ、フィンチの存在がアリシアの知るところになってしまった。
しかし、ウィルは”ハロルド・レン”って言ってたな。フィンチになる前の偽名か。

ネイサン・イングラムの死には、なにか陰謀めいたものが有りそうだし、ここでフィンチの名前が彼女に漏れることは、一体どんな意味をもつのだろうか?
彼女は今は引退していて、しかもアメリカ国内で唯一、携帯、無線LANが禁止された町に住むという、電波望遠鏡のためらしいけど、ちょっと怪しげな町だ。なんか怯えたような感じもしたし。これも気になるな。


そして、ラストの、おそらく”マシーン”が見ていると思われる映像に、別ウィンドウが現れてメッセージを並べる始める。
字幕も何も出なかったので、特に意味はないかも知れないが、
わずかに読み取れたその断片を見ると、何か怪しげだ。


SUBVERT((体制を)転覆させる、打倒する)
MONITOR(監視)

2012年11月28日水曜日

フリンジ 3 #1

シーズン2のラストで”向こう”と”こっち”のオリビアが入れ替わってしまったんだったな。

今回は、その”向こう”の世界に取り残されてしまった”こっち”のオリビアの話しだ。
オープニングのバックが赤いのは、”向こう”の話がメインのためだろうな。

彼女は、”向こう”のオリビアの記憶を植え付けられる処置を受けたようだ。
理由については、ビショップ長官は、機密保持のためと言っていたけど、それだけの目的なんだろうか? わざわざ記憶を刷り込んで”向こう”のオリビアに仕立て上げる意味があるのだろうか?

この処置、最初は上手くいっていないようだったが、徐々に”こっち”のオリビアの記憶が消えていって、結局、完全に”向こう”のオリビアの記憶に移り変わってしまった。
”こっち”のオリビアそのものが存在しなくなったも同然だ。

一方で、”こっち”の世界に潜入してきた”向こう”のオリビアを疑う者は、今のところ誰もいない。親しいはずのピーターでさえも・・・
というか、前より親しくなってるな。恋人同士ってわけじゃなかったと思ったけど?
いつの間に、こうなったんだったか?

”向こう”の世界で、記憶が混乱していたオリビアが脅して引っ張りまわした、タクシーの運ちゃん、この男は、たまたまオリビアの目に留まってしまっただけの、単なる不運な男なんだろうか?
”向こう”の母親に会って、記憶の転移(とビショップ長官は言っていたな)完了したあと、オリビアが何処かに出かけるまで、見届けているような行動は、ちょっと不審な感じがする。

”こっち”と”向こう”の微妙な違いは、ちょっと面白い。
登場人物の状況も”こっち”と”向こう”で微妙に違いがあるな。
死んでいる人が生きているとか、その逆とか。
そう言えば、そうそうに死んでしまった、ヒューマン・ターゲットのチャンス役のMark Valleyが演じていた、ジョン・スコット、彼は”向こう”では生きているんだろうか? ちょっと気になるな。

それにしても、”向こう”だとか、”あっち”だの、”こっち”だの・・・
なんとかならんものか・・・

シーズン3からは、完全にパラレル・ワールドものになった感じのフリンジ。
今までのように、ウォルターの奇妙な機械を使って、オリビアとピーターのコンビが奇妙な事件を、解明していくような、Xファイル的な展開はもうないんだろうか?

なんにしても、シーズン3も面白そうではある。
が、一抹の不安がないこともない・・・

2012年11月27日火曜日

コールドケース 6 #20

キューバ人の有望な野球選手ゴンサロ。
アメリカのエージェントと接触した罰により野球を取り上げられた彼は、キューバを脱出することを決意する。
そして、ボロい筏でカリブ海を越えてフロリダまでたどり着いた。
海岸での沿岸警備隊との攻防も、野球選手らしい華麗な走塁技術で、動きの鈍そうな太っちょの警備隊員をかわして無事にアメリカ上陸に成功。しかし一緒にやってきた仲間は、そう上手くはいかなかった。

そのゴンサロが翌年の1999年に殺された。
そして事件は、コールドケースへ。

今回は、彼の事件の再捜査だ。
怪しいのは、まずはエージェントのレイエス。
2番目は、従兄弟のファンかな。

レイエスは、キューバから有望選手を亡命させるために、色々と不誠実な行為をやっていたみたいだ。
ゴンサロから頼まれていた、家族のアメリカへの呼び寄せ、妻と息子はちゃんと連れてきたが、両親の代わりに野球選手を連れてきたりと、金のためならなんでもするってタイプだな。
これにゴンサロはぶち切れて、レイエスと縁をきる。
・・・確かに、こいつが殺したわけじゃないけど、結果的に、ゴンサロは、この行為のせいで殺されたも同然だ。

従兄弟のファン、アメリカで成功しつつあるゴンサロに嫉妬して・・・
と思ったが、そうじゃなかった。もっと複雑だった。
リリィたちには、”自分も昔ちょっと野球やってた”と言っていたが、その実、剛速球ピッチャーだったようだ。あだ名は”キャノン砲”。そして、ゴンサロと共に海を渡った仲間だったのだ。ただし、海岸での攻防で、彼はゴンサロほど幸運には恵まれなかった。
キューバに強制送還され反逆者として投獄。そして刑務所内での暴行により、二度とキャノン砲は撃てない体に・・・

しかし、最後の希望を持ってやってきたアメリカ。
そして、ゴンサロの紹介でレイエスがスカウトを呼んでくれる手筈になっていた。
その矢先、ゴンサロがレイエスと契約解除したのだ・・・
最後の希望を奪われた形になったファンはぶち切れた。
そして持っていたバットをゴンサロに打ちつける。
打ち所が悪かった・・・心臓を強打されて、心臓発作。
必死に助けを呼ぶファンだった・・・

リリィとスコッティの尋問に涙ながらに答えるファン。
それにしても、いつもながら、2人の尋問テクはすばらしい。


最後、ゴンサロの息子がホームスチールを決めるシーンでは、ちょっと、うるうる来た。
そして妻の目には2人を見守るゴンサロの姿が映る・・・

スコッティはキューバ系らしいな、色白なんでわからなかった。
じいちゃんがキューバ人で、海を渡ってアメリカに亡命したようだ。

スコッティの冷蔵庫の中には年代物のシャンパンが眠ってた。
ゴンサロと同じように、キューバが解放されたときのために、じいちゃんが取っておいたものだろう。
スコッティはキューバのことはあまりよくわからない。関係ないね。みたいな態度を取っていたけど、それは違うみたいだな。
自分の出自に興味がない人間は、あんまりいないだろう・・・

ザ・ウォーキング・デッド 3 #4

毎回少なからず衝撃的なシーンのあるドラマだが、今回のは衝撃の度合いが違うな。
ゾンビの存在や道具の性能の違いはあるにしても、原始の時代に生きた人々も、こんな決断をしなければならないこともあったかもしれない。
そう思うと、リックたちが生きる今は、そんな時代に近いということかもしれない。

ローリの命を文字通り受け継いで、この世に生まれてきた彼(彼女)は、果たして、この世界をどう生き抜いていくのか・・・

そして残されたリックとカール。
カールの場合、死を覚悟したローリから、マギーが自分(カール)のナイフで子供を取り出すのを見せられ、そして動かなくなった母親への死後の処置は自らの手でこなした。
他人には任せられないということだろうが・・・残酷な世界だ。
しかし、これを自らやったことで、一種の区切りがついたんではなかろうか?
しかしリックはどうだろうか?
家族を亡くしているのは自分だけじゃない。
そのことは、頭ではわかっているだろうが・・・

そしてTドッグ。彼も最後はキャロルを逃がすために自ら犠牲になる道を選んだ。どの道、すでに噛まれていたので、あまり選択肢はなかった。
そう言えば、そのキャロルともう1人の囚人、みんなのところに、いなかったような・・・
大丈夫なんだろうか?


一方、アンドレアとミショーン。
ミショーンは総督のやり方に気付いたようだが、アンドレアは、ここが気に入っているきているみたいだ。
ミショーンの計画は海岸にでて、そこからどこかの島を目指すということだ。
今まで、描写はなかったように思うが、ゾンビは水中ではどうなんだろう?
移動できるなら、島もやばいだろうけど、移動できないなら、そこは安全だな。
あ、でも誰か死んだら処置はしなくちゃならないな。

そしてメルルはダリルを探しに行きたいようだが、あの総督の答えは・・・OKということなのか?



今回Tドッグとローリ、2人の仲間を失ったリックたち。
仲間にはしないつもりだった生き残りの囚人の処遇はどうするのだろう?
警官だったリックによると、彼らは一見まともになったように見えても信用できない。
が、その1人に命を救われているリック。
果たしてリックの決断は?
・・・といいたいところだが、そんな決断ができる状態にすぐ戻れるのかどうか・・・


ヤング・スーパーマン 9 #3

今回は、ゾンビウィルスのアウトブレイクだ。
ゾンビと言っても、死んで蘇るわけじゃなく、脳の機能が犯されそれっぽくなるというもの。ただし、クラークばりのスーパーパワーもオマケに付いてくるという、やっかいなもの。
しかも、空気感染する。噛まれたとか引っ掻かれたとか関係ない。そして眠っている間に病気は進行するということで、寝ちゃダメだ。

最初にテスが襲われたことから、発覚したこの事件。
テス個人を狙った襲撃事件かと思いきや、その実ゾンビ・アウトブレイクだった。
そしてテスも病院でゾンビ化。
このときはゾンビに襲われたときに負った傷にから感染したと思ったけど、先に書いたように、空気感染して、病院で寝ている間に発症したみたいだ。

テスの血を調査したハミルトン博士によると、このウィルスの構造には見覚えがあるとか。
それはデイビスの血だ。すなわちデイビスの血を使って作られたということだろう。
そうすると、このウィルスを作ってばら撒いた犯人は・・・クリプトン人、つまりゾッドってことだろうか?
そしてワクチンを作るには、デイビスの血が必要だということだが、それはもう手に入らない。どうするんだ?

一方、ウィルス発生源はデイリー・プラネットらしいこともわかり、ロイスが危ないと感じたクラークはデイリー・プラネットに駆けつける。
しかし、そこはすでにゾンビだらけ。
なんとか、ロイスと2人でゾンビを撃退。もちろんスーパーパワーを使わずに(見つからないように)そっとだ。
そして、同じく駆けつけたオリバーにロイスを託して、ハミルトン博士の下に戻るクラーク。
しかし、つい寝てしまったロイスはゾンビ化してオリバーの下から逃亡。

クラークの血ならば、デイビスの血の代わりにできる。ということで、クラークの血からワクチンを作り、水源に投入、さらにはジェットから人口雨に混ぜて投下してメトロポリス中に行き渡らせた。
なんとも大掛かりなやり方だが、資金は一体何処から?
そう言えば、オリバーから資金援助を受けていたんだったか?
ハミルトン博士もクラークやクロエの味方っていうより、オリバーの味方って感じだよな。
ちょっとオリバーの今の現状に対して、クラークやクロエに言いたいことがあるようだが、このことが今後、この関係に影響してくるかもしれないな。

ゾンビ化したロイスをクラークが路上で抱きしめながら押さえている、ちょうどそのとき、ワクチン入りの雨が降り注ぎ、ロイスは元に戻る。感動の再会だ。
そして、ゾンビ・アウトブレイクは収束した。


それにしても、ボロボロのオリバー。
ジミーの死に責任を感じて、そこから立ち直れないでいるようだ。
まだロイスの写真を財布に入れているところからすると、元カノのロイスが支えだったようだが、そのロイスのクラークを見つめる視線と、鏡に映る自分の姿に絶望。
そしてついに、グリーンのフードに火をつける・・・
果たしてこのままグリーンアローは消えてしまうのだろうか?

そして、今回の事件の黒幕はゾッド・・・じゃなくて、部下が勝手にやったことだった。
そしてワクチンからクラークの存在を知ったゾッド。
このとき、Sのマークを見て”カル・エル”じゃなくて”ジョー・エル”と言っていたな。やっぱり本物のゾッド?

結果的にすばらしい成果だが、部下の勝手な行動は許さないゾッド。
”ひざまずけ”
部下は、きっと褒められると思ったに違いないが、ゾッドの手には鋭く光る刀が握られていた・・・

オリバーがロイスの写真をまだ大切に持っていたように、クラークもラナの写真を持っていた。しかし、クラークはこれを思い出のアルバムに移し変える。
やっと、彼女のことは思い出になったということだろう。

最後に再び未来のフラッシュバック(フォワード?)を見るロイス。
なんかクロエがやばそう・・・

2012年11月26日月曜日

マッドメン 4 #12

Blowing Smoke
邦題は何故か、”ナンバー4”
ミッヂとか言う昔の女(よく覚えていないが、かなり初期のシーズンで登場)、画家のようだが、現在は夫婦そろってヘロイン中毒。その彼女から懇願されて買った、よくわからない絵の名前だ。よく言えば前衛的・・・かも。
何故これがタイトルに選ばれたのか?
まったくわからない。

会社の状態は相変わらずの最悪。
せっかく、フェイから紹介してもらった客にも、あっさり断られた。
”君の会社が半年持つとは思えない”
ここまで思われているとは、かなり深刻だな。

そしてミッヂとの、よくわからない再会の後。
最近、書いていなかった日記帳のすでに書いたページを破り捨てると、何かを一心不乱に書き始める。そしてタイプもしてるぞ。
ひょっとしたら、あの”ナンバー4”から何かインスピレーションが湧いたのか?

そして翌朝(じゃないかも)、タバコ業界との決別を宣言する、ドンの投書がNYタイムズに載る。
なかなか感動的な文章で良かったと思うが、共同経営者たちの評判は最悪・・・

起死回生の一発逆転を狙うしか生き残る道はないと思うが、彼らはまだ今まで通りのやり方でなんとかなると思っているんだろう。
挙句の果てに、ぶち切れたバートラム・クーパーが共同経営者を降りてしまった。
まあ、爺だし、いい潮時じゃないかな。

図らずもミッヂが言っていたが、この会社は実質、ドレイパー・ドレイパー・ドレイパー・アンド・ドレイパーだったからな。
あっと、でも営業のピートは意外と優秀だな。
ドンは、追加出資金を、金がないピートの代わりに払ってくれるとか、秘密を知られているっていうのもあるだろうけど、それだけじゃなくて、ピートのことを高くかっていると思う。
ペギーと同じだな。色々ときついこともいうが、ドンの評価は高い。
あと、レーンも必要か・・・経理面で。
というわけで、これでロジャーがいなくなれば、ドレイパー・プライス・キャンベルになってすっきりだな。


この、ドンの奇策が功を奏するのかどうかは、まだ不明。
悪い反応は色々とあるようだが・・・
意外な影響もあった。
フェイが会社の顧問をやめなければならなくなった。
彼女はまだタバコ業界とは手を切れないということだ。
でも彼女はドンと仕事の関係がなくなったので喜んでたな。

そして、会社ではリストラの嵐が・・・
それにしても、ペギーびびり過ぎ。君はだいじょうぶだよ。

一方、最近フィーチャーされることが増えてきたサリーは、あの男の子とこっそり会っていたことがベティにばれてしまった。そして、例によってぶち切れたベティは、引っ越すとか言い出す。
せっかく、カウンセリングの効果も出てきていたところだけに、困ったことだ。
カウンセリングの先生も言っていたように、治療が必要なのはサリーじゃなくてベティなんだけどな。

2012年11月25日日曜日

CSI ベガス 10 #8

第7話はトリロジーのベガスパートなので、今回は8話。

今回は、正真正銘、関わりのない2つの事件の捜査だった。
共通点があるとしたら、馬鹿な男と女の引き起こした事件ってことかな。

1つ目はプロボーリングの試合中にボールの代わりに、人間の頭がリターンされてくるというもの。殺されたのは、このボーリング場の従業員ロナルド。
グレッグがボーリングの機械にめちゃくちゃ詳しいのにはびっくり。プレイはしないみたいだが。
ニックはバリバリやってそう。”上手いの?”と聞かれて、”まあね”とは・・・

怪しいのは、被害者の友人でもあるホームレスのバイタス。
それに、シロウトのロナルドにボーリングで負けたプロボーラーのエックス・マン。
今回の試合でエックスマンの対戦相手のチェビーは今のところ、関わっているのか不明。

それにしても、このバイタスという男、なんだかよくわからない男だが、ロナルドのためにボーリングのイカサマやら何やら、色々と如何わしいことをやってるようだ。実に怪しい。

しかし、TV中継の映像から、ボールの代わりにロナルドの頭を裏に仕込むのは、無理だと判明。そのかわり、頭がリターンされる直前に裏から出てきた人物は・・・ロナルドの彼女シーア・ラメットだった。
最初に事情を聞かれてたときには、全然そんな感じじゃなかったのに・・・わからんものだ。
サラも言っていたけど、とんだ女優だったな。

尋問中も、テキトーな嘘で誤魔化そうとしてたけど、結局は観念して、ぺらぺらとしゃべる。
彼女の証言とキャサリンとニックが集めた証拠によると、撃ち殺したのはチェビー。こいつとの浮気がばれて(今は振られて切れてるようだが)、銃で脅そうとしたロナルドが返り討ちにあったと。その後、脅されて死体遺棄を手伝ったらしい。

しかし、何故に頭をあんな風に扱ったのか?
それは、チェビーに振られた仕返しするためだったようだ、”記憶に残してやる”みたいなことを言っていたが、正直、理解不能。
さらには”刑務所から出た後に、チェビーが許してくれれば彼と一緒煮なれるのね”とかサラに聞いてくるし・・・
どうしようもない男だった、ロナルドからチェビーに乗り換えるつもりだったらしいけど、さらに理解不能だ。

チェビーの方は、とにかくボーリング命。逮捕に繋がる直接の証拠も、処分できなかった血のついたマイボールだった。そして逮捕されるってときにも、ボーリングの試合の方が大事らしく、強引に最後の一投を投げてガッツポーズ・・・
こっちは・・・ちょっと理解できるかな。


もう一つは、夫殺しの有罪判決を言い渡されたばかりの囚人カーラが刑務所内で首を吊って自殺した事件。
こっちは、主にラングストンが担当。
教授が注目したのは、自殺ではなくて、夫殺しの方。
彼女は終始、無実を訴えていたようだが、果たして本当にそうだったんだろうか?

銃弾の弾道を詳しく調べ直す教授。そして、射撃地点が間違っていたことを突き止めた。
2階の窓から下の車のフロントガラス越しに運転席にいる夫のジェームズを撃ったとされていたが、教授の実験によると、そうじゃない。
弾丸がホローポイントだったためにフロントガラスに当たった時点で軌道が変わり、2階から撃ったように見えていたのだった。実際に発射されたのは裏庭。そして撃ったのは?
カーラの妹のハンナだった。

殺されたジェームズはどうしようもない男で、浮気を繰り返してはカーラと揉めていた様だが、ハンナもジェームズの相手の1人だったようだ。
そしてハンナは姉のためと言うよりは、自分以外にも何人も女がいるジェームズに対する怒りによる犯行みたいだった。
本人は姉の2歳になる娘のためだったと言っているが、結局その子は家族全員を失い、福祉局に連れて行かれてしまうことに・・・

カーラの心中は想像することもできないが、何で幼い娘を残して自殺してしまったんだろうか・・・
まだ2歳ということで、今の状況は良くわからず、おそらくはこの頃の記憶もあまり残らないのがせめてもの救いか・・・


事件解決後、ボーリング場で遊ぶCSIファミリーの面々。
結構みんな上手いじゃない。
まさかのロビンス先生も参戦してたな。
でも、ラングストンは、靴のサイズを間違えられたといって抜け出し、遠くから、みんなの楽しげな様子を見守る。
これは、何なんでしょう? ボーリングが嫌い? ・・・違うだろうな。
意味がありそうだが・・・ないのかも。

2012年11月24日土曜日

ミディアム 5 #19

シーズン6に備えて、シーズン5の最終話の再放送を見ておくことにした。
大体のところは覚えているが、案の定、詳細は忘れてるな。


家族全員を殺される夢をみたアリソン。
メキシコの麻薬組織の殺し屋に殺されてしまうらしい。
その夢には担当のダニエル・ムチョスという、麻薬捜査局の捜査官も登場。
彼も奥さんを殺されて、アリソンと一緒に捜査していたようだ。

家族に身を隠してほしいアリソンと、そんなことする必要があるのか?というジョーと、激しく揉めめる2人。

折りしも、潜入捜査中だったスキャンロンの同僚が惨殺される事件が発生し、検事局も動きはじめる。
そして、夢で殺し屋カスティーヨの居場所を掴んだアリソンは、このことをデボラス検事に伝えるが、直後、鼻血を出して倒れてしまう。
診察の結果・・・脳腫瘍が発見された。
すぐ手術の必要があるとのこと。
それと、カスティーヨは残念ながら、すでに逃亡したあとだった。

そして、アリソンは夢で、手術をすれば夢を見なくなることを知る。
夢を見なければ、カスティーヨの居場所を見つけられない。家族を守れない。

アリソンは手術当日の朝早くに病院を抜け出し身を隠す。夢を見るために。
そして、ムチョスがカスティーヨとグルであることを知る。

夢の中では復讐するために生きているアリソンは、最後、カスティーヨの居場所を夢なしで突き止めて、無事に復讐を遂げる。ムチョス、カウティーヨもろともガス爆発で吹っ飛んでという形だが・・・

このことを知らされたデボラスとスキャンロンはムチョスに罠を仕掛け、尻尾を掴んだ。
そして、取引を持ちかけて、カスティーヨの居場所を吐かせて、無事にやつを逮捕。
これで、事件は解決・・・だが・・・

意識を失ったアリソンは緊急手術・・・
そして、脳腫瘍の手術には成功したものの、手術直前に起こした脳卒中により、意識が戻らない。

このまま(完)でもおかしくないような、悲しげな音楽だったが、やっとシーズン6が始まる。
アリソンを目覚めさせるには一体どうすればいいのか?
たぶん、意識を失っている間、アリソンは夢を見ているんじゃないかな?
そして、その夢の中で、目覚めの切っ掛けを掴む・・・とか。
まあ、来週にはわかる。

クリミナルマインド 4 #21

A Shade of Gray
邦題:灰色の陰

アンバー・アラートが出た。
7歳の少年が誘拐されたのだ。

付近で発生している連続誘拐殺人事件の次の被害者と見られる。
かなり残忍なやつのようだ。
ロッシは言う、”奇跡を祈るか・・・”

子供を失うのは自分の一部分を失うのと同じだ。
Drバートン・グレビン(Burton Grebin 詳細は不明。ネットで調べてもクリミナル・マインド関連しか出てこない)

誘拐されたのはカイル・マーフィー
自宅前で記者会見を行なう両親のダンとサラと担当刑事のビル・ランカスター、両親の傍らにはもう一人の息子ダニーの姿も。
たぶんダニーが何か知ってるな・・・

ビルとダンは幼馴染、カイルとも仲が良かったようだ、ロッシやモーガンは、被害者に近すぎると警告するも、ビルは聞き入れない。何か強烈に思うところがあるようだ。

プロファイリングを開始するBAUの面々。
そして今回は、前の二つの事件から、意外なほどあっけなく容疑者特定。
容疑者のロリンズも直ぐに逮捕できた。
ビルがいきなり発砲したときは、ここで殺してしまうんじゃないかと思ったが、幸いにも弾は逸れた。
やはり、ビルは外れたほうが良さそうだな。
危うく、カイルの居場所を聞きだす前に殺すところだった。
そう、容疑者は逮捕したものの、カイルは見つからず・・・
おそらく、もう殺してどこかに捨ててしまったと見られる。

そして、今回はここからがメインだ。
比較的安全な連邦刑務所の餌をちらつかせて、カイルの遺体遺棄場所を吐かせようとするホッチ。しかし、何故か嘘の供述をするロリンズだった。
”デラウェア川に捨てた”
”遺体を何度も見て同じ興奮を味わおうとする、お前みたいなやつが、川に捨てるはずがない”

一方で、前の2件で死体が遺棄されていた森を捜索していたBAUと警察。
そして残念ながら、ビルがカイルの遺体を発見する。
しかし、遺棄された状態が、前の二件と全然違う。
そっと寝かせられている・・・
これは、明らかに”愛”のある行為だ。

何かがおかしい・・・
そう感じたロッシはリードに改めて誘拐現場の検証をさせる。
すると、次々に見えてくる、誘拐偽装の証拠。
・・・なんとなくそんな感じだったんだよな。
おそらく事故で死んでしまったのを隠そうとしていたんじゃないかな?

残るは、誰の責任で死んでしまったのか、ということだろうな。

ロッシとモーガンは、偽装に加担していると思われるビルを問い詰める。
すると、なんと”俺が殺した”と自供。
何か、一種の使命感のようなものも感じられる。一体なにがあったのだろう?

一方で、両親を説得して本当の話をさせようとするプレンティス。
しかし、彼らは涙を浮かべるばかりで、中々話してくれない。

もう、見ているこっちには、察しはついているけどな。と言うか最初から可能性は高かった。
そして、やっぱり・・・
お菓子の袋を開けられずに切れるダンの姿を見て、ピンと来たプレンティスは、徐々にダンから、あの日の様子を聞きだしていく。

日頃からウザイと思っていた弟に、作ったばかりのプラモを壊されたダニーは、ぶち切れ。そして殺してしまった。
その後、ダンに相談されたビルが、連続誘拐殺人に見せかける工作を行なった。
息子を2人とも失いたくなかったダンとサラを助けるためだ。

家族全員を交通事故で亡くしているビルは、何故、自分が生きているのか、ずっと悩んできた、そして、ダンから相談があったとき、”これだ、このために生きてきたんだ”と思ったらしい。
ビルにとっては、まさに神からの救いの声だったに違いない。

しかし、ダンとサラ、それとビルには、更なる試練が待っていた。
ダニーは社会病質者だった。言ってみればシリアルキラー予備軍。
何をやっても罪悪感を感じないのだ。カイルを殺したときも。
その兆候はいくつかあったようだが、親はまさかそんなことは考えないよな。

結局、息子2人とも失うことになってしまったダンとサラ。
そして、自分の生きる理由を再び失ったビル。
犯人がわかっても、誰も、少しも救われなかった今回の事件。
ビルは警官の職務に疑問を持ち、ロッシに問う。
”一体誰を守ればいいんだ?”
事件は解決したものの、これは”誰の勝利だ?”

ロッシは、
”それは我々には決められない。誰も勝たなくたっていいんだ”
と言うが・・・果たして、本当にそうだろうか?

家族がなければ人はこの世界でただ一人、寒さに震えるしかない。
アンドレ・モーロワ(フランスの小説家)

THE RIVER #3

エメットの手がかりを追って一行は、とある先住民の住む地域へと分け入る。
彼らはモルセゴスと呼ばれている部族で、戦士の部族、森の守護者とも言われているようだ。
そしてナマハゲみたいに、言うことを聞かない子供を叱るときに使うらしい。”モルセゴスが来るぞ”って感じだろうか。
しかし、こんなことハエルはよく知っているよな。

そして一行は博士の手がかりを探しに洞窟に入っていくが、ここでトラブル発生。
カメラマンのAJが洞窟に入ることを断固拒否。以前落盤事故に巻き込まれて危うく死ぬところだったせいだ。
これは・・・AJがどうしても洞窟に1人ではいらないといけないようなシチュエーションがあるな。

洞窟の中は木の根っこがびっしりと上から垂れ下がっている。あまり不気味な感じはしないが視界は悪い。とそこに人の遺体を発見。
行方不明の探検隊員じゃなくて、一安心するテスとレナ。宣教師かなにかの遺体のようだが、目と心臓がえぐられていた。
モルセゴスの仕業だろうか?

コウモリに襲われて、慌てて外へ逃げ出したみんなを見て、大爆笑したため、野営のとき、安全な火の回りから追い出されて1人で寝るはめになったAJ。
・・・酷い・・・がこれが後で意味を持ってくるとは思わなかったな。

翌朝、AJが野営地に戻ってくると、なんか静まり返っている・・・
まさかAJを残して消えた?
いやいや、寝てるだけだった。けど、地面にはモルセゴスのマークが書き残されている。
そしてエミリオがいない!
すぐに、近くの木の幹にもたれかかるエミリオを発見したものの、彼の目は赤く腫れ上がって、目が見えなくなっていた。夜中に起きて用を足していたところ、徐々に見えなくなったらしい。

これはただ事じゃない。マガス号に引き返す一行だが、途中で、テスも視力を失う。

なんとか船にたどり着いた一行。無線で救援を要請するが、なぜか通じない。
クラークはカートが衛星電話を持ち込んでることを、知っていたみたいで(謎の悪役がいるとTV的においしいから、黙っていたみたい)彼にその電話で救援を頼むように説得するが、カートは知らんぷり。
カートにとって、誰のために動いているのか知らないが、この任務は全員の命よりも大切ということなんだろう。

エメットの日誌を調べていたレナによると、どうも寝てる間に毒をかけられたようだ。
解毒剤になる植物もあるようだが、ここからは、だいぶ離れたところにしか生えていないことが判明。しかし誰かが、それを見つけに行かなければ・・・

そうこうするうちに、ハエル、クラークも視力を失う。
そして、プロのはずのカート、モルセゴスの恐怖にびびって、後ろから無造作に近づいたクラークをナイフで刺してしまった。

これは・・・傷はかなり深い・・・
設備も何もない、こんなところで、一応医者のリンカーンで対処できるのか?
しかし、有り合わせのものでなんとかするしかない。
そしてなんとか処置は済ませたものの、予断を許さない状況にはかわりない。

いちるの望みを掛けて、解毒剤の木を探しに出発する、カート、レナ、そしてAJの3人。
しかし、マガス号には怪しい人影が・・・

そして、レナ達一行にもモルセゴスが迫る・・・
巨大ヤスデに体中這い回られながらも、なんとかやり過ごす彼らだが、ついに、レナもカートも視力を失う。残るはAJのみ。

しかし・・・
AJは目の見えない2人を残し逃亡。
と言っても、どうやって文明圏に戻るつもりだったのかは不明。
とにかく半ばパニック状態で走り回っていたところ、偶然にも解毒剤の木を発見してしまった。
必要なのは、この木の球根、そして目の前の木の下には洞窟の入り口がぽっかりと・・・

やっと、落盤トラウマの伏線のシチュエーションが来たな。
ここからも逃亡することもできたと思うが、”ピー”を連発しながらも心を決めたAJは洞窟へと這いながら入っていく。カメラも一緒みたいだな。
洞窟と言っても、最初にみんなが入っていったところと違って、今度のは狭い。
AJは恐怖を紛らわせるためか、べらべらと独り言を言いながらも這い進み、ついに球根を手に入れる。
しかしそのとき、土がばらばらと落ちてきた・・・しかも段々と激しく。
これは、まずい。

最早どうすることも出来ず家族に別れを告げるAJ。
カメラの視界は少しずつ土に覆われていき、そしてついに何も見えなくなった・・・
助けが来ないと死ぬな・・・

一方のマガス号。
ついにモルセゴスが侵入してきた。
船室に鍵を掛けて立てこもるリンカーンたちだが、リンカーンとクラーク、それとテス、エミリオ、ハエルの2組に分断されてしまう。
そしてリンカーンもついに目が見えなくなってしまった。
傷とモルセゴスの侵入で、もうダメかもと思ったのか、クラークはリンカーンにテスとの関係、そしてエメットとテスの関係を話し始める。
”エメットはテスよりも冒険を選んだ”
”そして彼女は新しい人生を歩み始めた”
おおむね予想通りの関係だったが、リンカーンはどう感じているのか・・・

そして、モルセゴスはテスたちが立て篭もっている船室に強引に入ってこようとし始める。
テスの叫び声が船内に響き渡る。

クラークのテスへの思いは”本物”だな。
たまらず、クラークは傷ついた体で船室から外に出てモルセゴスを煽る。
自ら囮になって、奴等を引き付けようとする気だ。
焼いたナイフで傷口を塞いだばかりの体、立っているだけでもやっとのはず・・・
それでも、モルセゴスに懇願する。
”神聖な土地を汚したのは俺の責任だ。みんなは許してくれ”
そして、モルセゴスは消えた。
果たしてクラークの思いが通じたのか、それとも、最初から殺す気なんてなかったのか・・・

同じ頃、真っ暗だったAJのカメラに洞窟から引きずり出される映像が写り始める。
そして、気がついたAJ。
助かった・・・しかも球根もしっかりと手に入れた。

一方カートは衛星電話で何者かに報告を入れてる。
”コールも根源も見つからない。もうすぐ全員死ぬ。手を打たないと・・・”
しかし、この通信は戻ってきたAJにより中断される。

そして、AJが持ち帰った球根により、全員回復。
それにしても、この球根の解毒作用、超即効性だ。一瞬にして光が戻ってきた。

一時は逃亡を図ったAJだが、これで一躍ヒーローだな。

ところで謎のモルセゴスだが、結局、よくわからなかったな。
AJを助けてやったり、何もせずにマガス号から立ち去ったりと。
そんなに好戦的にな感じじゃなかったような・・・
目を見えなくするのも、何かの儀式の一環で、意外と捕まっても問題なかったかも知れないな。

そして最後、親子の会話シーン。
”父さんを必ず連れて帰る。でも家に帰っても、もう元には戻らない”
”母さんも新しい人生を・・・それが望みなら”
そしてテスの答えは、
”家族を取り戻したい。それだけよ。別れなければよかった。”

このやりとり全てを、監視カメラで覗いていたクラークの心中は・・・


ザ・リヴァー、3話目だが、1話目は悪霊、2話目は、一応これも霊か、そして今度は謎の原住民。
このまま、情報を小出しにしつつ、1話完結タイプで進んでいくんだろうか?
まあ、面白いんだが(特に映像的に)、ストーリーの方にちょっと不安が残るな・・・

2012年11月23日金曜日

PERSON of INTEREST #13

Root Cause(根本的原因)
邦題は”罠”

今回マシンがはじき出した人物はスコット・パウエル。
一見すると、ごく普通の男のようだが・・・

以前は市の職員だったが、今はリストラにあい、失業中。
しかし、毎朝きちんと仕事に行く振り。このことは家族には黙っているようだ。
収入が途絶えてかなり経っているので、金の問題はかなり切羽詰っていそうだな。
金がらみのトラブルだろうか?

いや、フィンチがパウエルのパソコンをハッキングした結果によると、リストラの原因になった市の職員削減案を通した議員デランシーに脅迫メールを書いている。
さらに、銃の許可証を申請している。
そしてパウエルに、デランシーのパーティーに派遣の仕事を報せる電話が・・・
これは・・・暗殺?

リースとフィンチはパウエルを阻止するためにパーティに潜り込む。
やっとパウエル発見したリースだが、すでにデランシーは演説を開始していた。
そしてフィンチはパウエルのパソコンに不審な点を発見するが・・・

すでにパウエルは位置につき、やつはバッグから何かを取り出そうとする。
リースは猛然とパウエルにタックル。やつが凶行に走る前に阻止・・・のはずだったが・・・
パウエルが取り出そうとしていたのは、紙吹雪発射用の筒。

そして突然響き渡る銃声。胸を撃たれて倒れるデランシー議員。
やられた、パウエルは囮か? いや、もっと始末が悪い。嵌められたのだ。
本当の犯人を追うリースだったが、まんまと逃げられ、パウエルも現行犯で逮捕されてしまった。

パウエルは被害者の方だった。
本来の計画では、その場で射殺されて、そのまま犯人にされて終わりだったんだろうが、リースのおかげでそうは、ならなかったのは幸いだった。
しかし敵は早急にパウエル始末に掛かるだろう。

偽の脅迫メールを追跡していたフィンチは、パウエルが罪状認否のために送られる裁判所で襲撃されることを突き止める。
そして、リースは強行手段にでる。護送車を襲撃したのだ。
バックで護送車の正面に突っ込み、後は催涙弾で仕上げ。パウエルを無事保護する。

訳がわからないパウエル。
嵌められたことは理解したようだが、何で俺が? って感じだろうな。
リースも言っていたように、たぶん、たまたま条件に合ってしまったんだろうけど、たまったもんじゃないな。

一方、パウエルのパソコンに感染していたトロイの木馬を使って、敵のIPアドレスを追跡していたフィンチは、敵の反撃を受ける。
システムが乗っ取られる危機だ!
携帯のSIMカードを抜き、建物のメイン電源を落してやっと撃退できたようだが、敵のハッカーは只者じゃないな。
それにしてもマシンの秘密は無事だったのだろうか?

暫くはここは使えないな・・・
そして、今回の敵には自分たちだけでは心もとないと考えたのだろうか、フィンチは助っ人を頼むことにする。
それは、フィクサーことゾーイ・モーガンだった。

以前、彼女の名前をマシンが出してきて、そのときリースが彼女を助けたんだったな。
製薬会社がらみの事件だったかな。
カーターじゃなくて彼女が仲間になると思ったけど、今回の助っ人で、その可能性もまた出てきたかな?

それにしても、敵の正体は一体何者?
デランシー議員が死んで得する人物とは?
それは、議員の側近でビジネス・パートナーでもある、マティソン。
こいつが怪しい。
ということで、ゾーイの出番だ。
フィクサーの本来の仕事である、トラブル解決屋、これを利用してマティソンに接近。
そして、色々と仄めかすと、やつは堪らず電話。

どうやら、マティソンは”プロ”に仕事を依頼していたようだな。
電話の相手は、例のハッカー、どうやら女のようだ。
そして、ばっちり証拠になりそうなことをしゃべってくれるマティソン。もちろん、この会話はフィンチがちゃんと録音している。

これでネタは上がった、後はカーターの出番だな。


一方、パウエルをかくまうリースのところに刺客が現れる。安全な場所のはずのだが?
ここはなんとか撃退し逃走に成功したが、このままじゃまずい。
パウエルの靴の裏に発信機を発見したリースは、これを利用して敵の刺客に駅のトイレで罠を仕掛けてる。そして、ここでノックアウト。
これで暫くは安全だろう。


しかしパウエルに送った刺客が失敗したことを知った謎のハッカーは、急遽、パソコンに向かって妙な文章を打ち始める。
このときは全く意味不明だったが、自殺したマティソンが発見されたとき、その意味がわかった。
こいつはマティソンの遺書を書いていたのだ。と言うことは・・・そういう事だな。

こいつは優秀なだけじゃないな。人を殺すことも何とも思っちゃいない冷徹なやつだ。

そして、この謎のハッカー、大胆にもチャットでフィンチに接触してきた。ライバルへのご挨拶と言ったところだろう。しかも自ら”ルート”と名乗るような絶対的な自信の持ち主のハッカーだ。ルートとは根っこのこと、コンピュータの世界では、データ構成の根本になるところ、全てが始まるところ、それがルートだ。さらに”ルート”権限を持つ者は全てにアクセスできる。制限なしだ。
そして彼女(?)はチャットの最後にフィンチに挨拶する。
”次回が楽しみ”
”ハロルド”

これはやばいんじゃない?

リースに対するCIAのスノウ、そしてフィンチにはルートか・・・
これは面白くなりそうだ。

それにしても、謎のハッカーが女らしいということで、まさかゾーイか?と思ったが、なんか違うみたいだった。ちょっと安心した。今後も出来ればゾーイには登場してもらいたいところだ。欲を言えばレギュラーに昇格して。

王座の血脈 デイヴィッド&リー・エディングス

神の身でありながら、自らをカル=トラクと名乗りマロリー皇帝の座についたトラクは、ついにアンガラクの大軍団を率いて西の諸王国への侵攻を開始する。
トラクが目指すのは西の大陸の西端に位置する都市ボー・ミンブル。
ガリオンの時代には伝説となっている<<ボー・ミンブルの戦い>>が今始まったのだ。

<<ムリンの書>>によると、ボー・ミンブルでの3日間の戦闘の後、トラクと<<光の子>>の一騎打ちの末、<<光の子>>はトラクを倒す。とのこと。
したがって、ベルガラスの目的は、鉄の塔に引き篭もるトラクを一騎打ちに引きずり出すこと。
そのためには数で勝るアンガラク軍をボー・ミンブルで打ち負かさなければならない。

そして、<<宿命>>により今回<<光の子>>に選ばれたのは、<<リヴァの番人>>ブランドだ。

防衛策を練るベルガラスと西の諸王国のリーダーたちだったが、アンガラク軍はベルガラスの予想を裏切りナドラクの森を強行突破。そしてドラスニアを蹂躙する。

そして、アルガリアの難攻不落の城塞、<<砦>>を包囲する。
ここにはリヴァ王の血を受け継ぐゲレインが避難しているが、<<ムリンの書>>によると、ここは包囲されるが陥落はしない。
ベルガラスは、この予言を信じて彼をこのまま砦に避難させておくことを決心する。

トラクが<<砦>>を包囲して時間を無駄にしている間に、ベルガラスとポルガラ、それにアルダーの弟子たちは入念な防衛計画を練り、その準備を開始していた。

懸案事項の1つ、東の海を渡ってきたマロリーの大部隊はマーゴスのアラガ砂漠で発生した、大吹雪により足止め。これで南方に展開していたトルネドラの軍団を援軍としてボー・ミンブルに回せる。

そしてついにボー・ミンブルの城壁の前まで進軍してきたアンガラクの大軍団。
1日、2日と持ちこたえた後の3日目、反撃に出た、西の諸王国の連合軍。
アスターの弓兵、ミンブルの騎士、トルネドラの歩兵、チェレクの狂戦士、ドラスニアの槍兵、アルガリアの騎馬兵らの攻撃によりアンガラク軍は大打撃を受ける。
そしてついにトラクは鉄塔から姿を現し、リヴァの番人ブランドとの一騎打ちが始まる。

一進一退の攻防の後、トラクの剣がブランドの左肩を捉えブランドが一瞬引く。その隙を突いてトラクがさらに攻撃を仕掛けようとした瞬間、ブランドは盾を覆っていた布をおもむろに引き剥がした。
アルダーの珠の光に残った右目を潰され悶えるトラク。そしてブランドは渾身の力を込めて突きを放つと、ブランドの剣はトラクの今だに燻り続ける左目の跡を深々と貫き、それはトラクの脳にまで達した。
そしてトラクは絶叫を上げ、左目から血の涙を流しながら倒れた。

あとは西方の連合軍による、壊走するアンガラク軍の大虐殺が残っているだけだった。

そしてボー・ミンブルの戦いは終わった。

トラクは死んだのか?
いや、彼は神だ。トラクを本当に殺すには、<<神をほふるもの>>ガリオンの登場を待たねばならないだろう。それも<<予言>>だ。
そして、ゼダーはトラクの体をマーゴスの荒野の何処かに運び去り、トラクは深い眠りについた。


そして時代はいよいよガリオン誕生前夜へと進んでいく。
ボー・ミンブルの戦いからざっと500年、いよいよガリオン誕生の予兆が各地で現れ始める。さらにこれに呼応するかのごとく、クトゥーチクの弟子、アシャラクことチャンダーがまた暗躍し始める。
長年に渡ってベルガラスは、この男を手のひらの上で転がしてからかってきたはずだが、今度は様子が違った。出し抜かれてしまったのだ。

ベルガラスの下に、ミンブルの若き騎士マンドラレンがベルキラ、ベルティンからの伝言を持ってきた。ガリオン誕生が近いとのこと。
早速ゲランとイルデラの下へ向かうベルガラスだったが、すでにアシャラクの魔の手が迫っていた。

アシャラクは、ガリオン誕生直後の家に火を放ったのだ。
ガリオンは、両親の機転でなんとか助かったものの2人は死亡。
さらに、ガリオンが助かったことを知ったアシャラクはトラクへの貢物のにしようとしたのか、ガリオンを抱えて逃亡・・・そのときだった。やっとベルガラスが到着したのは。

怒りに燃えるベルガラスがやつを殺さなかったのは、アシャラクの役割(自らの命をもってガリオン覚醒を促す)を知っていたのと、やつがガリオンをベルガラスに投げつけて逃走したためだ。
(このとき遠いチェレクでは、バラクが<<恐ろしい熊>>に変貌をとげたと言う・・・)

そして、ポルガラはガリオンを連れて、センダリアのファルドー農園に身を隠す。
暫くの間、ベルガラスはアシャラク(チャンダー)をシルクと共に追っていたが、シルクにバラクと合流するように指示を出し、自分もファルドー農園へと向かった・・・

ここでベルガラスの話は終わる。
あとの話はポルガラに頼めということらしい。

空白だらけの内容に、不満たらたらのセ・ネドラは、早速ガリオンと共にポルあばさんの小屋へとリヴァを後にする・・・

と言うわけで、話は女魔術師ポルガラに続く・・・

キャッスル 3 #5

落ちた棺から2つの遺体が出てくるという、ちょっと変わった事件発覚。
事件捜査も、二転三転と目まぐるしかったな。

殺されたのは郡の病院で働く女医のヴァレリー・モンロー。
モテモテの男性看護士グレッグを巡る女の争いの末に殺されたのか?
それとも、元麻薬王ケサール・カルデロンの愛人疑惑が浮上したので、何か彼の怒りを買ってしまったのか?
いやいや、彼女が最後に会っていた謎の人物が怪しいぞ。
しかし、この男はなんと司法省の役人、ヴァレリーに潜入捜査の依頼をしていたとか・・・
やっぱり麻薬王に殺されたのか?
と、早とちりしそうだが、捜査対象は麻薬王じゃなくて病院の方だった。
薬の流出とか、処方箋の偽造とかの。
やはり病院関係者の犯行か?

ここでモテモテグレッグの恋人エイミーが刑務所に収監されていることがわかり、彼女に薬を横流しするために、女医たちと仲良くしていて、そのことがヴァレリーにばれてしまったので、殺したと、キャッスルとベケットは推理する。

しかし、これが大ハズレ。
グレッグとエイミーの愛は本物で、無実の彼女を脱獄させることが目的だった。
しかも実際に脱獄を成功させてしまった2人は、無事(?)に逃亡。
結局は捕まってしまったが、恋人の無実を信じて、すべてを捨てて脱獄までさせるとは・・・
結構ロマンティックな話だ。ヴァレリーを殺してさえいなければ・・・
とはロニーのコメント。

そして、本当に殺してなかった。
ヴァレリーがしていたブレスレットが死後消えていたことから、やはり”愛”のもつれの線が浮上。
といっても兄弟愛だが・・・殺したのは麻薬王ケサールの弟マニュエルだった。理由は、ただの個人契約の医師だったはずのヴァレリーに入れ込んでいく兄。ちょっと胡散臭く思っていたんだろう。ヴァレリーを尾行したマニュエルは彼女が司法省の役人と会っていることを突き止めてしまった。
それが意味するところは一つしかない・・・裏切りだ。

早とちりによる殺人、しかも兄の愛する人を・・・
こういう救われない話は悲しいな・・・
グレッグとエイミーには寛大な処置が下るみたいなので、ちょっと救われるけど。


グレッグとエイミーの逃亡先を見つけるために、恋人たちのラブレターを読み上げながら調査するキャッスルとベケットの2人。
ロマンティックな文章を、彼女の目を見つめながら読み上げるキャッスルに、つい、ドギマギしてたベケット、なかなか可愛いところもあるな。

でもキャッスルは元妻のジーナといい雰囲気だし、ベケットにも新しいお相手(心臓外科らしい)もいるし、まあ当分はこんな感じだろうな。

ジーナといい感じになってきたキャッスルへのマーサの一言、
”彼女を刑務所から助けだせる? もしイエスだとしたら、真実の愛よ”
考え込むキャッスル。
その後、警察署で誰も俺を刑務所から助けてくれないだろうとボヤくキャッスルに、
”だいじょうぶ。私が助ける”とベケット。
冗談なんだろうけど、顔が真顔なんだよな・・・

2012年11月22日木曜日

ヒューマン・ターゲット 2 #13(完)

結局、チャンスとイルザの仲は進展せず、関係は微妙なままだった。

そしてイルザは傷心のままロンドンへと旅立つ決意をする。
一応、名目上は財団の仕事に専念するということだが・・・
引き止めてほしいイルザと引き止めたいチャンス。
しかし、結局2人とも何も言わず・・・というかチャンスは別れのシーンから逃亡してた。

しかし寸前になって、意外な依頼人登場。
それは、イルザの夫マーシャルと親しげに写真に写っていた女性、ジュリアだ。

ジュリアはマーシャルを殺した奴等に脅迫されているということだ。
彼女の話では、マーシャルは銃の密売ルートの証拠を掴んだために殺されたと。
さらに彼とは仕事上の付き合いのみだとも。
これでイルザのロンドン行きは延期だな。

そしてチャンスの反対を押し切ってイルザは彼らとの接触を試みる。

指定された場所で彼らを待つイルザとジュリア。そして付近でようすをうかがうチャンスたち。
何か様子がおかしい・・・
コードを2つしか知らないギタリストとか、ルールを知らないでチェスをする人とか、歯並びが良すぎるホームレスとか・・・ちょっと笑えるな。
しかし笑い事じゃない。彼らはかなり大掛かりな組織のようだ。
妨害電波でイルザとの通信を遮断されたあと、路線バス(これも敵がタイミングを合わせたもの)で視界を遮られている間に2人は消えた。
しかし、すぐ近くを歩いて移動する2人を発見したチャンスたちは追跡を開始。
あれ? でも、敵の指示では地下鉄に乗れだったはずだが・・・

チャンスは走って後を追う。ゲレロとエイムズはキャデラックだ。
しかし、ここで敵は信号を操作して、ゲレロの車に一般車を突っ込ませて足止め。
こんなことまで出来るとは、こいつら一体何者?

その正体は・・・CIA
これは意外な展開だ。マーシャルは一体何をやったんだ?
どうも、このCIAのナントカ(ミディアムのジョー・デュボア役のJake Weber)、こいつが個人的に武器密輸に関与していて、その口封じみたいだな。
部下たちもたぶん騙されて従ってるんじゃなかろうか。

一方のチャンスは邪魔されず2人に追いついた。しかし振り向きざま2人はチャンスに銃を向ける。
あれ?
何が起こったのか、最初わからなかったが、替え玉だったのだ。
バスで見えなくなった時に入れ替わったのだ。イルザたちは敵の指示通りに地下鉄だ。
これには騙された。驚いたね。
すぐ近くにある地下鉄の駅から目を逸らすための作戦だ。敵ながらやるな。

替え玉2人はさくっと無力化したチャンスだが、本物の行方はわからない。
どうするチャンス?

敵の指示通りに地下鉄に乗ったイルザとジュリアだったが、ここでジュリアが豹変。イルザに銃を突き付ける。
あちゃー、これも騙された。ジュリアもCIAだったか・・・
どうも、マーシャルが掴んだ証拠とやらを探しているみたいだな。
しかも、マーシャルを殺したのは自分だと告白。

しかし、イルザは咄嗟に非常用ブレーキレバーを引っ張って、地下鉄を急停車。
ジュリアが倒れている隙に外に脱出だ。
反対線路に出て逃げようとするイルザだったが、靴が引っかかり動けなくなる。そして迫る電車。
まさに万事休すだ。

そしてチャンス登場。
地下鉄の急ブレーキの音を聞きつけたのだ。
しかし、いくらチャンスでも、これをどう切り抜けるのかと思ったが、考えてる暇なんてない。
そのままイルザに飛びつき、轟音を上げて通りすぎる電車の下側へ。
ふー。間一髪だったな。
このシーン、中々の迫力の映像だった。CGとの合成だろうけど、すばらしい出来だ。

そしてさらに、事務所で対策を練るチャンスたちにCIAが急襲をかける。
これは、チャンスの鋭い勘により事前に脱出していて、なんとか全員無事だったが、今回の相手は手ごわすぎる。

それでチャンスの選択は・・・”逃げる”だ。

身を潜めようとするチャンスたち・・・
だが、子供の存在を知られてしまったゲレロは1人で攻撃に出る決意を固める。
そして、他の仲間も結局は逃げるのをやめて反撃に出る。

まずは、マーシャルが持っていた証拠だ。
そしてイルザとマーシャルの思い出のホテルへ証拠を探しに行くチャンスたち(ゲレロを除く)。
しかし、そこにはCIAの罠が・・・

それでも、イルザとエイムズが入れ替わるという替え玉作戦をやり返して、チャンスとエイムズが敵を引き付けているその間にイルザはなんとか証拠を手に入れた。
後は脱出するだけだ。
ところが、ジュリアの姿を見たイルザはマーシャルの復讐を思い立ってしまった。

イルザを連れに引き返すチャンス。
そのイルザは雪の舞うホテルの屋上でジュリアに銃を向ける。壁をよじ登って到着したチャンスがわざと煽るように言葉をかけるが、案の定、彼女は撃てない。
そしてぐずぐずしている間にCIAの援軍も到着してしまった。
これは多勢に無勢だ。どうするチャンス?

この絶体絶命の危機にチャンスが取った作戦は”ジュネーブ”・・・
ってなんだっけ?
エイムズの解説によると高いところから飛び降りる作戦(?)だとか。

そして、チャンスはイルザと共に屋上から飛び降りる・・・
”俺を信じろ”
CIAもこれには驚いたのか、一歩も動けずに、ただ呆気に取られて見守るだけ。

一方、ゲレロは、チャンスたちの事務所に陣取る黒幕のところへ急襲をかけていた。
メイン電源を落し、敵を一人、また一人と片付けていく。
そしてついに敵の黒幕を捕らえる。
意外と簡単に見えたけど、それはゲレロだからだな。
しかし子供を狙われたので、内心、怒りは頂点に達していたと思うが、あくまでも見た目は冷静なゲレロだった。

これでCIAは片付いた。ホテルの屋上にいた部隊も速攻武装解除だ。

そして肝心のチャンスとイルザは?
普通に飛び降りていたら命はないが、どうやったんだろう?

その答えは・・・
と勿体つけるほどじゃないな。

落ちる途中で、チャンスはビルの飾りに掴まっていたのだ・・・足で・・・
そしてイルザの手はそのチャンスの手でがっちりと掴まれていた。
これは信じられないような身体能力が必要だな。
”放さないで”、”もちろん”
ちょっと意味深な会話にも聞こえるな。

CIAの黒幕エージェントは結局ゲレロが始末して、子供の秘密は守られた。
爆発して吹っ飛ぶキャデラックと共に飛び立つカラスが印象的だったが、これは演出なんだろうか?それともたまたま?


そして、いよいよ本当の別れ。
だが、またチャンスは逃げた・・・
しかしウィンストンの説得でコルベットを空港まで飛ばすチャンス。
CIAの置き土産、信号操作装置を駆使して、雨のハイウェイをかっ飛ばすチャンスだが、果たして間に合うのか?

それにしても、なんか青春ドラマのクライマックスみたいな雰囲気になって来たな。

そして空港にたどり着いたチャンスだが、すでに離陸して飛び立つプライベイト・ジェットの姿・・・
呆然とするチャンス。
しかし、突然開いた駐機場のガレージのドアの向こうからイルザの姿が現れる。
うん。やっぱり青春ドラマだ。

この期に及んでも、まだ色々と、追ってきた言い訳をする、男らしくないチャンスだったが、今回は最後には決めてくれたよ。最終回だしね。
”行くな!”

これで優位に立ったイルザだったが、すでにロンドン行きをキャンセルしていたのがばれて、ちょっと気まずい感じに。
この最後のネタはいらない気がするけど、まあ、お話は終わるけど、2人の関係もチャンスの仕事もこれまで通り続くという意味なんだろうな。

かなり面白いドラマだったけど、全25話で終了というのは、ちょっと残念だな。
キャラもみんな立ってていい感じだったし、敵のバプテストもなかなかよかったのに。
人気なかったのかな?
ハリウッド基準はよくわからんな。