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2012年11月30日金曜日

シャーロック #1

あのシャーロック・ホームズのドラマ版だ。
よくは知らないが、今までも映像化はされてるはずだ。
原作の小説は、子供のころ小学校の図書館から借りていくつか読んだ記憶はあるが(俺は怪盗ルパン派だった)、映像作品は、まったく見たことはない。

しかし、この作品は舞台を現代のロンドンに設定し直してある。
コナン・ドイルの原作では時代は、かなり昔のはず、20世紀には入っていたのか?
・・・いや、改めて調べてみると、まだ19世紀の話だ。そう言えば馬車とか出てきてたような。

結構なマニアも大勢いるはずだし、彼らを満足させるような、シャーロック・ホームズのテイストを残しつつ、現代風にアレンジするのは、大変だったろうな。推理物の醍醐味でもある、犯罪トリックにしても、同じってわけにはいかないだろう。
まあ、俺の場合、原作もほとんど知らないので、単純に楽しく見ていられるからいいけど。

主な登場人物は、
まずは、主人公のシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)
すごい頭脳の持ち主だが、性格の方は・・・ぶっ飛んでいる。
高慢で他人を簡単にバカ呼ばわりする。
人の都合はお構いなし。
そして、無鉄砲。
友達なし。ワトソンを紹介した医者は友達かは不明だが。
レストレイド警部補は友達のうちには入るのか?
無報酬でロンドン警察の捜査協力をしているみたいだ。
たぶん、自分がやりたい事件だけだろうけど。
それに署員には嫌われまくっている。言いたい放題だ。いつか人を殺すだろうとか・・・
そして、今風にブログもやってるみたいだ。

ドクター・ジョン・ワトソン(Dr. John Watson)。
ワトソンはアフガン戦争帰りの元軍医となっている。
調べたら、原作でも同じ設定。しかし同じアフガン戦争でも、このアフガンは、9.11テロの後勃発したアメリカによるアフガン戦争、原作でのアフガンは、19世紀末に起こった、イギリスとアフガニスタンとの戦争みたい。
こういう小ネタを知っていると、より楽しめるかも。
そして、住む場所を探していたワトソンは、よくわからないままシャーロックのルームメイトに。

彼は戦争のトラウマで足を引き摺っている。杖が必要なほどだ。
手の振るえも在ったようだ。
しかし、シャーロックと一緒に事件を追っているうちに、体の異常はすべて直ってしまった。
不調の原因は戦争のトラウマじゃなくて、死と隣り合わせの生活から遠ざかったためだったらしい。
ドラッグみたいに危険中毒ってところか。

それから、現代風ということで、ことあるごとに2人のゲイ疑惑ネタがあるのも面白い。

レストレイド警部補(Inspector Lestrade)。
ロンドン警察の警部補。
シャーロックの性格はともかく、彼の事件解決能力を高く評価してる。
それで、困った事件が起こるとシャーロクに協力依頼してるみたい。
一応、シャーロックの理解者の1人だ。

ミセス・ハドソン(Mrs. Hudson)
シャーロックとワトソンの部屋、ベーカー街221Bの大家。
よくわからないが、色々と小言は言っているわりには、シャーロックとは概ね良好な関係みたいだ。


今回のエピソードの元になったものがあるのかは不明だ。あるとしても、携帯とかタクシーとかかなり重要な小道具になっているので、かなり改変の必要があっただろうな。

シャーロック・ホームズの宿敵と言えば、俺でも知っている、モリアーティ教授だが、初っ端からいきなり堂々と登場して、ワトソンを買収か?
と思ったが、実はシャーロックの兄貴、マイクロフトだとか。
これには騙された。
しかも、政府の諜報機関の人間だとか。それじゃ、ワトソンが口説こうとした、あの携帯いじってばっかの謎の女は一体誰? 実は凄腕のボディーガードとか?


ストーリーの方は、
連続自殺かと思われていたものが、実は殺人事件だったというもので、
事件の肝は、被害者が自ら毒薬を飲んでいるという点だ。

シャーロックの推理シーンは、かなり斬新な感じ。
彼の思考が、テロップとして画面の中に表示されるのだ。
なかなか面白いんだが、いつもやられると、ちょっとウザイかも。

逃走したタクシーを追いかけるシーンは、シャーロックの頭の回転の速さを見せ付けるシーンだ。
とっさに行き先を予想して、ワトソンとともに走って追いかける。
シャーロックの頭の中には、ロンドン市内の地図にネットのルート検索みたいにタクシーのルートと交錯しながら、追跡ルートがするするっと現れていく。
これも、なかなか面白い。
その後の実際の追跡も、面白かった。ワトソンが杖をカフェに置き忘れたことにも気付かずに、全力で走るところとか。

そしてダイイング・メッセージの謎。
これも予想外。

最後は犯人との直接対決。
ここで、被害者が何故、自ら毒を飲んだかが明らかになる。
シャーロックは犯人の挑発に乗ってしまうのか?
そんな、バカなことはしないだろう・・・
しかし、ワトソンの介入がなかったら、果たしてどうしていただろうか?

自分の命よりも、自分の力を証明することの方が大事っぽいからな・・・

そして犯人が最後に叫んだのが、”モリアーティ!”
今回の犯人はシャーロックのことを、この”モリアーティ”なる人物から聞いたという。
シャーロックの”ファン”だという、このモリアーティ、やつの正体は、果たして・・・


第一話はこんな感じだ。
全6話だと思ったので、所謂、ミニ・シリーズというやつだろう。
なかなか面白い感じなので、引き続き見てみよう。

2012年11月29日木曜日

PERSON of INTEREST #14

Wolf and Cub(ウルフ:ベテランとカブ:新米・・・くらいの意味かな)

前回ルートの攻撃により、ダメージを受けたフィンチのシステム。
しかしマシーンからは、ちゃんと番号を受け取ったみたい。
マシーンの本体がどこに隠されているにせよ。ルートの攻撃はそこまで及んでないことは確実だ。
リースは相変わらずフィンチ=マシーンと疑っているようだが、それは考えにくいだろ。


親代わりの兄をチンチラどもに殺された少年ダレン、彼が今回のPOIだ。
彼も兄を殺した犯人どもに狙われる展開かと思いきや、復讐の方だった。
コミック好きでトランペットが得意な少年が、全てをなげうって兄の復讐に燃える。
話的には面白いが、こんなのは間違っている。

そしてダレンは仇の1人を発見して、そいつに銃口を向けるが・・・
しかし、危ういところでリース到着、ダレンが殺人者になるのを阻止。そしてカーターもすぐに到着して、仇の1人は拘束できたが、殺しの証拠はないぞ。どうするカーター?

あまり詳しいことを話さないリースになんか不満げな表情を向けるカーターだが、リースの目的がはっきりしている以上、あまり文句も言えないか。

そしてダレンはファスコに預けて、残りの一味を捜索するリース。
しかし、使えないファスコはダレンを逃がしてしまう・・・
ダレンは他人に任せて、自分はフィンチの調査をしていたためだが、フィンチについては、面白い情報があったようだ。偽名をいくつも持ち、本名まで辿れないらしい。大学以前の情報もなんにもなし、だとか。

やっと発見したダレンは仇を探しに行った酒場でチンピラに絡まれているところだった。
軽くチンピラどもを片付けたことで、リースを”ローニン”と呼び、一目置くようになったダレンだが、復讐をやめさせたいリースの説得になかなか応じない。
そして結局、手伝うことに。
ただし、相手は殺さない。自分のやり方でやる、という条件で。
1セント(たぶん・・・でも違うかも。)硬貨1枚で、これを請け負うことに。
それにしても、”ローニン”、ボスのいないサムライか・・・
意外とそうかも。

そして、リース流、悪党の懲らしめ方講座の開始だ。
まずはステップ1、”観察”、敵を知るのだ。
しかし、リースは観察するのは苦手・・・と自分で言いながら、悪党どもの愛車をパクって逃走。
おいおい。でも、これが次のステップ2、”敵を動揺させる”だ。
ステップ3は、”戦いの主導権を握り、隙を作らせる”
ダレンによると、”孫子の兵法”らしい。ってなんで知ってるんだ?
そして、ステップ4、5は”ボスを見つけて、懲らしめる方法を探す”だとか・・・
なんか、その場で考えてるっぽくなってきたな。

そして、その奴等のボスとは、ダレンもよく知る、コミック店の店主ウィルコックスだった。
意外な人物が、悪党のボス。定番だが今回は予想外だ。
”上にいくほど善人か悪人か見分けがつかないものさ”
確かにそうかも。

そして、いよいよステップ6。
リース曰く”楽しいぞー”ってなんだ?
ボスに金運びを命令されて、現場に向かう、仇のチンピラ2人の車。そこに、さっき盗んだ奴等の車を体当たりさせて、
”返しにきた”
もちろん、ただ返すだけじゃなくて、2人を金ごと誘拐。
そして、そのうち1人は、警察にプレゼント。
もう1人は、可哀想に、リースの拷問だ。
こいつにダレンの兄殺しを吐かせるのだ。

ガスバーナーを取り出して火を付けたときには、そこまでやるのか?
と思ったが、焼いたのは、奴等が運んでいた札束だった。あっと、そういうことですか。
確かに楽しくなってきたな。
”この金がないと、ボスはどう思うかな?”
これで、ついに凶器の場所を吐いた。

一方、ボスのウィルコックは、そのまたボスに金が消えたことや、手下の1人が長時間拘束されていることを相談していた。
相手は、ファスコの悪徳刑事仲間のリンチ(?)警部。
なんかニューヨーク警察の闇は深いって感じだ。

ダレンは、当然ウィルコックにも復讐したかったが、リースに諭される。
”あいつは殺してないだろう”
”それじゃウィルコックのボスは? 責任のあるやつ全員に復讐するのか?”
だが、ダレンは納得しなかったようだ・・・

隙を見て逃げ出したダレンはウィルコックのコミック店へ復讐に向かう。兄を殺した銃を持って。

このウィルコックという奴、表の顔としてコミック店をやっているだけあって、少年の扱いにはなれてるみたいだ。巧みにダレンの心を刺激して、釈放された仇の1人を撃たせようとしていたな。
撃ったら、使えない手下が1人減り、優秀な手下が1人増える。撃たなかったら、当然楽勝だ。
だが、ダレンは撃てない。
そして、ウィルコックに銃を奪われて、絶体絶命。

そのとき、リースは暴動鎮圧用のゴム弾ランチャーで突入開始。
フィンチは建物の電源を落してサポート。
カーターとファスコも到着だ・・・この2人、一緒で大丈夫か?

手下はリースがゴム弾で仕留めたが、ウィルコックはダレンを人質に逃走を図る。
しかし、やつが追いすがるカーターに発砲した隙にダレンはなんとか逃げ出すものの、ウィルコックは今度はダレン目掛けて発砲。
このときダレンを救ったのは・・・
あの体型からは想像できない素早さで、ダレンと弾丸の間にジャンプしたファスコだった。
そして、ウィルコックはリースのゴム弾をバンバン食らってノックアウト。

ファスコは? 死んだ?
いやいや、ケツに1っぱつ食らっただけですんだ。
救急車で運ばれるファスコ、実にうれしそうだな。撃たれた直後、カーターに”だいじょうぶ?”と聞かれたときの答えは、”最高だ!”
なんか、かなり良いやつっぽくなってきたな。
こっちが本性なんだろうか?

最後、里親の下に引き取られることになったダレン。
リースを見ながら、”家族ならもういる”と言ったのには、ちょっと泣けてきそうだ。
”自分の身に起こることは選べないんだ。どう乗り越えるかだぞ”
”チャンスを生かせば道は開ける”これは、また孫子らしい。


父親のことを調べていたウィル・イングラムは、父が謎の仕事をしていたときのファイルから、アリシア・コーウィンという名前を探りあてる。ウィルは当然知らないが、マシーン製作当時の政府側の担当者だ、そして、ウィルは彼女から話を聞く。
このこと自体は、これにより、ウィルは心の整理が付き、父親の謎の仕事の調査から手を引いてスーダンに行くことを決意したので、フィンチにとって懸案材料が一つ減ってよかったが、問題はこの、ウィルが会った女性アリシアの方だ。
マシーン製作に当たっては、フィンチは完全に裏方。政府には名前は割れていなかったのだ。
そして、今回ウィルの口から”ハロルド”という名前が漏れ、フィンチの存在がアリシアの知るところになってしまった。
しかし、ウィルは”ハロルド・レン”って言ってたな。フィンチになる前の偽名か。

ネイサン・イングラムの死には、なにか陰謀めいたものが有りそうだし、ここでフィンチの名前が彼女に漏れることは、一体どんな意味をもつのだろうか?
彼女は今は引退していて、しかもアメリカ国内で唯一、携帯、無線LANが禁止された町に住むという、電波望遠鏡のためらしいけど、ちょっと怪しげな町だ。なんか怯えたような感じもしたし。これも気になるな。


そして、ラストの、おそらく”マシーン”が見ていると思われる映像に、別ウィンドウが現れてメッセージを並べる始める。
字幕も何も出なかったので、特に意味はないかも知れないが、
わずかに読み取れたその断片を見ると、何か怪しげだ。


SUBVERT((体制を)転覆させる、打倒する)
MONITOR(監視)

2012年11月28日水曜日

フリンジ 3 #1

シーズン2のラストで”向こう”と”こっち”のオリビアが入れ替わってしまったんだったな。

今回は、その”向こう”の世界に取り残されてしまった”こっち”のオリビアの話しだ。
オープニングのバックが赤いのは、”向こう”の話がメインのためだろうな。

彼女は、”向こう”のオリビアの記憶を植え付けられる処置を受けたようだ。
理由については、ビショップ長官は、機密保持のためと言っていたけど、それだけの目的なんだろうか? わざわざ記憶を刷り込んで”向こう”のオリビアに仕立て上げる意味があるのだろうか?

この処置、最初は上手くいっていないようだったが、徐々に”こっち”のオリビアの記憶が消えていって、結局、完全に”向こう”のオリビアの記憶に移り変わってしまった。
”こっち”のオリビアそのものが存在しなくなったも同然だ。

一方で、”こっち”の世界に潜入してきた”向こう”のオリビアを疑う者は、今のところ誰もいない。親しいはずのピーターでさえも・・・
というか、前より親しくなってるな。恋人同士ってわけじゃなかったと思ったけど?
いつの間に、こうなったんだったか?

”向こう”の世界で、記憶が混乱していたオリビアが脅して引っ張りまわした、タクシーの運ちゃん、この男は、たまたまオリビアの目に留まってしまっただけの、単なる不運な男なんだろうか?
”向こう”の母親に会って、記憶の転移(とビショップ長官は言っていたな)完了したあと、オリビアが何処かに出かけるまで、見届けているような行動は、ちょっと不審な感じがする。

”こっち”と”向こう”の微妙な違いは、ちょっと面白い。
登場人物の状況も”こっち”と”向こう”で微妙に違いがあるな。
死んでいる人が生きているとか、その逆とか。
そう言えば、そうそうに死んでしまった、ヒューマン・ターゲットのチャンス役のMark Valleyが演じていた、ジョン・スコット、彼は”向こう”では生きているんだろうか? ちょっと気になるな。

それにしても、”向こう”だとか、”あっち”だの、”こっち”だの・・・
なんとかならんものか・・・

シーズン3からは、完全にパラレル・ワールドものになった感じのフリンジ。
今までのように、ウォルターの奇妙な機械を使って、オリビアとピーターのコンビが奇妙な事件を、解明していくような、Xファイル的な展開はもうないんだろうか?

なんにしても、シーズン3も面白そうではある。
が、一抹の不安がないこともない・・・

2012年11月27日火曜日

コールドケース 6 #20

キューバ人の有望な野球選手ゴンサロ。
アメリカのエージェントと接触した罰により野球を取り上げられた彼は、キューバを脱出することを決意する。
そして、ボロい筏でカリブ海を越えてフロリダまでたどり着いた。
海岸での沿岸警備隊との攻防も、野球選手らしい華麗な走塁技術で、動きの鈍そうな太っちょの警備隊員をかわして無事にアメリカ上陸に成功。しかし一緒にやってきた仲間は、そう上手くはいかなかった。

そのゴンサロが翌年の1999年に殺された。
そして事件は、コールドケースへ。

今回は、彼の事件の再捜査だ。
怪しいのは、まずはエージェントのレイエス。
2番目は、従兄弟のファンかな。

レイエスは、キューバから有望選手を亡命させるために、色々と不誠実な行為をやっていたみたいだ。
ゴンサロから頼まれていた、家族のアメリカへの呼び寄せ、妻と息子はちゃんと連れてきたが、両親の代わりに野球選手を連れてきたりと、金のためならなんでもするってタイプだな。
これにゴンサロはぶち切れて、レイエスと縁をきる。
・・・確かに、こいつが殺したわけじゃないけど、結果的に、ゴンサロは、この行為のせいで殺されたも同然だ。

従兄弟のファン、アメリカで成功しつつあるゴンサロに嫉妬して・・・
と思ったが、そうじゃなかった。もっと複雑だった。
リリィたちには、”自分も昔ちょっと野球やってた”と言っていたが、その実、剛速球ピッチャーだったようだ。あだ名は”キャノン砲”。そして、ゴンサロと共に海を渡った仲間だったのだ。ただし、海岸での攻防で、彼はゴンサロほど幸運には恵まれなかった。
キューバに強制送還され反逆者として投獄。そして刑務所内での暴行により、二度とキャノン砲は撃てない体に・・・

しかし、最後の希望を持ってやってきたアメリカ。
そして、ゴンサロの紹介でレイエスがスカウトを呼んでくれる手筈になっていた。
その矢先、ゴンサロがレイエスと契約解除したのだ・・・
最後の希望を奪われた形になったファンはぶち切れた。
そして持っていたバットをゴンサロに打ちつける。
打ち所が悪かった・・・心臓を強打されて、心臓発作。
必死に助けを呼ぶファンだった・・・

リリィとスコッティの尋問に涙ながらに答えるファン。
それにしても、いつもながら、2人の尋問テクはすばらしい。


最後、ゴンサロの息子がホームスチールを決めるシーンでは、ちょっと、うるうる来た。
そして妻の目には2人を見守るゴンサロの姿が映る・・・

スコッティはキューバ系らしいな、色白なんでわからなかった。
じいちゃんがキューバ人で、海を渡ってアメリカに亡命したようだ。

スコッティの冷蔵庫の中には年代物のシャンパンが眠ってた。
ゴンサロと同じように、キューバが解放されたときのために、じいちゃんが取っておいたものだろう。
スコッティはキューバのことはあまりよくわからない。関係ないね。みたいな態度を取っていたけど、それは違うみたいだな。
自分の出自に興味がない人間は、あんまりいないだろう・・・

ザ・ウォーキング・デッド 3 #4

毎回少なからず衝撃的なシーンのあるドラマだが、今回のは衝撃の度合いが違うな。
ゾンビの存在や道具の性能の違いはあるにしても、原始の時代に生きた人々も、こんな決断をしなければならないこともあったかもしれない。
そう思うと、リックたちが生きる今は、そんな時代に近いということかもしれない。

ローリの命を文字通り受け継いで、この世に生まれてきた彼(彼女)は、果たして、この世界をどう生き抜いていくのか・・・

そして残されたリックとカール。
カールの場合、死を覚悟したローリから、マギーが自分(カール)のナイフで子供を取り出すのを見せられ、そして動かなくなった母親への死後の処置は自らの手でこなした。
他人には任せられないということだろうが・・・残酷な世界だ。
しかし、これを自らやったことで、一種の区切りがついたんではなかろうか?
しかしリックはどうだろうか?
家族を亡くしているのは自分だけじゃない。
そのことは、頭ではわかっているだろうが・・・

そしてTドッグ。彼も最後はキャロルを逃がすために自ら犠牲になる道を選んだ。どの道、すでに噛まれていたので、あまり選択肢はなかった。
そう言えば、そのキャロルともう1人の囚人、みんなのところに、いなかったような・・・
大丈夫なんだろうか?


一方、アンドレアとミショーン。
ミショーンは総督のやり方に気付いたようだが、アンドレアは、ここが気に入っているきているみたいだ。
ミショーンの計画は海岸にでて、そこからどこかの島を目指すということだ。
今まで、描写はなかったように思うが、ゾンビは水中ではどうなんだろう?
移動できるなら、島もやばいだろうけど、移動できないなら、そこは安全だな。
あ、でも誰か死んだら処置はしなくちゃならないな。

そしてメルルはダリルを探しに行きたいようだが、あの総督の答えは・・・OKということなのか?



今回Tドッグとローリ、2人の仲間を失ったリックたち。
仲間にはしないつもりだった生き残りの囚人の処遇はどうするのだろう?
警官だったリックによると、彼らは一見まともになったように見えても信用できない。
が、その1人に命を救われているリック。
果たしてリックの決断は?
・・・といいたいところだが、そんな決断ができる状態にすぐ戻れるのかどうか・・・


ヤング・スーパーマン 9 #3

今回は、ゾンビウィルスのアウトブレイクだ。
ゾンビと言っても、死んで蘇るわけじゃなく、脳の機能が犯されそれっぽくなるというもの。ただし、クラークばりのスーパーパワーもオマケに付いてくるという、やっかいなもの。
しかも、空気感染する。噛まれたとか引っ掻かれたとか関係ない。そして眠っている間に病気は進行するということで、寝ちゃダメだ。

最初にテスが襲われたことから、発覚したこの事件。
テス個人を狙った襲撃事件かと思いきや、その実ゾンビ・アウトブレイクだった。
そしてテスも病院でゾンビ化。
このときはゾンビに襲われたときに負った傷にから感染したと思ったけど、先に書いたように、空気感染して、病院で寝ている間に発症したみたいだ。

テスの血を調査したハミルトン博士によると、このウィルスの構造には見覚えがあるとか。
それはデイビスの血だ。すなわちデイビスの血を使って作られたということだろう。
そうすると、このウィルスを作ってばら撒いた犯人は・・・クリプトン人、つまりゾッドってことだろうか?
そしてワクチンを作るには、デイビスの血が必要だということだが、それはもう手に入らない。どうするんだ?

一方、ウィルス発生源はデイリー・プラネットらしいこともわかり、ロイスが危ないと感じたクラークはデイリー・プラネットに駆けつける。
しかし、そこはすでにゾンビだらけ。
なんとか、ロイスと2人でゾンビを撃退。もちろんスーパーパワーを使わずに(見つからないように)そっとだ。
そして、同じく駆けつけたオリバーにロイスを託して、ハミルトン博士の下に戻るクラーク。
しかし、つい寝てしまったロイスはゾンビ化してオリバーの下から逃亡。

クラークの血ならば、デイビスの血の代わりにできる。ということで、クラークの血からワクチンを作り、水源に投入、さらにはジェットから人口雨に混ぜて投下してメトロポリス中に行き渡らせた。
なんとも大掛かりなやり方だが、資金は一体何処から?
そう言えば、オリバーから資金援助を受けていたんだったか?
ハミルトン博士もクラークやクロエの味方っていうより、オリバーの味方って感じだよな。
ちょっとオリバーの今の現状に対して、クラークやクロエに言いたいことがあるようだが、このことが今後、この関係に影響してくるかもしれないな。

ゾンビ化したロイスをクラークが路上で抱きしめながら押さえている、ちょうどそのとき、ワクチン入りの雨が降り注ぎ、ロイスは元に戻る。感動の再会だ。
そして、ゾンビ・アウトブレイクは収束した。


それにしても、ボロボロのオリバー。
ジミーの死に責任を感じて、そこから立ち直れないでいるようだ。
まだロイスの写真を財布に入れているところからすると、元カノのロイスが支えだったようだが、そのロイスのクラークを見つめる視線と、鏡に映る自分の姿に絶望。
そしてついに、グリーンのフードに火をつける・・・
果たしてこのままグリーンアローは消えてしまうのだろうか?

そして、今回の事件の黒幕はゾッド・・・じゃなくて、部下が勝手にやったことだった。
そしてワクチンからクラークの存在を知ったゾッド。
このとき、Sのマークを見て”カル・エル”じゃなくて”ジョー・エル”と言っていたな。やっぱり本物のゾッド?

結果的にすばらしい成果だが、部下の勝手な行動は許さないゾッド。
”ひざまずけ”
部下は、きっと褒められると思ったに違いないが、ゾッドの手には鋭く光る刀が握られていた・・・

オリバーがロイスの写真をまだ大切に持っていたように、クラークもラナの写真を持っていた。しかし、クラークはこれを思い出のアルバムに移し変える。
やっと、彼女のことは思い出になったということだろう。

最後に再び未来のフラッシュバック(フォワード?)を見るロイス。
なんかクロエがやばそう・・・

2012年11月26日月曜日

マッドメン 4 #12

Blowing Smoke
邦題は何故か、”ナンバー4”
ミッヂとか言う昔の女(よく覚えていないが、かなり初期のシーズンで登場)、画家のようだが、現在は夫婦そろってヘロイン中毒。その彼女から懇願されて買った、よくわからない絵の名前だ。よく言えば前衛的・・・かも。
何故これがタイトルに選ばれたのか?
まったくわからない。

会社の状態は相変わらずの最悪。
せっかく、フェイから紹介してもらった客にも、あっさり断られた。
”君の会社が半年持つとは思えない”
ここまで思われているとは、かなり深刻だな。

そしてミッヂとの、よくわからない再会の後。
最近、書いていなかった日記帳のすでに書いたページを破り捨てると、何かを一心不乱に書き始める。そしてタイプもしてるぞ。
ひょっとしたら、あの”ナンバー4”から何かインスピレーションが湧いたのか?

そして翌朝(じゃないかも)、タバコ業界との決別を宣言する、ドンの投書がNYタイムズに載る。
なかなか感動的な文章で良かったと思うが、共同経営者たちの評判は最悪・・・

起死回生の一発逆転を狙うしか生き残る道はないと思うが、彼らはまだ今まで通りのやり方でなんとかなると思っているんだろう。
挙句の果てに、ぶち切れたバートラム・クーパーが共同経営者を降りてしまった。
まあ、爺だし、いい潮時じゃないかな。

図らずもミッヂが言っていたが、この会社は実質、ドレイパー・ドレイパー・ドレイパー・アンド・ドレイパーだったからな。
あっと、でも営業のピートは意外と優秀だな。
ドンは、追加出資金を、金がないピートの代わりに払ってくれるとか、秘密を知られているっていうのもあるだろうけど、それだけじゃなくて、ピートのことを高くかっていると思う。
ペギーと同じだな。色々ときついこともいうが、ドンの評価は高い。
あと、レーンも必要か・・・経理面で。
というわけで、これでロジャーがいなくなれば、ドレイパー・プライス・キャンベルになってすっきりだな。


この、ドンの奇策が功を奏するのかどうかは、まだ不明。
悪い反応は色々とあるようだが・・・
意外な影響もあった。
フェイが会社の顧問をやめなければならなくなった。
彼女はまだタバコ業界とは手を切れないということだ。
でも彼女はドンと仕事の関係がなくなったので喜んでたな。

そして、会社ではリストラの嵐が・・・
それにしても、ペギーびびり過ぎ。君はだいじょうぶだよ。

一方、最近フィーチャーされることが増えてきたサリーは、あの男の子とこっそり会っていたことがベティにばれてしまった。そして、例によってぶち切れたベティは、引っ越すとか言い出す。
せっかく、カウンセリングの効果も出てきていたところだけに、困ったことだ。
カウンセリングの先生も言っていたように、治療が必要なのはサリーじゃなくてベティなんだけどな。

2012年11月25日日曜日

CSI ベガス 10 #8

第7話はトリロジーのベガスパートなので、今回は8話。

今回は、正真正銘、関わりのない2つの事件の捜査だった。
共通点があるとしたら、馬鹿な男と女の引き起こした事件ってことかな。

1つ目はプロボーリングの試合中にボールの代わりに、人間の頭がリターンされてくるというもの。殺されたのは、このボーリング場の従業員ロナルド。
グレッグがボーリングの機械にめちゃくちゃ詳しいのにはびっくり。プレイはしないみたいだが。
ニックはバリバリやってそう。”上手いの?”と聞かれて、”まあね”とは・・・

怪しいのは、被害者の友人でもあるホームレスのバイタス。
それに、シロウトのロナルドにボーリングで負けたプロボーラーのエックス・マン。
今回の試合でエックスマンの対戦相手のチェビーは今のところ、関わっているのか不明。

それにしても、このバイタスという男、なんだかよくわからない男だが、ロナルドのためにボーリングのイカサマやら何やら、色々と如何わしいことをやってるようだ。実に怪しい。

しかし、TV中継の映像から、ボールの代わりにロナルドの頭を裏に仕込むのは、無理だと判明。そのかわり、頭がリターンされる直前に裏から出てきた人物は・・・ロナルドの彼女シーア・ラメットだった。
最初に事情を聞かれてたときには、全然そんな感じじゃなかったのに・・・わからんものだ。
サラも言っていたけど、とんだ女優だったな。

尋問中も、テキトーな嘘で誤魔化そうとしてたけど、結局は観念して、ぺらぺらとしゃべる。
彼女の証言とキャサリンとニックが集めた証拠によると、撃ち殺したのはチェビー。こいつとの浮気がばれて(今は振られて切れてるようだが)、銃で脅そうとしたロナルドが返り討ちにあったと。その後、脅されて死体遺棄を手伝ったらしい。

しかし、何故に頭をあんな風に扱ったのか?
それは、チェビーに振られた仕返しするためだったようだ、”記憶に残してやる”みたいなことを言っていたが、正直、理解不能。
さらには”刑務所から出た後に、チェビーが許してくれれば彼と一緒煮なれるのね”とかサラに聞いてくるし・・・
どうしようもない男だった、ロナルドからチェビーに乗り換えるつもりだったらしいけど、さらに理解不能だ。

チェビーの方は、とにかくボーリング命。逮捕に繋がる直接の証拠も、処分できなかった血のついたマイボールだった。そして逮捕されるってときにも、ボーリングの試合の方が大事らしく、強引に最後の一投を投げてガッツポーズ・・・
こっちは・・・ちょっと理解できるかな。


もう一つは、夫殺しの有罪判決を言い渡されたばかりの囚人カーラが刑務所内で首を吊って自殺した事件。
こっちは、主にラングストンが担当。
教授が注目したのは、自殺ではなくて、夫殺しの方。
彼女は終始、無実を訴えていたようだが、果たして本当にそうだったんだろうか?

銃弾の弾道を詳しく調べ直す教授。そして、射撃地点が間違っていたことを突き止めた。
2階の窓から下の車のフロントガラス越しに運転席にいる夫のジェームズを撃ったとされていたが、教授の実験によると、そうじゃない。
弾丸がホローポイントだったためにフロントガラスに当たった時点で軌道が変わり、2階から撃ったように見えていたのだった。実際に発射されたのは裏庭。そして撃ったのは?
カーラの妹のハンナだった。

殺されたジェームズはどうしようもない男で、浮気を繰り返してはカーラと揉めていた様だが、ハンナもジェームズの相手の1人だったようだ。
そしてハンナは姉のためと言うよりは、自分以外にも何人も女がいるジェームズに対する怒りによる犯行みたいだった。
本人は姉の2歳になる娘のためだったと言っているが、結局その子は家族全員を失い、福祉局に連れて行かれてしまうことに・・・

カーラの心中は想像することもできないが、何で幼い娘を残して自殺してしまったんだろうか・・・
まだ2歳ということで、今の状況は良くわからず、おそらくはこの頃の記憶もあまり残らないのがせめてもの救いか・・・


事件解決後、ボーリング場で遊ぶCSIファミリーの面々。
結構みんな上手いじゃない。
まさかのロビンス先生も参戦してたな。
でも、ラングストンは、靴のサイズを間違えられたといって抜け出し、遠くから、みんなの楽しげな様子を見守る。
これは、何なんでしょう? ボーリングが嫌い? ・・・違うだろうな。
意味がありそうだが・・・ないのかも。

2012年11月24日土曜日

ミディアム 5 #19

シーズン6に備えて、シーズン5の最終話の再放送を見ておくことにした。
大体のところは覚えているが、案の定、詳細は忘れてるな。


家族全員を殺される夢をみたアリソン。
メキシコの麻薬組織の殺し屋に殺されてしまうらしい。
その夢には担当のダニエル・ムチョスという、麻薬捜査局の捜査官も登場。
彼も奥さんを殺されて、アリソンと一緒に捜査していたようだ。

家族に身を隠してほしいアリソンと、そんなことする必要があるのか?というジョーと、激しく揉めめる2人。

折りしも、潜入捜査中だったスキャンロンの同僚が惨殺される事件が発生し、検事局も動きはじめる。
そして、夢で殺し屋カスティーヨの居場所を掴んだアリソンは、このことをデボラス検事に伝えるが、直後、鼻血を出して倒れてしまう。
診察の結果・・・脳腫瘍が発見された。
すぐ手術の必要があるとのこと。
それと、カスティーヨは残念ながら、すでに逃亡したあとだった。

そして、アリソンは夢で、手術をすれば夢を見なくなることを知る。
夢を見なければ、カスティーヨの居場所を見つけられない。家族を守れない。

アリソンは手術当日の朝早くに病院を抜け出し身を隠す。夢を見るために。
そして、ムチョスがカスティーヨとグルであることを知る。

夢の中では復讐するために生きているアリソンは、最後、カスティーヨの居場所を夢なしで突き止めて、無事に復讐を遂げる。ムチョス、カウティーヨもろともガス爆発で吹っ飛んでという形だが・・・

このことを知らされたデボラスとスキャンロンはムチョスに罠を仕掛け、尻尾を掴んだ。
そして、取引を持ちかけて、カスティーヨの居場所を吐かせて、無事にやつを逮捕。
これで、事件は解決・・・だが・・・

意識を失ったアリソンは緊急手術・・・
そして、脳腫瘍の手術には成功したものの、手術直前に起こした脳卒中により、意識が戻らない。

このまま(完)でもおかしくないような、悲しげな音楽だったが、やっとシーズン6が始まる。
アリソンを目覚めさせるには一体どうすればいいのか?
たぶん、意識を失っている間、アリソンは夢を見ているんじゃないかな?
そして、その夢の中で、目覚めの切っ掛けを掴む・・・とか。
まあ、来週にはわかる。

クリミナルマインド 4 #21

A Shade of Gray
邦題:灰色の陰

アンバー・アラートが出た。
7歳の少年が誘拐されたのだ。

付近で発生している連続誘拐殺人事件の次の被害者と見られる。
かなり残忍なやつのようだ。
ロッシは言う、”奇跡を祈るか・・・”

子供を失うのは自分の一部分を失うのと同じだ。
Drバートン・グレビン(Burton Grebin 詳細は不明。ネットで調べてもクリミナル・マインド関連しか出てこない)

誘拐されたのはカイル・マーフィー
自宅前で記者会見を行なう両親のダンとサラと担当刑事のビル・ランカスター、両親の傍らにはもう一人の息子ダニーの姿も。
たぶんダニーが何か知ってるな・・・

ビルとダンは幼馴染、カイルとも仲が良かったようだ、ロッシやモーガンは、被害者に近すぎると警告するも、ビルは聞き入れない。何か強烈に思うところがあるようだ。

プロファイリングを開始するBAUの面々。
そして今回は、前の二つの事件から、意外なほどあっけなく容疑者特定。
容疑者のロリンズも直ぐに逮捕できた。
ビルがいきなり発砲したときは、ここで殺してしまうんじゃないかと思ったが、幸いにも弾は逸れた。
やはり、ビルは外れたほうが良さそうだな。
危うく、カイルの居場所を聞きだす前に殺すところだった。
そう、容疑者は逮捕したものの、カイルは見つからず・・・
おそらく、もう殺してどこかに捨ててしまったと見られる。

そして、今回はここからがメインだ。
比較的安全な連邦刑務所の餌をちらつかせて、カイルの遺体遺棄場所を吐かせようとするホッチ。しかし、何故か嘘の供述をするロリンズだった。
”デラウェア川に捨てた”
”遺体を何度も見て同じ興奮を味わおうとする、お前みたいなやつが、川に捨てるはずがない”

一方で、前の2件で死体が遺棄されていた森を捜索していたBAUと警察。
そして残念ながら、ビルがカイルの遺体を発見する。
しかし、遺棄された状態が、前の二件と全然違う。
そっと寝かせられている・・・
これは、明らかに”愛”のある行為だ。

何かがおかしい・・・
そう感じたロッシはリードに改めて誘拐現場の検証をさせる。
すると、次々に見えてくる、誘拐偽装の証拠。
・・・なんとなくそんな感じだったんだよな。
おそらく事故で死んでしまったのを隠そうとしていたんじゃないかな?

残るは、誰の責任で死んでしまったのか、ということだろうな。

ロッシとモーガンは、偽装に加担していると思われるビルを問い詰める。
すると、なんと”俺が殺した”と自供。
何か、一種の使命感のようなものも感じられる。一体なにがあったのだろう?

一方で、両親を説得して本当の話をさせようとするプレンティス。
しかし、彼らは涙を浮かべるばかりで、中々話してくれない。

もう、見ているこっちには、察しはついているけどな。と言うか最初から可能性は高かった。
そして、やっぱり・・・
お菓子の袋を開けられずに切れるダンの姿を見て、ピンと来たプレンティスは、徐々にダンから、あの日の様子を聞きだしていく。

日頃からウザイと思っていた弟に、作ったばかりのプラモを壊されたダニーは、ぶち切れ。そして殺してしまった。
その後、ダンに相談されたビルが、連続誘拐殺人に見せかける工作を行なった。
息子を2人とも失いたくなかったダンとサラを助けるためだ。

家族全員を交通事故で亡くしているビルは、何故、自分が生きているのか、ずっと悩んできた、そして、ダンから相談があったとき、”これだ、このために生きてきたんだ”と思ったらしい。
ビルにとっては、まさに神からの救いの声だったに違いない。

しかし、ダンとサラ、それとビルには、更なる試練が待っていた。
ダニーは社会病質者だった。言ってみればシリアルキラー予備軍。
何をやっても罪悪感を感じないのだ。カイルを殺したときも。
その兆候はいくつかあったようだが、親はまさかそんなことは考えないよな。

結局、息子2人とも失うことになってしまったダンとサラ。
そして、自分の生きる理由を再び失ったビル。
犯人がわかっても、誰も、少しも救われなかった今回の事件。
ビルは警官の職務に疑問を持ち、ロッシに問う。
”一体誰を守ればいいんだ?”
事件は解決したものの、これは”誰の勝利だ?”

ロッシは、
”それは我々には決められない。誰も勝たなくたっていいんだ”
と言うが・・・果たして、本当にそうだろうか?

家族がなければ人はこの世界でただ一人、寒さに震えるしかない。
アンドレ・モーロワ(フランスの小説家)

THE RIVER #3

エメットの手がかりを追って一行は、とある先住民の住む地域へと分け入る。
彼らはモルセゴスと呼ばれている部族で、戦士の部族、森の守護者とも言われているようだ。
そしてナマハゲみたいに、言うことを聞かない子供を叱るときに使うらしい。”モルセゴスが来るぞ”って感じだろうか。
しかし、こんなことハエルはよく知っているよな。

そして一行は博士の手がかりを探しに洞窟に入っていくが、ここでトラブル発生。
カメラマンのAJが洞窟に入ることを断固拒否。以前落盤事故に巻き込まれて危うく死ぬところだったせいだ。
これは・・・AJがどうしても洞窟に1人ではいらないといけないようなシチュエーションがあるな。

洞窟の中は木の根っこがびっしりと上から垂れ下がっている。あまり不気味な感じはしないが視界は悪い。とそこに人の遺体を発見。
行方不明の探検隊員じゃなくて、一安心するテスとレナ。宣教師かなにかの遺体のようだが、目と心臓がえぐられていた。
モルセゴスの仕業だろうか?

コウモリに襲われて、慌てて外へ逃げ出したみんなを見て、大爆笑したため、野営のとき、安全な火の回りから追い出されて1人で寝るはめになったAJ。
・・・酷い・・・がこれが後で意味を持ってくるとは思わなかったな。

翌朝、AJが野営地に戻ってくると、なんか静まり返っている・・・
まさかAJを残して消えた?
いやいや、寝てるだけだった。けど、地面にはモルセゴスのマークが書き残されている。
そしてエミリオがいない!
すぐに、近くの木の幹にもたれかかるエミリオを発見したものの、彼の目は赤く腫れ上がって、目が見えなくなっていた。夜中に起きて用を足していたところ、徐々に見えなくなったらしい。

これはただ事じゃない。マガス号に引き返す一行だが、途中で、テスも視力を失う。

なんとか船にたどり着いた一行。無線で救援を要請するが、なぜか通じない。
クラークはカートが衛星電話を持ち込んでることを、知っていたみたいで(謎の悪役がいるとTV的においしいから、黙っていたみたい)彼にその電話で救援を頼むように説得するが、カートは知らんぷり。
カートにとって、誰のために動いているのか知らないが、この任務は全員の命よりも大切ということなんだろう。

エメットの日誌を調べていたレナによると、どうも寝てる間に毒をかけられたようだ。
解毒剤になる植物もあるようだが、ここからは、だいぶ離れたところにしか生えていないことが判明。しかし誰かが、それを見つけに行かなければ・・・

そうこうするうちに、ハエル、クラークも視力を失う。
そして、プロのはずのカート、モルセゴスの恐怖にびびって、後ろから無造作に近づいたクラークをナイフで刺してしまった。

これは・・・傷はかなり深い・・・
設備も何もない、こんなところで、一応医者のリンカーンで対処できるのか?
しかし、有り合わせのものでなんとかするしかない。
そしてなんとか処置は済ませたものの、予断を許さない状況にはかわりない。

いちるの望みを掛けて、解毒剤の木を探しに出発する、カート、レナ、そしてAJの3人。
しかし、マガス号には怪しい人影が・・・

そして、レナ達一行にもモルセゴスが迫る・・・
巨大ヤスデに体中這い回られながらも、なんとかやり過ごす彼らだが、ついに、レナもカートも視力を失う。残るはAJのみ。

しかし・・・
AJは目の見えない2人を残し逃亡。
と言っても、どうやって文明圏に戻るつもりだったのかは不明。
とにかく半ばパニック状態で走り回っていたところ、偶然にも解毒剤の木を発見してしまった。
必要なのは、この木の球根、そして目の前の木の下には洞窟の入り口がぽっかりと・・・

やっと、落盤トラウマの伏線のシチュエーションが来たな。
ここからも逃亡することもできたと思うが、”ピー”を連発しながらも心を決めたAJは洞窟へと這いながら入っていく。カメラも一緒みたいだな。
洞窟と言っても、最初にみんなが入っていったところと違って、今度のは狭い。
AJは恐怖を紛らわせるためか、べらべらと独り言を言いながらも這い進み、ついに球根を手に入れる。
しかしそのとき、土がばらばらと落ちてきた・・・しかも段々と激しく。
これは、まずい。

最早どうすることも出来ず家族に別れを告げるAJ。
カメラの視界は少しずつ土に覆われていき、そしてついに何も見えなくなった・・・
助けが来ないと死ぬな・・・

一方のマガス号。
ついにモルセゴスが侵入してきた。
船室に鍵を掛けて立てこもるリンカーンたちだが、リンカーンとクラーク、それとテス、エミリオ、ハエルの2組に分断されてしまう。
そしてリンカーンもついに目が見えなくなってしまった。
傷とモルセゴスの侵入で、もうダメかもと思ったのか、クラークはリンカーンにテスとの関係、そしてエメットとテスの関係を話し始める。
”エメットはテスよりも冒険を選んだ”
”そして彼女は新しい人生を歩み始めた”
おおむね予想通りの関係だったが、リンカーンはどう感じているのか・・・

そして、モルセゴスはテスたちが立て篭もっている船室に強引に入ってこようとし始める。
テスの叫び声が船内に響き渡る。

クラークのテスへの思いは”本物”だな。
たまらず、クラークは傷ついた体で船室から外に出てモルセゴスを煽る。
自ら囮になって、奴等を引き付けようとする気だ。
焼いたナイフで傷口を塞いだばかりの体、立っているだけでもやっとのはず・・・
それでも、モルセゴスに懇願する。
”神聖な土地を汚したのは俺の責任だ。みんなは許してくれ”
そして、モルセゴスは消えた。
果たしてクラークの思いが通じたのか、それとも、最初から殺す気なんてなかったのか・・・

同じ頃、真っ暗だったAJのカメラに洞窟から引きずり出される映像が写り始める。
そして、気がついたAJ。
助かった・・・しかも球根もしっかりと手に入れた。

一方カートは衛星電話で何者かに報告を入れてる。
”コールも根源も見つからない。もうすぐ全員死ぬ。手を打たないと・・・”
しかし、この通信は戻ってきたAJにより中断される。

そして、AJが持ち帰った球根により、全員回復。
それにしても、この球根の解毒作用、超即効性だ。一瞬にして光が戻ってきた。

一時は逃亡を図ったAJだが、これで一躍ヒーローだな。

ところで謎のモルセゴスだが、結局、よくわからなかったな。
AJを助けてやったり、何もせずにマガス号から立ち去ったりと。
そんなに好戦的にな感じじゃなかったような・・・
目を見えなくするのも、何かの儀式の一環で、意外と捕まっても問題なかったかも知れないな。

そして最後、親子の会話シーン。
”父さんを必ず連れて帰る。でも家に帰っても、もう元には戻らない”
”母さんも新しい人生を・・・それが望みなら”
そしてテスの答えは、
”家族を取り戻したい。それだけよ。別れなければよかった。”

このやりとり全てを、監視カメラで覗いていたクラークの心中は・・・


ザ・リヴァー、3話目だが、1話目は悪霊、2話目は、一応これも霊か、そして今度は謎の原住民。
このまま、情報を小出しにしつつ、1話完結タイプで進んでいくんだろうか?
まあ、面白いんだが(特に映像的に)、ストーリーの方にちょっと不安が残るな・・・

2012年11月23日金曜日

PERSON of INTEREST #13

Root Cause(根本的原因)
邦題は”罠”

今回マシンがはじき出した人物はスコット・パウエル。
一見すると、ごく普通の男のようだが・・・

以前は市の職員だったが、今はリストラにあい、失業中。
しかし、毎朝きちんと仕事に行く振り。このことは家族には黙っているようだ。
収入が途絶えてかなり経っているので、金の問題はかなり切羽詰っていそうだな。
金がらみのトラブルだろうか?

いや、フィンチがパウエルのパソコンをハッキングした結果によると、リストラの原因になった市の職員削減案を通した議員デランシーに脅迫メールを書いている。
さらに、銃の許可証を申請している。
そしてパウエルに、デランシーのパーティーに派遣の仕事を報せる電話が・・・
これは・・・暗殺?

リースとフィンチはパウエルを阻止するためにパーティに潜り込む。
やっとパウエル発見したリースだが、すでにデランシーは演説を開始していた。
そしてフィンチはパウエルのパソコンに不審な点を発見するが・・・

すでにパウエルは位置につき、やつはバッグから何かを取り出そうとする。
リースは猛然とパウエルにタックル。やつが凶行に走る前に阻止・・・のはずだったが・・・
パウエルが取り出そうとしていたのは、紙吹雪発射用の筒。

そして突然響き渡る銃声。胸を撃たれて倒れるデランシー議員。
やられた、パウエルは囮か? いや、もっと始末が悪い。嵌められたのだ。
本当の犯人を追うリースだったが、まんまと逃げられ、パウエルも現行犯で逮捕されてしまった。

パウエルは被害者の方だった。
本来の計画では、その場で射殺されて、そのまま犯人にされて終わりだったんだろうが、リースのおかげでそうは、ならなかったのは幸いだった。
しかし敵は早急にパウエル始末に掛かるだろう。

偽の脅迫メールを追跡していたフィンチは、パウエルが罪状認否のために送られる裁判所で襲撃されることを突き止める。
そして、リースは強行手段にでる。護送車を襲撃したのだ。
バックで護送車の正面に突っ込み、後は催涙弾で仕上げ。パウエルを無事保護する。

訳がわからないパウエル。
嵌められたことは理解したようだが、何で俺が? って感じだろうな。
リースも言っていたように、たぶん、たまたま条件に合ってしまったんだろうけど、たまったもんじゃないな。

一方、パウエルのパソコンに感染していたトロイの木馬を使って、敵のIPアドレスを追跡していたフィンチは、敵の反撃を受ける。
システムが乗っ取られる危機だ!
携帯のSIMカードを抜き、建物のメイン電源を落してやっと撃退できたようだが、敵のハッカーは只者じゃないな。
それにしてもマシンの秘密は無事だったのだろうか?

暫くはここは使えないな・・・
そして、今回の敵には自分たちだけでは心もとないと考えたのだろうか、フィンチは助っ人を頼むことにする。
それは、フィクサーことゾーイ・モーガンだった。

以前、彼女の名前をマシンが出してきて、そのときリースが彼女を助けたんだったな。
製薬会社がらみの事件だったかな。
カーターじゃなくて彼女が仲間になると思ったけど、今回の助っ人で、その可能性もまた出てきたかな?

それにしても、敵の正体は一体何者?
デランシー議員が死んで得する人物とは?
それは、議員の側近でビジネス・パートナーでもある、マティソン。
こいつが怪しい。
ということで、ゾーイの出番だ。
フィクサーの本来の仕事である、トラブル解決屋、これを利用してマティソンに接近。
そして、色々と仄めかすと、やつは堪らず電話。

どうやら、マティソンは”プロ”に仕事を依頼していたようだな。
電話の相手は、例のハッカー、どうやら女のようだ。
そして、ばっちり証拠になりそうなことをしゃべってくれるマティソン。もちろん、この会話はフィンチがちゃんと録音している。

これでネタは上がった、後はカーターの出番だな。


一方、パウエルをかくまうリースのところに刺客が現れる。安全な場所のはずのだが?
ここはなんとか撃退し逃走に成功したが、このままじゃまずい。
パウエルの靴の裏に発信機を発見したリースは、これを利用して敵の刺客に駅のトイレで罠を仕掛けてる。そして、ここでノックアウト。
これで暫くは安全だろう。


しかしパウエルに送った刺客が失敗したことを知った謎のハッカーは、急遽、パソコンに向かって妙な文章を打ち始める。
このときは全く意味不明だったが、自殺したマティソンが発見されたとき、その意味がわかった。
こいつはマティソンの遺書を書いていたのだ。と言うことは・・・そういう事だな。

こいつは優秀なだけじゃないな。人を殺すことも何とも思っちゃいない冷徹なやつだ。

そして、この謎のハッカー、大胆にもチャットでフィンチに接触してきた。ライバルへのご挨拶と言ったところだろう。しかも自ら”ルート”と名乗るような絶対的な自信の持ち主のハッカーだ。ルートとは根っこのこと、コンピュータの世界では、データ構成の根本になるところ、全てが始まるところ、それがルートだ。さらに”ルート”権限を持つ者は全てにアクセスできる。制限なしだ。
そして彼女(?)はチャットの最後にフィンチに挨拶する。
”次回が楽しみ”
”ハロルド”

これはやばいんじゃない?

リースに対するCIAのスノウ、そしてフィンチにはルートか・・・
これは面白くなりそうだ。

それにしても、謎のハッカーが女らしいということで、まさかゾーイか?と思ったが、なんか違うみたいだった。ちょっと安心した。今後も出来ればゾーイには登場してもらいたいところだ。欲を言えばレギュラーに昇格して。

王座の血脈 デイヴィッド&リー・エディングス

神の身でありながら、自らをカル=トラクと名乗りマロリー皇帝の座についたトラクは、ついにアンガラクの大軍団を率いて西の諸王国への侵攻を開始する。
トラクが目指すのは西の大陸の西端に位置する都市ボー・ミンブル。
ガリオンの時代には伝説となっている<<ボー・ミンブルの戦い>>が今始まったのだ。

<<ムリンの書>>によると、ボー・ミンブルでの3日間の戦闘の後、トラクと<<光の子>>の一騎打ちの末、<<光の子>>はトラクを倒す。とのこと。
したがって、ベルガラスの目的は、鉄の塔に引き篭もるトラクを一騎打ちに引きずり出すこと。
そのためには数で勝るアンガラク軍をボー・ミンブルで打ち負かさなければならない。

そして、<<宿命>>により今回<<光の子>>に選ばれたのは、<<リヴァの番人>>ブランドだ。

防衛策を練るベルガラスと西の諸王国のリーダーたちだったが、アンガラク軍はベルガラスの予想を裏切りナドラクの森を強行突破。そしてドラスニアを蹂躙する。

そして、アルガリアの難攻不落の城塞、<<砦>>を包囲する。
ここにはリヴァ王の血を受け継ぐゲレインが避難しているが、<<ムリンの書>>によると、ここは包囲されるが陥落はしない。
ベルガラスは、この予言を信じて彼をこのまま砦に避難させておくことを決心する。

トラクが<<砦>>を包囲して時間を無駄にしている間に、ベルガラスとポルガラ、それにアルダーの弟子たちは入念な防衛計画を練り、その準備を開始していた。

懸案事項の1つ、東の海を渡ってきたマロリーの大部隊はマーゴスのアラガ砂漠で発生した、大吹雪により足止め。これで南方に展開していたトルネドラの軍団を援軍としてボー・ミンブルに回せる。

そしてついにボー・ミンブルの城壁の前まで進軍してきたアンガラクの大軍団。
1日、2日と持ちこたえた後の3日目、反撃に出た、西の諸王国の連合軍。
アスターの弓兵、ミンブルの騎士、トルネドラの歩兵、チェレクの狂戦士、ドラスニアの槍兵、アルガリアの騎馬兵らの攻撃によりアンガラク軍は大打撃を受ける。
そしてついにトラクは鉄塔から姿を現し、リヴァの番人ブランドとの一騎打ちが始まる。

一進一退の攻防の後、トラクの剣がブランドの左肩を捉えブランドが一瞬引く。その隙を突いてトラクがさらに攻撃を仕掛けようとした瞬間、ブランドは盾を覆っていた布をおもむろに引き剥がした。
アルダーの珠の光に残った右目を潰され悶えるトラク。そしてブランドは渾身の力を込めて突きを放つと、ブランドの剣はトラクの今だに燻り続ける左目の跡を深々と貫き、それはトラクの脳にまで達した。
そしてトラクは絶叫を上げ、左目から血の涙を流しながら倒れた。

あとは西方の連合軍による、壊走するアンガラク軍の大虐殺が残っているだけだった。

そしてボー・ミンブルの戦いは終わった。

トラクは死んだのか?
いや、彼は神だ。トラクを本当に殺すには、<<神をほふるもの>>ガリオンの登場を待たねばならないだろう。それも<<予言>>だ。
そして、ゼダーはトラクの体をマーゴスの荒野の何処かに運び去り、トラクは深い眠りについた。


そして時代はいよいよガリオン誕生前夜へと進んでいく。
ボー・ミンブルの戦いからざっと500年、いよいよガリオン誕生の予兆が各地で現れ始める。さらにこれに呼応するかのごとく、クトゥーチクの弟子、アシャラクことチャンダーがまた暗躍し始める。
長年に渡ってベルガラスは、この男を手のひらの上で転がしてからかってきたはずだが、今度は様子が違った。出し抜かれてしまったのだ。

ベルガラスの下に、ミンブルの若き騎士マンドラレンがベルキラ、ベルティンからの伝言を持ってきた。ガリオン誕生が近いとのこと。
早速ゲランとイルデラの下へ向かうベルガラスだったが、すでにアシャラクの魔の手が迫っていた。

アシャラクは、ガリオン誕生直後の家に火を放ったのだ。
ガリオンは、両親の機転でなんとか助かったものの2人は死亡。
さらに、ガリオンが助かったことを知ったアシャラクはトラクへの貢物のにしようとしたのか、ガリオンを抱えて逃亡・・・そのときだった。やっとベルガラスが到着したのは。

怒りに燃えるベルガラスがやつを殺さなかったのは、アシャラクの役割(自らの命をもってガリオン覚醒を促す)を知っていたのと、やつがガリオンをベルガラスに投げつけて逃走したためだ。
(このとき遠いチェレクでは、バラクが<<恐ろしい熊>>に変貌をとげたと言う・・・)

そして、ポルガラはガリオンを連れて、センダリアのファルドー農園に身を隠す。
暫くの間、ベルガラスはアシャラク(チャンダー)をシルクと共に追っていたが、シルクにバラクと合流するように指示を出し、自分もファルドー農園へと向かった・・・

ここでベルガラスの話は終わる。
あとの話はポルガラに頼めということらしい。

空白だらけの内容に、不満たらたらのセ・ネドラは、早速ガリオンと共にポルあばさんの小屋へとリヴァを後にする・・・

と言うわけで、話は女魔術師ポルガラに続く・・・

キャッスル 3 #5

落ちた棺から2つの遺体が出てくるという、ちょっと変わった事件発覚。
事件捜査も、二転三転と目まぐるしかったな。

殺されたのは郡の病院で働く女医のヴァレリー・モンロー。
モテモテの男性看護士グレッグを巡る女の争いの末に殺されたのか?
それとも、元麻薬王ケサール・カルデロンの愛人疑惑が浮上したので、何か彼の怒りを買ってしまったのか?
いやいや、彼女が最後に会っていた謎の人物が怪しいぞ。
しかし、この男はなんと司法省の役人、ヴァレリーに潜入捜査の依頼をしていたとか・・・
やっぱり麻薬王に殺されたのか?
と、早とちりしそうだが、捜査対象は麻薬王じゃなくて病院の方だった。
薬の流出とか、処方箋の偽造とかの。
やはり病院関係者の犯行か?

ここでモテモテグレッグの恋人エイミーが刑務所に収監されていることがわかり、彼女に薬を横流しするために、女医たちと仲良くしていて、そのことがヴァレリーにばれてしまったので、殺したと、キャッスルとベケットは推理する。

しかし、これが大ハズレ。
グレッグとエイミーの愛は本物で、無実の彼女を脱獄させることが目的だった。
しかも実際に脱獄を成功させてしまった2人は、無事(?)に逃亡。
結局は捕まってしまったが、恋人の無実を信じて、すべてを捨てて脱獄までさせるとは・・・
結構ロマンティックな話だ。ヴァレリーを殺してさえいなければ・・・
とはロニーのコメント。

そして、本当に殺してなかった。
ヴァレリーがしていたブレスレットが死後消えていたことから、やはり”愛”のもつれの線が浮上。
といっても兄弟愛だが・・・殺したのは麻薬王ケサールの弟マニュエルだった。理由は、ただの個人契約の医師だったはずのヴァレリーに入れ込んでいく兄。ちょっと胡散臭く思っていたんだろう。ヴァレリーを尾行したマニュエルは彼女が司法省の役人と会っていることを突き止めてしまった。
それが意味するところは一つしかない・・・裏切りだ。

早とちりによる殺人、しかも兄の愛する人を・・・
こういう救われない話は悲しいな・・・
グレッグとエイミーには寛大な処置が下るみたいなので、ちょっと救われるけど。


グレッグとエイミーの逃亡先を見つけるために、恋人たちのラブレターを読み上げながら調査するキャッスルとベケットの2人。
ロマンティックな文章を、彼女の目を見つめながら読み上げるキャッスルに、つい、ドギマギしてたベケット、なかなか可愛いところもあるな。

でもキャッスルは元妻のジーナといい雰囲気だし、ベケットにも新しいお相手(心臓外科らしい)もいるし、まあ当分はこんな感じだろうな。

ジーナといい感じになってきたキャッスルへのマーサの一言、
”彼女を刑務所から助けだせる? もしイエスだとしたら、真実の愛よ”
考え込むキャッスル。
その後、警察署で誰も俺を刑務所から助けてくれないだろうとボヤくキャッスルに、
”だいじょうぶ。私が助ける”とベケット。
冗談なんだろうけど、顔が真顔なんだよな・・・

2012年11月22日木曜日

ヒューマン・ターゲット 2 #13(完)

結局、チャンスとイルザの仲は進展せず、関係は微妙なままだった。

そしてイルザは傷心のままロンドンへと旅立つ決意をする。
一応、名目上は財団の仕事に専念するということだが・・・
引き止めてほしいイルザと引き止めたいチャンス。
しかし、結局2人とも何も言わず・・・というかチャンスは別れのシーンから逃亡してた。

しかし寸前になって、意外な依頼人登場。
それは、イルザの夫マーシャルと親しげに写真に写っていた女性、ジュリアだ。

ジュリアはマーシャルを殺した奴等に脅迫されているということだ。
彼女の話では、マーシャルは銃の密売ルートの証拠を掴んだために殺されたと。
さらに彼とは仕事上の付き合いのみだとも。
これでイルザのロンドン行きは延期だな。

そしてチャンスの反対を押し切ってイルザは彼らとの接触を試みる。

指定された場所で彼らを待つイルザとジュリア。そして付近でようすをうかがうチャンスたち。
何か様子がおかしい・・・
コードを2つしか知らないギタリストとか、ルールを知らないでチェスをする人とか、歯並びが良すぎるホームレスとか・・・ちょっと笑えるな。
しかし笑い事じゃない。彼らはかなり大掛かりな組織のようだ。
妨害電波でイルザとの通信を遮断されたあと、路線バス(これも敵がタイミングを合わせたもの)で視界を遮られている間に2人は消えた。
しかし、すぐ近くを歩いて移動する2人を発見したチャンスたちは追跡を開始。
あれ? でも、敵の指示では地下鉄に乗れだったはずだが・・・

チャンスは走って後を追う。ゲレロとエイムズはキャデラックだ。
しかし、ここで敵は信号を操作して、ゲレロの車に一般車を突っ込ませて足止め。
こんなことまで出来るとは、こいつら一体何者?

その正体は・・・CIA
これは意外な展開だ。マーシャルは一体何をやったんだ?
どうも、このCIAのナントカ(ミディアムのジョー・デュボア役のJake Weber)、こいつが個人的に武器密輸に関与していて、その口封じみたいだな。
部下たちもたぶん騙されて従ってるんじゃなかろうか。

一方のチャンスは邪魔されず2人に追いついた。しかし振り向きざま2人はチャンスに銃を向ける。
あれ?
何が起こったのか、最初わからなかったが、替え玉だったのだ。
バスで見えなくなった時に入れ替わったのだ。イルザたちは敵の指示通りに地下鉄だ。
これには騙された。驚いたね。
すぐ近くにある地下鉄の駅から目を逸らすための作戦だ。敵ながらやるな。

替え玉2人はさくっと無力化したチャンスだが、本物の行方はわからない。
どうするチャンス?

敵の指示通りに地下鉄に乗ったイルザとジュリアだったが、ここでジュリアが豹変。イルザに銃を突き付ける。
あちゃー、これも騙された。ジュリアもCIAだったか・・・
どうも、マーシャルが掴んだ証拠とやらを探しているみたいだな。
しかも、マーシャルを殺したのは自分だと告白。

しかし、イルザは咄嗟に非常用ブレーキレバーを引っ張って、地下鉄を急停車。
ジュリアが倒れている隙に外に脱出だ。
反対線路に出て逃げようとするイルザだったが、靴が引っかかり動けなくなる。そして迫る電車。
まさに万事休すだ。

そしてチャンス登場。
地下鉄の急ブレーキの音を聞きつけたのだ。
しかし、いくらチャンスでも、これをどう切り抜けるのかと思ったが、考えてる暇なんてない。
そのままイルザに飛びつき、轟音を上げて通りすぎる電車の下側へ。
ふー。間一髪だったな。
このシーン、中々の迫力の映像だった。CGとの合成だろうけど、すばらしい出来だ。

そしてさらに、事務所で対策を練るチャンスたちにCIAが急襲をかける。
これは、チャンスの鋭い勘により事前に脱出していて、なんとか全員無事だったが、今回の相手は手ごわすぎる。

それでチャンスの選択は・・・”逃げる”だ。

身を潜めようとするチャンスたち・・・
だが、子供の存在を知られてしまったゲレロは1人で攻撃に出る決意を固める。
そして、他の仲間も結局は逃げるのをやめて反撃に出る。

まずは、マーシャルが持っていた証拠だ。
そしてイルザとマーシャルの思い出のホテルへ証拠を探しに行くチャンスたち(ゲレロを除く)。
しかし、そこにはCIAの罠が・・・

それでも、イルザとエイムズが入れ替わるという替え玉作戦をやり返して、チャンスとエイムズが敵を引き付けているその間にイルザはなんとか証拠を手に入れた。
後は脱出するだけだ。
ところが、ジュリアの姿を見たイルザはマーシャルの復讐を思い立ってしまった。

イルザを連れに引き返すチャンス。
そのイルザは雪の舞うホテルの屋上でジュリアに銃を向ける。壁をよじ登って到着したチャンスがわざと煽るように言葉をかけるが、案の定、彼女は撃てない。
そしてぐずぐずしている間にCIAの援軍も到着してしまった。
これは多勢に無勢だ。どうするチャンス?

この絶体絶命の危機にチャンスが取った作戦は”ジュネーブ”・・・
ってなんだっけ?
エイムズの解説によると高いところから飛び降りる作戦(?)だとか。

そして、チャンスはイルザと共に屋上から飛び降りる・・・
”俺を信じろ”
CIAもこれには驚いたのか、一歩も動けずに、ただ呆気に取られて見守るだけ。

一方、ゲレロは、チャンスたちの事務所に陣取る黒幕のところへ急襲をかけていた。
メイン電源を落し、敵を一人、また一人と片付けていく。
そしてついに敵の黒幕を捕らえる。
意外と簡単に見えたけど、それはゲレロだからだな。
しかし子供を狙われたので、内心、怒りは頂点に達していたと思うが、あくまでも見た目は冷静なゲレロだった。

これでCIAは片付いた。ホテルの屋上にいた部隊も速攻武装解除だ。

そして肝心のチャンスとイルザは?
普通に飛び降りていたら命はないが、どうやったんだろう?

その答えは・・・
と勿体つけるほどじゃないな。

落ちる途中で、チャンスはビルの飾りに掴まっていたのだ・・・足で・・・
そしてイルザの手はそのチャンスの手でがっちりと掴まれていた。
これは信じられないような身体能力が必要だな。
”放さないで”、”もちろん”
ちょっと意味深な会話にも聞こえるな。

CIAの黒幕エージェントは結局ゲレロが始末して、子供の秘密は守られた。
爆発して吹っ飛ぶキャデラックと共に飛び立つカラスが印象的だったが、これは演出なんだろうか?それともたまたま?


そして、いよいよ本当の別れ。
だが、またチャンスは逃げた・・・
しかしウィンストンの説得でコルベットを空港まで飛ばすチャンス。
CIAの置き土産、信号操作装置を駆使して、雨のハイウェイをかっ飛ばすチャンスだが、果たして間に合うのか?

それにしても、なんか青春ドラマのクライマックスみたいな雰囲気になって来たな。

そして空港にたどり着いたチャンスだが、すでに離陸して飛び立つプライベイト・ジェットの姿・・・
呆然とするチャンス。
しかし、突然開いた駐機場のガレージのドアの向こうからイルザの姿が現れる。
うん。やっぱり青春ドラマだ。

この期に及んでも、まだ色々と、追ってきた言い訳をする、男らしくないチャンスだったが、今回は最後には決めてくれたよ。最終回だしね。
”行くな!”

これで優位に立ったイルザだったが、すでにロンドン行きをキャンセルしていたのがばれて、ちょっと気まずい感じに。
この最後のネタはいらない気がするけど、まあ、お話は終わるけど、2人の関係もチャンスの仕事もこれまで通り続くという意味なんだろうな。

かなり面白いドラマだったけど、全25話で終了というのは、ちょっと残念だな。
キャラもみんな立ってていい感じだったし、敵のバプテストもなかなかよかったのに。
人気なかったのかな?
ハリウッド基準はよくわからんな。

2012年11月20日火曜日

ザ・ウォーキング・デッド 3 #3

Walk with Me

ヘリだ。
軍用ヘリみたいだが、この状況でまだヘリを飛ばせる組織があったとは驚きだ。
しかし、なんか調子がおかしい。
と思っていたら、やっぱり墜落・・・

そして、林の向こうに立ち昇る黒煙を見つめる、アンドレアとミショーン。

墜落現場にたどり着いた2人だが、そこへ謎の集団が現れる。
身を隠す2人。
ヘリの仲間が助けに来たのかと思ったが、どうも違うようだ。
ヘリの生存者を収容して立ち去ろうとする彼らだったが、そのとき2人は意外な人物と再会する。
メルルだ。
あれから何があったのかは不明だが、今はこの謎の集団の一員となっているようだな。
しかも、凶暴さは影を潜めているような感じだ。
以前の彼なら、リックの仲間にこんな落ち着いた感じで話せるとは思えない。
まさか、この集団では重要な地位にいるのだろうか?

2人はなかば強制的に、彼らの町”ウッドベリー”に連れて行かれて、そこで手当てを受ける。これでアンドレアの調子もだいぶ良くなったみたいだな。
ここウッドベリーは周囲を高い壁に囲まれて、武器や弾薬も十分にあるようだ。こんな世界にあって、ここは正に楽園だった。
そして、”総督”(government)の登場。
彼は一体何者?英雄的指導者?
あのメルルをおとなしくさせているのは、この男の力なんだろう。

彼らはウォーカーの研究もやっているようだな。
ミショーンの従者にかなり興味津々だ。
彼らの研究者によると、従者どもは、ただの荷物運びじゃなくて、ウォーカー避けにもなっているらしい。

総督から色々と話しを聞くうちに、アンドレアは彼のことを信じ始めたようだが、ミショーンは眉間に皺を寄せたまま。

そして、総督はヘリの生存者から、彼らの仲間の居場所を聞いて、彼らを迎えに行くが・・・
しかし、総督は彼らを銃弾で歓迎し、装備だけを奪い取ってしまった。
ああ、やっぱりこういうやつだったか・・・

そして、町の人々に演説する総督。
”助けにいったが、間に合わなかった”と・・・
挙句の果てに”我々に装備をもたらした彼らに感謝しよう”とも・・・

そして、総督のプライベイトルームにはおびただしい数の水槽にウォーカー(彼らの言葉ではバイター)の切り取られた頭部が保存してあった。
なんだ? この異様な光景は・・・
一体、この総督とは何者?
今後リックたちと、どう関わっていくんだろうか?

クリミナルマインド 4 #20

Conflicted(矛盾?)
カウンセリングを受ける囚人の女。顔は影になって見えない。
アダムという人物の行方(たぶん死んでいる)を聞き出したいらしい。
そして側の暗闇からリード登場。

リードに”頭悪いんじゃない?”とトンでもないことをいう女だが、
”頭の良し悪しじゃない、正しいことをやってるんだ”
と返すリード。それに対する女の答えは、
”あたしもやったよ”。
そして、話は7日前に戻る・・・


スプリング・ブレイクで盛り上がる学生。
そこで起きた連続レイプ殺人事件。被害者は男子大学生。
光は自分が何より速いと思っているが、それは違う。
光がどんなに速く進んでも、その向かう先にはいつも、
暗闇がすでに到着して待ち構えているのだ。
テリー・プラチェット(SFファンタジー作家)
アダムはホテルのメンテナンス係りで、2人目の事件の第一発見者だった。
ちょっと見た目がリードに似てるかも。
彼がこの後どうなってしまうのかは、まだわからない。

体格のいい大学生が抵抗もせずに縛られていたことから、犯人は男女の二人組みと見て捜査するBAUだが・・・
アダムは最初の被害者と揉めていたことを黙っていたことから容疑者に浮上、BAUの調査によっても、子供時代に父親から虐待を受けていたこともわかり、殺人者のプロファイルに合致する。
しかし本当にアダムなんだろうか?ちょっとそんな感じには見えないが、どうだろう?

女の方は事件現場となったホテルの支配人のジュリーがちょっと怪しいかな。
アダムと親しいようだし。
そして被害者を物色のジュリーを発見!
ところが、彼女はただのナンパ女だったみたいだ。
アダムの保護者的な立場なのは、ボランティアでアダムの世話をしたのが切っ掛けで、そのまま彼の面倒を見るようになったという、かなり”いい人”だった。

一時拘束された2人だが、決め手がなく、嘘発見器もそろってパスして共に釈放。
しかしこのとき、釈放手続きをするアダムをじっと見つめるリードの姿が。どうも何か引っかかるものがあるようだ。
そして、アダムの微表情の変化に気付いたリードは、アダムが”解離性同一性障害”いわゆる”多重人格”であると見抜く。
最初の引用にある、光と暗闇とはこのことだったのか・・・

リードに与えられたヒントは、アダムが最初の被害者とケンカしたとき、途中から豹変したこと。
そのときの記憶がアダムにないこと。
嘘発見器で、一瞬戸惑ったこと。
そして、釈放時の微表情の変化。
うーむ。さすがだな。
ドラマとして見ているこっちは、なんとなく予想できるけど、普通はそこまで考えないだろう。
それにしても、人格が変わるときの表情の変化は怖すぎる。
ビリー・ミリガンの人格入れ替わりシーンを思い出すな。

そして、”身柄を確保、後は法廷が決める”
ホッチはそう言って、BAUをアダム逮捕に向かわせる。

しかしアダムはジュリーに重傷を負わせて逃走を図る。
正確には今はアダムではない。アマンダと名乗っている。吹き替え版だと、声優も変わっているみたい(たぶん)。
それにしても、なんでジュリーを?ジュリーはアダムの恩人のはずだが。でもアマンダに取ってはライバルってところかもしれないな。

アダムはどこに行ったのか?
それは、虐待していた父親のところだった。
正体がばれたので、本当のターゲットを殺しに行ったんだろう。

父親の頭にビニール袋を被せたうえ、喉にナイフを突きつけるアマンダ。
リードは説得を試みるが、アマンダは、”捕まればアダムが罪を被ることになる”と言って、今度は自分の首にナイフをあてがう。
しかし、リードは、”君が死ねばアダムも死ぬことになる”と、さらに説得。

そしてアマンダは、”アダムは私にしか守れない”、”安全なところに連れて行く”
と言って、ナイフを落す。

そしてアダムは消えた。
モンスターは存在する。
幽霊も存在する。
彼らは我々の中に棲み、時として勝利するのだ。
スティーヴン・キング
そしてアマンダの下に通い続けるリード。
果たしてアダムは見つかるんだろうか・・・

2012年11月19日月曜日

コールドケース 6 #19

Libertyville
リバティビルの開発に情熱を燃やす、復員軍人(朝鮮戦争だろう)の宅地開発業者のジュリアン・ベロウズ。
しかし、1958年、彼はその実現を見ることなく殺される。
そして、また警察のずさんな捜査により、事件はコールドケースへ。

時代的にはちょうど、マッドメンの時代のちょっと前あたりか、ディックがドンに成りすましたころだろうか。
殺されたジュリアン・ベロウズとドン・ドレイパー、ちょっと似たいような感じを受ける。
出自を偽っているところとか、優秀な仕事人ってところか・・・
女関係はドンの圧勝みたいだが。

当時の黒人メイドが話しをする気になり、リリィたちの下へやってきたことで、事件は再び日の目を浴びることに。
当時、聴取も受けなかったという妻キャロラインの下へ捜査再開の報告も兼ねて話しを聞きに行くリリィ。
一緒にベロウズの娘がいたけど、彼女は明らかに黒人系、しかし、このときは、あまり深く考えなかった。養子なんだろうな。アメリカでは珍しくないんだろう・・・くらいに思っていた。

最初の容疑者は、妻の元カレ。こいつが恋人を取られた恨みからやったのか?
・・・違うな。
次は、ベロウズが、義理の父でもある宅地開発業者の社長の厚い信頼を得ていることへの、義理の兄(社長の実の息子)ハリソンの怒りを買ったのが原因か?と思われた。
・・・これも違う。
あと、ベロウズの口利きで得られたはずの銀行融資を、顔を見た途端(彼は黒人だ)断られた、軍隊時代の部下のワトソン。
・・・こいつも違うのか?

そして、愛人かと思われた黒人女性の正体がベロウズの妹だということが解って、事件の背景がちょっと見えてきた。

妹のレジーナが見せてくれた家族写真。
そこに写っているのは、黒い肌の父親、白い肌の母親、そして白い肌の息子、黒い肌の娘の4人。
ベロウズはハーフだったのだ。しかも肌は白人と変わらない白さ。
黒人として生まれた白い肌のジュリアンは、黒人として育ち、黒人社会の中ではかなり苦労したようだ。しかし、軍隊で提出書類の受付官にそそのかされる形で”白人”ジュリアン・ベロウズが新たに誕生することになってしまった。

あとはトントン拍子。
元々が非常に優秀だったのだろう、除隊時の階級は中尉。
そして除隊後も宅地開発業者として成功を収めるベロウズ。

その彼に嫉妬したのが、軍隊の同期のワトソン。
やつは黒人と言う理由で軍隊での昇進の道は、最初から閉ざされていた。
さらに除隊後、夢のリバティビルに住むために必要な銀行の融資もベロウズの口利きで一旦は受けられる予定だったが、黒人とわかった途端に断られる。
自ら会社を興し、現在はそこそこの成功を収めていることを考えると、能力が劣っていたとは考えられない。

同じ黒人のはずが・・・
そして怒りの矛先は、ベロウズへ。

当時もハーフは少なからずいたと思うが、どんな境遇だったのだろうか?
やっぱり、肌の色が全てだったんだろうか?
今のアメリカはだいぶ改善されているとは思うけど、どうだろうか?

それにしても、こういう人種問題を背景にした回は、あまりにも現在の日本の状況とかけ離れていて、想像するのさえも難しい。

リリィと父親、今までの隙間を埋めるように仲良くなっていて、いい感じだ。
しかし、見た目、幸薄そうなリリィ。このまま仲良し親子のまま、上手くいくのだろうか?
心配だ・・・

魔術師の娘 デイヴィッド&リー・エディングス

魔術師ベルガラスの2分冊目

ポレドラを失ったベルガラスは傷心のあまり、生まれたばかりの双子の娘、ポルガラとベルダランを残してアルダー谷を出て行く。
数年間にわたる酒びたりの生活の後、アルダー神の来訪を機にしらふに戻ったベルガラスは<<光>>と<<闇>>二つに分かれた<<宿命>>を1つに戻すための仕事に取り掛かる。
ベルガラスはアレンディア、トルネドラ、ドリュアドの森、ニーサ、そしてマラゴーで情報収集したあとアルダーの谷へと戻ってくる。

一方<<谷>>に残してきた2人の娘たちは、兄弟弟子のベルディン、ベルキラ、ベルティンによりすくすくと成長していた。
帰ってきたベルガラスはベルディンに手荒い歓迎をされるが、当然だ。
妹のベルダランは父親が帰ってきたことを素直に喜ぶがポルガラは当分許してくれそうもない。

そしてアルダーの導きにより、ベルダランは珠の守護者たる<<鉄拳>>リヴァと結婚。
式の途中、シンクロして青く光るアルダーの珠とポルガラ、そしてベルガラスは白いフクロウを見る。これは幻なのか? ベルガラスには確信がもてない。

ダラン王子が誕生して”おじいさん”になったベルガラス。
王子の手のひらには白いあざがあった。
これはリヴァが<<珠>>を掴んだときにできた跡と瓜二つだった。
<<珠>>の守護者の証だ。

そしてアルダーの珠を柄頭にはめ込んだリヴァの剣(これはベラー神の導きにより、リヴァとベルガラスが2人で隕鉄から鍛え上げた剣だ)とダランの初顔合わせ。
ダランがあざのある手で珠に触れた瞬間、珠は歓喜の声をあげる。
一方で世界の裏側アシャバでは、この瞬間トラクが絶叫を上げたと言われる。

そしてベルガラスと女魔術師に成長したポルガラは、<<宿命>>に関する予言を集め始める。
直接関与することを禁じられた<<宿命>>からのメッセージだ。
こちらには、”ダリネの書”、”ムリンの書”、そしてトラクには彼自ら無意識に呟く”アシャバの神託”

そして2人は<<予言>>を成就させるために、各地へ赴き、<<光の子>>ガリオンがトラクを倒すために必要な仲間たちの系譜を作るためのレールを敷いていく。

さらに、西の大陸へと殖民してきたトラクの民アンガラク人が建設した国、ガール・オグ・ナドラク、ミシュラク・アク・タール、そしてクトル・マーゴスへの偵察。
マーゴスのラク・クトルに居を構える、宿敵クトゥーチクへの強引な訪問。

そして、体が弱かったベルダランの病死。
悲嘆にくれるリヴァ、ポルガラ。しかしベルガラスは必死の思いで仕事に取り掛かる。リヴァがもう二度と立ち直れないと解っていたのだ。そして、20歳になっていたダラン王子の補佐役に、リヴァの右腕のブランドを<<リヴァの番人>>として指名。

そして3百年ほどすぎたある年。
予言の研究に没頭していたベルガラスは、ある予言の一節を発見して戦慄する。
<<珠の守護者>>の系譜が危ない!
即座に”タカ”になってポルガラと供にリヴァを向かうベルガラスだが、すでに遅かった。ダランの子孫のリヴァ王ゴレクと、その子供たちはニーサの女王サルミスラの放った刺客に殺されたあとだった。1人を除いて・・・

末の王子ゲランだけは、とっさに城から海に飛び込んで無事だった。
そして、このことは一般には伏せられた。普通の人でリヴァ王の系譜が途切れていないのを知るのは<<リヴァの番人>>”ブランド”だけだ。(リヴァの番人は言わば首相にあたるが、その名前は常にブランドだ。ニーサの女王も常にサルミスラだ。)

復讐のためニーサに討伐軍を派遣するリヴァ、チェレク、ドラスニア、アルガリアというアローンの国々。そして彼らの軍隊はニーサを灰燼に変える。
女王サルミスラは自殺を図るが、息絶えるまえに、ベルガラスはゼダーがこの件の首謀者であることを突き止める。

この暗殺事件の本当の目的はリヴァ王の系譜を断ち切ることではなく、今マロリーで起きている重要なことからベルガラスたちの目をそらすための陽動作戦だったようだ。
それは、メルセネ帝国皇帝にアンガラク人を擁立してマロリー全土の統一を果たすという目的だ。
このことを見抜いたのはゲランだ。

そして、ポルガラはゲラン、ひいては<<珠の守護者>>の系譜を保護することを自ら買って出て、ゲランを伴ってセンダリアのどこかに姿を消す。

それから数百年、あるいは千年以上たったある日、”ポルおばさん”と家具職人”ダリオン”とその妻セラナはマーゴ人に見つかり、ベルガラスと供に再び旅を開始するが・・・

3巻に続く・・・

2012年11月16日金曜日

マッドメン 4 #11

ラッキーストライクが逃げたことがばれてしまった。
1ヶ月、発表を待ってもらうように頼んだはずだが、その前に別のところから漏れてしまった。
まあ、1ヶ月あったとしても、その間にロジャーに何かできたかというと、そうでもない。というか、やる気があったのかさえ疑問だ。時間が経てば何かいい事が勝手に起こるとでも思っていたのだろうか?
せめて、会社に知らせていれば、いろいろと対処方法を考えられてかも知れないのに・・・
1人で抱え込んでいた。こう言うと可哀想に聞こえる?
とんでもない。

経営者会議での、白々しい演技もムカツクな。

前回、お似合いかもと言ってしまったが、撤回。
ジョーンは一応、ロジャーと切れたみたいだが、どうなることやら。あぶないな。

この影響で、他の顧客も逃げ始めているみたいだ。
この結果、会社がどうなるは、社員みんなのがんばり次第だろうが、ロジャーみたいな人間は早く消えてくれ! とマジで思うが、こういうやつほどしぶといんだよな。


ピートはついに父親になった(すでに父親だってことは本人は知らないんだよな。)
そして、ライバル会社からは誘いの話も。
ピート自身は今の会社に残りたいだろうけど、妻のトゥルーリーや義理の父はなんて言うか・・・

ペギーは忙しいドンに代わって顧客へのプレゼンも任せられる。
びっくりしたようだが、かなり嬉しそうだ。
私生活の方でも、充実しているようでなにより。
でも、あの男は意見が合わずに最初のデートで振ったやつだよな?

そして、ドン。
この会社の危機にたち、あろうことか、フェイに他の顧客情報を教えてくれと頼む。
フェイにとっては倫理に反する行為だが、ドンにとっては、そんな奇麗事言っている余裕はないってことだ。そしてフェイは激怒して帰ってしまう。
これまでかな。この関係は。

フェイとはもうこれで終わりかと思ったのか、
ドンは早速、秘書のミーガンと深い関係に・・・やっぱりな。ちょっと遅いくらいだな。
会社が大変な時期にこれ以上揉め事を起こしたくないと言いながらも、やってしまった、この行為、
結局フェイが顧客情報をドンに教えて2人のよりが戻った今、大きな火種になりそうだ。

今回は、ベティやサリーはお休み。

ヤング・スーパーマン 9 #2

Metallo
謎の男コーベンの正体は普通の人間だった。今までは・・・
大事そうに持っている女性の写真が風にさらわれてしまい、つい無造作に追いかけてしまった。
それは一瞬の出来事。トラックにはねられ血まみれで息も絶え絶え、瀕死の状態だ。
ここできっと驚異的な治癒能力が・・・と思っていたら、そのまま気を失ったみたいだ。
気が付くと、自分の腕が機械になっている・・・
さらに胸の包帯を取ると、そこには緑に怪しく光る機械が埋め込まれていた。

気を失っている間に何者かに改造手術をされてしまったのだ。
しかも動力源は”隕石”クリプトナイトだ。

コーベンは”影”(英語ではBlur)に異様な執着心を見せていたが、そのわけは、以前、クラークが囚人護送車が爆発したときに助けた囚人の1人が脱走して、コーベンの妹(写真の女性)を殺してしまったためだった。たぶん、デイリー・プラネット初日にテスを助けたときの爆発じゃないかな。

そしてサイボーグとなり、力を得たコーベンは自分が本当は何を求めているのかを悟る。
”影”の正体を知りたい訳じゃなくて、やつを殺したいんだと・・・

それにしてもコーベンをこんな体にしたのは一体何者? そしてその目的は?

その答えは、消えたゾッドの軍隊を追うテスの調査で明らかになる。ただしテスはコーベンを、そして彼が改造されたことを直接知っているわけじゃない。

ゾッドが潜んでいたと思われる場所から、ルーサー・コープが開発した数多くのハイテク機材が見つかり、そこに、コーベンの胸に埋め込まれていた機械の図面とおぼしきものがあったのだ。
どうやら、何故か消えてしまった力を取り戻すための実験として、コーベンの改造が行なわれたみたいだな。と言うことは、コーベンが”影”に恨みを抱いていたのは偶然なのか。

そしてコーベンは半ば狂ったのか、”影”と親しいロイスからやつの居場所を聞き出そうとする。もう”影”に復讐することしか考えられないようだ。
そして都合よくロイスが気を失った直後、クラーク登場。

しかし、相手はクリプトナイトの心臓を持つ男だ。どうするクラーク?
こちらの武器はハミルトン博士から渡された電磁パルス爆弾。しかしクリプトナイトに利くのか?
・・・やっぱり利かなかったな。
一時的に機能停止したようだが、すぐに復活。

これはやばい。
と、そのときクラークは鉛製のプレートを発見。ただ単に閃いたのか、こっそりとジョー・エルの干渉があったのかは解らないが、これを拾うと、目から熱線を照射。おっとこれは新発見。これをクリプトナイトとの間に置くと能力は使えるみたいだ。鉛でシールド出きる。こんな大事なこと、今まで解らなかったとは・・・
ん? よく考えたら、ラナのクリプトナイト付きのペンダントとか、鉛の箱に保管してあったな。
解っているなら、もうちょっと積極的に、戦いに利用しないと・・・

そしてクラークはこの鉛プレートをコーベンの胸に向かってスーパーパワーで投げつけると、それは見事にコーベンの胸にぴったりと張り付き、緑の光を遮った。
これで互角に戦える・・・
しかし、コーベンは張り付いたプレートを強引に引き剥がそうとする。これはまずい。
クラークは”よせ”と叫ぶが、構わずコーベンは鉛プレートを自分の胸から引き剥がす。張り付いたクリプトナイトごと・・・そして、動力源を失ったコーベンの体は、即座に機能停止。
こんな結末とは・・・
このままコーベンは死んでしまったのか?
どうやら、違うっぽいが、詳細はまだわからない。

そして目覚めたロイスは”影”の姿を見つけるが顔が逆光になっていて見えない。”顔を見せて”と懇願する彼女を置いて、クラークは後ろ髪引かれる思いで、そのまま消え去る。


今回の事件でロイスを危険に晒してしまったクラーク。
しかも正体がばれる危険性も高かった。
彼女に手伝わせる気はなかったが、クロエも言っていたように”影”の相棒気分だったのだろう。
ただでさえ、危険に真っ向から突っ込んでいくタイプのロイス。このままでは彼女の命に関わるかもしれない。
ロイスを危険に巻き込まないためにも、彼女とは距離を置かなくては・・・
しかしできるんだろうか?
もちろん無理だ。
ジョー・エルの命令と言えども、近しい人すべてを捨て去ることなどできない。

そしてクラーク・ケントはデイリー・プラネットに戻った。
”人間”クラーク・ケントの復活だ。

CSI ベガス 10 #6

路地裏で起こった男性のレイプ事件と電気店経営者の放火殺人事件。
一見無関係の事件が実は関連していた・・・
というパターン。
しかし、事件物のTVドラマでは、もはや定番。
結局無関係だったっていうことの方が稀。

衝撃的な事件だったが、殺された電気店経営者のウェインがレイプ加害者であることはわかったものの。こいつを殺したのがレイプ被害者のトミー・ベイカーなのか、兄貴のマークなのか、ウェインの妹であり、トミーの彼女のジェスなのか・・・お互いを庇ってか、3人とも自分が殺したと自供する始末。
マークの自供はかなりテキトーだったので、すぐに嘘はばれた。しかし、証拠隠滅のために放火したことは事実のようだ。
さて、撃ったのはトミーだろうか? ジェスか?
両方とも動機ははっきりしている。トミーは復讐。ジェスは兄の異常な束縛と暴力。
どちらでもおかしくなかった。
どっちにしろ、殺されて当然のクソ野郎だったな。
ニックでさえ、”俺でも殺す”と言うくらいだ。

しかし、犯人は別のところにいた。
これはビックリの意外な展開だった。
本当は、彼ら3人は誰も庇う必要はなかったということだが、やっぱり殺したと思うよな。

これで事件は解決したものの、トミーのトラウマな消えそうもない。
力になってくれスはずのジェスも拒否して走り去る。
こればっかしは、ニックにもどうしようもない・・・

被害者支援センターの女性スタッフのエイプリル・マーティン。
ニックが最初に会った時、やけに突っかかる女だな、と思ったが、たぶん気が滅入るような仕事なんだろうな、きっと。
救われることもあるだろうけど、救われないことの方が多いんじゃないかな。
それとCSIを死体相手の仕事だと思っていて、”生きている人間相手の私たちの仕事は、あなたたちの仕事とは違うのよ”と言うような感じか。
最後にはニックとも打ち解けたような感じだったけど、この回だけの出演みたい。
ちょっと残念。

ウェンディはグレッグみたいに現場に出たいみたいだ。しかしエクリーは、これを却下。
読書友達だと言っているホッジスの交渉は、果たして成功したのか?

2012年11月15日木曜日

PERSON of INTEREST #12

Legacy(遺産)
カーターも本格的にチームに加わった・・・と見ていいのか?
まあ、何を持ってチームと呼ぶかにもよるが・・・

POI(Person Of Interestの略でPOIと呼ぶらしい)の名前を教えられて、彼女の非公式の資料を調べてくれとリースに頼まれたカーターは、
”私は警官、ルールは破れない”と言うが、
”仕事のルールと人の命を救うチャンス。どちらかを選べ”
とリースに返される。
これは断れないよな。
しかし最初見たときは、カーターが仲間になるとは思っていなかった。
葛藤を抱きながらも執拗にリースを追い続けると思ってたのに。自分のせいでリースが重傷を負ってしまったってのもあるのかも。

そして調査を開始するカーター。
その彼女を見て、”カーターが怪しい動きをしている”とリースに報告を入れるファスコ。
なんか面白くなってきたな。

指令がなくて不安なのか、それとも、人の命を救っている今の境遇が心地いいのか、妙に積極的なファスコ。まさか、かまってほしいのか?
リースはこのまま2人にはお互いのことを話さないつもりなんだろうか?
だとしたら・・・面白い。

今回マシンがはじき出したPOIは弁護士のアンドレア・グティエレス。
アンドレアは不当逮捕されたと主張する囚人や、再犯者側に立った弁護士。
かなり危険そうな仕事だ。
一見すると、彼女は狙われる方だ、しかし未成年の頃、犯罪歴があるようだが・・・
うん。確かに狙われる方だった。尾行していたリースの目の前で襲われそうになるアンドレアだったが、リースはアンドレアが気付かないうちに、これに対処。さすがにまだ傷が痛むようで、完璧とはいかず暗殺者を逃がしてしまう。ちょっと悔しそうだ。

そして、よっぽど悔しかったのか、再び対戦したときには、やつの得意なボクシングで挑発、ジム前でのストリートボクシングになる。
これが短いけど、結構見ごたえのある対戦。ボクシングは普段全く見ないけど、これは面白かった。
敗れて逃走した暗殺者はゴミ収集車にはねられ死亡、というあっけない最後。
早速の死者発生に、カーターは憤慨するが、事故だし、これはしょうがないだろう?
しかしこの殺し屋は格闘のプロだが殺しのプロっぽくはなかったな。どうも臨時雇いっぽいな。

今現在、アンドレアが担当しているのは、ドラッグで逮捕されたが、無実を訴えているテレンス。
そして、テレンスの保護監察官だった男が、いかにも悪そうな感じのガルースカ、こいつが暗殺未遂に一枚噛んでいることは確実だろうな。
そして、実際にこいつが保釈中の男を脅迫している現場を押さえたリースは、軽く捻って気絶させた後、車に乗せ、銃を握らせ、さらに酒をぶちまけた後に、911に通報。
この流れは、なかなか爽快だ。


今回アンドレアを知るために、そして守るために依頼人として近づいたリース。
上司を訴えたいと言って、彼女に話す上司のイメージは・・・フィンチだ。
結構、言いたいこと言ってるな。本人も聞いてるのに。


そして、次の暗殺者の影が。
図書館で調べ物中のアンドレアの背後に忍び寄る暗殺者。
しかし、リースはちゃんと待ち構えていた。
銃を叩き落されたあと、ナイフで襲い掛かる暗殺者。
しかし、リースの敵ではない。フィニッシュはチョー分厚い本(刑法の原理)でノックアウトだ。
驚くアンドレアに対してリースは言う。
”君の助けは必要なくなった”
”だが、君は助けがいる”
カッコ良すぎだぜ。


ガルースカがアンドレア暗殺を依頼したのは、確実のようだが、その理由は?
やつは、保釈中の犯罪者の罪の証拠をでっち上げて、彼らから金を巻き上げている。
そして、彼女が担当しているテレンスも証拠をでっち上げられた被害者だ。
それで、彼女が邪魔になったらしい。裁判で彼女に負けそうだと感じたんだろうか?

そして、やつはそれ以外にも悪事を働いてた。
(証拠でっち上げで)逮捕された連中の子供たち、彼らを強引に里子に出して、金を稼いでいたのだ。中には実在しない子供もいたようだが、この人身売買まがいの行為、酷すぎる。

リースとカーターはガルースカには共犯者がいるとみているようだ。
福祉局のあいつが怪しいな。
しかし、証拠はあいつじゃなくて、上司の女を示している。
さらに確実な証拠を掴むためにフィンチが直接福祉局に乗り込む。
シュレッダーにスキャナーを仕掛けるためだ。こうしておいて、犯人を焦らせば、必ず証拠隠滅を図るはずだ。そこが狙い目ってわけだ。
それにしても、堂々と作業するフィンチを誰も疑わない、完全に溶け込んでるな。

そして、テレンス移送の抗議に福祉局を訪れたアンドレアは、あの男(名前はなんだっけ?)とばったり出くわす。
これはチャンスと思ったのか、それとも切羽詰ったのか、こいつは気の弱そうな仮面を脱ぎ捨てて、本性を現しアンドレアを殺そうとする。銃まで用意してあったぞ。
ここでリース登場・・・のはずだが、リースはまだやつの上司を尾行中だ。やばいぞ。
しかし、アンドレアはやつの隙を付き、リースに渡されていた警棒で反撃、なんとか逃げようとするが、やつは追ってくる。バンバン撃ちながら。
そして、やっと真打登場だ。

資料室という狭い空間での銃撃戦。
しかし、やつは銃に関しては所詮シロウト。
あっさりと片が付いた。
最後は逃走しようとしたところをカーターがお引取り、と中々いいコンビネーションだ。

テレンスの裁判に勝利したアンドレアにリースは言う。
”やり直すチャンスを信じているのは君だけじゃない”
リースから聞くと重さが違うな。



フィンチと親しそうな青年ウィル。
最初、フィンチの息子かと思ったが、ネイサン・イングラムの息子だった。
父親とフィンチが何をしていたのかは知らないようだが、父親の遺産を継ぐにあたって、いろいろと調べて、ちょっと疑問に思うところがあるようだな。
今後、彼はどういう風に、フィンチやリースと関わっていくのだろうか?

そして、暇そうなファスコを使ってフィンチを尾行させるなど、独自にフィンチを調べるリース。
2人の協力関係を壊しかねない行為だが、隠し事が嫌なんだろう。知っていれば避けられる危険もあるしな。

銀狼の花嫁 デイヴィッド&リー・エディングス

ベルガリアード、マロリオン物語の前日譚にあたる物語、
魔術師ベルガラス(BELGARATH THE SORCERER)の1巻目。
原本は1冊の分厚い本だが、邦訳版は3分冊になっている。それでも十分分厚いけど。
女魔術師ポルガラ(POLGARA THE SORCERESS)と姉妹本になっているみたいだ。

この本も部屋の隅から発掘したので、読んでないと思ったので読んでみたら・・・記憶にあるな・・・
でもせっかくだがら読み返してみた。

盗人の少年ガラスがアルダー神の弟子ベルガラスとなり、弟神のトラクに奪われたアルダーの珠を取り返すために、兄弟弟子たち、いろいろな神々の民とともに大陸を2分する戦いを挑む。
戦いの末、トラクは禁断の珠の力を使ったため、半身に永遠に消えることのない炎による火傷により、絶叫をあげて倒れた。しかし、珠の力により世界は文字通り2分された。大陸は引き裂かれ、大海がその裂け目に押し寄せた。アルダーとベルガラスは西の山脈を隆起させ、なんとか大海の進攻を食い止めた。そしてトラクの神官たちも、彼らの神の体をなんとか、東のマロリーまで運びきった。

***訂正***
山脈を隆起させたのはアルダー神とベラー神だった。


しかし、戦いはまだ終わってはいない。

数千年後ベルガラスは、アロリアの王<<熊の背>>チェレクと3人の息子、<<猪首>>ドラス、<<俊足>>アルガー、そして<<鉄拳>>リヴァと供にトラクの都クトル・ミシュラクへ珠を取り返しに潜入し、見事に珠の奪還に成功する。
しかし、ベルガラスの兄弟弟子の1人、ベルゼダーの裏切りが発覚。謎のトラクの3人目の弟子とは彼のことだった。以後彼は、ゼダーと呼ばれる。

その後、珠の守護者となったリヴァを守るために、ベルガラスの命令でアロリア王国は分割される。
西の海に浮かぶ、天然の要塞、風の島リヴァ。海の国チェレク、北の湿地帯にドラスニア、草原のアルガリアがこうして誕生した。
そして、神々は去った。

ガリオンの時代には伝説となっている”アローンの書”に記されている内容が、当事者たるベルガラス本人の手による物語として語られるという形になっている。(ポルに双子が生まれた後、暇そうにしているベルガラスにガリオンとダーニクが提案したのだ。物語の最初から知りたいと。)
それと同時に、この物語はベルガラスとポレドラの出会いの物語でもある。
彼女がポレドラとは、途中まで一切触れていないが、まあはっきりとわかる。
意思の力で、狼になったりフクロウになったりする人々だ、生まれたのが人間だからとか、狼だからとかは、一切関係ないんだろう。

非常にライトな感じで語られるエディングスのファンタジー小説。
今回はベルガラス目線なので、さらにそれが顕著になってる感じだ。
ライトノベルしか読んだことない人でも十分いけるんじゃないかな。
長いけど、さくさく読める。

エディングスは、日本での知名度がどのくらいかは解らないが、一番好きなファンタジー作家だ。
ファンタジー好きなら読むべし。と自信を持って言える。
もちろん、ベルガリアード、マロリオン物語を読んだ後にね。

2012年11月13日火曜日

キャッスル 3 #4

アンティーク銃を使ったナンちゃって決闘・・・
オタクの彼らが好きな娘を振り向かせるための決闘。
絶対当たらないはずの弾丸が不幸にも彼の胸を貫いてしまった悲劇・・・

と思いきや、れっきとした殺人だった。
彼らの決闘に合わせて、犯人が別の銃で復讐の鉛玉を撃ち込んだのだ。
しかし、ショットガンを改造して古い鉛玉を撃てる様にしたということだったが、ちょっと無理があるんじゃないかな。まず、そんなに簡単に改造できるのか?という問題。それからある程度距離があるところからの射撃になるが、そんな改造ショットガンで、しかも弾丸は古い鉛玉、真っ直ぐ飛ぶとはとても思えない。相当な射撃の腕と入念な射撃の練習が必要なはず。
こじつけでもいいから、何か説明がほしかったな。

スチーム・パンクのクラブ、”ガス灯” ちょっと行ってみたいな。
キャッスルが持っていた、パワード・アームみたいなやつ、あれも興味深い。

それと、今回のメインは、エスポジートの不運だろうな。首とか、首とか・・・
最後車椅子で現れたときには、マジかと思ってしまったよ。
不覚にも騙されてしまった。

それからアレクシス、いい子なんだけど、やっぱり年頃の女の子なんだよな。
パパとしては心配しすぎることはない。とは言え過ぎると嫌われるし、難しいな。
ベケットに相談しても突き放されるし。
けど、真面目に答えらても、パパとしては心配のタネが増えるだけかも。

そして最後に、またベケットに謎のお相手が登場。
署のみんなも知らないようだし、こいつは一体何者?

THE RIVER #2

エメット博士の捜索は続く。
ボイワナの奥地へと分け入って行く一行。

しかし捜索の手がかりは?
行方不明になる少し前、リナに電話で聞いてきたという、親指の虫刺され。この悪化具合を、博士の残したビデオテープから追っていこうとする。
いいアイディアだが、その前にちょっと待てよ。なんでビデオテープにタイムスタンプがない?

眠っているハエルの口に入っていく青いトンボ。という異様な光景。
その途端、ハエルは目を覚ます。
しかし、様子がおかしい。リンカーンの寝姿をしばし見守ったあと、テスの部屋へ。
そして、”私はハエルじゃない”と話すハエル。そしてテスは気が付く。エメットの声とハエルの声が重なって聞こえてくることを。
そしてエメットの声は”私を捜すな”とテスに警告する。
”捕らわれている”とも。
その直後、ハエルは激しく痙攣して気を失う。

捜すなとは言われたが、博士の最後の足取りを追って一行は船を降り徒歩で捜索を開始。
エミリオとハエルは留守番だ。

途中、19世紀の開拓者(略奪者)の墓地を通過して、異様な雰囲気の大木の下に到着。
この木の幹や枝にはおびただしい数の人形がくくり付けてあった。
何かのまじない用の木だろうか?
しかし、この人形、こんなにあるということは、人がかなり訪れていることになるような気がするけど・・・ここは未開の地だよな?
しかし、人形の面をつけた猿、めちゃくちゃ怖かった・・・

この木の下で野営することにした一行。
そこでは、彼らには見えないところで人形の首が動いたり、目を閉じたり・・・
かなりオカルトめいてきたな・・・

意外なものも発見する。
リンカーンがインド洋に捨てたはずのクマのぬいぐるみ。
何故かこれも木にくくり付けられている。おそらくエメットが拾っていて、彼がこの木にくくり付けたのだろうが・・・

リンカーンはこのぬいぐるみを見て父親から貰った、マリの呪術師の妻が作ったというペンダント(護符)を思い出す。クマにもお揃いのマークを描いてたみたい。そのときのエメットが語った不死だというその呪術師の言葉は、
”生と死は同じものだ”
”時計の振り子のように行ったり来たりする”
”チックタック”
”だが時計が古くなってしまった”
”強い人に振り子を切って止めてほしい”
この話の間、呪術師の妻が作っていたものが、このペンダントだ。
そして彼女は、これを渡してこう言った。
”いつかあなたは会うだろう”
”とても強い子に”
”その子に会えばあなたはすぐわかる”
”会ったらこれを渡して”
なくしたら?と心配する幼いリンカーンにエメットはこう答える。
”大切なものは、なくさない”

今はさすがに身に着けていないようだが、今どこにあるんだろう?


そして彼らの身にも異様な出来事が襲い掛かる。
どうやら、川で溺れ死んだ開拓者の少女の霊が母親恋しさにさ迷っているいるようだ。
そして、ついにテスが川に引きずり込まれ、濁った水の中に消えてしまった。
返してくれと懇願するリンカーンだが、川は静まり返ったまま。

テスを取り戻すには?
本当の母親を与えてやればいい。
ということで、先に通過した墓地から少女の母親とおぼしき遺体を掘り起こし、川の中へ。

しかし、相変わらず川は静かなまま。
もうだめか・・・とみんなが諦めかけたとき、川岸の土の中からテスが這い出してきた。
なんで土の中から?
これはよく解らなかったが、まあ、よかった、よかった。

そして何とか船に戻った彼らだが、これからどうするのだろうか?
カートは諦めて帰ったほうがいいと提案するが・・・
ハエルと話したリンカーンは父親がまだ生きていると確信したようだ。

リンカーンはマガス号の秘密の隠し場所から、例のペンダントを取り出し、首に掛ける。
これを身に着けていた方がいいと、予感がしたのだろうか?

そして、リナ。
リナの首の後ろに、このペンダントと同じマークの痣が・・・
このマークは一体なんだろう?

ヒューマン・ターゲット 2 #12

The Trouble with Harry

なぜか手錠を掛けられてバーのカウンターで何かを待つチャンス。
そして回りには怪しいやつらがちらほら。
友達のハリーも何故かいる。相変わらず、トラブルに頭から突っ込んでいくのが得意なようだ。

どうも今回は、すでに話がかなり進んだあとのようだな。
チャンスが人質になり、何かと交換されるようだ。
しかも、チャンスの座る椅子の下には爆弾が・・・

事の発端は、ウィンストンが連れてきた依頼人サラだった。
サラは婚約者の民間軍事会社の社長クレイプールが暗殺業務も請け負っていると知り、彼と別れる決意をするが、簡単には別れさせてもらえそうにない。
そこで、チャンスたちの出番ってわけだ。言ってみれば、今回は別れさせ屋ってところか。

作戦はクレイプールの悪事を暴いて彼女を自由の身にする、という単純なもの。
しかし、悪事の証拠が詰まったパソコンはクレイプールの難攻不落の要塞のような屋敷の中だ。簡単には侵入できそうにない。それにたとえ侵入できたとしてもパソコンにパスワードが解らなければ意味がない。

死んだ夫に愛人がいたらしいと知り、動揺していたイルザは、愛する人に裏切られたサラに感情移入してしまったらしく、自らクレイプール邸に出向いて、本人からパスワードを聞きだすと志願。
当たり前だが、みんな大反対。しかし、チャンスはイルザに説得されてしまう。

そして、プレゼントのワインに自白剤を注入して作戦開始だ。
クレイプール邸にリムジンで向かうイルザ。
ゲレロは運転手、チャンスとエイムズは車のトランクの中・・・と思ったら後部シートの下だった。あぶないあぶない。
ウィンストンはいつものように後方支援だ。

無事に屋敷に侵入に成功し、チャンスとエイムズはパソコンのある部屋に向かい、イルザはサラとともにクレイプールからパスワードを聞き出すためにワインのコルクを開ける。
ゲレロはナプキンたたみの雑用を押し付けられて待機だ。

ここで問題発生。
パソコンのある部屋の温度センサーはエイムズが押さえているが、床に張り巡らせたセンサーをかわすために家具の上を移動していたチャンスに問題が・・・テーブルの位置が情報と違っていたのだ。
なんとかパソコンに手が届く位置まで来たものの、足はテーブルに掛かったまま、手だけがパソコンのある机にとブリッジ状態に。普通なら一瞬で落下だが、そこはチャンス、なんとか持ちこたえている。しかしそう長くは持たないぞ。
そして、イルザの方でも問題が・・・
例のワインをイルザが口にしないため、クレイプールも飲まないのだ。
用心深いやつだが、こうやって生き残ってきたんだろう。

時間がないぞ。
ゲレロはチャンス救出に行動を起こそうとするが、その前にイルザがそれはどうかと思われる行動に出る。クレイプールを安心させるために、自らワインを飲んでしまったのだ。
作戦は成功しクレイプールもワインを飲んだものの、案の定、イルザの口は今回の作戦をぺらぺらと喋りまくる。
慌てたゲレロはイルザの元に屋敷の中を突破して駆けつける。
そして使い物にならないイルザの代わりにゲレロがクレイプールからパスワードを聞き出した。
もちろん、すらすらと答えるクレイプール。

早速データを外部メモリーにコピー開始。
しかし、クレイプールのボディガードがいまさらだが異変に気付いてしまった。
仕方なく、イルザがボディガードを引き止めている間にゲレロはサラを連れて脱出を図る。
ゲレロ苦悩の決断だった。

そして、やっとデータコピー完了し、必要なデータは手に入った。脱出だ。
・・・と言いたいところだが、時間稼ぎしていたイルザがついに捕まった。

サラを連れたゲレロとエイムズは何とか脱出するが、チャンスはイルザを残しては行けない。救出に戻る。
いつもは、たとえ雑魚でも殺さないように勤めているチャンスだが、今回ばかりは違った。
雑魚敵を盾がわりにイルザの監禁場所に突入すると、盾が蜂の巣になっている間に長いディナーテーブルの下を滑って移動。立ち上がりざま敵2人を射殺し、イルザの下に辿りつた。
しかし多勢に無勢。逃げ切れるとは思えない。どうするチャンス?

屋敷の外には出たものの、移動手段なしじゃすぐに捕まる。そこで馬で脱出を図る2人。
しかし、ついに追っ手のバイクがすぐそこまで迫る。
何とかそいつは倒したものの、このままじゃ逃げ切れない・・・

と言うわけで、イルザを逃がすために囮になったチャンス。
そして捕まり人質になって、最初のシーンに戻る。

ふう、長かった。

チャンスと交換されるのは盗んだデータファイルだ。
クレイプールはもちろん、チャンスを返すつもりはないようだけど。

チャンスはこれまでの経緯を話しながら、ハリーにあれやこれやと命令する。
罠を仕掛けているクレイプールの裏をかくための準備みたいだが・・・何をする気だろう?

最初、爆弾を見てびびっていたハリーだが、チャンスのピンチとあっては放ってはおけない。
まあ、チャンスの細かい注文にちょっとうんざりぎみだったけど。良くやったよ。

そして、人質交換のためにバーにやってきたのは、やっぱりイルザだ。

クレイプールはやっぱりチャンスを返す気などなかった。盗まれたデータを確認すると、イルザをチャンスの隣に座れと丁寧に提案。イルザまで殺す気だ。

ここで、やっとハリーに用意させた、小道具の目的が明らかに。
つまようじ・・・手錠をはずすためのツール
ボトル・・・感圧式の爆弾椅子を押させておくためのつっかえ棒。
靴下とマティーニ(オリーブ)・・・離れた場所からボトルを割って起爆させるための道具

それにしてもハリー、”10秒間引き止めてくれ”、とチャンスに言われてやった時間稼ぎがアレとは・・・

そして、椅子の爆発とともに始まった、イルザに説教しながらの大銃撃戦(銃は敵からさくっと奪取)。
”本当にデータファイルと引き換えに解放すると思ったのか”
てな感じで。

しかしイルザへの説教で気を取られていたのか弾切れ・・・チャンス痛恨のミス、万事休すだ。
とそこへやっと騎兵隊登場。
ゲレロのバックル手裏剣が敵の後ろからぶっすり。

これでクレイプールも逮捕で一件落着。

”俺とハリーだけでも十分やれた”とうそぶくチャンスだが、どうもハリーがこのバーにいたことそのものがウィンストンの計画だったようだ。
ハリーが待ちぼうけを食らったデート相手はウィンストンだったみたい・・・
イルザには説教したけど、ちゃんと作戦があったんだな。
でも加勢にはいるのがちょっと遅くないか?
おいしいところを持っていこうと待っていたのかも。

それにしても、やっぱりチームだな。
チャンスは確かにすごいやつだが、このチームのサポートがあって初めて最大の力を発揮できるんだろうな。

そして、イルザは夫の裏切りとラム酒の酔いも手伝ってか、チャンスと・・・
このあとどうなった?

2012年11月12日月曜日

THE RIVER #1

アマゾンの奥地で行方不明になった、TV番組で有名な探険家エメット・コール。
しかし遺体なしの葬儀の直後に受信された、彼の船マガス号からと見られるビーコンを追って、エメットの妻テス、そして息子のリンカーンはTVクルーを伴ってアマゾンの奥深く分け入る。エメットを探し出すために・・・

主なキャラは、
リンカーン・コール : エメットの息子
テス・コール :エメットの妻(メンタリストのクリスティーナ役のLeslie Hope)
リナ・ランドリー : エメットと供に行方不明になったカメラマンの娘
クラーク・クワイエットリー : TVプロデューサー(ドレスデンファイルのPaul Blackthorne)
AJ・ポーラン : カメラマン
エミリオ・ヴァレンズエラ : 元マガス号のエンジニア
ハエル・ヴァレンズエラ : エミリオの娘
カート・ブライニルドソン : 警備主任
こんな感じかな。

面白いのは、捜索費用をTV局が出すかわりに、ドキュメンタリー番組制作のため、全てを撮影している。そして、これは、その記録映像であるという設定。

そのため、ハンディカメラや、船内の監視カメラの映像っぽい感じが多用されているところ。
なかなかの臨場感だ。ブレア・ウィッチ・プロジェクトがこんな感じだったな。恐怖感を演出するにはもってこいだ。
それから、美しい、青いトンボ、これはCGだろうけど、なかなかいい雰囲気だ。

ストーリーの方は、エメットの船マガス号はなんとか発見するものの、エメットの姿はない。
しかし、船のパニックルームに何かが閉じ込められているようだ。
外から溶接されていたドアを焼き切ってみるも、そこには誰もいない・・・
しかしリンカーンが、そこに残された木彫りの皿のようなものを開けた途端、もの凄い勢いで、何かがそこから出て行った。

それは悪霊なのか、それともモンスターか?
発見されたエメット博士の日誌によると、死んだはずのトラヴァースという仲間が生き返ってこうなったようだ、そして、地元民が作ってくれたあの皿のなかに閉じ込めていたらしいが、果たして本当だろうか?

彼らはマガス号のエンジンを修理して満潮に乗って脱出を試みるが、
再び化け物が襲ってきて、せっかく修理したエンジンが壊れてしまい、立ち往生・・・
そして、最初の犠牲者が・・・

幽霊と話が出来るハエル、そのハエルが恐れるボイワナという土地、怪しい通信を密かに行なうカート、テスとクラークの関係は?
化け物の正体は? そしてエメット博士は今どこに?生きているのか死んでいるのか?
なかなか面白そうな感じだ。
そんなに長いシリーズじゃなさそうだが、ちょっと注目だな。

クリミナルマインド 4 #19

連続放火犯
House On Fire

いろいろな人間ドラマはありそうだが、楽しげな映画館の日常的な光景。
なんとなく解ってはいたが、みんな死んでしまうとは・・・

人はみな燃え盛る家に住んでいる。
消防車は来ないし、出口もない。
テネシー・ウィリアムズ

19人が死亡した映画館への放火。
最近も似たような放火殺人があり、連続放火殺人事件だ。

(地元の医者の先生、ロストに出てたな。)

通常、放火魔は火をつけることが目的で殺人は言わば事故。
しかし、今回の犯人は、非常口を封鎖しており、人を殺すことも目的だったようだ。
そこでホッチは被害者たちのプロファイルをやりたいが、ここは小さい町、みんな知り合い同士だ。全てが記録に残っていいるわけじゃない。
”なかったことにしてやるのが一番ということもあるさ。”
と地元消防の署長(保安官かも)は言う。

記録に残っていない事実を調べるには? そう、ガルシアの出番だ。
ホッチはガルシアに被害者たちの資料、公式なもの、非公式なもの、から事件解決に繋がる共通項を調べるように指示を出す。

重要になると思われる非公式な資料が地元では手に入らないためだが、この作業、ガルシアには、ちょっと酷だったようだ。
日ごろ彼女が対しているのは”データ”。数字や記号の集まりだ。そこに感情が入り込む余地はあまりない。
しかし、今回の彼女の仕事は、言わば被害者たちのプロファイル。
ガルシアは思い切り彼らに感情移入してしまう。

あまつさえ、容疑者に上がったトミーにさえも、同情的になってしまう。
”彼が町から追い出されたときと同じように、ただの噂で彼を責め立てている”という具合に。
トミーは、この町があまり公にはしたくないような仕打ちを受けて、町を出て行ってしまっていたのだ。

幼いころ火事で両親を亡くしたトミーと妹のティナ。
見知らぬ土地で見知らぬ人々と暮らさなければならなくなったトミーとティナ。
祖父母はいるものの、2人だけの世界を作る2人に、嫌悪感を抱く人々もいたようだ。
そして噂は広がる・・・彼らは仲が良すぎる・・・

結局、噂により、町中がトミーの敵になった。
そしてある日、大人たちから袋叩きにあい重傷を負い、その後、よその土地の寄宿学校に送られる。追い出されてしまったも同然だった。
”彼を変えてしまったのはこの町だったんですね”とリードは言う。

しかし、トミーがティナに異常な愛情を抱くようになっていたのは事実だった。
彼女を取り戻すことが、今回の一連の連続放火殺人の目的だったのだ。

最後ティナを人質にガソリンとマッチを手に、BAUや警官たちと対するトミー。
”町中焼き尽くしてやる”と言い放つトミーに、
”無理だ。ティナを愛しているんだろう?”返すホッチ。
そしてトミーは我に返ったように回りを見渡し、燃え尽きたマッチを手から離す。
”ティナ、愛してるよ”
ティナが”解ってる”と泣きながら答えてくれたのは、トミーにとって唯一の救いだったな。


私は正気を失うほど人を愛してきた。
正気を失うほど愛さないと愛を実感できなかったから。
フランソワーズ・サガン

最後にホッチは、今回の事件で動揺するガルシアに言う。
”君は人間の良い面を見る。ずっとそのままでいてくれ。”
彼女はピュアなのだ。

2012年11月11日日曜日

コールドケース 6 #18

奇妙なことをまくし立てる統合失調症患者のピートとその担当医ジュリー・ラミレス。
ピートの方が被害者だろうと予想しながら見ていると、燃える家の中に倒れているのはラミレス先生だった。
炎に焼かれるという強迫観念みたいなものがあるピート。彼が殺したんだろうか?

しかし犯人は不明のまま、そして事件はコールドケースへ・・・じゃなくて犯人はすでに捕まって服役中という特殊なケースだ。
しかし、この犯人扱いされて服役中の男、別に同情する必要はない。こいつは連続放火魔だ。それで未解決の放火殺人事件をこいつにおっかぶせてしまったんだろう。

ピートの友人が持ち込んだ彼の日記には、ラミレス先生を焼いたともとれる記述があった。
これはただの妄想なのか、はたまた現実を反映しているものなのか?

尋問のプロフェッショナルのリリィやスコッティと言えども、妄想の中に生きているピートから証言を引き出すのは一苦労だったな。特にスコッティは匙を投げてた。
しかしリリィは諦めず、妄想と現実の接点を探していく。

空想の友達エクスリー = 幼い頃に火事で死んだ兄。
安全な場所インナープレイン = 兄とよく遊んだジャングルジム = メーカー名がエクスリー。
2つの鍵になる妄想の正体はこんな感じだった。

そしてラミレス先生はピートを安全な場所から現実に引き戻そうとしていたみたいだ。
これに怒ったピートが先生を殺した?と思ったリリィだったが・・・

この後のピートへの尋問の最初の一言は、”今CIAから電話があった”
リリィの作戦だが、話の合わせ方が絶妙。
その結果、エクスリーからの指令でラミレス先生に自宅のカーテンに火をつけたことを自白。
あーやっぱりか・・・
しかし、火を付けたとき、すでに先生は倒れていたとも話すピート。
むむ。これはまだ続きがあるな・・・

ラミレスの同僚のガルトン。
こいつが、エクスリーの振りをしてピートにラミレスを焼けと命じたやつだった。
やたらと守秘義務を振りかざす、嫌な感じの医者だったが、まさか彼女を、殺すほど憎んでいたとは。
その理由は、ラミレスの日誌に記されていた。

呼び出したガルトンを尋問するのはスコッティ。
相手のプライドをくすぐるように下手に出た後の、手のひら返しの強烈な尋問。
さすがスコッティだ。 ただのモテ男じゃないな。

”自己愛性人格障害”

これがガルトンの病名だ。
なんかよくわからないが、要するに”鼻持ちならない野郎”(スコッティ曰く)ってこと。
しかし病気らしい。
そして、その治療のために、ピートの向精神薬をこっそり盗んで服用していたみたいだ。
このことがラミレスにばれてしまったために殺したと・・・
そして、エクスリーの振りをしてピートに電話して、ラミレスを焼けと指令を出した。
後始末と、できればピートに罪を着せるためだろうな。

ガルトンの自白による、最後のラミレスとのやり取り、病気のガントンを助けようとするラミレスに対して、すごい高圧的な態度、これが”自己愛性人格障害”ということなんだろうな。
しかし、医者が病気だったって展開は、あまり見ないな。なかなか面白い。

最後にリリィがピートに言う、
”ジュリーはあなたを信じていた”
ラミレスに裏切られたとずっと思ってきたピート。
統合失調症は直ることのない病気らしいけど、これで少しは救われるかな。

良い医者が死に、悪い医者が生き残る。
世の中、不公平だな。
患者はたまらんな。


前回、少年を撃ったことで、少年の弁護士に叩かれるリリィ。
しかし、ベルの手腕でなんとか丸く収まった。
この男、確かに優秀みたいだな。
リリィたちの良い味方になってくれてる。
別れた奥さんとの間に娘がいるようだが、なかなか会えないみたいだ。鞄に娘が張った、剥がれそうなキティちゃんシールを見ながらリリィに愚痴をこぼしてた。
リリィに”戦わずに諦めるタイプには見えない”とか煽てられたのか、次に会ったときには新しいキティちゃんシールが増えてた。
がんばって会える時間を作ったみたい。いいパパだな。

それから、ジェフリーズは無事に退院した。
しかし、ニックが退院祝いのプレゼントに選んだのは、シー・モンキー・・・
まさか、これで笑いを取る気だったんだろうか?


今回、使われている曲は全てジョン・レノンの楽曲だ。
要所要所で流れる曲が、なんとなく雰囲気に合っていて、実に美しい。
いかん。また、俺の物欲がふつふつと・・・

遺伝子の使命 ロイス・マクマスター・ビジョルド

買っただけで読むのをすっかり忘れていた、遺伝子の使命。
マイルズは出てこないようなので、後でもいいか・・・と思ってたわけだ。
最近になって偶然発見?したので、やっとこさ読んだ。

ヴォルコシガン・シリーズと同じ世界を舞台にした物語だが、マイルズは出てこない。
主役はエリ・クイン中佐だ。
舞台となるのはクライン・ステーション。
ネイスミス提督からの諜報任務を帯びた彼女の活躍を描いた作品だ。
そして、もう1人の主人公は原題のタイトルにもなっている、アトスのイーサン。
イーサンの故郷のアトスは、男だけの惑星だ・・・まあ所謂アレな世界だが、そういう描写はないので、ご安心を(一部の人には残念でした)。

事件の発端は、アトスの生殖を支えてきた、要となる卵巣培養其が衰えてきて卵子を生み出さなくなってしまった。しかも、代わりに銀河世界から輸入した卵巣培養其が何者かに摩り替えられていて、使い物にならない廃棄物が送られてきたということだ。
そのため、アトスの未来を託された、生殖センターの医師であるイーサンが、銀河世界に代わりの卵巣培養其を調達に出発する。
そして、クライン・ステーションについたイーサンが、生まれて初めて見た女性が、エリ・クインだった・・・

というわけで、行方不明になった卵巣培養器を巡って、
クイン、そしてイーサンの冒険が始まる。

背後には、セタガンダのスパイ、そしてジャクソン統一惑星のバラピュートラ商館の影が・・・
クインの使命とは?
そしてイーサンは無事に卵巣培養其を確保してアトスに戻れるのか?

1986年の作品なので、ちょっと古臭さは感じるし、マイルズが出てこないので、ちょっと、他のシリーズと比べると一段落ちた感じはするものの、クイン主役の物語は、これしかない(たぶん)ので読んどいていいだろう。
ミラー衛星衝突の時点で、マイルズはデンダリィ傭兵艦隊提督を退いているので、エリ・クインは、もう当分出てきそうにないしな。(確か、クインが艦隊を引き継いで提督に収まったんじゃなかったかな。)

2012年11月10日土曜日

ザ・ウォーキング・デッド 3 #2

刑務所内に生き残っていた連中は、当たり前だが囚人だった。
しかもゾンビウィルスが発生して以来10ヶ月間、引き篭もっていて外の様子を知らない。
果たして彼らは味方になるのか?
・・・そんな訳なかった。

いいやつなら歓迎だろうが、そんなのすぐわかるわけ無い。
ましてや囚人。
しかし外にほっぽり出すという選択肢はなかった。リックもそこまで非情には成れなかったのか。
そこで、彼らのために他の監房のウォーカー掃討を手伝い、彼らをそこに隔離することに。
そして、始まった掃討作戦。
しかし、ここで、彼らがなんでここにいるのかを改めて思い知らされる。
特にリーダー格の男。明らかに異常者。殺しが大好きってタイプだ。
ウォーカーに噛まれた仲間を躊躇なく叩き殺して血まみれの形相。
こんなの見せられたら、リックとしても躊躇する必要はない。

即座にこいつの頭をカチ割る・・・ナタで。
普通に殺していたんじゃ二度手間だからな。

これで囚人連中は戦意喪失、生き残りの2人にはお情けをかけて、新たに確保した監房エリアを分け与えておさらば。
この2人は凶悪犯ではなさそう。もちろん本人が言ってるだけだが、リックは警官だし、その辺の勘は働くだろう。

一方ウォーカーに噛まれて足を切断したハーシェルは・・・
なんとか命を取り留めたようだ。
みんなに無断で医務室まで包帯を取りに行ったカールの手柄かも。
めちゃ、怒られたけど、その甲斐があったな。

しかし、一時呼吸が止まり、ロリが人工呼吸を施しているときに、ロリに掴みかかったときには、ああ、ダメだったか、ウォーカーになってしまったのか・・・と思ったが、大丈夫だった。よかった。
マギーとベスの前で処置をするはめにならなくて、本当によかった。

しかし、ハーシェルがこうなってしまったので、ロリの出産に不安を覚える、助手役をやることになっているキャロルは思いもよらないことを思いつく。
”そうだわ、練習しましょう。練習台はいくらでもいるわ”
って感じだろうか。
というわけで、彼女はウォーカーで帝王切開の練習することに。

しかし、夢中で練習に励むキャロルを何者かが観察している・・・
これはやばいかも・・・

2012年11月9日金曜日

マッドメン 4 #10

政府の役人がドンの回りを嗅ぎまわり始めた。
軍需産業の1つノースアメリカンの仕事をピートが取ってきたためだ。
おそらく通常の手順だと思われる。反政府思想を持っていないかどうかの調査だろう。
別に脱走兵を探しているわけじゃない。
しかし、ドンにとっては同じことだ、調べられればすぐにばれる。

ピートはドンの秘密を知っているはずだが、政府の調査が入るとは考えなかったんだろうな。
しかも、ドンの秘密を守るために、この大口の仕事を諦めなきゃいけなかった。さすがのピートもドンなしでは会社が立ち行かなくなると解っていたのだ。

そして、この一件で憔悴するドンは、ミラーに秘密を打ち明けてしまう。
確かにミラーとはいい感じだが、これはどうだろうか・・・
秘密を知る人間が段々と増えてきたな。
ピートも奥さんにしゃべりそうだったけど、これは我慢してたな。

それから例の受付はやっぱりドンの秘書に収まってた。

そしてジョーンはロジャーの子供を妊娠そして中絶。たぶん、待合室での会話で気が変わっていなければ。
ロジャーは確かにいけ好かない嫌なやつだが、この2人意外とお似合いなんじゃないか?

そのロジャーは、大口顧客のラッキーストライクから契約解除を言い渡される。
社長の命令でサンタにまでなったのに・・・

経営者会議でノースアメリカンが無くなったことに怒りをぶちまけるロジャー対して、ピートを庇ってドンが図らずも言った一言、
”これはビジネスだ。出て行く客もいる。”
ロジャーはまだ、ラッキーストライクの件を伏せている・・・耳が痛いことだろう。

そしてレーン。
父親からはロンドンに帰れとせっつかれているようだが、帰る気はない。
その理由は、プレイボーイの店で働く黒人ホステスだ。
すでに彼女と住んでいるようだが、父親がかなり厳しい。
まさか、杖で殴るとは思わなかった。
たぶん、幼い頃からこんな感じで育てられたんじゃないかな。今なら完全に虐待だ。

ドンが手に入れたビートルズのチケット。
失神せんばかりに金切り声を上げて喜ぶサリー。ビックリだが、当時はこんな感じだったのかな?

今回ペギーは出番なし。めずらしいな。

ヤング・スーパーマン 9 #1

やっと始まったシーズン9。
リージョン・リングで消えたロイスは?
テスが呼び出したのは何?
”クラーク・ケントは死んだ”とクロエに言い残し消えたクラークは?

いろいろと気になる事が多かったシーズン8のラスト。
そして、予告にあった”ゾッド”。こいつはレックスの体を乗っ取って復活した後どうなったんだっけ?
いかん、思い出せない。倒したことはわかってるが、どうやったんだったけ?

ロイスは紫の光と供に未来から帰って来た。スカイトレインと呼ばれる高速鉄道の車両に突然現れたロイス。とその時、青い光とともに謎の女が現れロイスに襲い掛かる。
後で判明するが、彼女はクリプトン人。しかしロイスと互角の戦いだ。なんでだろう?
青い光と関係するのかとも思ったが、単に殺す気はないせいかも。

そして、スカイトレインは2人が出現したときの衝撃でか、車軸が破損。ついに脱線して鉄橋から落下。
万事休すだったが、そこへ現れたクラークががっちりと車両をキャッチ。
そして気を失っているロイスに気付いて目を見張るクラーク。
日夜、人助けのために活躍するクラーク、ロイスの事故を助けたのはたまたまだったようだが、やはり運命を感じる。

帰ってきたロイスだが、未来に行っていた時の記憶はごっそりと抜け落ちている。
まあ、そうじゃないと、まずいからな。

クラークは親しい人全てに別れを告げ、ジョー・エルの元、北極基地で訓練に励んでいるようだ。ジョー・エルが言うには、特定の誰かと親しくすることは、地球全体を救うという使命に障害となるということだ。
さらには、クラークがいまだに飛べないのはロイスのことで雑念が入っているせいだとか・・・
そしてクラークはついにロイスと別れることを決意するが・・・無理っぽいけど。

それ以外の人々も色々と状況が変わってる。
まずクロエはデイビスの件で世話になった、エミール・ハミルトンと組むことに、これでウォッチタワー復活だ。
オリバーはグリーンアローを辞めて、何故か地下格闘議場で戦ってる。親の仇とは言えレックスを殺したことをクラークに責められたのが利いているのか・・・
しかし、戻ってきたロイスが彼を発見、現実に引き戻す。

そして謎の新キャラ、コーベン。
こいつは一体何者?一応記者ということで消えたクラークの後釜にすわるようだが。
まだ、まったくの謎だ。しかしロイスのことは気に入ったようだ。
前シーズンでも一見普通の人間に見えるデイビスがドゥームスデイだったように、コーベンもまだ人間かどうかさえも不明だ。

そして、ロイスを追っかけてきた謎の女。
彼女の目的はクラークを殺すことだった。
なんでも1年後にクラークはこの世界を破壊するんだとか・・・
証拠として、クラークの父の形見の時計を見せる・・・1年後の日付で壊れて止まった時計を。

彼女は青いクリプトナイトでクラークに格闘戦を挑むが、最後は敗れて命を落す。
彼女の正体は結局解らなかった。

そしてテス・マーサ。
彼女が呼び出してしまったのは、クリプトン人の軍隊だった。
その部隊のリーダーの名前は”ゾッド”。

しかしクリプトン人と言っても、何故かスーパーパワーが使えない。
この辺もまだ謎だ。


部隊員の話からすると、クリプトンが破壊される直前の時間からタイムスリップして来たようだが、たまたまじゃ無いみたい。クリプトン復活のための部隊かも。

それにしても、この”ゾッド少佐”、正体はなんだろう?
ゾッドは将軍だったはず。このゾッドはゾッド将軍の子供?クローン?
それとも、もっと前の時代から来た”本物”?
一時は部下に裏切られてテスと同じように幽閉されてしまったが、その後の感動的な演説で部下の忠誠を取り戻したゾッド。
そして、彼に改めて忠誠を尽くす部下の中に、あの死んだ謎の女の姿があった・・・

そうか、そういうことか・・・
クラークの仕事の中に彼女を助けることも入ってくるんだな。
しかし、それは彼女の運命を変えること。
クロエには、過去に戻ってジミーを救うことは出来ないと言ってしまったのとは矛盾するが、どうするんだろうか。
過去は変えられないが未来は変えられるということかも。

そして最後に、不思議な夢を見るロイス。
どうやら失われた記憶が夢の形で蘇ってきているようだ。
ちょっと気になるようなシーンもちらほらと・・・

さて、リアルタイムではクラーク・ケント、デイリープラネットを辞職というニュースがあったばかりだが、TVの方はこれからどうなっていくんだろうか?

CSI ベガス 10 #5

血まみれで顔が変形した男が目覚ましを止め、歯を磨き、朝食の準備をし、新聞を取りに表へ出るという、異様な光景。
そこでやっと力尽きて倒れるんだが、正にゾンビと言った感じで気持ち悪い。

ロビンス先生の話では、脳の本能や習慣を司る部分だけまだ機能していたので、ゾンビ化したとのこと・・・

殺されたのは、大学アメフトコーチのミラー。
怪しいのは、後援者でカーディーラーのアーノルド。
こいつは、将来有望な選手を酒と女で堕落させることが後援だと思っているようなやつだ。
それと、ドラフトの夢をコーチに絶たれた、有力選手のカルヴィン。

これとは別に湖に沈んだ車から死体が上がり、事故っぽかったが、こちらも捜査することに。
こちらの被害者は娼婦のペイジ。

さらに、この車が沈んだと思われる時期にこの湖から射殺死体が発見されていた。
被害者はピザ屋の店員アンドリュー
そして、沈んだ車内に1発発射した痕跡のある銃が発見され、アンドリュー殺害の弾丸と線条痕が一致した。
このため、サラとグレッグはこんな推理をした。
まず事故で車は湖に突っ込む。そして沈む車から1人だけ脱出するアンドリュー。しかしペイジはシートベルトが外れず脱出できない。彼女を助けようと外から助手席側に回るアンドリュー。しかしペジは彼が自分を見捨てて1人で逃げようとしていると勘違いして、持っていた銃で撃ってしまった。と言うような。

しかし、これは大きな間違いだった。サラはピザソースの付いた靴を付近で発見。これはアンドリューが車には乗っていなかった証拠だ。
ということは、彼は通りすがりの勇敢な若者だったということだ。そして悲劇に巻き込まれてしまったと・・・

じゃあ、運転していて、ペイジとアンドリューを見捨てて逃げたやつは一体誰?

そしてここへ来て2つの事件が繋がってくる。
沈んだ車がアーノルドの店の物だったのだ。

やっぱりアーノルドは怪しすぎるな。両方の事件に関係してる。
そしてブラスの尋問に対して、しゃべるしゃべる。
コーチ殺害まで押し付けられちゃかなわないと思ったんだろう。
運転して事故を起こしたのは自分だと、そしてペイジとアンドリューを見捨てて逃げたと、しかも、アンドリューの靴や服を茂みに隠し証拠隠滅までしたと。

確かにこいつはクソ野郎だが、殺人者じゃないみたいだな。そんな度胸もなさそうだし。

湖の事件はこれで片が着いたが、コーチ殺害の方はまだだ。
一番怪しかったアーノルドが違うとなると、残るは選手のカルヴィンだが・・・

そして、解決の鍵になると思われていた、凶器のトロフィーを教授、ホッジス、ウェンディのゴミ漁りでついに発見。見つけたのはホッジス。おいしいとこはちゃんと持っていくな。
でも、すぐ側にあった血の着いたスニーカーに気付かなかったのは、ウェンディに残して置いたんだろう。きっと・・・

そして始まったカルヴィンへの尋問。対するのはラングストン教授だ。
すでに証拠が挙がっているため、観念したカルヴィンは真実を語り始める。

カルヴィンはアーノルドのパーティで誘惑に負けてペイジといるところを、コーチに見られてしまったのだ。しかも見つかったとき、コーチはカルヴィンを叱るでもなく冷ややかな目で見つめるだけ。真面目なコーチは、こういうことが許せなかったのだ。
”お前には失望した。お前の人生だ、好きにしろ、だがチームにいる限り許さない。”
このことは、以前の尋問でニックに語った内容だが、この続きがあったのだ。

一応コーチの言うことを聞くことにしたカルヴィンだったが、所詮彼はチームへの忠誠より金が大事なタイプ。ペイジの件を黙っていてもらう代わりに今年のドラフトを諦めてもう1年大学でプレーするようにコーチに脅されて、しょうがなく大学に残っていた。
しかし、プロのスカウトが来ている大事な試合で、カルヴィンを無視。意図的に使わなかったことに、ブチ切れ。
”敗者になるために生を受けたんじゃない”
”俺はやるべきことをした”

ラングストンによると、コーチがカルヴィンを無視した理由は、カルヴィンが思っているような、コーチを失望させた罰ではなくて、ペイジ、アンドリュー、そしてアーノルドのことを黙っていなきゃいかん自分の偽善者っぷりを、カルヴィンを見るたびに思い出すからではないかと・・・
確かにそうかも。

でもカルヴィンにとっては、そんなこと何の関係もなかった、プロへの道が閉ざされたことが全てだったんだろうな。
”自分のことしか考えてなかった”
”これがベストだと思ってしたことを謝る気は無い”
ある意味、1本筋の通ったすばらしいやつだな。
これもミラーコーチの指導の賜物かもしれないな。
”でもコーチがいたらこう言うだろう、自分のしたことには責任をとらなきゃならないって。”
最後の最後になって、目が覚めたカルヴィン。
殺してしまったコーチが、更生の道へと導いてくれるとは皮肉なことだ。

ところで、アーノルドの愛称がなんで”パル”なんだ?
やっぱり”アーノルド・パーマー”から?

キャッスル 3 #3

殺されたのは保釈金立替屋のカーバー。
最初の容疑者は保釈中のクライアントのランダムなんだが、それ以外にも、元泥棒で爺のスタッキーとか、神父とかいろいろ出てきた。一番怪しいのは例によって奥さんなんだけど、そうそうワンパターンもないだろう。

そして元刑事の賞金稼ぎ、ベケットのアカデミー時代の教官でもある、マイク・ロイス。
突然の登場には何か訳があるはず。
ちなみにロイスの車は、"1970 Dodge Challenger"
http://www.imcdb.org/vehicle_462543-Dodge-Challenger-1970.html

事件解決の鍵になりそうなのは、現場(被害者の靴下の中)に残された謎の暗号。

事件は、昔スタッキーと相棒のロイドがやった宝石強盗で、結局見つからなかった宝石をめぐる争いだった。ということは、例の暗号は宝の地図だ!

スタッキーは証拠不十分で不起訴になったがロイドは20年食らい、最後は刑務所で病死。
ランダムはロイドの刑務所仲間、神父はロイドの死の立会い人。というのが各関係者どうしの繋がり。

神父は”最後によい行いをしたい”とロイドから宝石を寄付の申し出を受けて、暗号の地図を捜していた。それ以外のやつらは単純に金目当てだ。
そして、カーバーは暗号を解読したために殺されたみたいだ。
殺したのは、じじいのスタッキーか?

エスポジートとライアンはじじい逮捕に向かう。
相手は歩行器を使っている爺、楽勝のはずだったが・・・・
全速力で走って逃げるスタッキー、最後はフェンスを乗り越えて逃げ切ってしまった。
これは予想外の展開。
そして2人の机には大人用紙おむつとプルーンジュースの差し入れが・・・
プルーンジュースは意味不明。老人の好物で有名なのか?

そして、キャッスルもついに暗号の解読に成功する。
優秀な助手アレクシスの助けて現れた文字は・・・
"Under The Gun"
なんだろう?

そして、ここへ来て、この事件へのロイスの関与が判明する。
目的は金だろう。

そして、やっぱり被害者の奥さんもこの宝探しに絡んできた・・・


ロイスがベケットに掛けて来た電話、”わかってほしい”と言っていたが、それは無理だろう。
たとえ2人の関係が昔どんなであったとしても。
キャッスルには逆探知のために話を引き伸ばすための嘘とは言っていたが、そんな感じじゃないな。

そして、キャッスルたちは墓場で"Under The Gun"と書かれた墓標を発見するも、すでに掘り返された後。
先客がいたようだ。
2人に銃を向けて、夫殺しを自供する奥さん。”宝石は私のものよ!”
さらにスタッキーもショットガンを構えて登場、”宝石は誰にも渡さん!”
そしてロイス登場。”それはどうかな?”
最後にやっと、エスポジートとライアンも登場。”銃を捨てろ!”
大混乱だ。

この3すくみ?4すくみか・・の状態を打破するには・・・
1人だけ銃を持っていないキャッスルが宝石を確認するために墓穴に下りてゆく。
そして、機転を利かせた土くれの目潰し攻撃。
これで均衡が破れた。
とは言っても、所詮、相手はじじいと普通の女、ベケットとロイス(一応見方だったのか・・・)の敵じゃなかった。ロイスはベケット自ら逮捕だ。

結局、宝石はなかった・・・"Under The Gun"の下には・・・
ロイドはさらにこの位置からの座標をタトゥーにして自分自身に入れていたのだ。
・・・そんなのわかるか!って感じだ。
キャッスルはよく気が付いたな。さすが推理作家だ。

それから事件とは関係ないけど、アレクシスがいい子過ぎるのが気になる。
いつか爆発しなきゃいいけど。

2012年11月8日木曜日

ヒューマン・ターゲット 2 #11

渋滞中のハイウェイ。
黒いライダースーツのバイク乗りから、突然銃撃を受ける、お気楽そうな男ボブ。
幸運にも、たまたま携帯を取るためにしゃがんでいたため、撃たれずにすんだ。

そして、どうやって知ったか解らないが、チャンスのオフィスに相談にくるボブ。
チャンスたちの調査によると、ラブラブのはずの妻アンジーが、ボブの命を狙っているみたい。
ボブはスパイ衛星の暗号開発に携わっており(ボブは気象衛星と思っているみたいだが)、彼女はその暗号を狙ったロシアのスパイだったのだ。

という訳で、今回の任務は、夫を妻から護衛するというもの。

この女スパイのアンジーことナターシャ、かなりの凄腕。
チャンスと互角の戦いだ。

夫婦の旅行に強引に付いていったチャンスとの山小屋での戦いは、なかなか面白かった。
戦い前の、緊張感が張り詰めたディナーでの、ボブの蚊帳の外っぷりも。

お互いに銃のチェック(弾倉抜き取り)のために、軽いタッチとか、チャンスに視線釘付けで一瞬たりとも目を離さないとか、何も知らなければ嫉妬しそうなシチュエーションだ。

お互いに銃が使えないため、ディナー用のナイフでの戦いになったが、なかなか決着がつかない。
そして、なんとかボブを連れて脱出に成功するチャンス。

しかし、彼女ほどのスパイがボブ暗殺に何度も失敗するとか、あり得ない。
さらに、山小屋に彼女がC4を持ち込んでいたこともあり、彼女の真意がなんとなく解ってきたチャンス。
アンジーはボブを殺す気は無い。
彼女はボブを助ける気でいたのだ。
携帯をとるためにしゃがんだのも偶然じゃない(電話の相手はアンジーだった)。
山小屋のC4は2人して死を偽装するためだろう(チャンスがぶち壊した)。
なぜって?
偽りの愛がいつしか本物に変わってしまったってことだ。

このことを確信したチャンスは、作戦を立てる。
それは”アンジーの愛に賭ける”という作戦。
暗号の入ったディスクとボブ自身を餌にロシアのスパイ一味をおびき出し、後は、ボブを助けたいというアンジーの作戦に乗っかって、調子を合わせて行動するというもの。
この作戦には親戚の名前はない・・・みたい。

ボブが待つ現場に現れるスパイ一味。もちろんアンジーもいる。
彼女、見た目が、なんかニキータ(旧の方)っぽいな。
一体どうやって彼女はボブを助ける気なのだろう?


双眼鏡で見守るチャンスの目に映る彼女はどこか悲しげ。
と、彼女の目から涙が流れた落ちた・・・
これは・・・まさか・・・
銃を取り出した彼女は、ボブに告げる、”ごめんなさい。許して”

彼女は銃の引き金に指が掛かける。
同時にゲレロもスナイパーライフルの引き金に指を掛ける。

ここまで来ても、まだチャンスは動かない。作戦変更はなしだ。

そして、そのまま立ち去るかと思われたその瞬間、彼女は振り向きざまに心臓を狙って一発。
ボブは崩れ落ちた。

チャンスの作戦は見事に失敗・・・
と思われたが・・・弾丸は心臓から数ミリのところを綺麗に貫通。

アンジーにとって、これは正に賭けだった。賭けたのはボブの命と自分の射撃の腕。

胸を撃たれて苦しみながら、”彼女は僕を愛している!”と喜ぶボブ、それをあきれて見守るウィンストン、あくまで冷静なチャンスとゲレロ。実に面白い光景だ。

これでボブは死んだと思われたので、もう狙われることはない。
しかしこのままでは、ボブとアンジーは、もう二度と会えない。

本来なら、これで護衛の仕事は完了のはずだが、この後は特別サービスだ。
アンジーを救出するのだ!
しかし、チャンスが放った言葉は、”彼女を始末しよう”
何をする気だ・・・チャンス?

逃げたスパイ一味を追いかけるチャンスたち。

そして、真正面の衝突コースに乗せた車からの、チャンスとアンジーの一騎打ち。
バンバンと本気で撃ち合った後のすれ違う瞬間、2人の視線が絡み合い、彼女は引き金から指を離す・・・これは・・・
そして、チャンスの放った弾丸は彼女の胸を捉え、アンジーはもんどりうって車外に転がり落ちる。
切り札を失って一目散に逃走するロシアのスパイ一味。

見事な連携プレーだ。
あのアイコンタクトで、チャンスの意図が彼女に伝わったのだろう。
アンジーにとっては今度も賭けだったが、チャンスの射撃の腕は完璧だった。
走る車からの射撃にも関わらず、チャンスが撃った弾は、アンジーの心臓から数ミリのところを見事に貫通。

同じギブス姿で、お礼を言いに来る2人、幸せそうで、なによりだ。
今回の話は、ほんとに面白かったな。ハッピーエンドだし。



メインの話以外にも、エイムズの突然の結婚と、ゲレロは招待されたのに、自分は招待されなかったウィンストンの僻み、そしてあっという間の離婚とか、
マーシャル・プッチに謎の女の影とか・・・
興味深いできごとがいろいろあったな。

チャンスはことあるごとに、イルザに”あなたは本当の愛を知らない”
と言われているけど、これは確かに言えるかもしれないな・・・
チャンスの人生で、唯一、本当の愛と呼べるのは、キャサリン・ウォルターズに対する感情だけかも知れないな。
あっと、例の振られた南米のゲリラ兵士がいたけど、あれは本当の愛とは言い難いかも。

2012年11月7日水曜日

コールドケース 6 #17

今回はコールドケースじゃなくて、現在進行形の事件。
ジェフリーズが撃たれて重傷を負ったのだ。

普段の過去に起きたの事件の捜査では、危険には滅多に会わないので、こういう場合もありうるということをすっかり忘れていた。やはり刑事だからな。

キャットが加入して以来、メンバーの変動がないので、ちょっと心配だった。
特に、スティルマンが礼拝所で祈ろうと言ったときには。
しかし、手術は無事に成功。何とか持ち直した。

今現在起こっている事件だが、捜査方法はコールドケースの場合と同じだ。
聞き込み、証拠集め、そして尋問。


撃たれたのはジェフリーズだけじゃなくて、コンビニの店主も。こちらはすでに死亡していた。


どうやら、店主のウォルターズとジェフリーズは知り合いだったようだ。
最初、ニックが飲み干した牛乳を買いに寄っただけかと思っていたけど、ちょっと違うようだ。
これでニックもちょっとだけ気が楽になるかな?

そして、驚いたことに、ジェフリーズには内部調査が動いていたことも判明。
どうやら、スティルマンと対立するドハーティ署長の差し金のようだが、この対立は今後大きな火種になりそうだな。
それにしても”悪徳警官”。この言葉ほど彼に似合わないものはないのに。これは一体?

一丸となって捜査するフィラデルフィア警察。
例の検事補のベルからも意外なほど熱さが伝わってくる。

捜査の過程でウォルターズの人と成りが明らかになってくる。
彼は、正義感が強い、ともちょっと違うな。
子供たちが自ら不幸になっていくのを見過ごせない、偉大なるお節介野郎だ。
道を踏み外しそうな若者を人生の正しい方向に導く導師だ。

万引き常習犯の少年たちに熱く説教して、さらに箒を見せ、これを取って真面目に働くか、ボコボコにされるか選ばせる。
彼は、幾度となくこれを繰り返し、これに答えた多くの少年たちは人生を軌道修正して行った。
その1人がジェフリーズだったってわけだ。

しかし、全員が彼に答えられるわけじゃない。
その熱さと真っ直ぐさが仇となり、軌道修正の出来ない誰かに殺されてしまったのだ。

ジェフリーズと同じくウォルターズによって救われたヴァレンティン、彼はウォルターズの危険を察知して、彼を守るために不正に銃を手に入れる。しかし、ジェフリーズは銃を取り上げこの事件をもみ消す。
これが内部調査に感ずかれて、調査対象になったようだ。

ヴァレンティンの心配が現実となったあと、彼は復讐に走る。怒りのため、ウォルターズの教えはどこかに吹き飛んでしまったのだろうか。
しかも、無実の男を殺してしまうとは。
彼なりの正義を果たしたと思ったんだろうが・・・
しかも、殺してしまったのは、ウォルターズに心を開きかけていた若者のフランシス。
もしヴァレンティンが怒りに身を任せなかったなら、彼も、ヴァレンティンもジェフリーズのように立派になれたのかもしれないが、それはもう解らない。

そして真犯人は・・・
フランシスの弟ガブリエルだった・・・兄貴がウォルターズにバカにされたと思い込み、何もしない兄貴の代わりにやってしまったのだ。
彼には、握手する兄貴とウォルターズのビデオを見せたんだろうか? そうだとすると拷問だな・・・

まだ幼さの残る顔立ちだが、切れやすいやつだな、と思ってはいたが、まさか殺しまでやっているとは・・・逮捕のときも抵抗して、危うくリリィに射殺されるところだったし。
彼のような少年こそ、ウォルターズのような人物の導きが必要だろうに。そういうやつに限って、差し伸べられた手を払いのけるということか・・・

フランシスは弟を庇うために、ヴァレンティンに銃を向けられても本当のことが言えなかったんだな。さっきはジェフリーズのように成れたか解らないとかいたが、きっと成っていただろうな。訂正しよう。

残念なことに、ガブリエルの凶行により、ウォルターズだけじゃなく、兄のフランシス、ヴァレンティン、そして自分自身、3人の若者の未来をも、どこかに葬り去ってしまう結果になってしまった。
いったい何が悪かったのだろう?


リリィが父親から貰った聖ユダのお守り。ユダってイエスを裏切ったあの?
と不審に思って調べてみたが、イエスを裏切ったのは”イスカリオテのユダ”で、こっちは”タダイ”とも呼ばれるイエスの弟子の1人で、敗北者の守護聖人だとか。紛らわしいが全くの別人らしい。
・・・とウィキに書いてあった。
おっと、もう1つ。シカゴ警察の守護聖人だとも。

警察に守護聖人がいるとは驚きだな。フィラデルフィア警察にはいないのか? まあ、こっちはともかく、敗北者の守護聖人ってのは・・・


2012年11月5日月曜日

メンタリスト 3 #24

これほどの衝撃のラスト(シーズンは続くけど)は中々ないな。
そういえば、以前から公然と宣言してたような気もするな。

しばらく、放心状態だ。


前回、再びジェーンに銃を向けたハイタワーだったが、特に意味があって銃を向けたわけじゃないみたい。刑事の習性ってやつらしい。ビックリさせるなよ。
戻ってきた目的は出頭して、正々堂々と法廷で争う決心をしたため・・・子供のためだ。
しかし、ジェーンの説得により48時間待ってもらうことに。その間にレッド・ジョンの手下を見つけようという腹だ。でも今まで見つからなかったのに、一体どうやって?

作戦はこうだ。
まずハイタワーを安全な隠れ家にかくまう。そして、レッド・ジョンの手下の可能性がある容疑者に餌を撒く。ハイタワーの居場所として、それぞれの容疑者に別の場所(罠を仕掛ける場所は同じホテルの違う階の部屋だ。解りやすい)をそれとなく洩らすのだ。
おそらく、本人が直接殺しに来ることはないだろうが、どこに殺し屋がくるかで、誰がレッド・ジョンの手下か解る・・・というわけだ。

容疑者はトッド殺害のハイタワー以外の容疑者4人プラス、ラローシュ。
しかし肝心の容疑者リストは、以前、手に入れようとして大騒ぎを起こした末、結局手に入らなかったハズ。どうするんだ?

ここは、ジェーンのハッタリの出番だ。
ラローシュのリスト入手を依頼した泥棒のカルペッパーが、隠し金庫があったものの、中にはリストも金目の物もなかったと報告していたことから、何か秘密があると踏んだんだろう。
ラローシュに、カルペッパーを雇ったのは自分だと告白しつつ、リストをくれたら秘密はバラさないと持ちかける。
このハッタリに易々と乗ってくるラローシュの秘密とは? レッド・ジョンの手下以上に気になるな。

念願のリストを入手したジェーン。
リストにあるのは、
1.広報担当のブレンダ・シェトリック
2.検事補のオズバルド・アルディレス(見た顔だが印象薄いな)
3.局長(!)のゲイル・バートラム
そして、
4.FBIのクレイグ・オラウフリン(!)
この4人だ。容疑者はこれにラローシュを加えた5人。
局長がいることに驚いたが、オラウフリンもいるとは・・・
ヴァンペルトもショックだ。これは、ヴァンペルトの結婚式に何か起こりそうな気がしていたけど、もっと早く何か起こるかも・・・

それとなく、それぞれの容疑者に情報を洩らすジェーンたち。中には、それとなく、じゃなくて、わざとらしいような洩らし方もあったようだけど。

そして張り込みを開始するジェーンたちの前に、ついに殺し屋がやってきた。それは・・・
バートラム局長に洩らした部屋だった。
まさか・・・局長が?
殺し屋を逮捕に急行するチョウとリグスビー。しかし、また暗示を掛けられていたのか、殺し屋の女は、ためらいなくバルコニーから飛び降りて自殺する。
レッド・ジョン・・・恐ろしいやつだ。

しかし、これでバートラム局長が手下だと判明・・・
だが、ちょっと簡単すぎて気になるな。
それに演技なら大した物だが、自分の地位の保身にしか興味ない、小物っぷりしか目に入らないんだよな、この男は。

そして、ハイタワーが会いたがっていると嘘を付き、バートラムをカフェに呼び出すジェーン。
レッド・ジョン本人も近くで見ているはずだとジェーンは確信しているようだ。

いよいよレッド・ジョンの手下と対決に挑むジェーンだったが、やっと冷静に物を見られるようになったのか、間違いに気付く。殺し屋が持っていたロープはハイタワーを拘束するためのものだと思っていたが、下の階に下りるためのものだったことを。

下の階の部屋番号を与えた相手は・・・そう、オラウフリン。
ハイタワーが危ない!
護衛に当たっているリズボンに電話するが、なかなか出ない。
一方、このときカフェに、ある男が何気なくいるのを、ジェーンは気付かない。
(俺は気付いたね)

やっとリズボンが電話に出たときには、ちょうど、ヴァンペルトに連れられたオラウフリンが到着したときだった。
気付かれたことを悟ったオラウフリンは即座にリズボンに発砲。リズボンは肩を撃たれて倒れる。
そしてさらに、ハイタワーとヴァンペルトに銃を向ける。

この光景を信じられないという思いで見つめるヴァンペルト。
いろいろと、いい訳じみたことを言うオラウフリンだったが、気絶した振りのリズボンが投げたボウルがやつを直撃。
このチャンスを逃さず、ハイタワーとヴァンペルトは銃弾をやつの胸にぶち込んだ。
彼女にとっては最悪の結果だが、ヴァンペルトも立派なCBIの捜査官ということだ。
そしてやつは、泣き顔で近寄る彼女の首からペンダントをちぎり取り、こと切れた。”グレイス・・・”と呼びながら。

このオラウフリン最後の行動はなんだったのだろうか?

このショックから、果たして彼女は立ち直れるのだろうか?
婚約者がレッド・ジョンの手下だっただけでも、大ショックなはずなのに、自分の手で撃ち殺してしまうなんて。ここはリグスビーの出番だろうか?



そして、いよいよ、シーズン3のクライマックスだ。
リズボンがオラウフリンの携帯からリダイヤルすると・・・
カフェにいた例の男の携帯に掛かって来たのだ!やっぱり。

こいつか・・・
ついに対決の時がやってきた。

凶悪なシリアルキラー、レッド・ジョン。
見た目は至極普通だが・・・

ジェーンは、かなり緊張している様子。
最初こそ、何のことだと誤魔化していたが、ついにやつは自分がレッド・ジョンと認めた。
しかしジェーンは”おまえがレッド・ジョンだという証拠は?”と確認する。
今思えば、やたら確認してたなと思うが、このときは、あんなラストは想像してない。

そしてやつは、隠し持っていた銃をジェーンに向けながら、会話を続ける。
そして、レッド・ジョンは、なんと引退宣言。
殺しは飽きたから、何か人の役に立つことをするんだとか。子供たちのために。
まあ、冗談だろうな・・・それとも本気?

さらには、ジェーンに謝罪、今まで苦しめて悪かった、と。
でも、言い方がなんかムカツクんだよな。こいつは。
おそらく、ジェーンをいたぶって楽しんでいるんだろうけど、どこまで本気かわからないな。

しかし、ジェーンはやつの手には乗らない。
”どこまでも追いかけて、お前を殺す”と宣言。

”私はここだぞ”と煽るレッド・ジョンに対して、”その銃を退けたらすぐやる”とジェーンは返す。
さらに、復讐なんてよせと説得するレッド・ジョンだが、当然ジェーンが応じるはずもない。

そして、やつはこの会話にも飽きたのか立ち去ろうとするが、ここでジェーンは、再び、お前がレッド・ジョンである証拠を見せろと詰め寄る。

これに対してやつは、ジェーンを苦しめるためにだろうが、ジェーンの妻と娘の香について話す。
これが決定的だった。

そして、響き渡る銃声1発、2発、3発。
崩れ落ちるレッド・ジョン。

復讐は果たされた。
そして、ジェーンはカフェの椅子に腰掛け、お茶を飲みながら、警官がくるのを静かに待つ・・・

PERSON of INTEREST #11

Super(管理人)
重傷を負ったリースを担ぎ込んだのは検死局(モルグ?)。
でも、死んじゃいない。
ここにも医者はいるのだ。これは盲点だな。
ボストンバック一杯に詰め込んだ札束と、医師免許の復活を餌に治療を依頼するフィンチ。
瀕死の重傷に見えたが、命に別状はない、どころか、回復は思ったより早いようだな。
医者が優秀だったのだろうか。

暫くは車椅子のリースだが、マシンは待ってくれない。
今回、マシンが選び出したのは、ビルの管理人トラスク。
動けないリースの替わりにフィンチが実動班、リースは情報担当と、お互いの役割を交代して行動開始。

銃を購入していたことや、住人のリリィへのストーカー疑惑から、今回はトラスクが加害者側と判断していた。実際、彼女の写真が部屋にあったり、リリィが送られてきたバラの花束を捨てるシーンのあとにトラスクがバラの世話をするシーンが入ったり、リリィのボーイフレンドとおぼしき男に銃を隠し持って、リリィと別れろと言っていたりと怪しさ抜群だった。
しかし、これが間違っていたとは・・・見ているこっちも、全く疑っていなかった。
後から思えば、ストーカー男に”あなたって詩人ね”みたいな挨拶は返さないよな。
そして本当のストーカーは、ボーイフレンドだと思っていた男リックだった。

まさにリックがリリィに襲い掛からんという場面になって、やっとこのことに気づいたリースとフィンチ。
まずフィンチが現場に到着。フィンチはリースのアドバイス通りに指を相手の目に突き立てリックを撃退。リリィを連れて逃げる。
そしてトラスク登場。しかし、リックに詰め寄るも反撃を食らい腕を負傷。
そして、やっと松葉杖の真打登場。
松葉杖の状態だったが、相手はただのストーカー。リースの敵じゃなかった。
最後はリースに突進してきたところを軽くいなされて、勢い余ってビルの窓を突き破って転落。
死んだかと思ったが、しぶとく生きてるみたいだ。
これは、二度とリリィの前に現れないように、アフターケアが必要だな。

トラスクの正体を説明するフィンチに、リースが冗談交じりに、こう言う。
”マシンなんてないんだろう? あんたがマシンだ”
マシンはあるとは思うが、フィンチとマシンの係わり合いは、想像しているより強いかもしれないな。

一方、前回リースを助けたカーターだが、CIAのスノウにしつこく付きまとわれている。これもストーカーだな。
しかし、これを振り切ってフィンチの手がかりを追うカーターだが、驚いたことに、フィンチの方から彼女に接触してきた。
フィンチの目的は一体?
フィンチはマシンが出してきた人物を彼女に教え、”彼はこの後凶悪事件に巻き込まれる”と告げてそのまま立ち去る。
そして、カーターはフィンチの読みどおり、この男の後を付け調査し、事件を未然に防いだ。
そう、フィンチの目的は、自分とリースがやっていることを彼女に直に体験してもらって理解してもらおうとしたのだ。ただの助っ人依頼だけじゃない。
ここまで係わり合いが強くなってしまっては、仲間に引き入れるしかないということだろうか。
ファスコみたいな弱みはなかったのかも。


そして、フィンチの過去のフラッシュバック。
2005年、マシーンが完成した直後、NSAに納入前か?
国家の不正利用に備えてマシーンの核心部分を完全ブラックボックス化したフィンチ。
フィンチによると、マシーンは自己防衛機能も備えているらしく、NSAのデントン・ウィークスが何度もハッキングを試みていることを記録していた。

よく、監視カメラの画面に、いろいろと処理内容がコメントされる映像が出て来るが、これがマシンだったんだな。

前回、機械の中の幽霊に挿んであった写真のN. I. とはネイサン・イングラム。
マシン開発時の相棒だ。主にNSAとの交渉や資金面の担当だったようだ。
そして、マシンはネイサンをシステムを危険にさらす人物に指定する。
なぜか? その後、彼はどうなったのか? それは、まだ語られない。

2012年11月4日日曜日

ザ・ウォーキング・デッド 3 #1

Seed
ウォーカーの大群が押し寄せて来て、ハーシェルの家を脱出したリックたち。
なんとか一冬越したようだが、今だ放浪中。なかなか安住の地は見つからないようだ。
一冬しか経っていないが、リックの息子のカール、大人に混じってウォーカーを倒していく。
この環境では子供時代は長くは続かないってことだ。

ロリの出産も段々と近づいてくるし、どこかに落ち着きたいところ。たとえ一時的にせよ。
と、そのとき広大な敷地の刑務所を発見。
さっそくウォーカーの掃討を開始し、なんとかフェンスに囲まれた運動場?を橋頭堡として確保し、暫しの平穏な夜が訪れる。
暫くゆっくりしたいところだが、次の朝には刑務所内に侵入開始。

ロリはみんなの疲れを知っていたので、リックに少し休ませてほしいと頼んだが、リックは譲らない。
社会が崩壊した今、1人の優秀な独裁者によって引っ張っていくしか生き残る道はない。シェーンの死によって、それを理解したのか・・・
リックは心を鬼にして、みんなを引っ張っていく決心をしたようだ。

そして刑務所内の独房区画をさらに橋頭堡として確保。
ここで、リックは休憩を指示。
昨夜ロリに言われたことが頭にあったのか、みんなをもう少し休ませることに。

そして、翌朝、さらに刑務所の深部へ分け入るリックたち。カールは説得されて残って女たちを守ることに。リックはカールに、"Last man standing"と言っていたな。

しかし、ウォーカーの大群に出くわし、グレンとマギーははぐれ、さらにハーシェルが足を噛まれてしまった。すでに全員感染しているが、命さえあれば、ウォーカーになることはない。
安全な場所をなんとか確保したリックは即座にハーシェルの足を斧で切り落とすが、出血がひどい。
ロリの出産を間近に控えて、ハーシェルを失うわけにはいかない。たとえ獣医でも。

そのとき、安全だと思っていた場所の奥から、じっとこちらを見つめる集団の影が・・・
瞬間的にボーガンを構えるダリル。しかし、様子がおかしい。目に生気がある。
ウォーカーじゃない。生き残りがここにもいたのだ。


一方、リックと袂を分けた、アンドレアは謎の剣士に助けられたはずだが、こっちもなんとか生き延びていた。しかしアンドレアは具合が悪そうだ、病気だろうか?

謎の剣士は、今だ謎のままだが、シーズン2のラストではシルエットだけだったので、どんなやつか、全く解らなかったが、
この人物は、黒人女性というか、少女と言ってもいいくらいに見える。
そして特徴は、一振りの日本刀を袈裟懸けに掛けて、極めつけは2匹の無力化したウォーカーを連れていることだ。
このウォーカー、両手を切り落とし、さらに下顎を完全に取られていて、噛め無い。引掻けないようになっていた。
そして、こんなの何に使うんだ? と思っていたが、どうも、荷馬車代わりみたいだ。なるほど。

そして、彼らもウォーカーに追われて更なる逃亡を続ける。安住の地を求めて。

ところで、原題のSeedの意味がまったくわからないな。
種?なんだろう?

CSI NY 6 #23

さて、いよいよシーズン6最終話。
最後の話は、やっぱりシェーン・ケーシーだ。
しかし、開始早々に逮捕されてしまった。
これじゃ話が簡単すぎるな。なにかあるだろう。

そして案の定、脱走。
警察に拘置じゃなくて、検事局のビルの一室に見張りの警官1人だけってのは、実にお粗末だ。
これが、普通の拘置所だったらこう簡単にはいかなかっただろうに。
検事のパフォーマンスのせいで大変なことになったな。
まさか、これもケーシーの計画に入っていたのだろうか?
わざと姿をさらして逮捕されたようだし、その後の準備万端ぶりからも、その可能性は高いな。

ケーシーの目的はいったい?
タイトルからしてダニーなのは明らかだ。
兄の復讐なんだろうけど、ダニーはどう関わっていたんだっけ?

そのダニーは、リンジーと供に休暇を取り家族旅行に出発する。
直前にマックからケーシー脱走のニュースを聞いてしまったので、どうするかと思ったけど、そのまま予定通りに出発。
ケーシーごときに、せっかくの家族旅行を邪魔されたくないし、マックに任せておけば大丈夫だ。

しかし、ビーチでくつろぐダニーたちの背後にケーシーの影が・・・

一方でまだケーシーの目的が解らないCSI。
ケーシーは最初に登場したときと同様に、森の中のパンくずのように、ちょっとづつヒントをCSIに与えてくる。
今回はお札(偽)にメッセージが隠されていた。
そして、それを辿った先には、ダニーたちが向かったビーチにある灯台があった。

ヘリで急行するマックたち。
しかし、すでにケーシーはダニーを灯台の最上階で追い詰めていた。
幸いなことに、ケーシーの目的はダニーのみ。リンジーと娘のルーシーには用は無いようで、下に追い返す。
ケーシーの目的はやっぱり兄の復讐だった。
刑務所で自殺した兄の無罪を信じて、前回は有罪判決に関わった人を殺してまわったケーシー。
しかし、ダニーの捜査によって、やはり有罪だったのが、改めて確認されてしまったのが、気に入らなかったようだ。

そして、灯台の明かりによる目くらまし作戦が成功し、ダニーは反撃にでる。
ヘリからライトで合図するマックとダニーの息の合ったコンビネーションだった。

もみ合う2人。そしてケーシーは灯台の窓を突き破り落下。しかし寸でのところで手摺りの根元のコンクリートに手が届く。
しかし、助けようと手を伸ばすダニーの手を払うようにケーシーは海に落ちていく。
”心配すんな、一生離れない”と、にやけ顔で言いながら。

遺体は上がらなかった。
海とは言えあの高さだ。ちょっと気になるが、生きてはいないだろう。
あの最後のセリフと行動はダニーにトラウマを残すことが目的なんだろうな

めずらしく、最終話で解決して終わりか。
と、あれ?これで終わり? とちょっとだけ思わないこともなかったが、ダニー一家の団欒を見ていて安心し切っていた。もちろんダニーも。

しかし、夜中、突然ダニー家のバスルームにケーシーが現れる。
しかも銃を持ってルーシーを人質に。
相変わらずのにやけ顔がムカツク。

まさか・・・夢?

ここで響き渡る銃声。
映像は無しだ。
でシーズン6終了。

やっぱり続きだったか。
しかし、これは一体?
あの状況で生きているとは考えにくいが、なにがあったのか?
ダニーはどうなったのか? ルーシーは?
エンジェル刑事が死んだばかりなので、簡単に撃たれて死亡とかはないとは思うが、わからない。

メインキャラの交代があっても不思議じゃない時期だし・・・
そういう意味ではダニーはやばいポジションだな。
幸せの絶頂だし・・・

この結末は・・・
2013年、放送決定ということらしいので、しばらくの我慢だ。

2012年11月3日土曜日

マッドメン 4 #9

今回は、マッドメンに登場する女たちの物語だった。
ただし、ベティは除く。

いろいろあったが、ドンの娘のサリーが勝手にドンの会社に来ようとしてたのには、びっくり。
しかも、お金がないので列車の間にこっそり乗って来ようとしていた様だ。親切なおばあちゃんが助けてくれなかったらどうなっていたことか・・・

サリーも、そろそろ年頃だし、日に日に扱いが難しくなってきてるみたいだな。
サリーはパパと一緒に住みたいみたいだが、男親だけ、しかもドンじゃ無理だな。
ベティに迎えに来てもらい帰るときの別れ際の”サヨナラ”が、なんか寂しい。

それから、ドンの秘書のブランケンシップが亡くなった。仕事中の大往生だ。不謹慎だが、顧客やサリーにばれないように、あたふたと奔走する社員のみんなが面白い。
もう彼女の毒舌が聞けないのは、ちょっと残念だ。

受付の娘、ミーガン。やたら美人だな。今まであまり登場してなかったような気がするけど、俺が気づかなかっただけかな?
彼女がドンの次の秘書なんだろうか?

ドンとミラーとの仲も気になるところだ。いわゆるキャリアウーマンの彼女、家庭に腰を落ち着けるようなタイプには見えないけど、どうだろう?

ペギーは、今回、あらためて女性の地位の低さに疑問を持ったような感じだ。今後、女性解放運動とかに身を投じていくのか、それとも割り切ってクリエイターの道を突き進むのか?
どっちだろう?

ジョーンはロジャーとやけぼっくいに火がついたかと思われたが、一時的なもの・・・なんだろうか?
これは、ちょっと問題だな。

毎回なんだが、マッドメンの話は中心になる話がないので、細切れの感想になるな。
まあ、これは、そういう作品なので、しょうがないな。

CSI ベガス 10 #4

何気ないバーガーショップの風景。
しかし、新たに入ってきて注文する男の腰には銃が。
でも、それを見つめる子供には笑顔を見せる。
強盗?っぽくはないが・・・
そして場面は切り替わり、バーガーショップの駐車場に血まみれで横たわる、この男の姿が。
彼はジョンソン巡査部長、撃ったのはフィン巡査。
何かに向かって発砲していたジョンソンにフィンが発砲したのだ。
ジョンソンは非番でしかも管轄外の場所。なぜこんなところにいたのか、誰に向かって発砲していたのか、全て不明。

そして、現場は黒人が多く住む地域で、白人警官が黒人を撃ち殺したということで騒然。罵声が飛び交う。しかも、ジョンソンとフィンとは顔見知り、というか、フィンはジョンソンが新米のころの相棒兼教育係。それだけじゃなくて人種差別発言で揉めたことや、フィンはジョンソンが自分を追い越して昇進したことを恨んで殴り合いになったこともあるようだった。
ぱっと見ただけでは、フィン巡査はそんな風な感じには見えないが、お前が殺したと叫ぶ野次馬に向かって、怒鳴り返すとか、すぐに切れる性格みたいだ。いわゆる瞬間湯沸かし器ってやつだな。

捜査の焦点はフィンが撃った3発目。
これが、ジョンソンが倒れた後にとどめの1発として撃ったのかどうか。
それと、フィンが発砲するときに、相手がジョンソンだと解っていたかどうか。

一緒にいた新米の相棒はフィンが3発目を撃つところは見ていない。しかし目撃者の証言によると、フィンは倒れたジョンソンに背中から撃ったと。薬莢の位置もそれを裏付けていた。

やっぱりフィンがやりすぎたのか?
しかし、目撃証言は嘘。薬莢は子供が拾って投げてしまったことが判明して、とりあえず、殺人疑惑は晴れたフィン。しかし、ジョンソンと知った上で発砲したかどうかは、まだ不明。

一方で、ジョンソンがなぜ、あの場所にいたのか?
それは同じ日に発生した別の事件から辿られた。
こっちの被害者の少年を守るために、ギャングの縄張りの外で会おうとしていたのだった。
ジョンソンが発砲していたのは、そのギャング。

そして、ジョンソンの父親とフィンの偶然の遭遇。
ジョンソンの父親はフィンに気づいたようだが、睨みつけるだけで怒りをぐっと飲み込む。
一方のフィンは無表情だ。
ラングストン教授は、フィンの無表情に何かを読み取ったのか、それとも嫌な予感というやつだろうか、フィンを追って引き返す。
すでに車に乗り込んでいるフィンに近寄る教授だったが、一発の銃声が鳴り響き、リアウィンドウが赤く染まる。
まさか、こんなことをするとは・・・

その後、教授の調べで、フィンは目の病気を患っており、まともな視力はなかったことが判明。あの状況で相手がジョンソンと確認するのは無理だとわかり、容疑は全て晴れた。


これで自殺した理由もちょっと見えてきたような気がする。
自殺直前にブラス警部から”(停職処分を)休暇だと思ってゆっくりしろ”と言われたときに”そうするよ。それでジョンソンが生き返るなら”と返してしたときには、かなりショックだったんだろうな。くらいに考えていた。あと、ブラス警部の辞職勧告と同時に発せられた言葉、”楽になれる”この言葉を曲解したんだと。

しかし、自分の目がまともだったなら、気づいたのでは? 目のことを隠さず引退していれば、ジョンソンは死なずに済んだのでは?
フィンは、ジョンソンの死に責任があるのは自分だと、はっきり解っていたんだな。そして、ジョンソンの父親の怒りの視線を受け、突発的に責任を取らなければと、思い立ったんだろう。

今回、これらの事実を、主に弾丸や薬莢から解き明かしていく。弾丸1発、薬莢1つからいろいろなことが判明してく過程はじみだけど、これが結構面白かった。


結果、警官2人と少年、3人の命が失われた今回の事件、
”悪いのはだれかな?”というニックの問いに、”誰かな?”と返す教授。
しかしそれは、明らかに、少年を狙っていた悪党だろ。
考えるまでもないことだ。

それと今回から、モレノという刑事が登場。CSIの刑事も入れ替わりが激しいな。ブラス警部を除いて。
それから、フィンの相棒の新米女巡査の女優は、ヤング・スーパーマンのテス・マーサ役のCassidy Freeman。髪型が違うと印象が違うな。全然解らなかった。

2012年11月2日金曜日

クリミナルマインド 4 #18

リーパー
Omnivore(雑食?)

運命は一つの災いを与えるだけでは満足しない。
プブリウス・シルス(Publius Syrus)

とある刑事の自宅を訪れるホッチ。
ベッドに横たわる彼は、見るからに具合が悪そうだ。
彼は引退した刑事ショーネシー。
そして、彼はホッチに衝撃の告白をする。
昔、リーパーと呼ばれたシリアルキラーと取引をしたと。
この事件はホッチ駆け出しの頃の事件で、突然犯行が止み、そのまま未解決になっていた。
ショーネシーは”追わなければ、殺しをやめる”とリーパーに持ちかけられ、これに同意したのだ。
契約期間は、お互いの命のある限り。
そして、自分の命がもう間もなく終わることを悟った彼は、やっとホッチに打ち明ける決心をしたのだ。リーパーの視線を日々感じていたショーネシーは、やつは自分が死ぬのを待っていると確信していた。

そして、10年間の沈黙を破り、リーパーは復活した。

犯行を再開したリーパー。
凶器はナイフと銃のようだが、ターゲットはカップルなら誰でも関係ない。
それで、雑食系シリアルキラーとカテゴライズされてるらしいが、このネーミングはちょっと・・・
それと被害者の持ち物を持ち去り、次の被害者に身に付けさせるという拘りがあるようだ。
唯一の例外が、ただ1人の生存者フォイェット。彼の眼鏡は次の事件、リーパーが身を潜める前の最後の事件では見つからず、今回の再開を記念するかのように今まで取っておかれていた。

あれ?リーパーとフォイェットの声が似てるな・・・偶然似てるなんてありえないので、おそらくこいつがリーパーで間違いない・・・と思うが・・・実際に刺されていることを考えると解らない。多重人格とか、双子とかかも。いやいや2代目という可能性も。
なんにしろ、彼はリーパーにとって何か特別な存在のようだ。

フォイェットはリーパーに何箇所も刺されて重傷になり、以後、事件のトラウマから世間から隠れて生活しており、唯一の友人は、リーパー事件を追っている作家のコルソン。かなりの重傷だったようで、リーパー自ら通報した救急隊が駆けつけなかったら・・・ん? やっぱり、そういうことなんだろうか?

そして、前回と同様にホッチに取引を持ちかけるリーパーだったが、当然ホッチはこれを拒否。
そして、その結果の大量殺戮に、さすがのホッチも心が壊れそうだ。

自分の責任だと思い動揺するホッチに、ロッシは銃を渡して”これで責任を取れ、後は我々がやる”と突き放す・・・これはロッシ、いくらなんでも言い過ぎ。
ショーネシーが取引して、BAUが帰された後も独自にリーパーのプロファイルを行なってきたホッチとしては、やはり責任を感じるんだろうけど、
ロッシの言うように、殺したのはリーパーだし、やつと取引したのはショーネシーだ。
ロッシ自身が一時引退していたことを引き合いに出して、
”本の宣伝ツアーしている間に殺された人の責任を感じれるか?”
みたいなことを言っていたのは面白い。
さらに、ギデオンまで引き合いに出して、”被害者に責任を感じるのは良心の呵責じゃない。ただのエゴに過ぎない”と切って捨てる。
そして、”これは仕事にすぎない、俺たちがやめたら、他の誰かがやる”とも。
これでホッチは納得したのかどうか・・・でもやるしかないだろう。

そして、現場に残された血で書いた数字から、リーパーにフォイェットの隠れ家の住所が全てがばれたことを知ったBAUは手分けして急行する。

しかし、これはリーパーの罠だった。
不意を突かれて気絶してしまったモーガンに銃を向けて、
”起きろデレク。死ぬ時間だぞ”
と言ってリーパーは銃の撃鉄をあげる。
ここで画面が切り替わり、モーガンが向かった家から運び出される遺体が映し出される。
え?
まさか、本当に殺されてしまったんだろうか?
遺体確認のため、顔に掛けられていた布を上げると・・・
デレク・モーガン・・・じゃなかった。
解ってはいたけど、ドキドキものだな。
殺されたのは、モーガンと一緒に向かった刑事のオマラだった。

モーガンは無事だった、
バッジを取られて、替わりに銃弾を持たされていたけど。
リーパーにとっては自分は死んだも同然、殺しても面白くないので、記念品だけ奪ったのだろうと、分析するモーガン。
しかしこれは、モーガンの今後の行動に影響しそうな出来事だな。

そして、やっとフォイェットがリーパーだとわかったBAU。
リーパーがマスクを取るとフォイェットの顔が現れるところをイメージするホッチ。なんで今まで気がつかなかったのか、という思いだろう。
BAUは、会いに行っているはずのコルソンの携帯の位置からフォイェットの居場所を割り出し、急行。
コルソンを人質に抵抗するフォイェットだったが、BAU全員の銃口を見せつけられて、さらにホッチに、”死んだら、世間の評判を楽しめないぞ”と説得されて降伏。
一瞬モーガン、撃ってしまうんじゃないかと思ったけど、思いとどまったようだ。

オマラが殺された現場に、取っておいた自分の血を大量にぶちまけて死を偽装していたので、あのまま消えれる予定だったのだろうけど、自分の記事を修正させるためにコルソンを呼び出したのが致命的だったな。シリアルキラーにありがちな自己主張の強さがあだになったな。

帰りの飛行機で例の銃弾を見つめるモーガン。
”引きずるなよ”、”出来るのか?”、”やるしかない”というホッチとモーガンのやり取り。

人は人生における過ちを積み上げて運命と呼ぶ化け物を作り上げる。
ジョン・ホッブス(誰?)


・・・普通はちょっとしたエピローグがあり終了だが、今回はただのエピローグというには重要すぎる事件が発生してしまった。

フォイェットが脱獄したのだ・・・自分の手首を噛み切った血で、血を吐いて痙攣しているように見せかけて。
しかも、自宅からは刑務所の詳細な図面が発見された。
逮捕されることも折込済みの、すべて計画だったというわけだ。

”お前らが思っている以上に有名になってやる”
彼がBAUに捕まるときに吐いたセリフだ。
そのときには、ただの捨て台詞だろうくらいにしか思っていなかったが、
こんな計画だとは・・・これは捨て台詞じゃなくて本気だったということだな。

これでフォイェットはまた10年沈黙するのか?
たぶん、再び現れるのはもっと早いだろうな。

2012年11月1日木曜日

キャッスル 3 #2

今回の被害者は有名な霊能者のヴィヴィアン。
霊能者に関しては、キャッスルは信じてるみたいだが、ベケットは懐疑的。
対象者をネットとかで事前に調べていたことがわかっても、キャッスルは、
俺も小説を書くときに、想像力には自信があるけど、リサーチもちゃんとする”
と、彼女を擁護してたのは面白い。
これ以外にも、今回はことあるごとに、信じる、信じないで、2人は論争してたな。

ヴィヴィアンは殺人事件の解決に関わったことがあり、警察に捜査協力していたというふれこみだったが、かなり誇大広告だったみたい。
で、彼女に霊能力が本当にあったのかどうかはともかく、やはり他人の知られたくない秘密を知られてしまったために殺されたみたいだ。
今回の登場人物の相関関係は複雑すぎるような感じだが、まあ、要するに・・・
”殺人を隠すための殺人”
だったな。
前回だったか、キャッスルの作家仲間が言っていたように、複雑に見えても、動機は単純だな。

ところで、ヴィヴィアンの娘のペニーも自称霊能力者。
頼まれもして無いのにベケットの夢を見たとか言って、お告げを話にくる。
”アレクサンダーという男性に助けられる”だとか・・・
また新しいキャラの登場か?
ところが、キャッスルの本名は
”リチャード・アレキサンダー・ロジャース”
だとか・・・
ひょっとしたら、こっちは本物?