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2012年6月17日日曜日

CSI NY 6 #119

今回の犯人は末期がん患者。
医療保険を切られて病院を追い出されたのを恨んで病院関係者に復讐するという内容。

マックの父親も、この犯人と同じ病気で亡くなっているので、それを知った犯人がマックに接触してくる。

医療保険制度に対するアメリカの悩み。
生まれたときから医療保険がある日本に住んでいると理解しにくいところだ。

医療保険によって、最低限度の医療が保障される反面、保障という名の所得の再配分とそれに群がる利権のせいで、適切な料金で、これを受けているかといえば、はなはだ疑問がある。それに、保険が適用される治療方法や薬これは国が決めている。治療を受ける側が選べるわけではない。自由をなによりも重んじるアメリカとしては、これは我慢ならないことだと思う。たぶん憲法違反になるんじゃないかな。

一方で、医療保険のおかげで、治療を受けられて、助かる命の存在も無視できない。
オバマ大統領の医療保険政策がもめているのにはこういう事情があるんだろう。

今回の犯人は高額所得者だったが病気で休職して医療保険が切れ、病院から追い出されるという流れだった。そして自分をこういう状況に追いやった病院のCEO、担当医、看護士に復讐した。
それに対してマックの父親は裕福ではなかったので、最初から最新医療は受けられず、自分の運命を受け入れていた。

医療保障といっても、結局どこかで線を引く必要があるわけだ。湯水のように金をつぎ込むことはできない。実際、国の経済成長が順調ならば、維持できるだろうが、そうじゃない場合もあるあdろう。常に右肩上がりの成長なんて幻想だからね。それに加えて日本の場合、人口も減る一方。そうすると、結局は国による保障制度は医療に関わらず、破綻に向かうしかない。持続不可能な制度ってわけだ。
だったら最初から自由にさせろ。とも思うが、盲腸になるだけで150万くらいかかるみたいな話を聞くと、ぞっとするし、簡単には答えはでない。アメリカであれだけもめるはずだ。
一方日本では無関心すぎると思う。(俺自身も含めて)

と、アメリカのドラマは、エンターテインメントなんだけど、こういう社会問題的な話もあって、面白しろい。

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