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2012年10月18日木曜日

クリミナルマインド 4 #16

Pleasure Is My Business
娼婦は男たちの犠牲者ではない、と女性解放論者は言う。
性における自然と文化の溝を支配する勝利者なのだ。
カミール・パーリア

今回はめずらしい女のシリアルキラー。
現実ではもちろん知らないけど、クリミナルマインドでも記憶にないな。
職業が高級コールガールってのも何か結びつかないな。

家庭崩壊のきっかけになった、犯人の父親をお客に取っていたコールガールから顧客リストを買い取り、そのリストにある人間が殺しのターゲットになっていたということは、犯行動機は、父親への復讐だろうか?
父親と同じような、金持ちだが家族を蔑ろにしているような人間を殺してしたということは、父親の代わりに彼らを殺していたんだろうな。
これじゃ、父親にとっては復讐というより嫌がらせに近い気もするけど。

しかもこの犯人、ホッチナーに興味があるみたいだったな。
実際に会ったのはエレベータでのほんのちょっとの時間だったけど、その後なぜかネットで詳しく調べていた。そしてホッチに自分が求めていた父親像を見たのだろうか? 電話での会話も逆探知する間のわずかな時間だったけど、明らかにホッチに何かを求めているようだった。

そして犯人のミーガン・ケーンは、父親のアンドリューと会って話しをすることに。
果たして、父親を殺す気だろうか?
そうじゃないみたいだな。逆に父親の説得で警察に出頭する気になったようだった。父親がコールガールの顧客リストの話を持ち出すまでは・・・
結局父親の心配事は娘じゃなくて、自分の地位や名声、金だったってことだな。

絶望した彼女は死を選ぶ。
全然シリアルキラーっぽくない。
そして、ホッチに看取られながら息を引き取る。
ホッチに”私を裏切らなかった初めての男”と告げて・・・
別の形で会いたかったと、言いたかったのかも。

これが彼女の父親に対する最後の抗議だったんだろうか?
しかし今回は、今までの事件とは一線を画するエピソードだったな。

2つ目の引用も、最後のミーガンとホッチの会話の中に直に登場した。

娼婦に金を払うのは、後から部屋を出てもらうためだ。
ダシール・ハメット

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