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2012年11月30日金曜日

シャーロック #1

あのシャーロック・ホームズのドラマ版だ。
よくは知らないが、今までも映像化はされてるはずだ。
原作の小説は、子供のころ小学校の図書館から借りていくつか読んだ記憶はあるが(俺は怪盗ルパン派だった)、映像作品は、まったく見たことはない。

しかし、この作品は舞台を現代のロンドンに設定し直してある。
コナン・ドイルの原作では時代は、かなり昔のはず、20世紀には入っていたのか?
・・・いや、改めて調べてみると、まだ19世紀の話だ。そう言えば馬車とか出てきてたような。

結構なマニアも大勢いるはずだし、彼らを満足させるような、シャーロック・ホームズのテイストを残しつつ、現代風にアレンジするのは、大変だったろうな。推理物の醍醐味でもある、犯罪トリックにしても、同じってわけにはいかないだろう。
まあ、俺の場合、原作もほとんど知らないので、単純に楽しく見ていられるからいいけど。

主な登場人物は、
まずは、主人公のシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)
すごい頭脳の持ち主だが、性格の方は・・・ぶっ飛んでいる。
高慢で他人を簡単にバカ呼ばわりする。
人の都合はお構いなし。
そして、無鉄砲。
友達なし。ワトソンを紹介した医者は友達かは不明だが。
レストレイド警部補は友達のうちには入るのか?
無報酬でロンドン警察の捜査協力をしているみたいだ。
たぶん、自分がやりたい事件だけだろうけど。
それに署員には嫌われまくっている。言いたい放題だ。いつか人を殺すだろうとか・・・
そして、今風にブログもやってるみたいだ。

ドクター・ジョン・ワトソン(Dr. John Watson)。
ワトソンはアフガン戦争帰りの元軍医となっている。
調べたら、原作でも同じ設定。しかし同じアフガン戦争でも、このアフガンは、9.11テロの後勃発したアメリカによるアフガン戦争、原作でのアフガンは、19世紀末に起こった、イギリスとアフガニスタンとの戦争みたい。
こういう小ネタを知っていると、より楽しめるかも。
そして、住む場所を探していたワトソンは、よくわからないままシャーロックのルームメイトに。

彼は戦争のトラウマで足を引き摺っている。杖が必要なほどだ。
手の振るえも在ったようだ。
しかし、シャーロックと一緒に事件を追っているうちに、体の異常はすべて直ってしまった。
不調の原因は戦争のトラウマじゃなくて、死と隣り合わせの生活から遠ざかったためだったらしい。
ドラッグみたいに危険中毒ってところか。

それから、現代風ということで、ことあるごとに2人のゲイ疑惑ネタがあるのも面白い。

レストレイド警部補(Inspector Lestrade)。
ロンドン警察の警部補。
シャーロックの性格はともかく、彼の事件解決能力を高く評価してる。
それで、困った事件が起こるとシャーロクに協力依頼してるみたい。
一応、シャーロックの理解者の1人だ。

ミセス・ハドソン(Mrs. Hudson)
シャーロックとワトソンの部屋、ベーカー街221Bの大家。
よくわからないが、色々と小言は言っているわりには、シャーロックとは概ね良好な関係みたいだ。


今回のエピソードの元になったものがあるのかは不明だ。あるとしても、携帯とかタクシーとかかなり重要な小道具になっているので、かなり改変の必要があっただろうな。

シャーロック・ホームズの宿敵と言えば、俺でも知っている、モリアーティ教授だが、初っ端からいきなり堂々と登場して、ワトソンを買収か?
と思ったが、実はシャーロックの兄貴、マイクロフトだとか。
これには騙された。
しかも、政府の諜報機関の人間だとか。それじゃ、ワトソンが口説こうとした、あの携帯いじってばっかの謎の女は一体誰? 実は凄腕のボディーガードとか?


ストーリーの方は、
連続自殺かと思われていたものが、実は殺人事件だったというもので、
事件の肝は、被害者が自ら毒薬を飲んでいるという点だ。

シャーロックの推理シーンは、かなり斬新な感じ。
彼の思考が、テロップとして画面の中に表示されるのだ。
なかなか面白いんだが、いつもやられると、ちょっとウザイかも。

逃走したタクシーを追いかけるシーンは、シャーロックの頭の回転の速さを見せ付けるシーンだ。
とっさに行き先を予想して、ワトソンとともに走って追いかける。
シャーロックの頭の中には、ロンドン市内の地図にネットのルート検索みたいにタクシーのルートと交錯しながら、追跡ルートがするするっと現れていく。
これも、なかなか面白い。
その後の実際の追跡も、面白かった。ワトソンが杖をカフェに置き忘れたことにも気付かずに、全力で走るところとか。

そしてダイイング・メッセージの謎。
これも予想外。

最後は犯人との直接対決。
ここで、被害者が何故、自ら毒を飲んだかが明らかになる。
シャーロックは犯人の挑発に乗ってしまうのか?
そんな、バカなことはしないだろう・・・
しかし、ワトソンの介入がなかったら、果たしてどうしていただろうか?

自分の命よりも、自分の力を証明することの方が大事っぽいからな・・・

そして犯人が最後に叫んだのが、”モリアーティ!”
今回の犯人はシャーロックのことを、この”モリアーティ”なる人物から聞いたという。
シャーロックの”ファン”だという、このモリアーティ、やつの正体は、果たして・・・


第一話はこんな感じだ。
全6話だと思ったので、所謂、ミニ・シリーズというやつだろう。
なかなか面白い感じなので、引き続き見てみよう。

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