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2012年11月7日水曜日

コールドケース 6 #17

今回はコールドケースじゃなくて、現在進行形の事件。
ジェフリーズが撃たれて重傷を負ったのだ。

普段の過去に起きたの事件の捜査では、危険には滅多に会わないので、こういう場合もありうるということをすっかり忘れていた。やはり刑事だからな。

キャットが加入して以来、メンバーの変動がないので、ちょっと心配だった。
特に、スティルマンが礼拝所で祈ろうと言ったときには。
しかし、手術は無事に成功。何とか持ち直した。

今現在起こっている事件だが、捜査方法はコールドケースの場合と同じだ。
聞き込み、証拠集め、そして尋問。


撃たれたのはジェフリーズだけじゃなくて、コンビニの店主も。こちらはすでに死亡していた。


どうやら、店主のウォルターズとジェフリーズは知り合いだったようだ。
最初、ニックが飲み干した牛乳を買いに寄っただけかと思っていたけど、ちょっと違うようだ。
これでニックもちょっとだけ気が楽になるかな?

そして、驚いたことに、ジェフリーズには内部調査が動いていたことも判明。
どうやら、スティルマンと対立するドハーティ署長の差し金のようだが、この対立は今後大きな火種になりそうだな。
それにしても”悪徳警官”。この言葉ほど彼に似合わないものはないのに。これは一体?

一丸となって捜査するフィラデルフィア警察。
例の検事補のベルからも意外なほど熱さが伝わってくる。

捜査の過程でウォルターズの人と成りが明らかになってくる。
彼は、正義感が強い、ともちょっと違うな。
子供たちが自ら不幸になっていくのを見過ごせない、偉大なるお節介野郎だ。
道を踏み外しそうな若者を人生の正しい方向に導く導師だ。

万引き常習犯の少年たちに熱く説教して、さらに箒を見せ、これを取って真面目に働くか、ボコボコにされるか選ばせる。
彼は、幾度となくこれを繰り返し、これに答えた多くの少年たちは人生を軌道修正して行った。
その1人がジェフリーズだったってわけだ。

しかし、全員が彼に答えられるわけじゃない。
その熱さと真っ直ぐさが仇となり、軌道修正の出来ない誰かに殺されてしまったのだ。

ジェフリーズと同じくウォルターズによって救われたヴァレンティン、彼はウォルターズの危険を察知して、彼を守るために不正に銃を手に入れる。しかし、ジェフリーズは銃を取り上げこの事件をもみ消す。
これが内部調査に感ずかれて、調査対象になったようだ。

ヴァレンティンの心配が現実となったあと、彼は復讐に走る。怒りのため、ウォルターズの教えはどこかに吹き飛んでしまったのだろうか。
しかも、無実の男を殺してしまうとは。
彼なりの正義を果たしたと思ったんだろうが・・・
しかも、殺してしまったのは、ウォルターズに心を開きかけていた若者のフランシス。
もしヴァレンティンが怒りに身を任せなかったなら、彼も、ヴァレンティンもジェフリーズのように立派になれたのかもしれないが、それはもう解らない。

そして真犯人は・・・
フランシスの弟ガブリエルだった・・・兄貴がウォルターズにバカにされたと思い込み、何もしない兄貴の代わりにやってしまったのだ。
彼には、握手する兄貴とウォルターズのビデオを見せたんだろうか? そうだとすると拷問だな・・・

まだ幼さの残る顔立ちだが、切れやすいやつだな、と思ってはいたが、まさか殺しまでやっているとは・・・逮捕のときも抵抗して、危うくリリィに射殺されるところだったし。
彼のような少年こそ、ウォルターズのような人物の導きが必要だろうに。そういうやつに限って、差し伸べられた手を払いのけるということか・・・

フランシスは弟を庇うために、ヴァレンティンに銃を向けられても本当のことが言えなかったんだな。さっきはジェフリーズのように成れたか解らないとかいたが、きっと成っていただろうな。訂正しよう。

残念なことに、ガブリエルの凶行により、ウォルターズだけじゃなく、兄のフランシス、ヴァレンティン、そして自分自身、3人の若者の未来をも、どこかに葬り去ってしまう結果になってしまった。
いったい何が悪かったのだろう?


リリィが父親から貰った聖ユダのお守り。ユダってイエスを裏切ったあの?
と不審に思って調べてみたが、イエスを裏切ったのは”イスカリオテのユダ”で、こっちは”タダイ”とも呼ばれるイエスの弟子の1人で、敗北者の守護聖人だとか。紛らわしいが全くの別人らしい。
・・・とウィキに書いてあった。
おっと、もう1つ。シカゴ警察の守護聖人だとも。

警察に守護聖人がいるとは驚きだな。フィラデルフィア警察にはいないのか? まあ、こっちはともかく、敗北者の守護聖人ってのは・・・


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