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2012年11月22日木曜日

ヒューマン・ターゲット 2 #13(完)

結局、チャンスとイルザの仲は進展せず、関係は微妙なままだった。

そしてイルザは傷心のままロンドンへと旅立つ決意をする。
一応、名目上は財団の仕事に専念するということだが・・・
引き止めてほしいイルザと引き止めたいチャンス。
しかし、結局2人とも何も言わず・・・というかチャンスは別れのシーンから逃亡してた。

しかし寸前になって、意外な依頼人登場。
それは、イルザの夫マーシャルと親しげに写真に写っていた女性、ジュリアだ。

ジュリアはマーシャルを殺した奴等に脅迫されているということだ。
彼女の話では、マーシャルは銃の密売ルートの証拠を掴んだために殺されたと。
さらに彼とは仕事上の付き合いのみだとも。
これでイルザのロンドン行きは延期だな。

そしてチャンスの反対を押し切ってイルザは彼らとの接触を試みる。

指定された場所で彼らを待つイルザとジュリア。そして付近でようすをうかがうチャンスたち。
何か様子がおかしい・・・
コードを2つしか知らないギタリストとか、ルールを知らないでチェスをする人とか、歯並びが良すぎるホームレスとか・・・ちょっと笑えるな。
しかし笑い事じゃない。彼らはかなり大掛かりな組織のようだ。
妨害電波でイルザとの通信を遮断されたあと、路線バス(これも敵がタイミングを合わせたもの)で視界を遮られている間に2人は消えた。
しかし、すぐ近くを歩いて移動する2人を発見したチャンスたちは追跡を開始。
あれ? でも、敵の指示では地下鉄に乗れだったはずだが・・・

チャンスは走って後を追う。ゲレロとエイムズはキャデラックだ。
しかし、ここで敵は信号を操作して、ゲレロの車に一般車を突っ込ませて足止め。
こんなことまで出来るとは、こいつら一体何者?

その正体は・・・CIA
これは意外な展開だ。マーシャルは一体何をやったんだ?
どうも、このCIAのナントカ(ミディアムのジョー・デュボア役のJake Weber)、こいつが個人的に武器密輸に関与していて、その口封じみたいだな。
部下たちもたぶん騙されて従ってるんじゃなかろうか。

一方のチャンスは邪魔されず2人に追いついた。しかし振り向きざま2人はチャンスに銃を向ける。
あれ?
何が起こったのか、最初わからなかったが、替え玉だったのだ。
バスで見えなくなった時に入れ替わったのだ。イルザたちは敵の指示通りに地下鉄だ。
これには騙された。驚いたね。
すぐ近くにある地下鉄の駅から目を逸らすための作戦だ。敵ながらやるな。

替え玉2人はさくっと無力化したチャンスだが、本物の行方はわからない。
どうするチャンス?

敵の指示通りに地下鉄に乗ったイルザとジュリアだったが、ここでジュリアが豹変。イルザに銃を突き付ける。
あちゃー、これも騙された。ジュリアもCIAだったか・・・
どうも、マーシャルが掴んだ証拠とやらを探しているみたいだな。
しかも、マーシャルを殺したのは自分だと告白。

しかし、イルザは咄嗟に非常用ブレーキレバーを引っ張って、地下鉄を急停車。
ジュリアが倒れている隙に外に脱出だ。
反対線路に出て逃げようとするイルザだったが、靴が引っかかり動けなくなる。そして迫る電車。
まさに万事休すだ。

そしてチャンス登場。
地下鉄の急ブレーキの音を聞きつけたのだ。
しかし、いくらチャンスでも、これをどう切り抜けるのかと思ったが、考えてる暇なんてない。
そのままイルザに飛びつき、轟音を上げて通りすぎる電車の下側へ。
ふー。間一髪だったな。
このシーン、中々の迫力の映像だった。CGとの合成だろうけど、すばらしい出来だ。

そしてさらに、事務所で対策を練るチャンスたちにCIAが急襲をかける。
これは、チャンスの鋭い勘により事前に脱出していて、なんとか全員無事だったが、今回の相手は手ごわすぎる。

それでチャンスの選択は・・・”逃げる”だ。

身を潜めようとするチャンスたち・・・
だが、子供の存在を知られてしまったゲレロは1人で攻撃に出る決意を固める。
そして、他の仲間も結局は逃げるのをやめて反撃に出る。

まずは、マーシャルが持っていた証拠だ。
そしてイルザとマーシャルの思い出のホテルへ証拠を探しに行くチャンスたち(ゲレロを除く)。
しかし、そこにはCIAの罠が・・・

それでも、イルザとエイムズが入れ替わるという替え玉作戦をやり返して、チャンスとエイムズが敵を引き付けているその間にイルザはなんとか証拠を手に入れた。
後は脱出するだけだ。
ところが、ジュリアの姿を見たイルザはマーシャルの復讐を思い立ってしまった。

イルザを連れに引き返すチャンス。
そのイルザは雪の舞うホテルの屋上でジュリアに銃を向ける。壁をよじ登って到着したチャンスがわざと煽るように言葉をかけるが、案の定、彼女は撃てない。
そしてぐずぐずしている間にCIAの援軍も到着してしまった。
これは多勢に無勢だ。どうするチャンス?

この絶体絶命の危機にチャンスが取った作戦は”ジュネーブ”・・・
ってなんだっけ?
エイムズの解説によると高いところから飛び降りる作戦(?)だとか。

そして、チャンスはイルザと共に屋上から飛び降りる・・・
”俺を信じろ”
CIAもこれには驚いたのか、一歩も動けずに、ただ呆気に取られて見守るだけ。

一方、ゲレロは、チャンスたちの事務所に陣取る黒幕のところへ急襲をかけていた。
メイン電源を落し、敵を一人、また一人と片付けていく。
そしてついに敵の黒幕を捕らえる。
意外と簡単に見えたけど、それはゲレロだからだな。
しかし子供を狙われたので、内心、怒りは頂点に達していたと思うが、あくまでも見た目は冷静なゲレロだった。

これでCIAは片付いた。ホテルの屋上にいた部隊も速攻武装解除だ。

そして肝心のチャンスとイルザは?
普通に飛び降りていたら命はないが、どうやったんだろう?

その答えは・・・
と勿体つけるほどじゃないな。

落ちる途中で、チャンスはビルの飾りに掴まっていたのだ・・・足で・・・
そしてイルザの手はそのチャンスの手でがっちりと掴まれていた。
これは信じられないような身体能力が必要だな。
”放さないで”、”もちろん”
ちょっと意味深な会話にも聞こえるな。

CIAの黒幕エージェントは結局ゲレロが始末して、子供の秘密は守られた。
爆発して吹っ飛ぶキャデラックと共に飛び立つカラスが印象的だったが、これは演出なんだろうか?それともたまたま?


そして、いよいよ本当の別れ。
だが、またチャンスは逃げた・・・
しかしウィンストンの説得でコルベットを空港まで飛ばすチャンス。
CIAの置き土産、信号操作装置を駆使して、雨のハイウェイをかっ飛ばすチャンスだが、果たして間に合うのか?

それにしても、なんか青春ドラマのクライマックスみたいな雰囲気になって来たな。

そして空港にたどり着いたチャンスだが、すでに離陸して飛び立つプライベイト・ジェットの姿・・・
呆然とするチャンス。
しかし、突然開いた駐機場のガレージのドアの向こうからイルザの姿が現れる。
うん。やっぱり青春ドラマだ。

この期に及んでも、まだ色々と、追ってきた言い訳をする、男らしくないチャンスだったが、今回は最後には決めてくれたよ。最終回だしね。
”行くな!”

これで優位に立ったイルザだったが、すでにロンドン行きをキャンセルしていたのがばれて、ちょっと気まずい感じに。
この最後のネタはいらない気がするけど、まあ、お話は終わるけど、2人の関係もチャンスの仕事もこれまで通り続くという意味なんだろうな。

かなり面白いドラマだったけど、全25話で終了というのは、ちょっと残念だな。
キャラもみんな立ってていい感じだったし、敵のバプテストもなかなかよかったのに。
人気なかったのかな?
ハリウッド基準はよくわからんな。

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