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2012年11月16日金曜日

ヤング・スーパーマン 9 #2

Metallo
謎の男コーベンの正体は普通の人間だった。今までは・・・
大事そうに持っている女性の写真が風にさらわれてしまい、つい無造作に追いかけてしまった。
それは一瞬の出来事。トラックにはねられ血まみれで息も絶え絶え、瀕死の状態だ。
ここできっと驚異的な治癒能力が・・・と思っていたら、そのまま気を失ったみたいだ。
気が付くと、自分の腕が機械になっている・・・
さらに胸の包帯を取ると、そこには緑に怪しく光る機械が埋め込まれていた。

気を失っている間に何者かに改造手術をされてしまったのだ。
しかも動力源は”隕石”クリプトナイトだ。

コーベンは”影”(英語ではBlur)に異様な執着心を見せていたが、そのわけは、以前、クラークが囚人護送車が爆発したときに助けた囚人の1人が脱走して、コーベンの妹(写真の女性)を殺してしまったためだった。たぶん、デイリー・プラネット初日にテスを助けたときの爆発じゃないかな。

そしてサイボーグとなり、力を得たコーベンは自分が本当は何を求めているのかを悟る。
”影”の正体を知りたい訳じゃなくて、やつを殺したいんだと・・・

それにしてもコーベンをこんな体にしたのは一体何者? そしてその目的は?

その答えは、消えたゾッドの軍隊を追うテスの調査で明らかになる。ただしテスはコーベンを、そして彼が改造されたことを直接知っているわけじゃない。

ゾッドが潜んでいたと思われる場所から、ルーサー・コープが開発した数多くのハイテク機材が見つかり、そこに、コーベンの胸に埋め込まれていた機械の図面とおぼしきものがあったのだ。
どうやら、何故か消えてしまった力を取り戻すための実験として、コーベンの改造が行なわれたみたいだな。と言うことは、コーベンが”影”に恨みを抱いていたのは偶然なのか。

そしてコーベンは半ば狂ったのか、”影”と親しいロイスからやつの居場所を聞き出そうとする。もう”影”に復讐することしか考えられないようだ。
そして都合よくロイスが気を失った直後、クラーク登場。

しかし、相手はクリプトナイトの心臓を持つ男だ。どうするクラーク?
こちらの武器はハミルトン博士から渡された電磁パルス爆弾。しかしクリプトナイトに利くのか?
・・・やっぱり利かなかったな。
一時的に機能停止したようだが、すぐに復活。

これはやばい。
と、そのときクラークは鉛製のプレートを発見。ただ単に閃いたのか、こっそりとジョー・エルの干渉があったのかは解らないが、これを拾うと、目から熱線を照射。おっとこれは新発見。これをクリプトナイトとの間に置くと能力は使えるみたいだ。鉛でシールド出きる。こんな大事なこと、今まで解らなかったとは・・・
ん? よく考えたら、ラナのクリプトナイト付きのペンダントとか、鉛の箱に保管してあったな。
解っているなら、もうちょっと積極的に、戦いに利用しないと・・・

そしてクラークはこの鉛プレートをコーベンの胸に向かってスーパーパワーで投げつけると、それは見事にコーベンの胸にぴったりと張り付き、緑の光を遮った。
これで互角に戦える・・・
しかし、コーベンは張り付いたプレートを強引に引き剥がそうとする。これはまずい。
クラークは”よせ”と叫ぶが、構わずコーベンは鉛プレートを自分の胸から引き剥がす。張り付いたクリプトナイトごと・・・そして、動力源を失ったコーベンの体は、即座に機能停止。
こんな結末とは・・・
このままコーベンは死んでしまったのか?
どうやら、違うっぽいが、詳細はまだわからない。

そして目覚めたロイスは”影”の姿を見つけるが顔が逆光になっていて見えない。”顔を見せて”と懇願する彼女を置いて、クラークは後ろ髪引かれる思いで、そのまま消え去る。


今回の事件でロイスを危険に晒してしまったクラーク。
しかも正体がばれる危険性も高かった。
彼女に手伝わせる気はなかったが、クロエも言っていたように”影”の相棒気分だったのだろう。
ただでさえ、危険に真っ向から突っ込んでいくタイプのロイス。このままでは彼女の命に関わるかもしれない。
ロイスを危険に巻き込まないためにも、彼女とは距離を置かなくては・・・
しかしできるんだろうか?
もちろん無理だ。
ジョー・エルの命令と言えども、近しい人すべてを捨て去ることなどできない。

そしてクラーク・ケントはデイリー・プラネットに戻った。
”人間”クラーク・ケントの復活だ。

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