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2012年12月3日月曜日

クリミナルマインド 4 #22

The Big Wheel
闇夜に浮かぶ観覧車

几帳面そう(すぎる)男の朝の風景。
なにか病的なものを感じる、黒いビニールで覆われた洗面台の鏡とか、ドアを開けるときに、必ず2回かちゃかちゃとするとか・・・
潔癖症も入ってるな。
強迫性傷害というやつらしい。

そして・・・やっぱりやってしまった。
オープンハウスで不動産業者の女性ミシェルを突然ナイフで刺した・・・

そしてさっき見ていた異様な映像がそのまま警察に送られてきたのだ。彼女を殺して死んでいくところまでの・・・
鏡を覆っていたのは、このためか。
カメラっぽいのは写っていなかったように思っていたが、どうやら眼鏡に仕込んだ隠しカメラみたいだ。しかし、こんな物が一般に手に入ったら隠し撮りし放題だな。こいつが改造したのか?

そして、この映像には”HELP ME”という文字も。
助けを求める殺人鬼か・・・
漫画のモンスターにもあったような。
光が明るく輝くためには、闇の存在が不可欠である。
フランシス・ベーコン(イギリスの哲学者)
今回は捜査側だけじゃなくて、犯人側からの目線でも話しが進んでいくというパターンだ。

それと、今回はガルシアもみんなに同行するという、初めての展開。
まさか、彼女が事件に巻き込まれる伏線?・・・(全くそんなことは無かった)

犯行現場にあった被害者ミシェルのメモに犯人が書いたと見られる、”29”とい数字を赤で二重丸した落書きを発見したBAUは、犯人にはなにか計画があるとみるが、それが果たして何なのかは、まだわからない。

しかし、その前に、奴は正体がばれそうになったため、訪ねてきた知り合いの女性も殺害。
これは、計画にはなかったことだ。果たしてこれが突破口になるのだろうか?

そしてプロファイルの発表。
犯人の名前もカメラ店からの情報で、ヴィンセントと判明。

しかし、このとき、被害者像にぴったりの女性に近づく、ヴィンセントの姿が・・・

BAUの調査でさらに謎が深まる。
この犯人は、10年以上の長きに渡り、1年に1人づつ殺人を繰り返してきたらしい。
BAUが把握しただけでも11人の被害者がいるみたいだが、今回の11人目の被害者ミシェル以前の犯行はメッタ刺し。しかし彼女は一刺し。
そしてビデオを送ってきたのも初めてだ。確かに何かが変化している。
そして、10人目の被害者には息子がいたことがわかる。
しかも、その子は現場に居合わせて、犯人に顔を見られているらしい。

この子の存在が、ヴィンセントを変化させたに違いない。
しかし、その理由は?


一方、次のターゲットに接近中のヴィンセントは・・・


と思ったが、様子が違うな。この女性の盲目の息子スタンの知り合いみたいだ。
この子の母親がターゲットというわけでもなさそうだし、この子に危害を加える気もないみたいだ・・・
まるで友達みたいな接し方だ・・・
そして、キャップを付けたままの赤ペンで、スタンの手のひらに二重丸を描くヴィンセント。
今日29日はこの子の誕生日。そして今夜、何かを約束しているらしいが、この二重丸で、2人にはわかるらしいな。


もうこの時点では、スタンが10人目の被害者の息子なのはわかっているが、ヴィンセントの目的はなんだろう?
例の計画に関係あるのか?


そしてヴィンセントはまたもや、計画にない殺しをやってしまう。
絡んできたチンピラを刺したのだ。
しかし、ヴィンセントもチンピラが撃った弾丸により負傷。かなり重傷っぽいぞ。
しかし、平然と帰宅して、パンくずとラップというワイルドな応急処置。

そしてやっと、ヴィンセントが繰り返し見ていた謎のドラマ見たいなビデオ映像の正体がわかる。
それは、ヴィンセント自身が撮影した自分の母親が殺されたときの映像だった。ちょうど今のスタンくらいのヴィンセントも写っている。

そしてヴィンセントは最後の計画を実行に移す。



その計画とは、スタンを本物の観覧車に乗せてやること。
傷ついた体を悟られないように、必死で痛みに耐えながら、ヴィンセントはスタンを遊園地に連れて行く。そして観覧車へ。
警察やBAUが包囲する中、観覧車の天辺まで来た2人のゴンドラ。
母親と一緒に殺されればよかったと言うスタンに、ヴィンセントは、
”絶対に死にたいなんて言っちゃだめだ。君は特別なんだ”
”ヴィンセントがパパならよかったのに。”とスタン。
そして、事切れたヴィンセントの手を握り締めたまま、スタンの乗ったゴンドラはゆっくりと地上へと降りてきた。

ヴィンセントは、スタンの目が見えなかったために、彼までは殺さなかったと思われたが、それはちょっと違うようだ。
本当は、スタンの中に自分自身を見たのだろう。
母親が殺される現場に居合わせたという、共通項を持つ2人。
しかし、スタンは目が見えなかったおかげで、それを見なくてもすんだが、自分は違った。
そして自分は病気のせいもあり、耐え切れずにシリアルキラーになってしまった。
ヴィンセントは闇である自分にとっての光をスタンに見ていたのかもしれない・・・


そして、ラストシーン。
”ママを殺したのはヴィンセントなの?”
と聞くスタンに、デレクは何も答えられなかった。


どんな闇の中にも愛と希望は生まれうる。
ジョージ・チャキリス(ウェストサイド物語に出てたダンサー兼俳優のことだろうか?)

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