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2012年12月31日月曜日

CSI ベガス 10 #11

Sin City Blue

砂漠で何かを不法投棄しようとしていた男が拘束された。
そして、こいつのトラックの荷台から出てきたものは、人体の一部、そして少年の遺体だった。
またジキル博士の仕業?
そんな臭いがプンプンだが、そのトラックの男は違うだろう、教授。


被害者少年の名前はエドワルド。
ラングストンとロビンスの検死によると、彼はのう胞の手術の最中に血が止まらなくなり出血死したようだ。
少年は最初から血が止まらなくなる病気(血小板がない)だったようで、手術した人間はそれを知らなかったらしく、血小板を壊す働きがある脾臓を摘出したが、そのまま少年は死亡。
ということらしい。
ちょっとジキルっぽく無いような感じだが、どうだろうか。


遺体と一緒にあった伝票から辿っていった、ヒスパニック系の貧しい人が集まっている地域にあるハーブ店。ここの店主ヒューズ、ちょっと怪しい感じだ。この男がジキルなんだろうか?

”人間は到底、神には及ばないんだ。努力はする”
そう言うヒューズは、まるでラングストンを挑発するかのようだ。

そしてヒューズは現場の指紋と一致して逮捕。
確かに奥の部屋で何かが行われていたようで、教授は血痕の混じった目地を採取する。
そして、その血のDNAはエドワルドのものと一致した。
しかし、このとき教授は奇妙な行動にでる。
採取した血に触ってしまったラングストンのDNAを区別するために、自分のDNAの提出を求められたとき、教授は何故かこれを拒否。
これはよくわからないが、暴力的な人間だった父親の性格が自分にも遺伝しているのではと心配していることと関係するんだろうか。

ヒューズをジキルと思って尋問するラングストンだったが、結局、彼はジキルじゃなかった。
彼は、貧しい不法移民の患者を助けるために、薬を密輸したり、違法手術を行っていたのだった。
”保険制度が改革されても、私の患者が、それの対象になることはない”
ラングストン教授には返す言葉が見つからなかった。

ヒューズは行政に見捨てられた人々の希望だったのだ。
ジキルとは真逆の善なる者ということだ。それをジキルと間違えるとは、教授もあせっているのか。

一方、今回は別の事件も並行して捜査。
殺されたのは娼婦と見られる女。
最初は、料金でもめたか何かの単純な殺人かと思われたが、もう1人娼婦の遺体が発見されて、ちょっと複雑になっていった。
結局、この2人は娼婦の振りをした窃盗詐欺コンビで、カモに反撃を食らった形で殺されてしまったのだった。
そうと分かってすぐに逮捕された犯人の男が、やたらと数字を並べ立てる変な男だった。
数学が得意なんだろうけど、その割には被害者のスパンコールのドレスをトイレに流したり(詰まるだろ)、ハイヒールを流そうとしたり(無理だろ)。
”殺人容疑者が逮捕される確率は62パーセント、妻に浮気がばれて離婚される確率は100パーセントだ。”
とか、”娼婦の被害者なら、警察も本気で捜査しないだろうと思ってた”
とか、面白いことも言っていたな。

結局、5万ドルの現金を被害者から要求され、それを拒否して終身刑。
計算が得意なのか、何なのか良くわからない男だったな。


最後に教授は無料クリニックのチラシのスペイン語訳を作る。
”ヒューズは愚かだが、その思想は正しい”
違法だが、住民のためになっていたヒューズを逮捕してしまったことへの、教授なりの回答といったところか。

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