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2013年1月3日木曜日

コールドケース 6 #23

Into The Blue

なんとか銃でガラスを撃ち破って脱出したリリィ。しかしバッジは川の底に沈んでいってしまった。
ちょっとあっさりしすぎかなとも思ったが、このときは特に疑問にも思わなかったが・・

医師の制止を振り切って、即座に捜査復帰するリリィだが、なんか調子はいまいちみたいだ。
過去の幻覚とか見始めたぞ。
父親が出て行ったときとか。
これは無理しない方が良くないか?

リリィが事故直前に解いたのは、ケイトは殺された夜、外出していなかったということ。
すなわちPMI内で殺されたということだ。
今までは彼女は外出して外で殺されたものとして捜査していたので、これは大きな方向転回だ。

そして、リリィに追突した車は、やはりPMIのものだった。
さらに、ケイトはシャワー室で襲われたあと、ガードナーと銃剣術で真っ向勝負して勝利して復讐を果たしていたこともあり、やっぱりガードナーが第一容疑者だな。
しかし、そのガードナーがPMI内で自殺に見せかけて殺されてしまった。
これで真相は闇の中・・・
とはならずに捜査は続く。

さらにリリィの幻覚も続く。
今度は若き日のスティルマンとの出会いだ。
”正しい質問さえすれば、遅くは無い”
中々良い言葉だな。
しかし、2人が、こんな昔からの知り合いだったとは・・・

そして、ガードナー殺人容疑にはケイトの父親ハンクが浮上。
シャワー室での出来事をムリロ校長から聞かされた直後に事件が起こっていたので、娘の復讐を果たしてしまったのかと思ったが、どうやら違うようだ。

そして、ガードナーのケイト殺害容疑も晴れた。
その夜、ガードナーがPMIにいなかったことが証明されたのだ。
これでケイト殺害の容疑者も消えて、振り出しだ。

しかし、実はケイトに惚れていたアディソン中尉が、次の容疑者に浮上。
そう言われてみればガードナーに繋がる手がかりは、アディソンの証言から得られたんだったか。そしてガードナーは死んだ・・・


リリィの幻覚はまだ続いていた。
今度は、警察アカデミー卒業時だろうか。
ひょっとしたら・・・と期待していたのだろうか、来るはずのない父親の姿を捜し求めるリリィ。


容疑者に浮上したアディソンだったが、彼の片思いじゃなかったようで、殺す理由はない。
”張り合おうとするな、溶け込め”
孤立しているケイトに、こうアドバイスするアディソン。
そして、ケイトはそのアドバイスに従って、その夜、アディソンの誘いでみんなと出掛けるはずだったが・・・

リリィの調子は、一向に良くならない。
さらにこの頃から、何故か水が異様に気になるようすが・・・
そしてまた幻覚。
今度はスティルマンから殺人課へスカウトされるところだ。
ある意味スティルマンがリリィの父親代わりだったのかも。

そして、ケイトが、ようやく仲間に溶け込もうと努力をしようとした時、それを阻んだのは、同じく孤立していた”リアナ”ことライアンだった。

自殺しようとしたライアンを拘束するとき、リリィの頭の中に、一瞬事故のときのフラッシュバックが現れる。
・・・なにかがおかしい。

ライアンを取り調べるリリィとニック。
ぺらぺらとケイトになにをしたかしゃべるライアンだった。
はみ出し者仲間のはずのケイトがみんなと遊びに行くと聞いて、心が切れたのだ。
まるで体が勝手に動いたように、手近にあった置物をケイトの後頭部に振り下ろすライアンだった。
しかし、遺体をどうやって運んだかと聞かれると、”え”という感じで言葉に詰まる。
まるで、そんなこと考えたこともなかったというようだ。

それもそのはず、ライアンがやったのは、ケイトを殴り殺してしまったところまで。
後始末は、全て別の人間がやったのだった。
その人物は、PMIの名誉を何をしてでも守るという強い意志の持ち主。
ムリロ校長か?
いや、違った。それは、教官のモー・キッチナーだった。

そしてキッチナーの尋問中、また事故のフラッシュバックに見舞われるリリイ。
事故の衝撃で銃がどこかへ飛んでいくシーンだ。
おかしい。銃でガラスを撃って脱出したはずだが・・・

そしてキッチナーの言葉にも”洪水”だとか、”君を飲み込むだろう永遠に”とか、妙な単語が出始めた。
そして突然テーブルの上に現れる、読む勇気がなく、まだ読んでいない、父親からの手紙。
そして取調室のドアの隙間から溢れてくる水。

これは・・・まさか・・・
取調室全体がひび割れてきしみ始める。キッチナーはいつのまにか消えている。
そして崩壊する取調室・・・

割れるガラスと共に車内に浸入してくる大量の水。
そして救助のダイバーがリリィを両側から抱えて水面へと浮上していく。
そのリリィの手には父親からの手紙がしっかりと握られていた。

担架で運ばれている最中、まだ意識が朦朧としているのか、一瞬元気なケイトの姿を見るリリィ。そばに付き添うスティルマンも若々しい。

それにしても、まさか、こういうことだったとは・・・
ということは、今回の捜査は全てリリィの想像ってことか・・・
しかし、リリィの漏らしたわずかな言葉をヒントにみんなが捜査した結果、リリィの想像通りの結論だったのは、驚きだ。

救急車で搬送されるリリィの映像のバックに流れる、ポール・クーパー自身の声で読み上げられる手紙。
リリィの下を去ったことへの彼なりの謝罪だ。
”お前が父親を必要としたときに守ってやれなかった”
”父親というものは、否が応にもこの世でただ1人だからな”
”今度また、お前が私を必要とすることがあったら、その時は必ず駆けつける”
そして、リリィが目覚めたとき、彼は傍にいて彼女の手をしっかりと握っていた。


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